４．


　私は欲情の昂ぶりに疼き続ける肉体を持て余しながら、ディスプレイを見つめていました。期待に胸を膨らませながら、『亮太』の言葉を待っているのです。
「ああッ…は、早く…」
　まるで私はお預けを食らった犬みたいに、次の指示を心待ちにしていました。
　実際、疼く肉体を自分で慰めようと思えば出来た筈です。しかし、その時の私にはそんな考えは全く思い浮かびませんでした。
　自分で自分を慰める行為…つまり、オナニーの経験など一度もありませんでしたので、どうやればいいのかもよく判りませんでした。それでも、疼き続ける肉体を自分自身で鎮めようと思えばどうにかなったのかも知れません。
　しかし、私はそうしようとは思わなかったのです。なぜならば私は、『亮太』から与えられる指示に何やら得体の知れない魅力を感じ始めていたからです。そしてその指示を待つ自分に、酔い痴れていたのでした。
（はあああぁッ…も、もう…どうにか…なり…そう…早く…早く、指示を出して…くだ…さい…）
　この時から既に私は、『亮太』に身も心も支配されていたのかも知れません。と言うよりも、身も心も支配され拘束される事を望むマゾヒスティックな感情が、私の中に芽生え始めていたのだと思います。

【亮太】よし、じゃあまずは…

　私を焦らすような『亮太』の書き込みでした。次の言葉を待つ私の肉体はズキンズキンとした焦燥感を覚え、破裂しそうなほどの欲情を更に蓄積していくのです。
「あああぁッ…早く…」
　私はそう零しながら、欲情の熱に乾いた唇を妖艶な仕草で舐め上げていました。

【亮太】ピンクのニットの上から、奥さんの自慢の巨乳をモミモミしてみな？グニャグニャと音がするくらい激しくな…

　心待ちにしていた『亮太』からの指示でした。まるで飢えた犬が餌に跳び付くような勢いで、私は両手を自分のバストへと宛がっていたのです。
「はッ！…あはああぁッ！…ああッ！」
　私は両のバストをギュッ…と鷲掴みにしながら、あられもない善がり声を上げていました。すると、ディスプレイに『亮太』の新たな書き込みが表示されました。

【亮太】おらッ！返事はどうしたッ？！

　『亮太』の荒々しい言葉に、私は髪の毛を捕まれ頭をグラグラと揺すられるような感覚を感じていました。
「はあッ…あああぁッ…」
　私は善がり声を漏らしながら、バストを鷲掴みにしていた右手を離すと、指先を震わせながらキーボードへと伸ばすのです。

【美咲】はい・・・判りました・・・

　文字を送信し終えると同時に、私はすぐに右手をバストへと戻し、欲情に張り詰めた乳肉をニット越しに揉み解しました。
「あああッ…いッ…いいッ…」
　自分の手には収まりきれないバストの膨らみです。それでも私は粘土を捏ねるような感覚で、ありったけの力を込めてグニャグニャと捏ね回していました。

【亮太】どうだ？気持ちいいか？
【美咲】はい・・・気持ちいいです・・・

　『亮太』の書き込みに私は素早く返事を返し、すぐさまバストを揉みくちゃにします。
「はあぁッ…あッ…はああんッ…」
　私の手の中でグニャグニャと形を変えながら揉み解されるバストの膨らみから、ゾクゾクと痺れるような快楽が全身に広がっていきます。そして膨らみの頂点へも、ズキンズキン…と突き上げるような疼きが押し寄せてくるのでした。
「あッ…はあぁんッ…いッ…いいッ…」
　ブラジャーの下で乳首がムクムクと起ち上がるのが判りました。まだ触れてもいないのに、私の乳首はツン…と尖りコリコリに勃起してしまっているのです。
　ニット越しにバストを捏ね回す私の指先が、ゆっくりと膨らみの頂点へと宛がわれようとしていました。しかしその時です。『亮太』の書き込みがディスプレイに表示されたのでした。

