チアガールＪＫ、媚薬虫責め！　無残なる破瓜レイプ！
「佐伯ヤドロクの官能小説ブログ」佐伯ヤドロク 作


　ドンドンドーン、ドンドンドーン……。
　威勢のいい音が鳴り響き、それに合わせて歓声が上がる。
　ここは地方の野球場である。カンカン照りの太陽の下、グラウンドではいままさに、高校野球が行われていた。
　甲子園を賭けた戦い、まさに運命の大勝負。
　その勝負を、観客席から応援している集団がいる。
「○○高校！　○○高校……！」
　言うまでもなく、野球部の応援に駆けつけた高校の生徒たちであり、また音楽をかき鳴らしている吹奏楽部の部員たちであり、そして、
「○○高校！　○○高校！」
　少女たちが、手を挙げ足を挙げ、野球部にエールを送っていた。チアガールたちである。
　野球部を応援する少女たちは、ボンボンを振って声を上げ、青春の汗を流している。汗が黄色のポロシャツにかかって、その服は既にぐっしょりと濡れていた。無理もない。気温は三十度をゆうに超えているのだから……。
　カーン、と打者が打球を打ち上げる。ああ、と生徒たちの落胆したような声。彼らの○○高校は、三者凡退に終わってしまった。勝負は二点差で負けている……。
「まだまだ、これからこれからぁ！」
　チアガールの一人、大島悠香（おおしま　ゆうか）は声をあげた。
　小柄な身体に、ポニーテールの髪型をした女の子。十六歳の高校二年生である。快活そうな顔をした美少女の彼女は、満面の笑みでボンボンを掲げ、甲高い声音で周囲を鼓舞した。
「裏をピシャーッと抑えてね、次の攻撃で逆転するから！　山田くんが打って、鈴原くんが打って、そこへ四番の岡本くんがホームラン、はい一発逆転！　でしょ！」
「そんなにうまくいくかよ」
　近くの男子生徒が、苦笑しながらツッコミを入れる。
「あたしはねー、心意気を言ってるの！　だめだよ、そんな弱気じゃ。応援してるあたしたちが、逆転を信じないでどうすんのよ！」
「そりゃそうだけど」
「悠香、張り切ってるねー」
　チアガールの一人が笑って言った。すると別の女子生徒も、
「四番の岡本くんに、応援しているところを見てほしいんでしょ」
　そんなことを言ってからかった。
　悠香は、ちょっと顔を赤くして、
「……そ、そんなのじゃなくってさ。そりゃ岡本くんが活躍したら嬉しいけど、それは○○高校が勝つためであってさ……」
「はいはい、高校のため高校のため」
「あーあ、いいね。青春してる感じでさ」
　周囲の者たちがますますからかう。悠香はなにも言い返せず、ぷいっとそっぽを向いたものである。
　野球部の岡本とは、一年生のときからのクラスメイトだった。出会ったときから気になっていたが、ついに思いを告白できぬまま、二年の夏休みになってしまった。
　……もし彼が甲子園に行ったら、そのときは、ちゃんと思いを告白しよう。
　そんなことを、悠香はひっそりと考えていた。
　そのときだ。
「きゃっ！」
　悠香は通行人にぶつかって、思わず尻もちをついてしまった。むっちりとしたふとももが、付け根の部分まで露わになる。悠香は慌ててスカートをずり下げ、それから砂を払いながら立ち上がった。
　見ると、周囲の観客たちが移動をし始めている。岡本のことを考えていた悠香は、彼らの動きに気が付かなかったのだ。
（そっか。うちの高校の攻撃が終わったから、ちょうどいいタイミングってことで、トイレに行こうとお客さんが立ったんだ）
　考えてみればごく当然の話だった。
「悠香、大丈夫？　ちょっと疲れてるんじゃない？」
　チアガールが声をかけてきた。
「ううん、大丈夫だよ」
　岡本のことを考えていたから転びました、とは言えない。
　しかし周囲は心配そうだ。
「脱水症状とか熱中症とかあるんだ。気を付けたほうがいいぞ」
　と、さっきの男子生徒も言ってきた。
　脱水症状。熱中症。なるほど、それも一理ある。平気だとは思うけど、今日は暑いし、休めるなら休んだほうがいいのかもしれない。まだ試合の先は長いのだ。
「じゃ、裏の間だけ休むから。表になったらまた応援するから」
「岡本くんの出番だもんねー」
「だ、だから違うって、もう……」
