禁断の花
Ｒｉｎｇｏ 作
１．

　恭子は、朝の通学バスの中で、腰のあたりに何かが当たるのを感じた。
　バスの揺れに合わせて、離れたり押しつけられたりしているそれは、確かに硬く勃起した男の股間だ。
（「いやだ・・」）
　強い嫌悪感をおぼえた恭子は、後ろを振り返り、その男に文句を言おうとする。
　だが、それよりも一瞬はやく、振り向こうとした恭子の耳元で、後ろの男が何かを囁く。
「恭子ちゃん・・そのまま・・」
「！・・・」その声を聴いた恭子の動きがぴたっと止り、その顔が驚きに引き攣る。
　それは聞き慣れた義兄の声だった。

　今朝、一緒に朝食を摂り、にこやかに挨拶を交わした義兄が、今、自分の後ろでペニスを熱り勃たせて、それを自分の腰に押しつけている。
（「お兄さん・・どうしたの？、なぜ？」）
　以前から義兄に憧れていた恭子は、それを口に出せず悶々とした日々を過ごしていた。
　一方、相手の兄の方は、そんな妹の気持ちを敏感に感じ取り、手を伸ばせばすぐに届くはずの、その若く美しい身体に、ずっと魅了され続けていた。
（「あぁ、恭子ちゃん、何度、君を抱き締めようと思ったか・・堪らない・・この感触・・」）
　自分に好意を持ち、且つ、喉から手が出るほど欲しい存在。身近にありながら、手を出せない存在。
　義兄はそのどうにもならないジレンマに、毎晩、その身を焦がしていた。
　そしてついに、この日、我慢の限界に達した兄は、妹の気持ちに応えようと自分から行動を起こした。

（「もしかして・・知ってたの、私の気持ち・・」）
　しばらく凍りついたように動けなかった恭子だが、やがて意を決したように大きく一つ息をすると、後ろを振り向く。
　そして、ごく自然に、流れるような手つきで、義兄のズボンのファスナーを降ろす。
　それから、その小さな両手で、燃えるように熱くなっている憧れの人の肉棒を握り締めた。
　恭子は指が回らないほどに太く、硬くなっている兄の一物を、その繊細な指でゆっくりと撫で上げ、既に真っ赤に充血している亀頭部分を優しく掌で扱いた。
（「あぁ・・ありがとう、恭子ちゃん・・おぉ・・」）
　女子高生の優しい指使いに、思わず兄は、押し殺した呻き声を上げ、身悶えをする。
　そして、うずくまるように、愛しい妹の髪にその頬を埋める。
　妹の方は、周囲に気づかれないようにそっと兄に身体を寄せながら、うっとりとした顔で忙しなくその両手を動かし続けている。
　やがて、激しい昂奮に息を荒げた兄が「お願い、恭子ちゃん・・君の肌に触れさせて。」と、小さな声で妹に頼んだ。
　恭子は軽く頷くと、服の中に手を入れてブラのホックを外し、それを上にずらすと、制服のブラウスとベストを一緒に、胸の上までたくし上げた。
　すぐに、妹の真っ白な乳房とピンク色の乳首が、兄の眼からよく見える位置に、曝け出される。
　恭子は、歓喜の表情を浮かべる義兄の顔をじっと見つめたまま、握り締めた彼の体の一部を、引き締まった自分の腹に擦りつける。
　それから兄の胸にその頬を埋めながら、彼のペニスの先端を自分の胸の間で挟み込み、愛おしそうにそれを両腕で抱き締めた。
（「あぁ、お兄さん・・熱い・・熱いよ・・」）
　１６才のきめ細かな素肌の感触を、その股間で味わった兄は、堪らずに、
（「ハァ、ハァ、あぁ、恭子ちゃん・・も、もう限界だ・・頼む、逝かせてくれ。」）と、夢中で妹の肩を抱き締めた。
　義兄の意志を感じ取った恭子は、陶酔したような表情で兄の顔を見上げる。それから、波打つようにゆっくりと、その上体をくねらせ始めた。
　感じやすいペニスの裏側を、柔らかい少女の身体で優しく愛撫された兄は、身体の奥から熱い血潮が急速に噴き上がってくるのを感じた。
　もう少しで、溜まりに溜まった欲望が、かわいい妹の身体に噴き零れるという、その時、バスの車体が大きく前後に揺れた。
　バスが、通学の生徒の多くが乗り降りする、学校の最寄りの停車場に到着したのだ。
　すぐに、二人の周りの高校生が出口に向かって移動を始める。
　恭子は、急いで制服の乱れを直すと、兄の身体から自分の身体を離した。
　一方、兄のほうも何食わぬ顔で、手に持ったカバンを自分の下腹部に宛い、まだそそり勃ったままの股間の一物を隠す。
　恭子は、チラッと義兄の顔を盗み見た後、そのままバスから降りて行った。
（「恭子ちゃん・・」）
　残された兄は、先端から少し白い液体を滴らしながら、欲望に血走った眼で、美しい義妹の後ろ姿をいつまでも追い続けていた・・