【亮太】まだ乳首には触るなよ？モミモミしていいのは、乳房だけだ…乳首には触れず、乳房だけを捏ね回すんだ…いいな？判ったか？

　指先がニット越しの乳首を捉えようとした矢先の『亮太』の書き込みでした。
「ああああッ…そ、そんな…」
　ブラジャーの下の乳首の膨らみが、ピンクのニット越しにも確認できるほどになっています。そしてその膨らみの僅か上で、私の指先は行き場を失いフルフルと震えているのです。
「そんなッ…あああッ…お、お願い…」
　ズキズキと疼く私の乳首から、堪らないほどの焦燥感が溢れ出していました。それでも私は『亮太』からの指示に背く事はできませんでした。私は後ろ髪を引かれる思いで右手をバストから離し、キーボードへと伸ばしていくのです。

【美咲】判りました・・・

　文字を入力し終えた私は、再び両手でバストの膨らみを揉み解し、捏ね回していました。
　ブラジャーの下の乳首が痛いほどに張り詰めているのが判りました。コリコリに勃起した乳首がブラジャーに擦れ、微電流でも流されたような微妙な刺激が乳首からバストの膨らみ全体へと…そして全身へと広がっていきます。
「あぁッ…あッ…あ、あ、あッ…」
　乳首を中心に波紋のように全身へと広がる微妙な刺激は、身体中の快楽の神経を掘り起こし、剥き出しにしていくのです。しかし身体中の神経が敏感になればなるほど、触れてはいけない乳首の疼きは耐え難いものになっていきました。
　完全に勃起しきった私の乳首は、僅かな刺激でも貪欲に貪るようにビクビクと蠢いているのです。
「あッ…ああああッ…も、もうッ・・・」
　それでも決して乳首に触れることは出来ませんでした。それが『亮太』の指示だったからです。『亮太』からの「命令」だったからです。

【亮太】どんな感じだ？
【美咲】あああ・・もう・・触って・・いいですか？

　『亮太』の言葉に私は即座に返答していました。一刻も早く乳首の疼きを鎮めて貰いたかったのです。

【亮太】あ？何処をだ？…はっきり言わなきゃ、判らねえだろ？
【美咲】乳首・・・乳首です！

　意地悪な『亮太』の質問にも、私は恥も外聞も無く返答を返していました。それほどまでに私の乳首は欲情し、焦燥感に悶え泣いていたのです。
「はあああああぁッ…」
　ディスプレイに表示された自分自身の淫らな書き込みを見ているだけで、乳首の疼きは益々強烈なものになっていきました。
（あああッ…乳首…はああッ…早く…触りたい…）
　それでも私は、両手でバストの膨らみだけを揉み解しながら、『亮太』の言葉を待っているのです。

【亮太】まだ駄目だ…

「ああああッ…そ、そんなッ…」
　無愛想に突き放すような『亮太』の言葉でした。もう既に乳首の疼きと焦燥感は限界に達していました。
　しかし、それでも尚、私は『亮太』の命令に背く事はできませんでした。『亮太』から自分の行動を拘束されることに、ゾクゾクするような悦楽を感じ始めていたのです。そして、そこで再び『亮太』の書き込みが表示されました。

【亮太】もう我慢できないか？

「はああぁッ…もう…我慢…できませんッ…」
　私はディスプレイの向こうの『亮太』に訴えるような声を零しながら、即座にキーボードを叩いていました。そしてその間も、もう片方の手では乳房を捏ね回す事を止める事ができないのです。

【美咲】我慢・・・できません・・・
【亮太】じゃあ…そのピンクのノースリーブニットを、胸の上まで捲り上げてみな？

　ディスプレイに表示された『亮太』の指示を見た途端、私の背筋にゾクゾクとした刺激が走り抜けました。『亮太』の前でニットを捲り上げ自らブラジャーを晒している自分の姿が、私の脳裏にはっきりと映し出されていたのです。
「はあッ…ああああぁッ…」
　想像しただけで甘い喘ぎを零していました。そして私のバストは、更なる欲情の疼きに見舞われてしまうのです。私の指先は、いつの間にかキーボードを叩いていました。
　

