高校のとき、隣の席の男子にいたずらされたことがある。 今だと笑ってしまうようなささやかな出来事だけれど。当時は衝撃的だった。 彼はクラスでもお騒がせな男子で人気もあったけど、興味はわかなかった。 その頃クラスの学級委員長に恋していたからだ。 お騒がせな彼とは出席番号が同じだったこともあり、よく席が隣になった。 お喋りな人で誰にでも話しかけていたけど、当時の私はあまり男子と口をきかなかったので、会話はさほど弾まなかったと思う。 そんな親密さなどかけらもない間にもかかわらず事件は起こった。 ある日、いつものように席に座っていると、彼はなにを思ったのか急に鉛筆のとがっていない方の先端を、私の制服のお尻に押しつけてきたのだ？？？ なんでそんなことをされているのかわからなかった。 きっといたずら半分だったのだろう。少しの間、私はその行為をやめてくれるのを待っていたが、その手が止まることはなく、突くような動きで的確にくぼみを狙って押しつけてくる。 私の反応を楽しんでいるような気配がして、ぐいぐいとスカートに食いこませてくる。 黙ったままではいけないと思い、声を出そうか迷っていた矢先、鉛筆が割れ目を移動してすすーっと下にすべり降りてゆき、椅子とお尻のあいだ、プリーツスカートの隙間を縫って強引に押し込まれた。 その大胆さに思わず息をのんでしまう。深く挿入された鉛筆はやがてスカートごしに陰唇に触れ、私はうつむくしかなかった。 ゆっくりと鉛筆を前後にゆすって動かされると、吐息がもれそうになった。 執拗に繰り返される愛撫に、甘い痺れが身体を駆け抜けた。 官能でガードがゆるくなり油断している隙に、先端は奥へ奥へと押し込まれ、ついにスカートの襞をかきわけて、秘部を隠すショーツにたどりついた。 角度をやや上向きにすると、細部を点検するように布地をずりあげる。 私は声を殺すのに必死だった。 ついにピンポイントでクリトリスをさぐり当てると、興奮したように先端の動きは一段と速さを増した。 机にしがみつきながらも、ひざが震えてどうしようもなかった。 加速してゆく刺激と快楽に翻弄され、意識が朦朧としてきたころ、あっさりと鉛筆が引き抜かれた。 ほっとしたのもつかの間、すっかり力の抜けた私の腕をつかむと教室から出て、強引にトイレの個室に連れ込まれた。 背後からはがい絞めにされ、両腕をネクタイで拘束された。身動きのとれない私をあざ笑うかのように、太腿の上に置かれた手がすすっと上に登ってゆく。 そのままスカートをたくしあげて中に侵入してくる。休む間もなく潜り込んだ指は内腿をさすり、ゆっくりとレースのショーツを撫であげた。 いやらしい手つきでプリーツスカートのなかを這い回っている。 （…いやぁ……だめ……） お尻を撫でられるたびに反応してしまい、きつく脚を閉じようとするがかえってショーツの皴を深く食いこませる結果になった。 卑猥な指が割れ目を何度も往復して、恥ずかしさのあまり気が遠くなりそうだった。 「んっ！」 気まぐれな指がクリトリスに触れた途端、はからずも声がもれてしまった。 「とうとう声が出ちゃったね。もう我慢の限界？」 やがてショーツの上部に手がかかると、いっきにずり下ろそうとする。 あわてて腕をつかんで止めに入るが、もう一方の手がショーツの脇から指をすべらせ気をそらされる。 直接、秘芯に指をはわせると転がすようにもてあそんだ。 「はぁはぁ……ああ……もう、やめて……」 「うるんだ瞳で懇願したって、僕には逆効果だよ」 そのままするするとショーツを脱がされ、ついには太腿まで引き下ろされてしまい、スカートのなかは無防備な状態にさらされてしまった。 下半身が落ち着かないままに、今度はブレザーのなかにするりと手がもぐりこんだ。ブラウスごしに胸のかたちを確認するようにもみしだく。 ぷつんと一番上のボタンがはずされた。早くも胸の谷間がのぞき見えてしまう。 （……いやっ！こんどは胸の中までなんて………） 二番目のボタンがはずされるとブラジャーがあらわになった。白地にヴァイオレットのレースと小さなリボン。 ためらいもなくブラウスのなかに手がさしこまれ、みだらな指で乳首をさぐる。ブラジャーごしでもわかるほど硬くとがった先端をつまみあげ、挟みこむ。 「ずいぶん感じちゃってるでしょ。乳首が弱いのかな？お望みならもっと攻めてあげるよ」 いやいやと首をふってみせても、悦ばせるだけなのに身体がいうことをきかない。 すくいあげられた乳房はブラジャーのなかで窮屈そうにしている。カップからはみださんばかりだ。 「そろそろ本物をおがませてもらうとするかな」 そう言って三番目のボタンをはずしブラウスを開襟して全開にする。レースのブラに包まれた豊満な白い乳房が男の目にさらされる。 「やめっ、んん……見ないでぇ……」 「こんなにいやらしい形をしているのに、見ないわけにはいかないだろ？」 「んんっ」 「ほら、見えちゃうぞ……」 ブラジャーのカップに指をかけ、ゆっくりとじらすように胸の露出を高めていく。 「んー？乳首が硬くなりすぎてひっかかってるなぁ」 「くぅ……」 あまりのはずかしさに身をよじる。ブラにかろうじてひっかかっている薄桃色の突起がみょうになまめかしい。男はブラの谷間に指をひっかけてずりおろそうとする。 くんくんと下着がたわみレースが乳首の先端をこする。 「ん……ッ」 すすっとブラがずれて、ピンク色の乳首がいまにも顔を出しそうだ。丸いふくらみはもちろん胸はほぼ露出してしまっている。 「おおっ、もうすこし……」 男が生唾をのむ音がした。 「やめ……」 ついにブラのカップがめくられると上向きに反った乳首がとびだし、ぷるんっとたわわな乳房がカップからすべり出た。 「すげぇ……いろっぺぇ……最高だな」 最上の褒め言葉と同時にむき出しになった乳首をつまんでくりくりと動かす。 「はぁ……ああッ……」 賞賛の声もむなしく、もはや彼女の唇からはせつない喘ぎ声しか聞こえてこなかった。 |
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| 2012.6.16掲載 |