　悠香は困り顔になりながら、観客席に腰かけて、席に置いていたペットボトルのお茶を飲みだす。温いお茶だが、それでも乾いた喉を潤してくれた。
　……それにしても暑い。悠香は手のひらでうちわを作って、パタパタとみずからの身体を仰いだ。
　じっとりとした汗を、全身にかいているのが分かった。――悠香は、身長こそ平均的だったが、身体の肉付きと発育はかなりのものだった。
　ポロシャツの上からでもくっきりと分かる豊満なバスト、そんな胸囲を支えるためにしっかりと成熟した腰回りとヒップライン。さらにはふっくらと肉のついたふとももとふくらはぎ。そんな彼女が、汗で全身を濡らしている姿は、極めてエロチックであった。ポロシャツの背中側には、くっきりとブラ線まで浮き出ているのだ。
　……悠香は知る由もなかったが、彼女のルックスと身体付きはネットですでに評判だった。
　この時期、見目麗しい女子高生やチアガールが、ネットでスッパ抜かれて話題にされるのは常のことだったが、悠香もそうで、
『美少女チアキタコレ！』
『おっぱいでかすぎだろｗｗｗ』
『むちむちたまらんハァハァ』
　……などと匿名掲示板で話題にされていたのである。
　要するに悠香は、それほど極上の身体をもった美少女だったのだ。
　もっとも前述の通り、彼女はそれを自覚することなく、張りのあるナマ脚をしきりに組み替えながら、暑さに耐え忍び、お茶を何度も飲んでいる。
（岡本くん、次の打席では打てるといいけど）
　なんてことを考えながら。

　――裏の攻撃は案外長かった。
　○○高校の投手がピシャッとせず、ボール先行で、フルカウントにしては結局フォアボール、という展開が続いたからなのだが。
　ピリッとしない味方の投球に、○○高校の応援もなんだか士気が落ちてきていたのだが。
　……しかし。
　悠香はいま、それどころではなかった。
（……なんだかおかしい……）
　先ほどから、全身の体調が変なのだ。
　具体的に言えば。――両方の乳首のあたりに、なにかがモゾモゾと這い回っている感触があるのだ。
　イモムシかなにかだろうか。数センチほどの『虫』が二匹、確かに服の下、いやブラジャーの下に確かに存在している。
　もちろん最初は、
（虫が服の中に入ったの？）
　そう思った。それで、周囲に気づかれないように、それとなくポロシャツの上から、胸をぽんぽんと叩いたり、それとなく払ってみたりしたものだ。
　しかし、虫は消えなかった。
　それどころか、いっそうしっかりとした動きで、悠香の乳房の上を這いまわっている。
（なんなの、これ、もうっ……！）
　なによりも、不気味さと気持ち悪さが先に立った。
（もしかして、これが脱水症状とか熱中症の症状？　確かにこれまで脱水症状になったことはなかったけれど……いや、でもこれは違うでしょ！）
　悠香はさらに、胸をさすってみた。かなり強めに、心臓をさするように。虫がいれば、必ずこれで潰れるはずだ。
　……それでも虫は消えない。
　そして虫は、あろうことか悠香の乳首にぴたりと止まり、かと思うと、
「えっ？」
　どろり。……明らかに、液体に似たなにかを分泌した。……そして、ちゅううううう、と、吸いつくような動きを見せ、
「ひ、あっ？」
「……悠香、どうしたの？」
　突如、様子の変わった友達の叫びに、チアガールの一人が心配そうな視線を向けてきた。
「あ、ううん！　な、なんでもないよ！」
　悠香はにこにこと、努めて明るい笑顔を作った。自分のことで、野球部の応援に影響が出てはいけない。
「ふーん。……あ、ようやくチェンジだ。うちの攻撃だよ、悠香」
「……そ、そうだね」
「……ねえ、本当に大丈夫？　……具合悪いんでしょ？」
「大丈夫だってば！」
　悠香は笑顔になると、席から立って、ボンボンを振り上げ、
「さ、攻撃攻撃！　○○高校、ファイト、ファイト！」
　いつもの彼女のように、爛漫な笑みを見せたのだ。
　……だが、当然身体はそれどころではなかった。
　虫は――二匹の虫は、乳首の近くで液体を分泌させながら、リズミカルに動き回っているのである。それは、乳首を舌で愛撫されているのと同じだった。
