結婚相談あすなろマンション

もそえ 作


 ボクは34才独身彼女なしのサラリーマンです、実は最近お嫁さんが欲しくて結婚相談所に入会しました。

 この年になると親からそろそろ結婚しろとか、孫の顔が見たいとプレッシャーをかけられるようになって来ました。僕だってお嫁さんは欲しいですが出会いも無いし知り合うきっかけもありません、それに良い男じゃないし給料も安いし・・・・・

 結婚したい気持ちはありますがこのままだと一生独身になるかも、そんな予感がしていました。でもある日のことです、いつものように会社から帰ってアパートの郵便受けを開いて請求書やダイレクトメールを取り出して部屋に入りました。

 その中に結婚相談所のハガキが入っているのを発見しました。結婚相談所っていっぱいあるけどすごい金を取られる例のあれです。でも金を払って妥協すればお嫁さんが手に入るわけです。うーんお見合いして結婚かあ・・・・ することも無かったのでそのホームページを見てみました。

 あすなろ結婚相談所と言われるホームページを見ると結婚までのステップが書いてありました。細かい個人データを登録→希望する候補者を選ぶ→マッチングが会えばあすなろマンションで結婚シュミレーション→半年後に最終マッチング→結婚契約成立。というものでした。

 毎週マッチング取れた相手の女性と、あすなろマンションで1週間の間、結婚生活がうまくいくものなのかシュミレートしてみてそれを毎週くり返すというシステムです。要するに1週間おきに違う女性と結婚生活シュミレーションを行い、半年間たってその中からお嫁さん候補を5人選び、最終マッチングが合えば結婚ご成約となるわけです。

 気になるお金ですが、家賃が毎月7万円で結婚が成立した時に100万円支払いという条件でした。計算すると全部で142万円か・・・・ でも逆にそれだけ出せばお嫁さんが見つかるということです、それも1週間試しに結婚生活を体験して24人の中からお嫁さん候補を選べるというのは選択肢として考えると最高でした。

 なるほど、これならお見合いパーティーだけではわからない相手の女性のこともよくわかるわけです。確かに金額は高いですが失敗しない結婚相手を選べるわけか、なるほど良く考えられたシステムだな・・・・ 結局ボクは入会手続きを行い、個人データを登録しました。

 1週間後に郵便物が届きました。第157期マッチング結果という表を見ると24人の女性と1週間おきの部屋番号が書かれた表が添付されてました。157期のスタートは1ヶ月後です、そこからボクのお見合い生活が始まったのでした。

 土曜日午前9時、ボストンバックに着替えやらパソコンを詰めてアパートを出ると、あすなろマンションに向かいました。電車で30分の駅で下りて10分くらい歩くとそのマンションが見えてきました。外観はごく普通のマンションでした。

 すでに部屋のカードキーは受け取ってるので住人のような顔をして入り口ドアを開き、312号室目指してエレベーターに乗りました。そして部屋のドアにキーを差し込むとカチャッという音がしてドアが開きました。部屋はウイークリーマンションのようで広くはありません、ミニキッチンに冷蔵庫と洗濯機が付いてます。

 部屋に入り窓から外を眺めると見晴らしは良いし日当たりも良かったです、この部屋でマッチング取れた女性と1週間共同生活してみて相手のことをよく知るわけです。今週はKさんという2才年上の女性です。いったいどんな人なんだろう・・・・ 考えたら急に緊張して来ました。

 30分くらいイスに座ってテレビを見ているとドアがカチャッ! という音がして開きました。ボクは一瞬でイスから立ち上がるとドアのほうを見ました。そこにはワンピース姿の大きなバッグを下げた女性がいました。こんにちは、そう挨拶してきたのでボクも、こ、こんにちは! って挨拶しました。

 これから1週間結婚生活のシュミレーションをする女性です、思ったより綺麗な人でした。お互い個人情報を見ているのでどんな人かは想像出来たけど本当に綺麗な人だな、お嫁さんとしてこの人にしたいなって思ってしまいました。

 Kさんはこれから1週間よろしくお願いしますと言うのでボクもこちらこそと返事をしました。するとこれから夕飯の支度をしようと思うので買い物に行きたいですと言うので、じゃあ荷物持ちしますと言い2人で外に出ました。

 女性と並んで歩くって何年ぶりだろう、結婚したら毎週こうやって買い物に行けるんだ・・・・ 想像したら猛烈に結婚願望が膨らんで来ました。そしてKさんと買い物してるうち緊張もとけて自然な感じで会話も出来るようになりました。

 マンションに戻るとKさんはすぐに夕飯の支度を始めました。エプロン姿で立っているのを見るとああ、結婚ってやっぱり良いもんだなあって思いました。テレビを見ていると1時間後に出来たので2人での初めての夕食を食べました。焼き魚に肉じゃがか、うん、美味しい!