【美咲】はい・・・判りました・・・

　欲情の疼きに耐え切れず、私は『亮太』の命令どおりにニットを捲り上げていきました。身体にフィットするようなニットは、大きく突き出した胸の膨らみの上まで捲り上げてしまえば、手を離しても下がる事はありません。
　それを確認すれば、私は再び両手をブラジャー越しのバストへと宛がい、捏ね回し始めるのです。

【亮太】クククッ…美咲さんの厭らしいブラジャーが丸見えだ…刺繍の模様もよ〜く見えるし…乳首の膨らみも手に取るように見えてるぜ？

　
　突き刺さるような『亮太』の視線を感じました。私は今『亮太』の目の前で自らニットを捲り上げ、見ず知らずの他人には決して見せる事のないであろうブラジャーを、あからさまに晒してしまっているのです。
「はああああッ…み、見ないでぇッ…」
　そう漏らしながらも、私はブラジャーを隠す事もせず…それどころか、『亮太』の視線を感じながら両手でブラジャー越しのバストの膨らみを捏ね回しているのです。

【美咲】あああああ・・・・見ないで・・・
【亮太】クククッ…そんな事言っても、本当は見られて感じてるんだろ？…見られながらオッパイ捏ね回してるんだろ？

「ああああああッ…」
　私の行動が全て見えているような『亮太』の書き込みに、居る筈も無い『亮太』の存在を益々リアルに感じるようになっていました。
――クククッ…そんな事を言いながも、見られて感じてるうだろ？…見られながらオッパイ捏ね回してるんだろ？
　私の耳元に生暖かい息を吹き掛けながら『亮太』が囁き掛けるのです。
「あああッ…感じてます…亮太くんに見られながら…オッパイ捏ね回して…感じていますぅッ…」
　私は両手で思いっきりバストを揉みくちゃにしながら、すぐ側に居る『亮太』へと訴えていました。そしてその言葉を、震える指先で懸命に入力しているのです。

【美咲】感じています・・亮太くんに・・見られながら・・オッパイ・・揉んで・・感じて・・います・・・・・
【亮太】ハハハハハッ！…人妻が真っ昼間からそんな厭らしいこと言ってていいのかよ？美咲さんって、とんだ淫乱妻だったんだね？

　嘲るような表情で高笑いを上げる『亮太』を、私は間近に感じていました。自分でバストを捏ね回し、淫らな喘ぎ声を上げながら身悶えている私の姿を、余すところ無く『亮太』に見られているのです。
「あッ…あああッ…は、恥ずかしい…」
　私は『亮太』に告げるように呟きながらも、バストを捏ね回す事を止める事ができませんでした。
　バストの膨らみの細胞一つ一つまでもがドロドロと蕩けていくようでした。バストの内側では、蕩けた欲情がマグマのように煮え滾っていました。その滾りは渦を巻くような勢いで、焦燥感に蠢くバストの先端へと突き上げてくるのです。
「あああああッ…だ、駄目ッ…も、もうッ…はあああぁッ…」
　痛みさえも伴うような乳首の疼きと焦燥感に苛まれながら、それでも決して自分の意志では乳首に触れることはできませんでした。そして私は『亮太』へと哀願の気持ちを打ち込むのです。
　