　悠香は戸惑い、そして快感を覚え始めていた。その快感の正体にも気づかないまま。……十六歳にして、まだセックスの経験をもたない少女は、当然だが乳房を愛撫された経験などなかったからだ。
（変な……変な気持ちになる……）
　……そして虫は、なんと二匹から四匹に分裂した。
（ちょっ……）
　二匹の虫は、変わらず乳首を責め続けてくる。
　そして残りの二匹のうち、一匹は上に這ってきて、悠香の白い首筋を。もう一匹は下へと這って、なんと彼女の陰部へと。……それぞれ移動して、また液体を分泌し、
（う、ああっ……？）
　そのとき、○○高校の二番打者、山田がショートゴロで凡退した。
　しかし悠香はそれどころではない。
　おかしい。絶対におかしい。首筋に虫がいれば、いくらなんでも分かるはず。目に見えるはず。手でも触れるはず。
　それなのに、いま自分の首には虫がいない！
（これ、やっぱり病気なんじゃ……あ、あ、で、でも、でも）
　……気持ちいいっ……！
　三番打者の鈴原も、レフトフライで凡退する中。
　悠香はトロトロの快感に浸り始めていた。……なんとかボンボンを振ってはいるが、すでに意識は現世にない。服の下にある乳首は勃起し、女陰は虫のものとは別に、確かに愛液を流し始めていたのである。
（……おかしくなる。このままじゃ）
「ね、悠香、ほら！　岡本くんだよ、岡本くん！」
　女友達が叫んでいる。確かに岡本だ。遠く、バッターボックスに岡本が立ってバットを構えているのが見えた。
　だが、悠香の脳は既に、快感で吹っ飛んでいたのである。
　ぺろぺろ、ぺろぺろ。
　くりくりっ、くりくりっ。
　ちゅうう、ちゅうう。
　――四匹の虫たちは、悠香の乳首と首筋と、さらには女陰の中に隠れた、小さく可愛いクリトリスまで責めたてるのだ。悠香の全身は、いっそう汗を噴き出していたが、それは暑さのせいだけではない。
（だめ、このままじゃあたし、みんなの前でイッちゃう……）
　それだけは避けたい。クラスメイトや友達の前で絶頂なんて。
　自分になにが起きているのかは分からないが、このままではあと一分ともたずに、自分はイッてしまうだろう。
「……ごめん、みんな。あたし、ちょっと……トイレに……」
「えっ？　悠香、いまから岡本くんの出番だよ？」
「分かってるけど……ほんと、ごめんっ……！」
　悠香はボンボンをその場に置くと、速足で観客席をあとにした。友人たちが、怪訝顔をしているのが分かったが、もはや気にしてはいられなかった。

　そうやって走り去った悠香のあとを、中年のはげあがった男が一人、やや駆け足で追っていった。

　トイレには幸い、人がいなかった。チェンジになったら人が入ってくるだろうが、どちらかの攻撃の真っ最中だからだろう。観客は試合に見入っているのだ。
　なんにせよ、悠香には幸運だった。彼女はトイレの個室に入るなり、一気にパンツをくるぶしの位置までずり下げて、それから女陰に指を這わせたのである。
「う、あああんんっ！」
　甲高い嬌声が、便所内に響いた。
　自慰行為である。
　性感が昂りに昂っていた悠香は、とにかく一度、絶頂を迎えたかった。そうしなければ、この性感は治まりそうもない。
（岡本くんが、野球に一生懸命なときに……あたし、もう、あたしってば、なにをやってるんだろう……！）
　泣きたくなるほど、自分のことが情けない。
　十六歳。処女ではあるがオナニーの経験はさすがにあった。右手の細い指先で、ひたすらに女陰を慰める。しかし自分は、ここまで性欲が強かっただろうか？
　……指はまったく止まらない。
　左手で乳首を、さらに右手で女性器を、ひたすら自分で慰め続ける。……もちろん虫たちも協力的で――
「ああっ……？」
　虫はいよいよ八匹に増えた。
　両方の乳首はもちろんのこと、首筋や唇、性器内にクリトリス、両耳のたぶまで、全身のありとあらゆるその場所を、徹底的に責め出したのだ。
「もう、もうっ、な、なんなのよ。なんで、こんな、ああ、ああ、ああん、ああああん……う、あ、あああ、あ――」
　そのとき、びくん。
「あ、ああああああああああああああああああああーっ！」
　……悠香の身体は大きく弾んだ。
　彼女は、イッてしまったのだ。

　――そんな悠香の嬌声を、トイレの外で、にんまりと笑って聴いている男がいたのであった。
