『それー！』

　突然、娘の律子が私に向かって水を浴びせてきた。
　私は頭からまともにそれをかぶった。

『げほッ！』

　パパ、だっさーい！
　そういって律子は家庭用のビニールプールの中を転げ周りけらけらと笑い声を上げた。

　夏の照りつける日差しの中、水浴びをして遊ぶ娘、海鮮たっぷりのパエリヤを炒める妻。
　そしてまるでこの世のすべてを肯定するかのような謎の微笑を浮かべ続ける一家の主、私だ。

　一年前、不況のあおりを受け、私の事業は倒産した。

『大丈夫だよ、私を信じなさい』
　
　怯える目で私を見る妻、その妻を前に私が幾度となく口にした言葉だ。

『パパー！かっこわるーい！』

　娘は相変わらずプールの中を転げまわっている。

『律子、パパはちょっと疲れてるんだよ……』

　私は微笑みを崩さないよう注意を払いながら言った。
　以前はこんなところに気を遣うことはなかったのに……。

　事業に失敗した私に残されたのは、莫大な借金とおおよそ今の状況に似つかわしくない我が家、高級住宅地に立てられたこの豪邸だ。
　しかしこれもまた莫大なローンを残していたが。

『パパ、何で笑ってばかりなの！つまんなーい！』

　律子がやがて水面をバシャバシャと叩きながら駄々をこねだす。

『律子、お願いだから静かに……』

　私のこめかみがドクドクと脈打つ。
　そういえば律子、こいつにいくら投資したんだっけな。
　ピアノに、習字、生け花に、お絵かき。
　ありとあらゆる習い事をいまもさせている。

『パパー！悔しかったら反撃してよー！』

『……』

　ふと私の目に律子の足の付け根に目が言った。
　小ぶりで小さな白桃のような尻、そしてそこから柔らかいラインを描いて生えている白い足。

『……』

『パパー？』

　尻をこちらに向けた律子がけだるげに、ベタァーとプールのそこに這いつくばる。
　そのとき開かれた両足の付け根、その中心に当たる律子の股間。
　そこにはくっきりとクレバスの形が浮かび上がっていた。

　私はおもむろに律子の居るプールに近づいた。

『……パパ怒ったぞ、ははは』

　わぁーーー！
　そう叫びながら律子はおどけてみせる。

　次の瞬間……

　私は律子の後頭部をわしと掴みあげると、プールの水面下に沈めた！

『グボッぉ！』

　突然のことで準備が出来ていなかったのだろう。
　律子は水面下でごぼごぼと気泡を上げながら暴れた。

『律子ちゃんは何秒耐えられるかなー？１，２，３，４，５，６……』

　……10。

　いったん律子の頭を水面からあげる。

『パパ！死んじゃうじゃない！もうッ！』

『なんだ、お前。その口の利き方は……』

『……え？』

　私は、律子の口に親指を引っ掛け思いっきり引っ張りあげる。

『この口か、生意気言ったのは？』

『はひぃいいいいいッ！』

　律子はわけがわからないといった表情で目を白黒させている。

　私は口から手を離すと、とっさに娘の両足首を掴むとそれを左右に開き持ち上げた！

　ザバァーーーーーーン！

　律子は前のめりになる形で倒れこんだ。

　受身が取れなかったようで、律子はプールの底に顔面を打ちつけ水面下でもがいている。
　両足は私が足首を掴んでいるせいでもちろん立ち上がることは出来ない。

　私の目の前には律子の開かれた股間があった。
　股布は食い込み、律子の未発達なクレバスを浮かび上がらせている。
　そしてその上には小さな窄まりが確認できた。

　私は片手で近くにあったウォーターガンをたぐり寄せタンクのふたを開けた。
　そしておもむろにプールの強力洗剤液のボトルを取りウォーターガンのタンクに液を詰める。

　そしてピュッと試し撃ちをした後、ウォーターガンのノズルを律子の小さなすぼまりにあてがい……、

　ズブブブブゥッーーーーーーーーー！

　……律子の直腸内に水着の生地ごと押し込んだ！

『パパッ！やめッ……！』

　直腸の粘膜を水着の生地に刺激されたのだろう。
　律子はカエルのように足を広げピンと両脚を硬直させた。

　私はその様子に興奮し、ウォーターガンのトリガーを指を掛ける。

『律子ぉー？どうしたぁー？降参かぁー？』

　そう言い私は律子の肛門にウォーターガンのノズルをさらに深く差し込んでいく。

『降参するッ……！パ、ぱぱの勝ちで……い…いよッ……！』

　それを聞くと私は深い恍惚を覚えた。
　そしてまるで律子に射精をするかのようにウォーターガンのトリガーを引いた。

『いッ……！ぁッ……あああああああああああぁッ……！』

　律子の絶叫が穏やかな陽光の中に響き渡った。

『ぽんぽッ……痛いよぉおおおおおッ……！』

　ドクドクと直腸内に洗浄液を撃ち込まれみるみるカエル腹になっていく律子。

『ははははははは……楽しいなぁ。なあ、律子？』

　そういって私はウォーターガンのノズルを勢いよく律子の肛門から引き抜いた！

『うッ……！』

　すると律子は尻を押さえうずくまったかと思うと……

　ブリッ、ブバババババババババッーーーーーー！

　そのまま派手な音を出して、血便まじりの下痢便を噴射しプールの水を黄褐色に変えていった。