３．秘雌初め（２）
　
「喉が渇いたな」
　ベッドから離れる達夫。
（こんなところで？）
　不信顔で静止した美加。
　冷蔵庫から缶ビール２本にドリンク剤を手にする達夫。
「飲むだろ」
　口を開けた缶ビールを渡し、ドリンク剤を飲みほす。
　遠慮がちに一口つける美加。
「あらっ、飲まないの」
　ビールのすすまない達夫に問う。
「ちょっと、遊ぼうとおもってね」
　愉快そうに、言う達夫。
「えっ、何するの」
「若布酒、じゃなくて、若布ビールだ。さあ、足閉じて」
　指示する達夫。
「よして、汚いわ」
　嫌がる美加。
「汚いって？、さっきベロベロなめてやったじゃないか」
「だって、それと、これとは・・・」
「違わない」
「あぁん」
　美加の足を揃えて、注ぎ始める達夫。
「漏れちゃうわ」
「しっかり、閉じてりゃ大丈夫」
　ズルズルズル
「ま・あっ、いゃ〜ん」
「じっとして、こぼれるじゃないか」
　ペチャ、ペチャ
（若芽には、届くか？）
　舌を目一杯伸ばす達夫。
　ムニュ、ムニュ
　ペロペロペロペロ
「あっ、も、もうやめてぇ」
　身悶える美加。
「動けないのも、いいだろ」
　奇妙なお遊びで、和んできた二人。
「遊びは、これぐらいにして、こんどはこっちが、気持ち良くしてもらおうか」
　美加の顔に、股間を近づける達夫。
　素直に手をだす美加。半立ちの肉棒を持ち上げる右手。
　ズルズルと仰向けに横になる達夫。
　身体を起こして、咥える美加。頬をすぼめて、ゆっくり上下する。
　序々に大きさを増す肉棒。
「まぁ、大きいわ」
　思わず洩らす美加、自分の言葉に顔を赤らめる。
　咥え直す美加。
「誰と比べてるんだ、旦那か」
　嬉しそうで、自慢げな達夫。
「いやっ、言わないで」
「ハハハ、何処が感じるか知ってるか」
「ここでしょっ」
　と大きな段差のあるカリを、舌でクルクルと回す美加。
「いい線だが、そこはＮＯ.２だな。一番は、結び目だろう」
　しっかり硬くなって、舌の感触が気持ちのいい達夫。
「ここ？」
　結び目を、舌先でチロチロする美加。
　ピクンと反応する肉棒。
「結び目、カリ、裏すじ、胴の順だな」
　じわじわ生まれてきた放出感に、満足しながらいう達夫。
「男の人は、皆同じかしら」
「さあ、他の男のことは知らないなぁ。いいから、続けろよ」
　カリ首を、カバッと咥え吸引と上下運動を始める美加。
「う、うぅ」
　放出感を耐える達夫。
　尿道の根元が吸いあげらるほど強烈だな吸引。
「よせよ、終わらせたいのか。バキュウームがキツ過ぎる」
「気持ちいいの？」
　吸引を抑え、咥えたまま舌をからめる美加。
「悪かないが、面白くない」
「面白くないって？」
「発射も気持ちいいが、後がつまらなくなる。でそうっていう放出感がいいんだ。お尻もってこいよ」
　手招きする達夫。
「いやっ、集中できなくなるわ」
「それじゃ、横になれよ」
　大きくなった、むすこを確認し安心した達夫。
（体調は万全だ）
　仰向けに寝る美加。
「背中から始めよう、うつ伏せになれよ」
「何するの、（フェラは）もういいの？」
「ああ、マッサージしてやるよ」
「入れないの」
（夫の耕二なら、とっくに挿入してるのに）
　美加にとって、フェラチオの次は挿入。
　耕二とＳＥＸでは、お決まりのコース。
「なんだ、入れて欲しいのか」
　にやついた顔の達夫。
「そうじゃないわ・・・・」
　恥らう乙女のような、美加。