２．

「あっ！・・はあぁ・・はぁうんっ！・・んんぅ・・」
　開けたブラウスの中の、驚くほどに細いウェストの括れを、俊之の両手が包み込むようにして優しく掴み、剥き出しになったその美しい腹の上を、彼の舌がゆっくりと這い回りながら、下に向かって徐々に滑り下りてゆく。

　同じ日の夕方、学校から急いで帰った恭子は、自室のベッドの上で義兄である俊之の、蕩けるような愛撫をその身体に受けていた。
　仰向けに寝た彼女の身体の上には、背広姿のままの俊之の大きな背中が覆い被さり、一心不乱に妹の肌に舌と指を這わせている。
　１８５センチ、９０キロ。堂々たる体格の俊之は、昔、柔道をやっていたせいか、肩幅が広く、腕も太い。
　そんな俊之が、小柄な恭子の上に覆い被さると、まるで小さな子供が大きな相撲取りに押えつけられ、全身を舐め回されているかのように見える。
　今、時間は、夕方の３時半。
　いつもこの時間には、妻が買い物に出かけて留守、ということをよく知っている俊之は、電話でそれを確認した上で、自宅に戻ってきていた。
　愛する義妹に会うため、営業の仕事を抜け出してきた彼は、短い時間を惜しむかのように、夢中で彼女の身体をまさぐる。
　下になっている恭子は、万歳をするように両手を頭の上に挙げていた。
　俊之に対して、無防備に差し出された肉体。
　それはまるで、芸術品のような身体だった。
「恭子ちゃん。頼む、見せて・・」
　妹の染み一つ無い身体に目を血走らせた俊之は、恭子のミニのスカートの裾を夢中で捲り上げ、その下の真っ白なショーツの上に、汗ばんだ自分の掌をそっとのせる。
「あんっ・・ハッ、ハッ・・はぁ〜・・」
　うっすらと陰毛の影が浮かぶ、綿のショーツの表面を、取り憑かれた様に撫で回す俊之。
（「・・夢みたい・・お兄さんの手が私の身体を撫でてる・・あぁ、信じられない・・おかしくなりそう・・」）
　憧れの兄の手で、太股からへそまでの下半身を優しく愛撫された恭子は、おもわず顔を天井に向け、熱い吐息を漏らしながら、透き通るように白いその太股を、もじもじと擦り合わせた。
　やがて恭子のあそこから、ねっとりとした粘液が染み出し、ショーツの股間部分をじわじわと濡らし始める。
　ショーツの大事な部分が、徐々に透き通ってきた事に気がついた俊之は、妹の腰に手を伸ばす。
　そして、ショーツの腰にかかる部分に指をかけて、ゆっくりとそれを下に引き降ろした。
　ショーツの下からは、汗と愛液に光る恭子の淡い陰毛が姿を現わす。
　かわいい女子高生の、真っ白な下腹部と黒い陰毛の組み合わせに、無意識のうちに股間を怒張させた彼は、その顔に歓喜の微笑みを浮かべる。
　と、その時、玄関の戸が開く音がして「ただいま〜」と、晶子の声がした。
　途端に跳ね起き、大きく膨らんでいる股間を押さえながら、聞き耳を立てる俊之。
　一方、恭子の方は、急いでショーツを引き上げると、ブラウスの前を直し始めた。
　焦った俊之が、カバンを持ってその部屋のクローゼットの中に飛び込むのと、晶子がノックをして妹の部屋に入ってくるのが、ほぼ同時だった。
「恭子、帰ってたの？、早かったのね。」
「う、うん・・」
「どうしたの？、なんか顔色が良くないけど・・」
「えっ？・・うんん、なんでもない。大丈夫よ。」
「そう？、それならいいけど・・すぐに夕食にするから。」
「はい。」
　晶子はすぐに部屋を出て、台所に向かった。
　妻が部屋を去ると、真っ青な顔をした夫がクローゼットからその姿を現わす。
「・・ごめん、恭子ちゃん。・・仕事に戻るよ・・」
　俊之は、額から冷や汗を滴らしながら、恭子に向かって小さな声でそう呟いた。
「ええ・・」俯いたままの恭子も、やっとのことでそう答える。
　それから俊之は、そっと恭子の部屋のドアを開けると、妻に気づかれないように忍び足で玄関に向かった。
　その後、なんとか家を抜け出した俊之は、這う這うの態で近くに止めてあった車に乗り込んだ。
「ふぅ〜・・」
　放心状態で、安堵の息を吐く俊之。だがその脳裏には、ついさっき見たばかりの処女の股間が、しっかりと焼きついていた・・


