お静の夫、武蔵は農閑期の冬になると酒蔵に杜氏として４ヶ月の間、毎年家を開けている。
　月に一度、３日ほど暇をもらって帰ってくるが、お静は毎年、冬の相手を物色していた。
　今年の男は、顔は悪いが、体が屈強でいかにも強そうな男である。
　八十平は、２３才そろそろ嫁を娶ろうと一人の娘と付き合っていたが、先月のこと、その娘が青白い優男と一緒になってしまった。
　先日、親の伝で、武蔵とお静が八十平の家に、うちの次女のお照はどうかと内々の話を持って来た。
　八十平は、顔見知りのお照ならと、内心納得しいた。
「八十平さん、ちょっと話があるの」
　その帰り際にお静に呼ばれる八十平。
　因果を含まされるのかと、不信顔で着いていく。
　話しておきたい事があるからと武蔵とも距離を置き、八十平と二人きりの空間を確保したお静が、日付と時間、空いた雨戸の位置、寝間までの道順を口早に伝えてきた。。
　八十平は、納得顔で軽い笑顔を返すと、お静は足早に武蔵の元へ駆けていった。
・
　約束の日、八十平は出掛けて行く。
　お静が、お照に話を含めてお膳立てしてくれているものと思いこんでいる八十平。
　そこには、武蔵の留守をいいことに間男するお静が、一布まとわぬ姿で立っていた。
「よう、おいで」
　と股ぐらに手をやり、艶めかしく腰を振るお静。
「お、お照さんでは？」
　目をパチクリさせた八十平。
「さあ、さあ、お照とはいつでもできるじゃないの」
　胸の大きな膨らみを揺らせ、くなくなと腰を振りながら近づいて来るお静。
　半信半疑の八十平の着物をはだけ、股間に顔を近づけてくる。
「あっ」
　叫びながらも、股間の一物を昂ぶらせ、お静の成すがままに身を任せる八十平。
　チュパ、チュパと卑猥な音が響き渡っている。
「おぉっ、・・うぅっ、・・上手いなぁ」
　お静の技巧を褒める。
「さあ、やっとおくれ」
　布団の上に仰向けに寝転ぶお静、股間に手をやり大事な所を隠して足を開ききる。
　八十平は吸い込まれるように近づいていく。
　お静のそこは、しっかり濡れそぼり赤く充血させた陰唇が口を開き、頂点の大きな木の芽を起立させ、蠢く秘肉のヒクつくたびに樹液を滴らせ、下の蕾をもテラつかせ雫ができている。
　昂ぶった八十平は、強張りの根元を右手で握り締め口を開けた淫列をなぞりだす。
「あぁ〜、それ、・・それいい〜〜」
　いきなり派手に喘ぎだす。
　これだけで八十平は、お照の話は養子なら良かったのに妙な考えが頭をよぎる。
　強張りを淫列にそって宛がったまま、お静の身体に覆い被さり、大きな乳房の先の固くしこった干しぶどうにしゃぶりつく。
「あっ、もっと・・もっと強く」
　あま噛みした干ぶどうをさらに強く噛み、空いた一方の干ぶどうを摘み捻り上げる。
「うぅっ、・・あぁ〜〜」
　八十平の強張りに淫列を押し付け、上下に腰ふるお静。
　卑猥な女の動きに、先走り汁を滲ませる八十平。
　一しきり腰を降らせ、動きが治まると八十平は体を起こし、肉壺の入口に合わせて強張りを押し下げる、樹液で濡れそぼった肉壺は何の引っ掛かりもなくすんなり強張りを飲み込み、大きな花びらを絡み付けていく。
「・・・あっ・・ああぁ〜〜」
　大きく顎をのけ反らせ、歓喜の声を上げるお静。
「うっ・・・お、大きい〜〜・・あぁ〜〜」
　動かぬ強張りにも、八十平を喜ばせる呻き声を上げ、悶えるお静。
　八十平は、単調なゆっくりした送輸を送り出す。
「凄い・・・お・お・き・い〜・あっ・すごっ」
　腰を突き上げ、八十平の強張りを迎えるお静。
　八十平は、ひたすら単調な送輸を続ける。
「あっ・・あっ・・いぃ・・かたい・あっ、いい」
　八十平の背中に手を回し、しがみ付くように腰を振る。
　子宮の強張りが、カリに擦れる感覚を察知した八十平は、小さな振幅に替え刺激を楽しむ。
「あぁっ・・そっ・そこ・・そこいい」
　腰の振りを止め、八十平の動きに身を任せるお静。
「もっ・・もっと、もっとして」
　頂上の見え始めた昂ぶりに恥ずかしいのか、小声のお静。
　八十平は、ほんの少し速度を上げる。
「そっ、そっ、そぉっ・・かっ・かんじる、あっ、あっ」
　エビのようにお腹を丸めるお静、八十平の一突き、一突きに身体を反応させる。
「あっ、あっ、もぅだめ〜〜」
　お静の喘ぎに動きを緩める八十平。
「あぁ〜ん、だめぇ〜、してぇ、もっと・してぇ〜〜」
　腰を高い位置で固定した八十平に、自らの腰振りを始めるお静。
「いゃぁ〜ん、おねがい、してぇ〜〜」
　自らの腰振りでは、足りないのか卑猥なおねだりを続けるお静。
　八十平は、細かく激しい動きをサービスしてやる。
「そぉ、あっ、だめぇ〜〜、イくぅぅぅ〜〜〜〜〜」
　エビ反りにした身体を固くし痙攣するお静。
　股間のぬめりが増したのを察知して、大きな送輸を開始する八十平。
　お静の反応の悪さに、八十平は動きを沈め胸を愛撫する。
　乳房を潰すように手の平を押し付け、前後左右に大きく揺する。
　お静の喘ぎが戻ってくると、再び大きな送輸を開始する。
「あっ、だめっ、・・あっ、また、イきそう」
　連続した蜜壷の締め付けを押さえられないお静。
「イくぞぉ」
　激しい送輸を開始して、放出を宣言する八十平。
「イって、イって・・・いっしょにぃぃ〜〜〜」
　昂ぶりに歓喜するお静。
　八十平は、いっそう大きくした強張りを脈打たせ、ドクドクと放出する。
「うぅっ、・・イくぅっ」
　追いかけるように、お静もはてる。
・
　八十平は、この冬、毎日のように通い続け、春には、お照を嫁にする。
　お静の血をひく、若いお照に期待を胸膨らませずにはいられない。

〜＊〜＊〜
　夜這いの制度は、昭和の頃までしっかりあったようです。
　工業が発達し、農業が軽るんじられるようになると、消えていったのか。
　それでも、農村では昭和の初期まで続いていた所もあったようです。
　昔の人が羨ましい。
　官庁などからのお偉い人が、宿泊されるとなると娘や妻を提供する、
　なんて事も普通だったようです、女性の操に対する感覚が違っていたのか。
　今も、堅いとは言えないが・・・・。
「おかまいもなく」なんていう別れのあいさつには、どんな意味が込められていたのか。
　離婚した女性が、数ヶ月の間、婚姻手続きに規制を受けているなんていう法律も、夜這いの事を意識して作られているのだろうか。
　何時の世も、男は女を欲しがり、女は男を欲しがる、愛があろうが無かろうが、籍が入っていようがいまいが、人間もやっぱり・・・・・・。

−完−