６．告白

　田中は、少女の滑らかな背中を愛撫するように撫でていた。

「私、お父さんに犯されてるの・・・」
　珠実は、かすれた声で言った。

「え・・・？突然、何を・・・」
　田中の手が止まった。

「・・・中学の卒業式から、何度も、何度も、お父さんに・・・」
　珠実は、涙を流しながら、静かに語りだした。

　中学3年の頃、珠実は、同じクラスの貴之と付き合っていた。
　貴之とは、中２の冬休みから付き合い始めた。
　バレンタインの日に、珠実は、貴之とラブホテルへ行った。
　初体験は、痛みより、喜びの方が大きかった。
　それから、貴之は、何度も珠美の身体を求め、珠美も、それに応えた。
　最近、少女の身体は、セックスの悦びを感じるようになっていた。

　卒業式が終わった後、貴之の部屋で二人は、激しく貪りあった。
　最近、高校の入試などで、お互い時間が取れない事も多かった。
　卒業式ということで、精神的に昂ぶっていたからかもしれない。

　シャワーを浴びた後、二人は、近くのファミレスで晩御飯を食べた。
　ついつい、帰るのが遅くなってしまった。

　家に帰り着いたのは、８時少し前だった。
　外灯の電気は消えたままだ。
　伸太郎は、まだ帰っていないようだ。
　4年前、母親の由美子が交通事故でこの世を去って以来、珠実は、父親の伸太郎と二人暮らしをしていた。

　家に入ると、リビングの明かりが点いている。
　伸太郎は、リビングのソファーに座っていた。

「あれ、お父さん、帰ってたの？」
　珠実は、少し驚いたように父親に声をかけた。

「ああ、珠実、お帰り。遅かったな、卒業式はどうだった？」
　伸太郎は、のろのろと顔を上げた。

「うん？普通かな・・・」
　珠実は、伸太郎の様子に少し違和感を感じた。

「そうか・・・お前も、4月から高校生か・・・」
　伸太郎は、小さく呟く。

「うん、お父さん、晩ご飯は？」
　珠実は、コートをリビングにあったハンガーにかけながら訊いた。

「まだだ・・・」
　伸太郎は、TVをつけた。
　少しずつ、ボリュームを上げる。

「じゃ、すぐ作るから待ってて」
　珠実は、冷蔵庫の前に行き、中身を確かめる。

「珠実、お母さんが死んで、もう何年になる？」
　伸太郎が虚ろな声で訊いた。

「えっと・・・４年かな？」
　冷蔵庫から、牛肉のパックと幾つかの野菜を取り出した。

　いつの間にか伸太郎は、珠実の後ろに立っていた。

「珠実・・・お父さんのお願い訊いてくれるかな？」
　伸太郎は、珠実の肩を持って耳元で囁いた。伸太郎の身体から少しアルコールの匂いがした。

「うん、何・・・？」
　珠実は、首を傾げた。

「やらして・・・」
　父親の酒に濁った吐息が、顔に降りかかってきた。

「えっ？何？」
　珠実は、驚いて振り向いた。

「SEXだよ！俺は、お前の為に４年間必死に働いてきたんだ！」
　突然、伸太郎は、肩から手を離し、娘の胸を鷲掴みにした。

「いやっ！放してっ！」
　鷲掴みにされた胸がひどく痛んで、珠実は前屈みになった。

「訳のわからんヤツに犯られる前に、いっそ俺が・・・」
　伸太郎は、崩れた珠実の膝を割って、頭をリビングの床に押しつけ、腰を持ち上げた。
　珠実は、手足をばたつかせて抵抗したが、男の力には勝てない。

「駄目・・・やだ、許してっ！」
　珠実は、床に押さえつけられた顔を、横向けにして必死に訴えた。

「大人しくしてれば、すぐ済むから」
　伸太郎は、娘の懇願を無視して、制服のスカートをたくし上げる。
　瑞々しい太腿に、赤いあざのようなものが散っているのが、伸太郎の目に入った。
　貴之が、今日付けたキスマークだった。

「珠実、お前・・・処女じゃないのか？」
　伸太郎は、凄まじい形相で、娘を睨みつけた。

「・・・そうよ・・・お父さん、もう止めて！」
　珠実は、歪めた顔を背けた。

「ちくしょう！ちくしょう！今日もやってきたのか！」
　伸太郎の手は躊躇わず、娘のパンティを引きずりおろした。
　パンティをずり下ろした手は、すぐに珠実の女淫を撫でまわした。

「あっ！いやっ！だめっっ！」
　まだ、濡れていない膣中に、伸太郎の指が無理やりねじ込まれていった。

「いっ、痛い・・・！」
　少女の膣中の指が、膣襞を広げるように大きく円を描き、奥に向かって進んだ。

「やだぁ・・・」
　セックスの悦びを感じるようになった少女の身体は、女の体を知り尽くした、伸太郎の指の動きに、反応する。
　珠実の気持ちを裏切るように、女淫は潤み始め、伸太郎の指の抽送が楽になる。

