５、奈菜　その２

　夏の盛りが過ぎ、暑さの中に爽やかさが戻ってきた。新学期も始まり奈菜もメイも制服に戻って登校していく。暑さには決して強くない武士もようやく食が戻ってきた。
　暑さのせいで玲子ともひと月ほど交わっていない。
　が、今朝などは久しぶりに朝立ちを覚え、自分で感心したくらいだ。

　その日、平日の休暇で用足しに出かけ、昼過ぎに車を家に走らせていると午前中で授業が終わったらしい中学生の中に見覚えのある後姿を見つけ、車から声をかけた。
「奈菜ちゃん、もう終わりかい？」
「あっ、たけちゃん。ちょうどよかった、乗せてって」
　そういって乗り込んできた奈菜は少し汗ばんで、むっとした少女特有の甘さを含んだ体臭を一緒に乗せてきた。
「今日は午前中で終わりなの。たけちゃんは？」
「僕はお休みだよ」
「玲子さんは？」
「あいつは普通に仕事だよ、いつも通り七時ころじゃないかな・・」
奈菜は少し考えるようにして、何気なく言った。
「たけちゃんちに遊びに行ってもいい？」
「いいよ、俺も暇だしね」
　家に着くと奈菜は向かいの自分の家に駆け出しながら
「着替えてくるね・・」
　そういってドアに消えていった。
　むっとしている家の中の空気を入れ替えようと玄関を開けたまま、武士はリビングを片付けていた。
　向かいのドアがパタンと閉まる音がして奈菜の足音が近づいてくる。と、奈菜の携帯の着信音がして誰かと話す奈菜の声が聞こえてくる。
「・・・・ごめんね、用事が出来ちゃったから私行けなくなっちゃた。うん、また次の機会に・・・・」
　どうやらすでにあった友達と約束をキャンセルしてまで奈菜は武士に会いに来るのがわかった。
「お邪魔しマース。」
「ああ、上がって・・」
　玄関が閉まる音がして、武士が言い終わる前に奈菜は部屋に入ってきた。
　あの夜風呂上りに着ていた同じパイル地のノースリーブで下は白いデニムのミニスカートだ。
　フローリングの床にペタンと座った日に焼けていない太ももが眩しい。
「ジュース飲む？」
「うん、喉カラカラ」
「ねえ、CD見てもいい？」
「ああ、」
　ジュースを注いでリビングに行くと奈菜は四つんばいになってCDラックを見ている。
　少しずり上がったスカートのヒップから薄いピンクのパンティが少し見え、武士はドクンとひとつ脈打つのを感じた。奈菜は何かを心に秘めてきているのだ。
　チラチラ見える下着を楽しんでいると、奈菜はCDをセットしてからソファにもたれて床に座っている武士の隣に少し間を開け、ジュースを持って移動してきた。
　武士の趣味の８０年代のロックバンドが流れ始めた。
「適当にかけてみたけど、なかなかいい感じ」
　少し大人ぶった口調で奈菜が言った。
「奈菜ちゃんが生まれる前のロックバンドだよ」
「ふーん、道理で聞いたこともなかったバンド名だった」
「彼氏は出来たかい？」
「えー、いないよう。同級生は子供っぽいんだもの・・・」
「へえ、年上が好みなんだ」
「やっぱり包容力が有るような人がいいな、甘えられる人！」
「たけちゃんのような彼氏がいたらいいのになあ・・」
「そりゃ光栄だね。俺も奈菜ちゃんみたいなかわいい彼女がいたらうれしいね」
「玲子さんがいるでしょ？」
「そりゃそうだけど、うれしいことは変わらないよ」
「ホント？」
「ああ、奈菜ちゃんだったら文句なし」
　奈菜に合わせて言っているものの、決して嘘でもない。
　奈菜は満更じゃ無さそうに、ニコニコしている。しばらく黙っていた奈菜が急に俯いて言った。
「あのね・・プールに行ったあの晩、たけちゃんメイとお風呂に入ったでしょ？」
「えっ？」
「メイがね内緒っていいながら自慢そうに教えてくれたの」
「・・・・」
「奈菜も・・・たけちゃんとお風呂に入りたいな」
　消えそうな声で奈菜がつぶやくように言った。
「奈菜もメイみたいにたけちゃんに洗ってほしいな、奈菜は５年生からパパと入ってないんだよ」
「ママがだめだって言うの。メイが６年生まで入っているときすごくうらやましかったんだよ」
「ね、たけちゃん。いいでしょ？」
　いつの間にか奈菜は武士にぴったりとくっついていて、恥ずかしいのか顔は前を向いたままだ。
　武士からはやはり想像したとおりノーブラの奈菜の乳房と、小さな乳首がさっきから覗いている。
　すでに半立ち状態になっていた。
「ばれてたのなら、奈菜ちゃんとも入らないわけにはいかないな」
「ホント！やったあ」
「でも内緒だぞ。じゃ行こうか・・・」