【美咲】もう・・・触らせて・・・ください・・・

　ディスプレイに表示された言葉は、私の切実な思いでした。私は祈るような気持ちで『亮太』の次の言葉を待っているのです。

【亮太】じゃあ、ブラジャーを下にずらして…オッパイ見せてみな？…美咲さんの、Ｅカップもある厭らしいオッパイを…僕の目の前に晒してみな？

「ああああああッ…そ、そんなぁッ…」
　又しても『亮太』は、私の待ち望んでいる「触っていい」と言う指示を出してはくれませんでした。それでも『亮太』の書き込んだ私への指示は、私の肉体を快楽に震え上がらせるには充分なものでした。
――オッパイ見せてみな？
　私の耳元で『亮太』が囁き掛けるのです。
――Ｅカップもある厭らしいオッパイを…
「あああああッ…い、言わないでぇ…」
　そう言いながらも、私は両手でブラジャーごとバストの膨らみを揉みくちゃにしていました。
――僕の目の前に晒してみな？
「は、はいッ…晒しますッ…だから…だから…お願いぃッ！」
　私は哀願の言葉を迸らせながら、ギュウウゥゥッ…と精一杯の力でバストの膨らみを握り締めていました。
「はあッ！…あッ！…あああッ！」
　欲情を一杯に詰め込まれた乳肉に指先が食い込むと同時に、迸るような悦楽が全身に響き渡りました。私は誰にはばかる事無く善がり声をこぼしながら、更に指先を柔肉へとめり込ませていくのです。
「あッ！…あああんッ！…はああぁッ！」
　私は椅子の上で身体を捩るように身悶えさせながら、乳肉に食い込ませた指先をブラジャーの上縁へと掛けました。そしてゆっくりと、ブラジャーカップを引き下げていったのです。
――ブルルルンッ…！
　私のＥカップのバストが、ブラジャーに押し上げられるようにして飛び出しました。白く柔らかい肉房が、肉体の身悶えに合わせてブルブルと震えているのが判りました。遂に私は白日の下、自らバストを曝け出してしまったのです。
「はあぁッ…ああッ…ああああああッ…」
　ワナワナと震える唇からは、欲情と羞恥に戦慄くような吐息が零れていました。そして私は、自らバストを晒した事実を『亮太』へと伝えるのです。

【美咲】晒し・・・ました・・・

　私はディスプレイに表示された自分の卑猥な言葉に「はあぁッ…はああぁッ…」と息を荒げながら、全て曝け出されてしまったバストの膨らみへと両手を押し付けようとしていました。　欲情に疼き戦慄くバストの膨らみを、一刻も早く揉み解したかったのです。
　その時でした、『亮太』からの指示がディスプレイに表示されたのです。

【亮太】よし、それじゃあ…両手を頭の後ろに交差させるように組んでみな？…頭の後ろで腕組みして、背筋を伸ばして、美咲さんの厭らしいＥカップのオッパイを、僕の目の前に突き出して見せな？

「えッ？…あッ…あああッ…」
　今すぐバストを揉み解したいと言う衝動に駆られていた私には、余りにも残酷な『亮太』の言葉でした。
（ああああッ…そんなッ…どうして？…もう、駄目なのに…もう…耐えられないのにッ…）
　私の両の掌は、自分のバストの膨らみを形作るようにしたまま、ワナワナと震えながら宙を彷徨っていました。
　『亮太』の指示を無視して、このままバストを揉み解したいと思う気持ちもありました。しかし、私にはできませんでした。『亮太』の指示に従っていれば、更なる快楽の高みへと誘ってくれるような気がしていたからです。
　『亮太』の「命令」に従ってさえいれば、自分の力では到底到達する事のできない「悦楽の境地」へと、導いてくれるような気がしていたのです。
「あ、あ、あ、あ、あッ…」
　ズキズキと疼き続ける痛みまでもを伴うような焦燥感と、それを上回る快楽への期待に、私の声は震えていました。そして私は震える指先で『亮太』への返事を打ち込み、両手をゆっくりと後頭部へと廻していくのでした。

【美咲】今・・亮太くんの目の前に・・バストを突き出しています・・両手も・・後頭部で組みました・・・・
【亮太】突き出した美咲さんの大きなオッパイが、よ〜く見えるぜ？…柔らかそうなオッパイだな？Ｅカップもあるのに、全然垂れていねえじゃねえか？