３．

「ねえ、スカートの中、見せてくれない？」
　辺りが夕闇で暗くなり始めたころ、股間を中途半端に膨らませたまま、むらむらした気持ちで仕事に戻った俊之は、我慢できずに近くにいた女の子に声をかけていた。
「はぁっ？、何言ってんの。」「きもいんだよ。おっさん。あっちいけよ。」
　声をかけられた女の子たちは、俊之の服と容姿を見て、すぐに嫌な顔をした。
　茶髪に派手な化粧をした高校生らしきその二人組は、露骨に不愉快そうな顔をして、俊之を追っ払おうとする。
　だが、まだ頭の中に、恭子の瑞々しい下腹部の映像が焼きついている俊之は、簡単には諦めなかった。
「そんなこと言わないでさ。・・見せるだけでいいから。ね、お礼はするから。」
　俊之がそう言いながら胸ポケットに手を入れて、財布を取り出す仕草をすると、途端にその子たちの態度が変わる。
「本当に見せるだけ？、それ以上は禁止だよ。」「なんかしたら、警察に突きだすから。」俊之の手の中の財布を見つめながら、ゆっくりと彼に近寄ってくる。
「悪い事は何もしないよ。車で誰にも見られないところへ行こうよ。友達と二人なら、恐くないだろう？」
　俊之は、営業車の後ろのドアを開けると、二人をそこに誘う。
　言われるままに二人がその車に乗り込むと、俊之はそのまま郊外に向かって車を発進させた。

　誰も来ない林道の、突き当たりに止められた車の後部座席で、二人の女の子は、スカートの前を捲りあげていた。
　一人の子は、黒のスポーツショーツを穿いていた。小さめのショーツの両脇から、黒い陰毛がはみ出している。
　もう一人は、ピンク色のレースの刺繍が入った下着だ。こちらは、薄いショーツ越しに濃い陰毛が透けて見えている。
（「淫乱め・・」）俊之は頭の中でそう思った。しかし、そんな素振りは微塵も見せずに、「かわいいショーツだね。中身も見せてくれたら、もう１万出すけど・・」と、真っ白でツルツルの、少女たちの太股に目を移動させながらそう言った。
「スケベ・・」「仕方がないから、見せてやるよ。」
　女の子たちはお互いに顔を見合わせながら、満更でもない表情で、自分のショーツに手をかける。