「珠実、お父さん受け入れろ！」
　伸太郎は、スラックスのジッパーを下ろして、反り返った男根を掴み出した。
　わずかに湿り気を帯びた少女の亀裂に、いきり立つ分身を肉襞にあてがった。

「それだけは、だめぇ・・・」
　珠実は、身体をねじって暴れた。
　伸太郎は、腰の位置を調節して、禍々しい怒張を、一気に中学を卒業したばかりの娘に押し込んだ。

「いっ・・・やあああっっ！」
　身体を引き裂かれるような激しい痛みに、珠実は悲鳴を上げた。
　珠実の美貌が、苦痛に歪んだ。涙が、大きな瞳から次々にこぼれ落ちた。

（母娘そろって、自分のものにしたんだ）
　心地よい征服感に満たされた伸太郎は、珠実の涙を舐め上げた。

「珠実、お前は、今日から俺の女だ」
　娘の窮屈な膣襞に心地よさを感じながら、伸太郎はゆっくりと腰を動かし始めた。

「お父さん、もう、やめて・・・」
　珠実は、弱々しく頭を振った。

　伸太郎は、後ろから手を伸ばして、珠実の顎をねじ向かせ、思うさま娘の唇を弄った。

「んん・・・うっ、ううっ・・・」
　最初は、必死に唇を閉じ抵抗したが、父親の執拗な責めに、たまらず、珠実は口を開いた。
　父親の舌と大量の唾液が、娘の口の中に侵入してきた。
　伸太郎は、娘の口の中を隅から隅まで舐めまわした。
　口の端から父娘の唾液が溢れ、珠実は激しく咳き込んだ。

　伸太郎は、実の娘の身体をリビングの床に押さえつけたまま、下肢をせわしなく前後に動かし続ける。
　荒い息を吐き続けながら、珠実の若い身体を貪ることに没頭していた。
　父親と娘、禁断の性が、珠実を狂わせていった。

「あんっ・・・はぁんっ・・・ああ・・・」
　やがて、リビングに、恍惚としたすすり泣きが流れ始めた。

「お前も、感じてるんだろ？」
　次第に、伸太郎は、珠実の尻に力強く腰を突き入れた。
　尻と腰のぶつかる響きに、愛液で潤った女淫に欲棒を突き入れる淫らな音が重なった。

「あっ、あっ、あっ、・・・いやぁ！」
　突かれる度に、珠実の肢体が揺れる。
　益々、父親の腰の動きが、早く、そして、激しくなった。

「お父さん、もう我慢できない！珠実、出すぞ」
　伸太郎は、白い尻に指を食い込ませ、珠実を深々と貫いた。

「あっ！！だめっ！！いやああぁっ・・・！」
　深々と貫かれて、珠実の頭に閃光が走った。

　内股がブルブルと震え、ただでさえ狭い膣壁が男根を締め付けた。
　珠実の中に、無理やり押し入った伸太郎の熱い凶器は爆発した。

　伸太郎は、自分でも驚く程大量の精液を、15歳の胎内に注ぎ込んだ。
　女の身体に精を放つのは、4年ぶりだった。
　しかも、まだ、高校生にもなっていない実の娘に・・・
　欲望の全てを珠実に吐き出すと、伸太郎は満足の笑みをこぼした。

「やっぱり、親子だな・・・死んだお母さんにそっくりだったよ・・・」
　伸太郎は、のろのろと身を起こし、ジッパーを引き上げて、浴室の方へ歩き出した。

「いやぁ――・・・・！！」
　珠実は、床に泣き崩れた。
　父が胎内に残していった体液が、珠実の内腿を伝って、滴り落ちていく。
　身体の中に、鈍い痛みが残っていた。

　シャワーを浴びた伸太郎は、泣きながらとリビングの床に横たわった珠実を、再び組み敷いた。
　珠美は、身体を揺すられながら、天井をぼんやりと見つめ、何か大切なものが永遠に失われた事を感じていた。
　やがて、伸太郎は、娘の膣内に勢いよく射精した。

　伸太郎は、翌日の晩も、前日の晩と同じように珠実を犯した。
　珠美の抵抗は弱々しかった。

　珠実は、自然と貴之を避けるようになった。
　実の父親に犯され続ける珠実は、貴之と付き合い続けることは出来なかった。
　高校に入学して一ヵ月後には、貴之との関係は自然消滅していた。

　田中は、呆然と少女の告白を聴いていた。

　珠実は、話を終えると、田中の身体にしがみつき、声を出して、泣き始めた。

「それで、いつも家に帰りたがらなかったのか・・・」
　田中は、肩を震わせながら、泣きじゃくる珠実を強く抱きしめた。