　脱衣所で奈菜は甘えるように言った。
「ねえ、脱がせてよ。パパはいつも脱がせてくれたよ」
「はいはい」
　ボタンをはずすとすとんと床にスカートが落ちた。お腹のゴムのところに赤い小さなリボンが付いているシンプルなパンティがかわいい。シャツを下から捲り上げるとプールで感じたよりも一回り膨らんだ白い乳房が現れた。乳首は瑤子と似て小ぶりだが、すでにつんと立っていた。
　さすがに奈菜は恥ずかしいのか黙って立っている。
　武士はゆっくりパンティに手をかけると下ろし始めた。その部分はさすがに若草が生えていたが、やはり薄く、範囲も狭い。ふっくらと盛り上がった土手にメイよりもくっきりとしたたて筋が、女になり始めている奈菜を感じる。メイとは違い、襞が少し開いて捲れている。
　さらに下ろすとうっすらとパンティに染みが付いているのがわかった。
”もう、濡れてきている。”
　武士は少し驚いたが、顔に出さないようにさっと脱がしてしまった。
　奈菜は脱がされるとさっと浴室に入っていった。武士が脱ぎ始めるとシャワーの音が聞こえてきた。
　幸い武士のものは少し膨れているものの下を向いている。
　奈菜は温度を調整しようと少し前かがみになっている。メイとは違い、ヒップは丸く張りすでに女らしい体つきだ。
「じゃ、奈菜ちゃんを隅々まで洗ってあげようかな・・」
　奈菜はおとなしくたって待っているが、さっきよりは緊張しているように見えた。
「メイちゃんはスポンジじゃだめって言ってたけど奈菜ちゃんはどうする？」
　武士は少し意地悪っぽく聞いてみた。
「私も、同じがいい」
　それだけ言うと奈菜は俯いてしまった。
　武士は手に石鹸をつけ、奈菜の肩から背中を優しくこすり始めた。それは洗うというより愛撫だった。
　武士は奈菜を試したかったのだ。
　首筋から肩甲骨に手のひらを這わせ、背筋をヒップの境までなぞるように泡を伸ばしていく。
　奈菜はすでに目を瞑り気持ちよさを我慢しているかのようだ。
　両腕を肩から下に洗いながらまた上に行き、わきを洗うように腕を上げさせるとそこには生え始めの腋毛がうっすらと生えたままだ。
　妙に艶かしく、指先でその柔らかい感触を楽しんでいると武士のものはだんだんと上向きに力をつけてきた。
　武士はまだ見られないよう、後ろに回るとわきの下から手を伸ばしお腹から乳房に向かってゆっくりと撫で上げ乳房の下に達すると、乳首に触れないよう乳房を優しく揉みながらその感触を楽しんだ。

