１．

　スーツ姿のその男は、いつもの時間に、いつもの場所から、その電車に乗り込んだ。
　沢山の人の流れに乗って、入り口から電車の奥に進んだその男は、そこで一旦、混んでいる車内を見回して、何かを探すような素振りを見せる。
　目的のものを見つけたのか、すぐに男は、入ってきたドアとは反対側の、出口に近い場所に真っ直ぐに進み、その近くの手摺りに捉まった。
　男はその場所に立つと、チラッと、前に立つ人の背に視線を向ける。
　そこには、男に背を向けて、青い色のセーラー服の上に、グレーのカーディガンを羽織った、可愛らしい女の子が立っている。
　眼鏡を掛けた背の低いその子は、ショートカットの髪を薄くブラウンに染め、真っ白な顔に細い首、唇は目立つほどに赤く、とてもクールな印象で、年齢は１４才ぐらいに見える。
　すらりとした綺麗な脚をしているその子は、最近では珍しい、膝上までの長さのスカートと、紺のハイソックスを穿いていた。

　やがてドアが閉まり、電車が走り出すと、男はさり気なく足を前に進め、前の子の背中に自分の身体を静かに近づける。
　電車の揺れに合わせて、男の胸がその子の背中に軽く触れると、その子は一瞬、ビクッと肩を窄ませ、手に持った学生カバンを両手で強く握り締めた。
　思わず、口元を綻ばせたその男は、そのまま右手を下に伸ばし、下から擦り上げるように、その子の尻をそっと撫でる。
　この時、男の手の感触を下半身に感じたその子は、頬を赤く染めながら、深く俯いてしまった。
　平静を装ったその男は、次に、その子のスカートの後ろ側を静かにたくし上げながら、青いスカートの中に自分の右手を滑り込ませる。
　男が何食わぬ顔で、汗ばんだ自分の右手を、ひんやりとしたその子の太股の裏側に這わせると、その子は一瞬、眼を大きく見開いた。
　しかし、すぐに元の冷静な顔に戻ったその子は、また何事もなかったかのように、眼鏡の奥の視線を前方に移す。
　安心して少し大胆になったその男は、スカートの中でその子のシルクのショーツの感触を楽しみ、柔らかい尻と、浮き出たその子の腰骨の両端を思う存分、撫で回す。
　そして、その手をだんだんと、その子の前側に回り込ませてゆく。
　そのまま、ツルツルのショーツの表面を滑るように指を下に走らせた男は、その子の股間の隙間にその指を潜り込ませた。
　後ろから、その子の下腹部に手を回した男は、右手の中指をふっくらとした股間の膨らみに宛い、優しく上下に動かし始める・・

　その子は赤い唇を少し開き、小さな胸を大きく波打たせながらも、さり気なく手に持ったカバンを自分の下腹部に宛い、男の手の動きを周囲から見えないように隠した。
　前に立つ子の反応に、いよいよ自信を深めたその男は、スカートの前面を大きく波打たせながら、右手の中指でその子の股間を激しく擦りたてる。
　忽ち、その子の股間の膨らみは大きさを増し、その先端がショーツのウェスト部分に向かって、急速に伸びてゆく。
　男は、既に硬くなり、ショーツの中で裏側をさらしてそそり勃っている、その子の大事な部分の、一番感じやすい場所に指の腹を押し当てて、優しく円を描くように愛撫を与え始める。
　その子は、白く美しいその顔を赤く染め、震える唇を半開きにしたまま、押し寄せる快感を押え込むように深く俯いた。
　男の耳に、その子のハァ、ハァという荒い息づかいが、はっきりと聞こえてくる。
　男は、悶絶するその子の、震える背中を楽しむかのように、後ろから包み込むように、その子の身体を抱き締める。
　やがてその子は、「あっんぅ・・」と微かな声を漏らし、小さな身体をピクピクと痙攣させながら、自分のショーツの中に白い体液を勢いよく噴上げた。
　きつきつのショーツの中で、その子自身がビクン、ビクンと何度も跳ね上がり、その先端から熱い体液を迸らせている。
「あぁ・・んっ・・うんん・・ハァァ・・」
　男は、膝をガクガクと揺らしながら、しゃがみ込みそうになる前の子の身体を、その子のウェストに左腕を回して支えた。
　そして、その子が突き抜ける快感に夢中になっている間中、脈打つその子の股間の膨らみを、ぬるぬるになったショーツの上から擦り続ける。
　やがてぐったりと脱力したその子は、うっとりと酔い痴れたような顔で、横の手摺りに凭れかかった。
　男は、絶頂の余韻に恍惚とするその子の、例えようのないかわいい横顔にとても我慢が出来なくなり、押された振りをしてその子の向きを変え、両方の腕で、その子の細い身体を力強く抱き締めた。
　背伸びをするような恰好で、男に抱き締められるその子の白い太股の間には、一筋の白い液体が流れ落ちていた・・