「やだぁ・・凄いテント・・」「おじさん、涎垂れてるよ。」
　少女たちは、はち切れそうに膨らんだ俊之のスボンの前と、らんらんと輝く好色な眼光を揶揄いながらも、愉しそうにその脚を左右に開いた。
「君たちが、あんまり綺麗だからさ。ねえ、奥まで開いて見せてよ。」
「どうする？、可哀想だから、見せてやろうか・・」「うん・・おじさん、それ以上近寄らないでよ。」
　狭い後部座席で、二人の女の子は、横に開いた右脚と左足をお互いに交差させながら、自分の股間に手を伸ばし、二つのピンク色の秘部を俊之の眼前に曝け出した。
「わぁ〜、こんな綺麗なの初めてみたよ・・やっぱり若い子は違うな〜、ねえ、もっとよく見せて・・」
　俊之が血走った眼で、思わず身を前にのりだす。
「やだ・・近寄らないで。」「ちょっと、舌を出さないでよ・・変態。」
　これを見た女の子二人は、まるで汚いものを避けるかのように、後ろに身を引く。
　だが、もう制御がきかなくなっている俊之は、大きな身体を強引に前に突き出し、女の子の股間にその顔を近づけた。
「ねえ、舐めさせてよ。口でするだけ・・ねっ、約束するから。」
「いゃだぁ、助けて・・」「やめろょ、こら！」
　身体に手をかけられた子が、俊之の頭を押さえ必死に逃げようとする。隣の子も、俊之に飛びつき、その前進を止めようとした。
　だが、女の子の腰を捕まえた俊之は、強い力でその身体を引き寄せ、その子の股間に武者振り付いた。
「ちょ、ちょっと、なにすんだよ、オッサン・・あっ！、いやあっ・・はあぁ〜ッ・・」
　俊之が女の子の秘部に強引に吸い付くと、途端にその子の全身から力が抜けて、両脚が力無く、だらりと床に落ちた。
　俊之を押し止めようとしていた、もう一人の女の子も、これを見て手の力を緩め、隣の子の股間をのぞき込む。
　俊之は、その子の股間をさらに左右に押し広げながら、陰毛の中に深く顔を埋め、舌を上下に動かし始める。
「あんっ！・・アッアッ凄いッ、凄いよ・・あっあぁ〜・・」
　俊之が舌を使いはじめると、女の子は、その巧みな舌技に堪らず、腰を突き出すようにして浮かせながら、Ｍ字型に開らいた両脚を、自分から座席の上に引きあげた。
　そして、俊之の顔の動きに合わせて、その引き締まった下腹部を大きく波打たせはじめる。
　一方、もう一人の女の子は、隣の子のこの様子を見開いた眼でじっと凝視しながら、自分の股間に手を入れている。
　やがて俊之が、伸ばした舌を女の子の中に深く差し込んだまま、頭を激しく上下させ始めると、その子は下半身から押し寄せる強い快感に堪え切れずに、頭を後ろに反らしながら、細い腰をぐるぐると回し始めた。
　これを見た、隣の子の目つきが変わる。顔を赤く上気させながら、潤んだ瞳で俊之の肩に凭れかかった。
　そして「ねえ、わたしにもやってよ・・ねえ・・」と、甘えるような声で、俊之に口唇愛撫を強請る。
　俊之は、引き続き右側の女の子の股間に口を使いながら、左手を伸ばして左側の女の子のスカートの中にその手を忍び込ませた。
　それから、スカートの中でゆっくりとその手を移動させ、彼女の太股の内側を舐めるように撫で回す。
「はあぁ〜・・あぁ・・いい・・」
　俊之が、もう一人の女の子の股間から濡れた顔を上げると、その子は待ちきれないといった表情で、自分から腰を前に突き出した。
　期待に息を弾ませた女の子のスカートを、楽しむようにゆっくりと捲りあげ、その子の黒い陰部に顔を埋める俊之。
　その右手の中指は、すでに、もう一人の子の体内に差し込まれ、刳るように動かされていた。
　俊之は、ゆっくりとなぞる様に、腹筋の筋が浮かんだ、その子の下腹部を舐め回す。
　だがその舌先は、女の子を焦らすように、へそ下から陰毛の茂みの間を行ったり来たりしながら、なかなか快楽の中心まで降りて行かない。
「あんっ・・はあぁ・・いやぁんっ、お願い・・はやくっ〜・・舐めてぇ・・」
　女の子は、喘ぎ声を漏らし、腰を浮かせながら、局部への舌の愛撫を懇願する。
「違うだろ・・舐めてくださいだろ。ちゃんと、頼めよ。」俊之は虐めるように、悶える女の子に向かって命令した。
　顔を真っ赤に上気させた女の子が、小さな声で「お、お願い・・あそこを舐めて・・ください。」と頼むと、俊之は、ニタァと笑ったまま、これ見よがしに、舌の先を激しく振動させながら、その子の股間に顔を埋めてゆく。
　大事な部分に吸い付かれた瞬間、その子は「はっ・・ひいぃっ！・・あっぐうっーーっ！」と、悲鳴をあげながら口から涎を滴らし、頭を大きく後ろに反らせた。
　それから、腰を大きく跳ね上げ、一杯に開いた口から尖った舌先を突き出す。
　女の子のかん高い歓声に口元を緩めた俊之は、嬉しそうに手と唇と舌をフル回転で動かし続ける・・