　『亮太』の書き込みに私の肉体はゾクゾクと震え上がりました。今まで感じていた以上の、強烈な視線が纏わり付いてくるのを感じたからです。
　『亮太』の言うように、私のＥカップのバストは３０になった今も殆んど垂れると言う事はありませんでした。バストのアンダーラインは重力に逆らうようにツン…と吊り上り、綺麗な半円球を描いているのです。
　同性の友達と温泉に行った時などは、いつも羨ましがられていたものでした。それは私の隠れた自慢でもありました。そして、その自慢のバストを知る異性は、今日まで夫一人だけだったのです。
　しかし、今私はディスプレイ越しとは言え、見ず知らずの男…『亮太』の前にそのバストを曝け出してしまっているのです。そして『亮太』の発言は、本当に私のバストが見えているかのように正確なのです。
（あああああッ…見られてる…亮太くんに…見られてるぅッ・・・）
　そう思えば思うほど『亮太』の存在を間近に感じてしまいました。突き出したバストに息が掛かるくらいの距離に『亮太』が居るようでした。『亮太』の息遣いも体温も、そして匂いまでもを、私はリアルに感じているのでした。

【亮太】乳輪も乳首も綺麗なピンク色じゃねえか？３０歳とは思えねえくらい綺麗なオッパイだな？

　乳頭の色までも、正確に言い当てられていました。私は『亮太』の存在を益々リアルに感じてしまうのです。私の目の前に佇む『亮太』の姿が、その時の私にははっきりと見えていたのです。
――乳輪も乳首も綺麗なピンク色じゃねえか？３０歳とは思えねえくらい綺麗なオッパイだな？
　『亮太』の声が私の耳元で囁き掛けられます。『亮太』の吐く吐息が勃起して尖りきった私の乳首に「フウ〜ッ…」と吹き付けられるようでした。
　そして、まるで蛇がとぐろを巻くような感触で『亮太』の視線が私のバストの膨らみを這いずり回るのです。
「ひうッ！…はッ…はああぁッ！」
　後頭部で腕組みしたままの私の身体がビクッ…ビクッ…と戦慄き震えました。突き出されたバストの膨らみがブルンッ…ブルンッ…と波打っていました。
　『亮太』の「声」が「吐息」が「視線」が、欲情しきった私のバストを蹂躙するのです。そして実際には何の刺激も受けていない筈の私のバストは、とどまる事を知らない程に発情させられていってしまうのでした。
「あああああッ！…も、もう駄目ッ！…どうにか…してぇッ！」
　私はまるでストリッパーのように淫らに身体をくねらせながら『亮太』へと突き出したＥカップの美巨乳をブルンブルン…と揺すり、あられもない善がり声と哀願の言葉を張り上げていたのです。

【亮太】で？美咲さんはどうしたい？…欲情にパンパンに張り詰めたその淫らなＥカップバストを…どうしいんだ？（返事の時だけは、手を下ろして書き込みな…）
【美咲】触りたいのっ！・・もう触らせてっ！

　私は『亮太』の指示どおり返事を返していました。溢れんばかりの欲情をぶつけるように、指先をキーボードに叩き付けていました。そして送信が終われば私は再び後頭部で腕組みをして、曝け出されたバストを『亮太』へと突き出すのです。

【亮太】何言ってんの？美咲さん？…「触らせて」じゃなくて「触って」だろ？

「えッ？…あッ…どう言う…」
　『亮太』の言葉に、私は困惑の表情を浮かべていました。ディスプレイの向こうに居る『亮太』に「触って」もらう事などできるのだろうか？と思ったのです。しかし次の瞬間、私の思いは覆されていました。