　奈菜はだんだんと息を荒くして、小さくはあはあと吐息を漏らし始めた。
　すでにCカップに近いかもしれない乳房は張りがあり、なおかつ柔らかい。
　その手がとうとう乳首に触れたとき奈菜は初めてあんっ小さく声を上げた。
　武士はかまわず乳首を手のひら全体で転がすようにさすり続ける。
　奈菜の吐息がさらに荒くなってくる。指の間に挟んだときとうとう奈菜は、いやん・・と声を上げてしまった。
「奈菜ちゃん、どうしたの？くすぐったかった？」
　武士はわざと聞いた。
「えっ、いや、そう・・くすぐったくて」
　荒い息のまま奈菜は答えた。
「そうか、ごめんね。我慢しないで声を出してもいいんだよ・・」
　そういっていよいよ武士はヒップに泡を伸ばし始めた。
　奈菜は知らず知らずのうちに身をくねらせ始めていた。
　ヒップを撫で回す手が割れ目を通るたび奈菜は身をよじった。
　奈菜の足がだんだんと開いてくる。割れ目の下のほうまで手が滑り込むと奈菜は
「あん、あん・・」
　と声を出し始め、手がバギナの端に触れたとき床にへたり込んでしまった。
　武士も床に座りすでに熱くいきり立ったものを奈菜に押し付けながら前に手を回し柔らかい陰毛を優しく撫でながら下に指を伸ばしていくといきなり奈菜の一番敏感な突起に触れてしまった。
「あああん、いや、・・・」
　奈菜のソコはすでにおびただしい潤みが溢れていた。
　奈菜は体をそらせ武士にもたれかかると顔を武士の胸に押し付けるように半身に身をよじった。
　硬く尖った乳首の感触が武士の胸にこすれて感じる。
　さらに突起を円を描くようにこね続けると奈菜は武士に腕を回し顔を胸にうずめて
「あん、あん、いやあん、だめえ、変になっちゃうよ、もうやめてえ、、、」
　体を震わせながら足を閉じたり開いたりしていたが、とうとう
「だめえ、だっめええ・・・」
　そう小さく叫ぶと同時に勢いよくおしっこがほとばしった。
「いやあ、見ないでえ、だめえ・・・」
　そういいながら大きく足を開いておしっこをする奈菜は真っ赤になって武士にしがみついている。
　ようやくちょろちょろとなり、でき切った奈菜は武士の胸に顔をうずめて泣き出した。

「大丈夫だよ、奈菜ちゃん。感じすぎると女の子は漏らしちゃう事があるんだ」
「ごめんなさい、奈菜のこと嫌いになったでしょ・・・」
「そんなことはないよ。奈菜ちゃんがいっぱい感じてくれてうれしいよ」
「・・・ほんと？」
　涙をこぼしながら武士の顔を見上げる奈菜はもう、女の顔になっていた。
　武士はたまらずその唇にキスをするとゆっくりと舌を奈菜の口に滑り込ませた。
　最初はされるがままの奈菜だったが、徐々に武士の舌に自分の舌を合わせるように絡め始めた。
　長いキスが続き、互いの舌を吸い合うようになり、奈菜は流れ込んでくる武士の唾液を飲み込むようにまで夢中になった。ようやく離すと奈菜は大きく肩で息をするほど放心状態になっていた。
　武士はシャワーで奈菜のおしっこを流してやると奈菜は、自分から武士に抱きつくとまたキスを求めた。
「奈菜はエッチでしょ。たけちゃん嫌いになったでしょ？」
「違うよ、大好きだよ。奈菜ちゃんのことますます大好きになったくらいなんだ」
「ホント？じゃ、今度は奈菜がたけちゃんを気持ちよくさせてあげる」
　そういうと奈菜はいきなり武士のものを両手で包み、柔らかく握った。
「男の人はここが気持ちいいんでしょ？」
「そうだけど・・」
「・・・ここを舐めるともっと気持ちいいんでしょ？」
　そういうと奈菜はいきなり先端を舌の先でぺろぺろと舐め始めた。
　やはりあの晩見ていた奈菜はやるべきことをわかっていた。
「ううっ・・・」
　さすがに準備が出来ていなかった武士は快感に呻いた。
　奈菜は先端やカリの部分をとにかく嘗め回す。自然にさおを握った小さな手がさすり上げる動きになり、これまで味わったことのない舌技に酔いしれた。
　片方の手が袋に伸び、適度な強さで揉みしだき、片手は棹をしごき、舌は縦横無尽に嘗め回す。
　天性のうまさだ。そのうち亀頭を口に含んで唇をすぼめたまま、舌の動きはさらに強く嘗め回すようになると武士は急激に高まってきて、棹が一回り太くなったと思うと、奈菜の口の中に激しく噴出した。
　奈菜は一瞬体を硬くしたが、そのまま口を離さず最後の一滴まで舐めとった。
　そしてゆっく口を離すと、こくっと飲み込んでしまった。
「初めての味がする・・たけちゃんイッタの？」
「ああそうだよ、奈菜ちゃんが気持ちよすぎて、出さずにはいられなかったんだよ」
「うれしい。気持ちよかったの？玲子さんより？」
「ああ、奈菜ちゃんのほうが何倍もよかった、ママよりもね・・・」
　奈菜はびくっとして武士を見つめていたが、小さく言った。
「うれしい、、、たけちゃん大好き！！」
　二人はシャワーを浴びると浴室から出て、武士は奈菜をバスタオルにくるむと寝室に抱き運んだ。