２．

　やがて、セーラー服の子が降りる駅に電車が到着して、開いたドアから沢山の人が降りてくる。
　大勢の人に交じって駅のホームに降り立ったその子は、ふらふらとした足取りでホームのベンチに腰を降ろす。
　するとそこに、セーラー服の子と同年輩に見える、数人の中学生の男の子が近づき、その子の両脇に座った。
「どうだった？」
「又、昨日と同じ痴漢に遭ったのか？、どうなんだよ。」
　周りの男の子が、一斉にセーラー服の子を問い詰める。
　そのうちに一人の子が、スカートの中から匂う独特な臭いに気がついた。
「えっ！、まさか？！・・おまえ・・」と、隣の子のスカートの中に、素早く手を入れる。
「あっ、いやっ・・」セーラー服の子は思わずその子の腕を押さえると、恥ずかしさに顔を真っ赤にして俯いた。
「こいつ、夢中になって射精までしてる。そんなに気持ちがよかったのかよ。」
「ほんとの変態だな。中年のオヤジに触られて、嬉しかったのか？」
　次々に周りの子にどやしたてられて、セーラー服の子はいつの間にか、涙を流し始めていた。
「泣くなよ。おかまだと思って、その気になりやがって。」
「本当は、女の子の恰好ができて嬉しいんだろう？」
「虐めるつもりが、逆効果だったな。完全に喜んでるし・・」
「まったくだ。」
　男の子たちは暫く、項垂れるセーラー服の子の様子を、黙ってみんなで眺めていたが、やがて一人の子が、思いついた様に口を開いた。
「お前、男に触られるのが本当に嬉しいなら、男のものを触るのも、好きなんだろう？・・その恰好で、俺達のも飲んでくれよ。」
「そうだ。本当は、ずっと前から飲みたかったんじゃないのか？、なあ〜？」
　これを聞いたセーラー服の子は、驚きに目を丸くしながら、無言で立ち上がって、その場から逃げようとする。
　だが、男の子の一人がセーラー服の子の手首を掴んで、その子を引き止めると、「本当は嬉しいんだろう？、素直になれよ。俺達が相手をしてやるからさ。」と言いながら、その子の手を、自分の股間に押し当てた。
　途端に暴れ出すその子を、周りから男の子が大勢で取り囲んで、その子の口を塞ぎ、両手を拘束して、そのまま駅のホームから移動する。
　男の子たちは、セーラー服の子を、駅のトイレにある身障者用の個室に連れ込んだ。
　男の子たちはドアに鍵をかけると、セーラー服の子を蓋を閉めた便器の上に座らせ、再び、何人かで後ろ手にその子の両腕を固定して、その口を塞ぐ。
　それから、「じゃ、まず証拠の写真を撮らせてもらうからな。」と言って、セーラー服のスカートを捲り上げた。
「ん゛っんーーーっ！、む゛ぅんーーーっ！」塞がれた口で必死に大声を上げるその子を無視して、男の子たちは、各々に携帯を取り出して、精液でびしょびしょに濡れた、その子の下腹部の写真を撮影した。
　さらに、濡れているその子のショーツを膝まで引き下げながら、「スカートを穿いたまま、射精するところも見せてくれよ。」と言いながら、すでに、その子自身の体液でヌルヌルになっているそのペニスを、ゆっくりと扱き始める。
　腰を捻り、足をばたつかせて暴れるその子の、足首や腰を、周りの男の子たちが一斉に押えつけ、さらに数本の手がその子の股間に伸びてきて、その子を無理矢理に射精に追い立てる。
　その後、激しくペニスを扱きたてられたその子は、いくらも経たないうちに、その腰を何度も突き上げながら、大量の精液を真っ赤な先端から噴上げた
　満足そうにその瞬間を写真に納めた男の子たちは、ぐったりと死んだように動かないセーラー服の子に、
「いいか。俺達の精液を全部飲まないと、さっき撮った写真をクラス全員に送付するからな。精一杯努力して気持ちよくさせるんだぞ。わかったな。」と言うと、ズボンのファスナーを降ろし、半立ちのペニスを取り出して、セーラー服の子の目の前でそのペニスを自分で扱き、それを使える状態にした。
　そして眼鏡の奥で、怯えた目を見開いているセーラー服の子の、真っ赤な唇に怒張したそれを押しつける。
　男の子がもう一度、「おい！」と、大きな声で一括すると、その子は驚いたようにビクッと飛び上がって、嫌々、その口を開いた。
　男の子がそのまま腰を進めて、その子の口の中に半分ほど自分のペニスを挿入すると、その子はやがて観念したように、目を瞑り、ペニスの下側に舌を添えて、その口を使い始める。
「ハァ、ハァ・・うぅ、いいぞ・・その調子・・」その子の舌と唇の柔らかい感触に、ペニスを差し出している男の子が、無意識のうちにその腰をくねらせ、喘ぎ声を上げる。
　その声を聞いた、セーラー服の子は、段々と、その本性を曝け出すように自分から顔を上下に振り、口の中で激しく舌を踊らせ始める。
　これを見た他の男の子たちは、驚いた様に、ペニスを咥えるその子の顔を一斉に覗き込んだ。
「おい・・こいつ、本物だぜ。」「ああ、もう完全に夢中だな。」「すげえ、エロい顔してる。どう見ても本当の女の子だ。」「見ろよ。フェラしながら、また勃起してる。・・悦んで興奮してるのか？」
　眼鏡を掛けた美しい白い顔に恍惚の表情を浮かべ、真っ赤な唇で必死にペニスを扱く、その子の妖艶な表情に興奮した男の子たちは、その子の腕を拘束していた手を離し、自分のペニスを夢中で取り出す。
　そして、その子の興奮をさらに煽るように、何本もの手をその子のスカートの中に差し入れて、すでに垂直に勃起して、スカートの前の部分にテントを張っているその子自身を、包み込むように優しく扱き始めた。
　ペニスを咥えたその子は、先程とは違って嬉しそうに彼らの愛撫を受けながら、自由になった両手で男の子のペニスを掴み、その陰嚢を揉み上げる。そして、さらに激しくその頭を前後に揺すった。
「おおぉ・・逝くッ、アッアッ・・・うっんーーーっ！」堪らずに男の子が、眼鏡の子の喉にその精液を迸らせると、その子はうっとりとした顔で濃い精液を飲み込みながら、右手の指で絞り出す様に男の子のペニスを扱いた。
　更に白くなった舌を長く伸ばして、射精後のペニスの先端をべろべろと舐め回す眼鏡の子のいやらしい仕草に、異常に興奮した別の男の子が、勃起した自分のペニスをその子の顔前に差し出す。
　すぐにセーラー服を着た眼鏡の子は、その男の子のペニスに武者振り付き、夢中で舌を使い始めた。
　その光景はまるで、美しい女子高生の女の子が、複数の飢えた中学生の男の子に、スカートの中に手を入れられてその股間を愛撫されながら、彼らの溢れ出る精液を次々に飲まされているかのように見えた。
　やがて男の子たちは、セーラー服の子が男の子であることも完全に忘れて、彼女の両手にもペニスを握らせ、スカートの中のすべすべの両脚にも、興奮した自分たちの股間を擦りつけ始める。
　そして、何人もが同時に、熱い精液を彼女の身体に降りかけ、同時に、彼女も彼らの手で絶頂に上りつめ、スカートの中に今日、何度目かの痺れるような射精をした・・