「はあぁ・・もう、だめ・・逝っちゃうぅ〜」「あっうぅ・・いいっ・・もっと・・もっとぉ！」
　俊之の愛撫で股間をドロドロに蕩かした二人の女の子は、ついに我慢できずに、お互いに抱き合いディープキスを始めた。
　これを見た俊之の股間が、ビクンッ、ビクンッと脈動を始め、ズボンの前がパタパタと音をたてる。
「さあ、もっと楽しもう・・俺も頼むよ。」
　俊之が片方の女の子にそう頼むと、その子はすぐに助手席に回り、俊之のズボンのファスナーを降ろし、ベルトを緩める。
　俊之は、その子が自分の下腹部に覆い被さり、頭を上下に揺すり始めると、倒してあった運転席に仰向けに横たわり、もう一人の子に顔を跨がせた。
　カチカチになるまで口を使っていた女の子が身体を起こし、舌舐めずりをしながら俊之の腰を跨ぐと、そそり勃つ巨大なペニスの上にその腰を沈めてゆく。
　一人の女の子を腰の上で踊らせ、もう一人の子の股間に顔を埋める俊之の脳裏に、恭子の喘ぎ声が響き、かぐわしい匂いが甦る。
　すぐに、恭子への欲望に、激しく興奮した俊之の身体の中を、熱い塊が噴き上がった。
「うっ！、おぉぉ〜・・」「わぁ〜凄い・・ねぇ、交代して。」「ハァ、ハァ・・あぁ・・いい・・」
　やがて、狭い車内に、二人の女の子の牝の匂いと、俊之の精液の匂いが充満して、車の窓が３人の人いきれで真っ白にくもり始める。
　それから、暗闇に溶け込んだ車体は、ギシギシと音を立てながら、いつまでも揺れ続けた・・


４．

　一方、その頃晶子は、夫婦の部屋でパソコンと向かい合っていた。
　頬を真っ赤に染めながら、夢中でキーを叩いている。
　画像表示機能つきのチャットで、高校生の男の子と話をしているのだ。
　最近、俊之に構ってもらえない鬱憤を、画面の向こう側にいる男の子を相手に、晴らそうという心づもりだった。