 結婚するとこんな毎日が送れるんだ・・・・ ますます結婚願望が強くなって来ました。食事が終わると洗い物を始めたのでボクも横に立って洗い物の手伝いをしました。何だかおままごとみたいで楽しくなって来ちゃった・・・・

 食後は狭い室内でしたが丸いテーブルに座りワインを飲みながらテレビを見ました。Kさんはサッカーが好きらしいです、ボクは野球が好きです。チャンネルを変えたけどどちらもやって無かったのでクイズ番組を見てリラックスした一時を過ごしました。

 11時になるとKさんからもう寝ましょうか? と聞かれました。ボクもそろそろ寝る時間だなと思っていたので、お風呂入ってくださいと言ったけど、Kさんが先に入ってくださいと言うのでパジャマを用意すると浴室に入りました。

 体を洗い湯船に浸かっていると突然寝る時のことを思い出しました。確かベッドはセミダブル1つだ、ということは2人であのベッドで寝るんだ・・・・ いやそんなことしちゃいけない、ボクは床で寝るしか無いか・・・・ 結婚シュミレーションってどこまでやったら良いんだろう・・・・・

 おかげでのぼせてしまい、フラフラになって浴室を出るとKさんは先に寝ててくださいと言いました。ということはベッドで寝てろと言うことなのか、床で寝てろということなのかどっちだろ? ボクは厚かましい男だと思われたくなくて床に押し入れから出した毛布を引いてもう1枚の毛布をかけて寝転がりました。

 Kさんが浴室で体を洗っている音が聞こえて来ました。あんな綺麗な人とこれから1週間一緒に暮らすんだ・・・・ いろんなことを考えてしまいました。そして浴室から出てくる音が聞こえてくると心臓がドキドキして来ました。

 狭い寝室に入ってくるなりKさんはどうしたんですか? そんな床に寝ていてとびっくりした声を出しました。ボクは起き上がるとまさか1つのベッドで寝るなんて出来ないですと言いました。するとKさんはだって結婚シュミレーションですよね、当然性の一致、不一致だって結婚生活ですから大切ですよね、って言い出したんです。

 確かにそうです、セックスの相性が悪くて離婚なんてこともよく聞く話です、そうか! 本当の夫婦のように暮らしてみてそれでやって行けそうか確認することも必要なんだとその時理解出来たんです、ボクって本当に鈍いというか仕組みが理解出来ない男なんだとつくづく嫌になりました。

 Kさんがベッドに寝たのでボクもベッドに入りました。仰向けで寝ると肩と肩が当たりました。やわらかい体だな・・・・ しばらくそのまましているとKさんから手を握って来たのでボクも握り返しました。ボクはドキドキが最高潮になりました、そして本当に良いんですか? って聞くと、はい、そのためのシュミレーションですから・・・・と。

 ボクはガバッと起き上がるとKさんの体をギュッと抱きしめました。柔らかい肉の温かい感触が伝わって来てもうボクは爆発寸前でした。Kさんは目をつぶったので思い切ってキスをしました。柔らかいくちびると心臓のバクバクした振動が伝わって来ました。

 緊張状態のボクとKさんはそれからずっとキスして抱き合いました。そして腰からお尻へと手を下げて行ったけどKさんは拒否しませんでした。ボクは胸をさわりながらパジャマのボタンを外し始めました。白いブラからは深い谷間が見えてたまらず、はああ! って声を出してしまいました。

 パジャマの下も下げてランジェリー姿になったKさん。ボクもパジャマを脱ぎ捨てパンツ姿になるとまた抱きついてキスしました。興奮状態は最高潮でした。も、もう待てない! ボクはブラを外しパンティーにも手をかけて下げました、そしてパンツを一気に下げました。

 するとKさんはこれ使ってくださいと言いベッド上の棚に置いてあったコンドームを指したのでそれを破って装着しました。本当に良いんですか? って聞くと、は、はい! と返事をしたのでボクはKさんの太ももに足を入れて開きました、あまり経験が無いボクはうまく挿入できるか心配でしたが腰を動かしているとなんとかわかりました。

 そして腰を前に突き出すとKさんの体の中にボクの体の一部が入って行きました。あ、ああ! 久しぶりの女性の体内のあの感触にボクはたまらず、あ、あああ! と声を出してしまいました。Kさんは声を必死に我慢して苦しそうでした。

 10分後、ボクは快感が頂点に達しました。も、もうダメだ・・・・ 腰のスピードが勝手にどんどん早くなって行きました。するとそれまで苦しそうに我慢していたKさんが突然、あーーー! あーーー! あーーー! って叫び始めました。

 最後の瞬間、ボクとKさんは、大きな声を出してそして絶頂に達してしまいました・・・・・ あーーー、すっ、すごい快感・・・・ しばらく身動き出来ないほどでした。やっとのことで目を開くとKさんも大きな口を開いたままでした。

 腰を引いて抜くとコンドームを外してティッシュで後始末をしました。久しぶりのセックスの快感、ボクはその味が忘れられませんでした。そしてKさんを抱き寄せてキスをしました。するとKさんのほうから舌がベロベロと入って来たんです!