　明るい午後の日差しも少しずつ傾き鈍い輝きに変わってきた。
　エアコンをかけているので窓は閉まっているが、レースだけのカーテンはさらに光を柔らかくし、奈菜の体に降り注いでいる。奈菜は一度ベッドに下ろされたが、武士に手をとられその窓際に立った。
　武士は、奈菜を後ろから抱きしめ首筋に優しく舌を這わした。武士のものはまだ柔らかく垂れ下がり、奈菜の張りのあるヒップの割れ目に挟まるように納まっていた。
　武士の手は両乳房をゆるゆると揉みしだき、舌は首筋から耳の裏側へと、そして耳を舐め軽くかんだ。
　初めての大人の愛撫に奈菜はすでにぼうっとして、体が奥のほうから熱くなってくるのがわかる。
　乳房への愛撫はゆったりと続けられ気持ちよかったが、乳首に触れない手がだんだんともどかしく自然に体をよじり更なる強い刺激を欲しがった。
　武士はその動きを無視して奈菜の腕を上に上げると、生えはじめの腋毛の上に舌を這わし舐め上げた。
　奈菜は背筋を這い上がってくる続々とした快感に声を漏らした。
　こんなところを舐められるなんて思いもせず、頭の中は何も考えられなかった。
　いつの間にか奈菜は窓枠に手を突き前かがみの格好にさせられていた。武士の舌は背筋からヒップに降りてきて、腿の付け根から腰まで熱い舌で嘗め回されるとくすぐったさと快感の強い刺激に
「あぁぁぁん、、」
　と大きく呻いた。
　武士の舌は奈菜のアヌスを捕らえ、舌の先で襞をなぞった。
「いやん、感じるよう・・」
　何も知らない奈菜はアヌスを舐められてもそれが愛撫のひとつとしか思わないのか、腰をくねらせさらに突き出すようにした。
　バギナから少し白濁した陰汁が滴り落ちそうに溢れている。小さな突起は中身が頭をのぞかせ包皮が赤く充血して奈菜の興奮が相当だということを示している。