【亮太】僕は今、美咲さんのすぐ後ろに立ってるんだぜ？…少し手を伸ばせば、美咲さんの厭らしいオッパイを…思いっきりモミモミできるんだぜ？

　ディスプレイに表示される『亮太』の書き込みに、全身の肉が、細胞が、ゾワゾワと奮い立っていました。私は確かに、『亮太』の気配を背中に感じていたのです。
「ああああああッ…」
　私は全身をブルブルと戦慄かせながら、震える甘い喘ぎ声を零していました。『亮太』の掌が、私のバスト寸前にまで伸びてきているような感覚を味合わされているのです。

【美咲】お願いっ！・・もう触ってっ！・・私のバストを・・揉みくちゃにしてっ！

　私はバストの膨らみをグイグイと突き出しながら、感情の昂ぶりをキーボードに叩き付けました。

【亮太】よし、じゃあ今から美咲さんの手は僕の手だ…判るか？…僕の両手で、厭らしいオッパイを揉みくちゃにしてみな？
【美咲】はい・・・判りました・・・

　『亮太』の書き込みは、普通の人が見れば理解不能だったかもしれません。しかし私には全て理解できたのです。
　私は後頭部で組んでいた両手を解くと、ゆっくりとバストへと宛がいました。
「はああッ…ああああぁぁッ…」
　異常とも思えるほどの悦楽が、私のバストから迸りました。私は今、『亮太』の「手」でバストを触られているのです。
　私の頭の中では、私はまだ後頭部で腕組みをしたままでした。背筋を伸ばして剥き出しのＥカップのバストを突き出していました。そして、背後から廻された『亮太』の手が、欲情に震える私のバストを包み込んでいるのです。
　私は両手でバストの膨らみをギュ〜ッ…と握り締めていました。そしてそれは、『亮太』が私のバストを玩弄しているも同然だったのです。
「ひうッ！…あッ！…はあッ！…い、いいッ！」
　『亮太』の掌が私のバストを捏ね回す度に、私は自分自身の手では感じる事のできない悦楽を味合わされていました。『亮太』の手が、『亮太』の指が、私のバストから途方も無い快楽を引きずり出していくのです。

【亮太】どうだ？気持ちいいか？…剥き出しのＥカップバストを背後から揉みくちゃにされて…どんな気分なんだ？はっきりと言ってみな？

　『亮太』の書き込む言葉は、今では私の耳元で囁かれる「声」として聞こえていました。『亮太』は背後から私のバストをグニャグニャと捏ね回しながら、耳元に生温い吐息を感じてしまうほどの距離から私に囁き掛けてくるのです。
――どうだ？気持ちいいか？
「はうぅッ！…いッ…いいッ！…き、気持ち…いいですッ！」
　恥ずかしい言葉を発しながら、私は懸命にバストを捏ね回していました。
――どんな気分なんだ？はっきりと言ってみな？
「あッ…ああああッ！…も、もっとッ…めちゃくちゃにッ…してぇッ！」
　『亮太』の囁きを感じながら、どんどん淫らに塗り変えられていく私を感じていました。

【美咲】気持ちいいですっ！・・亮太くんにオッパイ揉まれて・・気持ちがいいですっ！・・もっと・・めちゃくちゃに・・してくださいっ！
【亮太】それじゃあ、美咲さんの大きなオッパイを、根元から搾り上げてやるよ…乳搾りでもするみたいに、根元から先端に向けて…ギュ〜ッ…て搾り上げてやるよ…

「あッ…あああああああッ…」
　背後から廻された『亮太』の手が、私のバストの膨らみを根元を握り締めてきました。そして先端へ向けてギュッ…ギュッ…と搾り上げてくるのです。
　バストに詰め込まれた欲情の塊が、グルグルと渦を巻きながら一斉に乳頭へと押し寄せてくるのが判りました。
「ひうぅッ！…いッ…やぁッ！…ああッ！…あああああッ！」
　乳輪の裏側をゴリゴリと突き上げられるような感覚に、私は身体をビクビクと震わせ、抑えようのない喘ぎ声を噴き零していました。散々に焦らされた乳首もそうでしたが、乳輪までもがモッコリと膨れ上がってしまっていました。