 興奮冷めないままボクとKさんはまた興奮が増幅して行きました。ボクは満足出来ずに、も、もう1回したい! って言うとKさんはいいわ! して! って言ってくれました。その夜ボクとKさんはまるで新婚カップルのようにめくるめくセックスに没頭してしまいました。

 翌朝はお昼近くまで寝てしまいましたが、起きるとすぐ買い物に出かけました。ああまるで新婚カップルのようだ・・・・ 一夜肉体と肉体を重ねあわせただけでこんなに親密な仲になれるなんて・・・・ そしてその日の夜もまたセックスに没頭してしまいました。

 月曜日の朝になると仕事ですから朝食のパンを食べて彼女とマンションを出て駅前で別れました。結婚するとこんな毎日がずっと続くんだな・・・・ 仕事中は集中して仕事が出来たし時々思い出すとまた今夜も・・・・ って考えると仕事を集中して早く終わらせ、定時で帰らないとと頑張ってしまいました。

 Kさんとの1週間の結婚シュミレーションはあっと言う間に終わってしまいました。ボクはもうKさんと結婚したいなと心に決めていました。土曜日の朝、Kさんとお別れをすると次なる部屋番号のキーを受け取り、2階下の部屋に移動しました。

 するとすでに今週の相手の女性がすでに部屋にいました。Eさんは1才年下の胸の大きな女性でした。早速ですがその夜セックスしました。いやらしい肉体、ものすごく積極的なセックス。その夜ボクとEさんはセックスが良すぎて外が明るくなるまで快楽に没頭してしまいました。

 こ、ここんなエロい肉体は初めてです。Eさんはもっと! もっと! と言い、昼間からセックスしてしまいました。も、もうボクはこのエロい肉体から離れられない、そう思ってしまいました。Kさんも良いけどEさんのがもっといいや。

 それから毎週相手を変えて結婚シュミレーションを繰り返しました。それでわかったことはセックスの相性ってすごい大事なんだと言うことでした。それに1週間シュミレーションしてみると相手のことが良くわかるんです。この女性とはちょっとやって行けないな・・・・ そんなことがわかるようになりました。

 毎週が新鮮で、次はどんな相手と結婚シュミレーションするんだろう・・・・ 楽しみな毎日が続き毎夜新婚カップルのような激しいセックスを味わうことが出来ました。24人の女性とシュミレーションを行った結果、悩みに悩んでそのうちの5名を選びました。

 第157期のお見合い生活は無事に終了しマッチングの結果、2名の女性と一致しました。再度合ってお互いの気持ちを確認をした結果、そのうちの1人と結婚ご成約となりました。高いお金を払いましたが貴重な経験をすることが出来てボクの人生の中で忘れられない半年間となりました。

 4ヶ月後、結婚式を無事に済ませて本当の夫婦となりました。24人のうちで一番の妻はもうこれ以上ないくらいのパートナーになりました。そして本物の新婚生活は毎夜激しいセックスの連続でした。こんな快感が得られるのは妻しかいない! ですね。

 新婚カップルってやりまくるって本当なんですね、毎夜セックスに没頭して快感を味わいまくるんです。しかもコンドームを使わない子作りと快感目的のセックスはもう最高です。妻はすごかったわ! もっと! と言いボクの体にまとわり着いて来るんです。

 そして連続で膣内射精をくり返し行い、そこから得られる快楽の世界に没頭してしまいます。妻の死にそうな声、全身をビクビクとケイレンして喜ぶ肉体、不規則な激しい呼吸、心の底から快感を感じる姿を見ると死ぬほど良いんだということがわかるんです。そして最後ボクは悶絶して膣内射精をくり返してしまいます。

 休日ともなると朝から妻はボクを誘って来るんです。そして目の前でマタを大きく開き欲しがります。昨夜の妻の乱れた姿とあの快感を思い出すとたまらずに襲いかかってしまいます。ああセックスってどうしてこんなに良いんだろう・・・・ 妻はボクの上で狂ったように暴れまくるし・・・・

 セックスが終わり疲れて寝ていると妻はボクの体を触って来ます。もう出来ないよ・・・・ そう弱音をはくとどれどれ! と嬉しそうな顔をしてボクの体にキスしたり触ったり舌で刺激してきたりするんです。こんなことまでするほどセックスが良いってことなんだと思うんです。

 連日連夜、妻の体の中に膣内射精をくり返す毎日ですが、出しすぎて激しい射精感はあるんですが生産が間に合わずほとんど出てない気がします。このままじゃ精子の量が少なすぎて当分子供は出来ない気がします。妻に3日くらいしないで濃厚かつ大量の精子を膣内射精すれば出来るかも・・・・ って提案しましたが3日も待てないわ! と言います。

 意志の弱いボクは妻の誘いを断れず相手をしてしまいます。だってセックスするとやめられずに没頭してしまうからです。新婚カップルってセックスしまくるって言う話を良く聞きますが本当でした。まして24人の中で一番セックスが良くて性格もピッタリだった妻です。

 セックスばかりしているボク34才、妻32才の新婚カップルです。
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2014.11.15掲載
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