　武士は奈菜をベッドに寝かせると横に添い奈菜の口づけた。それはすぐに激しいものとなり武士の舌が口の中をかき回す激しさや歯茎を舌先で優しく舐める動きに夢中になった。

　そして不意に奈菜の乳首を摘んだ。
「ひいぃぃぃ・・・」
　キスの最中の突然の乳首への刺激に奈菜は口を離し声を上げた。その声をきっかけに武士は奈菜ののど下から胸に舌を進め、右胸の硬く尖った先端を吸った。左の乳首は摘まれ、奈菜は激しい快感に首を左右に振って反応している。
　舌が左胸に移動するのと同時に右手が奈菜の草むらを分けるように進みすでにぐっしょりとあふれている泉を下からすくうようにぴちゃぴちゃと振るわせた。
　奈菜はもうどうされているのかわからず、ただただ押し寄せてくる快感に声を上げ身をくねらせた。
　やがて武士は奈菜の両足の間に移動し足を左右に大きく広げると濡れて左右に開いた襞に舌を這わせた。
　武士の舌は下から上に何度も行き来し膨らんだ陰核をチロチロと嬲り吸った。
「いやん、だめえまた来るよう」
　奈菜は少量だがぴゅっとまた噴出した。それは武士の口の中に噴出して武士はそれを飲み込んだ。わずかに塩味がした。

　奈菜は両足の力が抜け、武士に広げられるがままだらしなく陰部を晒している。
　武士は両足を少しづつ持ち上げ、腿が奈菜の胸に付くまで上げると再び舌を這わした。

　さっきと違うのは今度はアヌスまで舐められていることだった。
　初めてのアヌスへの刺激と新たな快感に奈菜はさっき風呂場での感覚が湧き上がってくるのを感じていた。
「だめえぇぇ、たけちゃん、やめてぇ、また変になっちゃうぅぅ・・」
　激しく身をよじる奈菜をいたぶる様に武士は舌の動きを激しくした。
「だめエ、出ちゃう、、また出ちゃうよう・・」
　そういったかと思うと奈菜はぴゅっぴゅっと潮を吹いた。
　武士はようやく動きを止め、奈菜の隣に添うと優しく髪を撫でた。
　奈菜は少し涙をにじませ肩で大きく息をしている。尖った乳首が上下に揺れた。

　納まるのを待って武士は声をかけた。
「気持ちよかったかい？」
　奈菜は答えず小さくこくんとうなずいた。
「さあ、またシャワーを浴びよう。ぬるぬるになっちゃったからね」
　武士はこれで終わらせようと思っていた。最後の一線はまだ早すぎると思ったからだ。