　頭の禿げあがった中年男である。
　彼は、研究者だった。
　そしてそんな彼が開発したのが『媚薬虫』。女性を興奮させ、絶頂に導くことができる、小さな微生物なのである。
　ノミよりも小さなこの媚薬虫、一度取り付いたら、その女性が感じるほど数を増やしていく虫だった。その虫が女性を愛撫すると、女性は、まるでいもむしが自分を愛撫しているかのように感じるのだ。
（まったく、青春しやがっていた女の子が、ものの数分でこれだもんな。たまらないよ）
　彼はニタリと口角を上げた。
　もともとこの男、高校野球が好きで、今日は観戦に来ていたのだが、近くにいたチアガールの悠香が、四番打者に片思いをしていると聞いて、思わずカッとなったのである。
（こちとら四十まで独身だってのに、こいつら、青春しやがって。くそう……！）
　……要するにただの嫉妬なのだが、しかしその妬み心は、彼が行動に移す動機としては充分だった。
　研究者は、表の攻撃が終わった直度、トイレに赴くふりをして、悠香に身体をわざとぶつけた。そこで、媚薬虫を彼女にくっつけたのであった。
（恋する純情少女も、虫にかかればこのざまさ。でっかい声でイキやがって……）
　男はまた笑うと、トイレの中へと侵入し、そしてグイッとドアを開けた。
「ん、あっ……？」
　絶頂を迎えたばかりの悠香は、洋便器の上にまたがったまま、とろんとした目つきでこちらを見てくる。
「まったく、個室に鍵くらいかけたほうがいいねえ。おじさんみたいな悪いやつが入ってきちゃうよ」
「え、え、え」
「まあ、鍵がかかっていても壊したけどね。……さて」
　男は、悠香の陰部に手を伸ばすと、絶頂を迎えたばかりで敏感になっているその部分を、クチュクチュクチュと弄りだした。
「うン、ああっ……ああああ……」
　悠香の口から、甘い吐息がこぼれ出る。
「……オナニーだけで物足りるかい？　物足りないよな。まだしばらくは虫の効果が続くんだ。まだ身体が落ち着かないはずだ」
「な、なにを……なにを言って、う、ああああ……」
　クチュクチュと、また少女の性器を弄る。
「濡れきっている。でも、まだ窮屈だ。キュウキュウに指を締め付けてきて……君、まだ処女だね。おじさんにはわかるよ？」
「……は、はい……」
　悠香は、ほとんど朦朧とした意識の中で、こくりとうなずく。
　研究者はニタリと笑うと、悠香のポロシャツをぐいっと上に押し上げた。
　もわっ……
　シャツの中から、少女の汗と体臭と、イッたばかりの女性特有のフェロモンが発され、狭いトイレの個室の中は独特の香りで満たされる。
「ああっ……」
「ほう、かなりデカいおっぱいだ。……これを触るのも俺が初めてなんだな」
「だ、だめ。だぁめ……岡本、岡本くん、が……」
「残念。岡本じゃないよ、この僕だ。名前は……教えてあげないよ。ふふっ。君は名前も知らない男に犯されるんだ」
　そう言いながら男は、悠香のブラをさっと外す。
　素晴らしく充実した、美少女の膨らみがこぼれ出た。汗で濡れきった、女子高生の白い乳房だ。イッたばかりで、乳首もツンツンに勃っている。男は容赦なく、バストを揉んで乳首を舐めた。
「ああああ……ああああん……」
　さらに、再び指で濡れきった性器を責めたてる。悠香はさらに声をあげる。
　男はその間に、ズボンとブリーフをずり下げていた。
　男自身が、露わになる。研究者は、勃起したイチモツを、悠香の膣口にあてがった。
　悠香は便器の上に腰かけたままだ。ちょうど、正常位に似た形になった。
　チアガールの服を半端に脱がせた、巨乳で処女の女子高生。そんな彼女が半裸のままで、自分に性器をさらけ出しているそのポーズは、なんとも言えず壮観だった。
　しかし、そんな男の意図に気が付いたのか、
「あっ、や、やめてください。……本当にやめて……」
　切なそうに、悠香は大きく首を振る。
　しかし悲しいかな、彼女の性器はしっかりと、男の怒張の先端に、キュッキュッと吸いついてくるのである。
「やめてと言いながら、君のアソコは欲しがっているよ。バージンなのにエッチだなあ。愛液もこんなに垂れ流してさ」
「違うの。違うから……あたしは……本当に……岡本くん……」