　それから長い時間使用中だったトイレの中は、若い男の子たちが吐き出した大量の体液の匂いで、噎せ返るようになっていた。
「ハァ、ハァ・・凄いよ、お前・・」射精後も、興奮覚めやらない一人の男の子が、精液だらけの眼鏡の子の顔を、剥き出しの自分の下腹部に押しつけながら、嬉しそうにそう呟く。
　また別の男の子は、精液でヌルヌルになった、セーラー服の下のその子の太股を撫で回しながら、「あぁ・・死ぬほど気持ちがよかった。・・また、やりたいな。俺、なんでもするからさ。頼むよ。な、・・いいだろ？」と、その子の脚に頬ずりをする。
　どの男の子も、童貞には強すぎる刺激を受けて、その体験に酔ったように夢中になり、この子の事が忘れられなくなっていた。

　だが当のセーラー服を着た男の子は、毎日電車の中で会う、あのスーツを着た男の人の事が忘れられずにいた。
（「彼は、僕の事をどう思っているのだろうか？」）最初に彼が自分の身体に触れてきた時から、その子は胸の中でそう思っていた。
　無理矢理にセーラー服を着せられて、女の子になりきることで、彼に近づき抱き合う事ができた。
　最初は嫌々やっていた事だったが、そのうちに例えようの無い歓びを感じるようになっていた。
（「あぁ、一度でいいから、あの人の股間に顔を埋めて、彼の精液を飲んでみたい。でも・・・彼は喜んでくれるだろうか？」）
　今日あの人が、男の子である自分のことを射精に導いてくれた事で、その子は、今、そう考えるようになっていた。
（「恐いけど、明日は自分から、あの人の股間に手を伸ばしてみよう。」）
　女の子であり、男の子でもあるその子は、心の中でそう固く決心していた。