「・・・・・・」
「どうしたの？」
「たけちゃん・・・」
「ん？」
「入れないの？」
「ええっ？」
「奈菜最後までしたいの・・たけちゃんにならあげてもいい、ううんたけちゃんにして欲しいの・・・」
　自分の母親と武士との行為を見て以来、奈菜のオナニーはクリトリスへの刺激だけでなく、
　ペンを中に入れるようになっていたのだ。
「奈菜ちゃん・・・」
「お願い、たけちゃん」
　そういうと奈菜は起き上がり、いきなり武士のモノを咥え舐め始めた。
　少し萎えかけてきていたモノは、あっという間に硬く太く甦った。
　奈菜は喜んでもらおうとするように、さっきより激しくさすり、嘗め回した。
「奈菜ちゃん、本当に・・・」
「うん、お願い。奈菜を貰って・・・」
　健気な物言いに武士は堪らなくなり、バスタオルを敷くと奈菜を寝かせた。
　ぐっしょりと溢れたソコに武士はゆっくりと中指を入れていった。
　痛がると思っていた奈菜は予想とは裏腹に感じることをあらわす喘ぎを漏らした。
　中指が全部収まっても奈菜はむしろ腰を小さくゆすって更なる刺激を求めた。
　ゆっくりと擦りあげるように指を抜き差しすると奈菜の腰はじれったいように揺れ、喘ぎ声は大きくなってくる。
　だんだんとその速度を速めると、奈菜が顔を左右に振ってたまらず言った。
「たけちゃん、また・・また来るよう・・いやあん、漏れちゃうよ・・・」
　再度奈菜はさっきより大量に潮を噴出し、それは数回にわたって飛び散った。
　バスタオルはもうぐしょぐしょだった。
「奈菜、いやらしい？たけちゃん奈菜変になっちゃたの？」
「大丈夫、奈菜ちゃんはもうすっかり大人の体なんだよ」
「ううん、まだよ。たけちゃんに入れてもらうまでは奈菜子供だもん」
「じゃ、しようか？奈菜ちゃんを大人にしてあげるよ」
「うん、奈菜たけちゃんがずっと好きだったんだよ」
「痛かったら止めるからね、我慢しないで言うんだよ」
「うん」
　奈菜のその場所は、十分に開いていた。
「いくよ、奈菜ちゃん」
　濡れて柔らかくなったソコは先端まではぬるっと入ってしまった。
　奈菜は少し顔をゆがめている。
「痛くないかい？」
「大丈夫、思ったより痛くないわ。最後までして・・・」
　さらに奥に進もうとするとやはりかなりきつくなかなか進まない。膜にあたっているようだった。
　躊躇していると奈菜は顔をゆがめながら
「大丈夫、きて。たけちゃん最後まで入れて・・」
　奈菜はきっと痛みを我慢しているのだと武士はわかったが、奈菜のけなげな気持ちに思い切って腰を進めた。ずぶっと何かを通過した感触が棹に感じた。
「ううっ・・・はあぁぁぁ・・・・・・・・・・ああぁぁ・・」
　奈菜がうめくように声を漏らした。
「奈菜ちゃん、全部入ったよ」
「はあっはあっ・・・ホント？・・・・うれしい・・・」
「我慢してるんだろ？いいんだよ、奈菜ちゃんは大人になったんだ。ここでやめようか？」
「だめ、たけちゃんが奈菜でいくまでしなきゃいや！ママしたみたいに奈菜にもして・・・」
「奈菜ちゃん・・・・」
「お願い、たけちゃん。だんだん痛くなくなってきたよ、ホントだよ」
　実際きつくて動かすのは自由にならなかったが、武士はゆっくりと律動を始めた。
　全部入っても八文目で子宮にあたるが、奈菜の中は次第に慣れてきたのか柔らかく包むように感じられてきた。
「痛いけど、、変なの、奥に当たるとむずむずして熱くなってくるの・・・」
　奈菜は自然に武士の動きに合わせて、腰を動かしている。
　武士はつられて長いストロークで出し入れを始めた。
「変なの、熱いよ。擦れて中が熱いの・・・だんだんむずむずが来るよ、奥から来るよ」

　奈菜の喘ぎは、感じるそれへと変化してきた。
「たけちゃん、また来るよ。漏れちゃうかも・・いやあ、、来るよ来るよう・・・・」

　急激に奈菜の中が武士を締め付けてきた。
「奈菜ちゃん、俺もイキソウだよ・・」
「あん、ああん・・・たけちゃん、奈菜、奈菜熱いよ、来るよう、、、漏れちゃうぅぅぅ・・・」
「奈菜ちゃん・・・・」
　寸前で抜いた武士のものから、勢いよくスペルマが噴出した。
　最初の塊は奈菜の口元にまで飛び、後から胸へ腹へと二度目とは思えぬ量が飛び散った。

　半開きの奈菜の口へ塊がどろりと流れ込んだ。奈菜はそれをごくりと飲み込むと緩慢な動きで胸や腹に飛び散ったものを指で触っていたが、それをすくい取ると口に運んで全部飲み込んだ。
　そしてゆっくり体を起こすと、まだ余韻でびくっびくっと震える武士のモノを咥えてぺろぺろと舐め始めた。
「奈菜ちゃん・・・・」
　びっくりして武士が言うと
「ママもこうしてたよ。奈菜がきれいにしてあげるね」
　そういって再び先端から根元までぺろぺろと舐め続けた。
　気が済むまで続けると奈菜は武士に抱きつき、キスを求めた。
　武士は奈菜を抱きしめ、何度もキスをし、髪を撫でた。
　外は夕暮れの日差しに変わっていた。
　向かいの部屋の窓の中に二人を除いていた小さな影が居たことを二人は知らなかった。