「ふふっ。……その岡本くんじゃなくて、僕がね、最初の男になるんだよ。……そらああああああ！」
「い、やあああああああぁぁぁぁ！」
　ぬぷぅっ！
　悲鳴にも似た声が上がる。
　と同時に、悠香の処女は奪われた。膜は破られ、十六歳の蜜壺は、中年男の膨れたペニスを受け入れてしまったのだ。
　十六歳の女性器は、愛液でべちょべちょに満ち満ちていた。しかし、
　キュウキュウキュウ……。
　膣路は、恐ろしく狭かった。さすが処女の性器である。
「あーっ、すごい窮屈さだ。さすが処女だ。すごいきつい」
「あっ、あっ、あっ、ああああっ……」
「どうだい、君も気持ちいいだろ？　いいはずだ。虫の効果で、破瓜の痛みもないはずだよ。ほらほら」
「ああっ、う、動かさないで……ああ、ああん、あああん……」
「素直になりなよ。ほら、気持ちいいですって」
「き、きもち、気持ち……あああ……ああああ……」
「そらっ、そらっ、そらっ」
　研究者が、さらに腰を大きく振る。
　小刻みな動きではなく、大きく引いては打ち据える、ぐぐっと引いてはドンと打つ。そんなセックスのやり方だ。そのたびに、大きなおっぱいがバインバインと激しく揺れた。
　子宮の奥まで先端で突かれるセックスに、悠香の理性はもはや残ってはいなかった。
　ズンズンと、身体の奥深くから湧きあがるような衝動に、彼女はついに、
「き、気持ちいいいいい！　き、き、気持ちいいですうううぅ……！」
　――屈してしまった。
　つい先ほどまで、野球部の少年に片思いをしていたチアガールの少女は、男の欲情に負けたのだ。
「ようし、よく言った！　ご褒美だ。膣内に出してやるからなっ」
「あ、ああ、あああ、気持ち、気持ちいっ、すごい、気持ちいいいいいいい……！」
「ようし、イクぞ。ドロドロの精子を、君の子宮にぶっかけてやるぞ！　おう、おう、おううううううおおおおおお！」
「あ、ああああああああああああーっ！　い、イッくうううううう！」
　二人の男女が、ビクビクと身体を痙攣させたのは同時だった。
　研究者の竿から、勢いよくザーメンが発射され、十六歳の未踏の子宮が、情け容赦なく汚されていく。
　どくっ、どくっ、どくん……。
　男の射精は長かった。かなりの女日照りだったのである。溜まりに溜まった濃いザーメンが、彼女の性器に溢れていき、いよいよ外まで溢れ出た。
　ぽたり、ぽたりと、トイレの床に精液が落ちる。
「……ふうっ」
　研究者は満足し、大きく息を吐くと、ペニスをすっと引き抜いて、ブリーフとズボンを装着した。
「…………」
　悠香は声も出ないまま、その場に身体を横たえている。無残に弾けた処女肉からは、愛液と共に鮮血の色が垂れていた。破瓜のなによりの証である。
　研究者はニヤリと笑うと、そのままなにも言わないで、トイレの外にすっと出た。
　ちょうど、チェンジの頃合いだったらしい。○○高校の四番打者は、ずいぶんファールで粘ったようだが、結局は凡退したようだ。
　人があたりに溢れかえる。そこへ、○○高校の女子生徒たちがやってきた。どうやら、悠香を探しているようだった。
　研究者はニヤリと笑うと、女子生徒たちを呼び止めて、
「その子なら、さっきそこのトイレに入っていったよ。探してごらん」
　そう言った。生徒たちは礼を言って、トイレの中に入っていった。
　トイレの個室は、鍵をかけず、ドアも開け放したままである。そしてその中には、陰部からザーメンを垂れ流した悠香がいるはずだ。女子生徒たちは、そんな悠香を発見して――
「ひひっ」
　男は邪悪な笑みを浮かべると、長居は無用とばかりにその場所を、やや早足で立ち去った。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（了）
あなたのひと言が作者の励みとなり、新たな作品が生まれます。ご感想宜しくお願いします。
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佐伯ヤドロクの官能小説ブログ
2015年7月4日掲載
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