【亮太】どうだ？オッパイ搾られて気持ちいいか？…でもな、こうされると益々乳首が疼くんじゃねえのか？乳輪も乳首もコリコリに勃起して、ジンジンジンジン疼いてるんじゃねえのか？

　膨らみを根元から搾り上げられ破裂寸前にまで膨張している乳頭が、『亮太』の言葉にビクビクと反応を示していました。
　モッコリと盛り上がった乳輪は乳腺のツブツブを粟立て、コリコリに勃起した乳首は乳輪からそびえるように天を突いていました。
　バストの先端から全身に響き渡る強烈な焦燥感に、私は千切れるくらいに身体を捩り、悶絶していました。
　

【美咲】いいっ！・・搾られて・・気持ち・・いいっ・・あああっ・・・もう・・お願い・・乳首・・触って・・乳首触ってくださいっ！
【亮太】淫乱人妻めッ…いいだろう、触ってやるよ…思いっきり捻り潰してやるよ……ほら、どうだ？

「ひあぁッ！…あッ！…はあああああぁッ！」
　私は『亮太』の言葉が表示されると同時に、両の親指と人差し指で思いっきり乳首を摘み上げていました。『亮太』の指が、私の乳首を摘み上げているのです。私の乳首を押し潰しているのです。その瞬間、今まで経験した事のない強烈な快楽が私の全身を貫いていました。
「あッ！…あああッ！…ひぃああああああぁッ！」
　乳首だけへの愛撫にも関わらず、私の肉体は絶頂へと向けて暴走し始めていました。そして私は『亮太』への返事も忘れて、強烈な快楽を貪り続けていたのです。

【亮太】おらッ！…返事はどうした！？…快楽に浸ってんじゃねえぞ！あぁ！？…それとも、ここで止めちまうか？

　ディスプレイに表示された『亮太』の言葉が、私の耳元で鳴り響きました。『亮太』が私の頭をグラグラと揺すりながら、耳元で怒鳴り付けてくるのです。私は一瞬ビクリと身体を硬直させ、震える指先を恐る恐るキーボードへと伸ばしました。

【美咲】すみません・・気持ち良過ぎて・・たまらないんです・・だから・・お願い・・まだ・・続けて・・止めないでっ・・・
【亮太】じゃあ今度は…美咲さんの乳首を、舐め回してやるよ…ほら、舌出してみな？…その舌が…僕の舌だ…

「ああああああッ…」
　私はもはや躊躇う事もなく、だらしなく舌を突き出していました。
――その舌が…僕の舌だ…
　その言葉に、突き出した私の舌はゾクゾクと震えるような感覚を味わっていました。『亮太』の舌が、私の舌に乗り移ってくるような錯覚を覚えたからです。
　まるで『亮太』の舌と私の舌とがネチャネチャと絡み合いながら、溶け合っていくようでした。それはディープキスなど比較にならないほど深い、喉の奥までもを舐め回されるような感覚でした。
　そして私の舌は、『亮太』の舌に乗っ取られてしまったのです。
　

【美咲】亮太くんの・・舌を・・出しました・・・
【亮太】Ｅカップもある厭らしいオッパイなんだから…届くだろ？…乳首舐めてやるよ…

　私はバストを搾り上げたままグイィッ…と持ち上げると、パンパンに膨れ上がった乳頭を自分の口許へと近付けました。そして思いっきり舌を伸ばして乳首を舐め上げたのです。
「ひゃぅんッ！…ッッんはぁあッ！」
　それはまさに針の一刺しとも言える一撃でした。バストに横溢しきった欲情が一気に煮え滾るようでした。
　私は今、『亮太』の手でバストを揉みくちゃにされながら、『亮太』の舌で乳首を舐め廻されているのです。