　顔を横に、うつ伏せ寝する。
　少し身体を硬くして、待ち構えている。
　達夫の手。
　首筋〜かかと　指で、スゥ〜〜〜と撫で上げる。
「あぁぁ〜」
　息を吐くような、喘ぎ。
　背中〜お尻のくぼみ　スゥ〜〜スゥ〜〜と往復する。
「あっ、あぁぁ〜」
　身体をくねらせ、悶える美加。
　脇の下〜腰　往復する手。
「ああっ、はぁぁ〜」
　ヒクッと痙攣させる美加。
　お尻ふくらみ〜膝の裏。
　太腿の内側。
「はぁっ」
　太腿の外側〜お尻。
「はぁぁ〜〜〜」
　足の指の付根。
「うふぅ〜ん」
　喘ぎと、痙攣のような悶えを、絶え間なく送り出す美加。
　お尻を、グルグルめがねを書くように。
「あっ、あっ、・・・・・」
　腰を上下に振ってしまう美加。
「全身、どこでも感じてるじゃないか」
　美加の亀裂から、滴り落ちる雫を見ていう達夫。
「上手だからっ」
「嬉しいこというな。・・・それじゃ、仰向けに・・」
　動きつらそうに、悩ましく寝返る美加。
　腰の動きに、欲情をそそられる達夫。
　両胸を揉み、柔らかさを楽しむ。
　しぼんだ乳首を咥え、膨らみを増す過程が楽しい。
「あぁっ」
　せつない喘ぎを聞きながら、股間へ手を滑らせる。
　粘っこい粘液の染み出しを確認し、ドリンク剤の小ビンを手にする。
　口を開けた花園の入口へ、さがすことなく宛がわれる小ビン。
　ネジ部が、抵抗なく吸い込まれる。
「ううぅっ」
　冷たさに、腰を引く美加。
　身体を起こして、小刻みな出し入れを開始する。
　小ビンの膨らみで抵抗を感じる達夫。
　溢れ出る滴りを、塗りつけるように小ビンを大きく回す。
「あっ」
　小ビンの口が締め付けられ、動きがグッと重くなる。
　小ビンのけつに、親指を当て強めに押し付ける。待っていたかのように、腰を浮かせ向かえる美加。
　小ビンの膨らみが、卑猥な淫列に呑み込まれて行く。淫列が小ビンを呑み込みながら、口を開ける様子に股間を疼かせる達夫。
（イヤラシさの極致だ）
　小ビンに潤いを与えながら、呑み込み続ける淫列。小刻みな出し入れと共に吸い込まれ、持ち手を失う寸前。
「あぁぁ〜〜っ」
　喘ぎと共に、きつい締め付けで小ビンがほんの少し押し出されてくる。乳首への熱烈な愛撫を開始する達夫。小ビンの飛び出しに逆らうように、押し突けを続ける。
「あっ、あぁ〜」
　締め付ける周期が短くなり、頻繁に動きが止まる小ビン。濡れきった小ビンは、掴むことができず押し突けを続ける達夫。茶色い小ビンに、白く濁った本気の蜜液が絡まってくる。
「あぁっ、いぃっ・・」
　天国への入口が開き始めた美加。達夫の押し突けを、無視した周期で腰を振る。
「あぁ〜〜ん、あっ、あっ、あっ・・・・」
　より一層、激しく動く腰。
　クチュ、クチュ、クチュ、クチュ・・・・・・・・
　粘度の薄い蜜液が追加され、卑猥な音を醸しだす淫列。
　クチュ、クチュ、クチュ、クチュ・・・・・・・・
「あぁ〜ん、だめぇっ、・・・・いっ、いくぅぅぅ・・・・」
　腰を一層高くせり上げ、太腿をピクピクさせて絶息する。
「ぅ　　　　　」
「　　　　　　」
　やっと呼吸が開始され、はぁはぁと荒い吐息の美加。潤んだ瞳を、恥ずかしそうに開ける美加。
「いい、イきっぷりだな、いつもこうなるのか？」
　驚きをもって問う達夫。
「・・・・・」
　目線を宙にうかせ、顔を左右に振る美加。
　ヌルヌルした小ビンを必死に掴んで抜き取る達夫。
(とびっきりの、掘り出し物だ)