　男の子：「今、どんな服を着てるんですか？」
　晶子　：「キャミとミニのフレアスカートよ。その下は、白のハイレグショーツ・・」
　男の子：「色っぽいな。・・俺、もう大きくなってます。」
　晶子　：「もう？、はやいのね・・どうしてほしいの？、服を脱ぎましょうか、それとも喘ぎ声を聴く？」
　男の子：「あぁ、凄く興奮する・・お願いします。スカートを捲りあげて、晶子さんのショーツを見せて。」
　晶子　：「いいわよ。ちょっと待って。」
　しばらくすると、画面に晶子のスカートの内部が映し出された。
　これを見た男の子は、堪らずにパンパンに膨らんだズボンのベルトを緩め、焦った手つきで、中から硬くなった自分のペニスを取り出す。
　男の子：「・・毛が透けて見えてる・・堪らないよ、晶子さん。」
　晶子　：「もう勃ってるの？」
　男の子：「ええ、もうカチカチです。」
　晶子　：「ねえ、裏側を見せてくれない？」
　男の子：「はい。」
　すぐに、垂直に勃起してピンク色の裏側を曝け出しながら、透明な粘液でヌルヌルと輝いて見える高校生のペニスの写真が、ＰＣのモニタに表示される。
　晶子は、次々に表示されてゆく、扱かれる若いペニスの写真を、潤んだ瞳でじっと見つめながら、思わず、にやりと口元を歪める。
　それから、ゆっくりと自分の股間に手を伸ばし、ショーツの脇を捲りあげると、その中に右手の中指を深く差し込んだ。
　男の子：「ハァ、ハァ・・晶子さんも、触ってるの？」
　晶子　：「ええ・・キャミを捲りあげて胸を触りながら、ショーツの脇から指を入れてるわ・・もう、ヌルヌル・・」
　男の子：「あああぁ〜堪らない・・晶子のさんのオマ○コが見たい。」
　晶子　：「そんなに見たい？・・私の身体で射精してくれるなら、見せてあげてもいいわよ。」
　男の子：「ほんとに！？、します。すぐに。・・もう溢れそうなんです。」
　晶子　：「嬉しいわ・・興奮してくれて。待って、今、あそこを拡げて中を写すから。」
　その後、ＰＣは、男の子の興奮を煽るかのように、暫く沈黙した後、彼のペニスをさらに熱り勃たせるような、刺激的な画像を映し出した。
　男の子：「わあぁ〜・・凄いッ！」
　もう相手の男の子は夢中だった。細い指で拡げられ、丸見えになった、ピンク色の女の内部をじっと見つめながら、一心不乱に自分のペニスを扱きたてる。
　男の子：「あっ！、んっ・・逝っちゃう・・うぅ・・あ、あっあぁ〜・・」
　やがて、男の子の右手に、飛び散った白い精液が、大量に降りかかった。
　晶子　：「逝ったの？・・見せて頂戴、君の精液・・」
　凄まじい快感に書き込みも出来ない男の子が、やっとのおもいで、精液を噴上げている自分のペニスの写真をアップすると、それを見た晶子の顔つきが、急に淫乱な牝のそれに変わった。
　うっとりと陶酔したような表情を浮かべたまま、狂ったように自分の股間に愛撫を施し始める。
（「可愛い・・なんて初なの・・あんなに何度も噴上げて・・はあっん！・・あぁ、堪んない・・もう我慢出来ない・・」）
　やがて、右手の中指で陰核を強く擦りあげながら、左手の人差し指を自分の内部に突き入れた晶子は、その腰を大きく何度も中空に跳ね上げ、直後に、海老反りの恰好で激しく全身を痙攣させる。

　男の子：「晶子さん、どうしたの？・・いますか？、返事をして。晶子さん。」
　口から涎を垂れ流しながら、恍惚としている晶子の傍らで、男の子の晶子を呼ぶ書き込みが虚しく表示され続けている・・。
【次】
あなたのひと言が作者の励みとなり、新たな作品が生まれます。ご感想宜しくお願いします。
Ｒｉｎｇｏさんの作品群→
2007年12月1日掲載
Copyright (c)2007 Ｒｉｎｇｏ All rights reserved.
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