【亮太】奥さんの厭らしいオッパイを、グニャグニャに捏ねくり回してやるぜ？…乳首を唇で咥えて、舌先でコリコリ転がしてやるよ。…もう片方の乳首は、指で摘んで捻り上げてやるぜ？…キュ〜ッて指で押し潰して、奥歯でコリコリ甘噛みしてやるよ…

　『亮太』の手が、私のバストを捏ね回します。『亮太』の指が、私の乳首を摘み上げます。『亮太』の唇が、私の乳頭を吸い上げます。『亮太』の舌が、私の乳首を転がします。そして『亮太』の歯が、私の乳首を甘噛みするのです。
「はぐぅッ！…あッ！…ひぃッ！…あああああぁッ！」
　私は椅子に腰掛けたまま、身体をビクンビクンとのた打ち回らせていました。それは第三者から見れば余りにも卑猥な光景だったに違いありません。
　洋服を捲り上げ、ブラジャーを引き下げ、Ｅカップの美巨乳を突き出し、その膨らみを自らの手で捏ね回しているのです。
　右手では膨らみを捏ね回しながら乳首をコリコリと摘み上げ、左手では搾り上げるように突き出した乳頭を自らの口に押し付け、唇で吸い上げ、乳首を舌先で転がし甘噛みしているのです。
「ああああああッ！…も、もうッ！…駄目ぇぇッ！」
　バストに横溢しきった欲情が今にも弾け飛びそうな感覚に私は悶絶を繰り返しながら、それでも『亮太』へと返事を打ち込むのです。

【美咲】もう駄目・・気持ち良過ぎて・・もう・・
【亮太】ハハハハハッ！…イッちまいそうか？…乳首だけで絶頂しちまうのか？…よっぽど欲求不満が溜まってたんだな？…この淫乱人妻め！

「はあああああああんッ！…も、もう駄目ッ！…わ、私ッ！…あッ！…ああああああんッ！」
　乳首での絶頂の予感に私は肉体をビクンビクンと痙攣させながらも、懸命に『亮太』へと返事を返していました。

【美咲】いきそうですっ！・・もう・・・いっちゃうぅっ！
【亮太】よし、イッてみな…乳首だけで淫らにイキ狂ってみな…ちゃ〜んと見ててやるからよッ…

　『亮太』の返事を見ながら…いえ、『亮太』の囁きを聞きながら、私は更に激しくバストを捏ね回していました。
　千切れるくらいに乳首を摘み上げ、ジュルジュルと吸い上げ、舌先で擦り切れるほどに転がしていました。そしてそれら全ての愛撫は、『亮太』の手や指、唇、舌によるものなのです。
「あッ！…はあああああんッ！！…も、もう駄目ッ！…ああッ！…い、いいッ！…はああああああぁぁんッ！…い、いくッ！…ああああッ！…いっちゃうぅぅぅッ！！！」
　私の肉体は、まるでバウンドでもするように椅子の上でガクンガクン…と跳ね上がっていました。
　私は遂に、『亮太』の愛撫により絶頂へと押し上げられたのでした。バストへの愛撫だけの絶頂でしたが、それは夫との性交で経験したどんな絶頂よりも強烈なものでした。
「あッ！…はああああッ！…凄いぃッ！…あああんッ！…気持ち…いいッ！…はああああんッ！…いいッ！…いいのぉッ！！」
　私は絶頂に達した後も、その余韻を貪るようにバストを捏ね回していました。初めて味合わされた強烈な快楽の余韻を、少しでも長く感じていたかったのです。
（ああああッ…こ、こんなのッ…初めてぇッ…はああんッ…気持ち…良過ぎてぇ…ああああッ…わ、わたし…駄目に…なっちゃうぅッ…）
　私はピクピクと痙攣を続ける肉体を淫らにくねらせながら快楽を貪り続けていました。生まれて初めて味合わされた強烈な快楽を、自分の肉体に刻み付けていたのです。

（つづく）