はちみつ太郎 作
| １８ 七回目の絶頂を終えた小春。黒田の元を離れてから２時間、黒田の耳からイヤホンが離れて４０分が経っていた。 小春の拘束されている皮ベッドは、床上２０ｃｍ程まで下げられている。二人の男の膝より低い位置で寝かされている理由は、多くない。 七回目の絶頂期に発した小春の涙交じりの懇願は、焦らしの絶頂期に聞かれる言動だった。そこから、うなされるようにその言葉を繰り返す小春。 「ゆ、ゆるしてぇ・・・もぉぉ・・・ゆるしてぇ・・・奥にぃぃぃ・・・ほしいぃぃ。」 首を皮ベッドからもたげ、舐め地蔵とビルドの無言の仕置きに、牝の叫びを訴えかけていた。すかさず、ビルドはトランクスを摺り下げるとキンキンに尖った陰茎の根元を掴むと、欲する物はこれかと問いかける。 大きく頷いた小春は、胸元にまたがったビルドの意向を汲み、半開きの口から舌先を伸ばし先端を引き寄せる。 首元に尻を少し浮かせるビルドは、根元を折りこみ切っ先を小春の舌に預ける。裏筋を舌先で撫でるように添わせると、ビルドの背筋はピクつき、舐め地蔵の失笑をかう。 ビルドは体を曲げ、自らの手を拘束された小春の指と交えると、腰を小春の顔面に打ち付けるように口内を蹂躙する。 喉奥の手前をいききするビルドの陰茎は、むせ返るような位置までは行かない。嗚咽から吐き気に変わると、流動物が気管に入るのを嫌がってか、あっさりとしたグラインドだった。 そのほうが、小春の舌先と頬の粘膜を楽しめる。先端への刺激は２４の人妻の仕業とは思えないでいた、３０過ぎの風俗経験者くらいの程度であると感じている。 焦らしが主体の性感マッサージの施術者が、焦らされず往かされるのではと感じ始め、３分ほどで口内から抜き去った。 「ふぅぅ・・・やべぇぇっす。」 「出ちまったか？」 「寸前・・・このまま、入れたら・・・３分持ちませんよ。」 「焦らす方が、焦らされたってか。」 「はぁぁ・・・はぁぁ・・・。」 体力回復の時を稼ぐべく、ビルドは袖のベッドにへたり込む。師匠である舐め地蔵は、ブリーフはそのままで、横たわり続けている小春の肌に舌を這わせ始めていく。 首筋辺りから、蛇が這うようになぞり、汗ばんだ腋の下に到達する。処理の甘さはないが、毛穴の粒粒を舌先で感じ取りながら、汗を舌先に吸着させていく。 右の腋を通り過ぎると、寄り道をするように突起の著しい乳首の麓を経由する。先端を舐めるでもなく、その麓のみを何度も何度も周回し、より突起を促がし続けている。 右への刺激だけだが、同じように左も隆起し、舐め地蔵の視界に入ると、胸の谷間を這いながら左乳首へ移動する。 麓を一舐めすると、おちょぼ口をした舐め地蔵は、乳首全体を口に含み、チュウチュウと音をたて、赤子のように吸い付いた。 大人の舐め回しではなく、乳飲み子のように吸い続けると、小春は耐え切れず大きく喘いだ。 「あぁぁぁぁんっ・・・ひっっ。」 少し腰をすぼませると胸元が起き上がり、舐め地蔵の顔に乳房を押し付ける。引きちぎられそうなくらいに吸い付かれた乳首は、ゴムの様に伸びきると、シュポッと音をたて、舐め地蔵の口元から離れた。 その吸い方を何度もする舐め地蔵は、小春の呼吸のタイミングを見ながら次のポイントに狙いをつける。 荒めの呼吸が収まった頃、舌先は腹を通り抜け、恥丘の陰毛の生え際を通り抜け、女の蕾へ到達した。 湿潤具合のパーセントは、飽和の部類までいっており、蕾への刺激で飽和を超えてしまった。陰唇の重なり合う部分へ舌先を割り込ませるだけで、八回目の絶頂が小春の口から漏れる。 「あうぅぅぅぅ・・・いぃぃぃぃぃぃ・・・だ、めぇぇぇ・・・も、もれぇぇちゃぅぅぅ。」 舐め地蔵の顔を太腿で挟み込んだ小春。無意識なのか意識的なのかは、舐め地蔵には判っていた。力強くこめかみを締め上げられると同時に、顎の辺りに飛沫を感じた。 「ご、ごめんなさぃぃぃ・・・もれちゃぅぅぅ。・・・ジョジョジョォォォォォォ。」 「おぃ・・・奥さん、今度はおもらしかい？・・・アンモニア臭がするよ。」 「え、潮じゃなくて？・・・ほんとだ、しょんべんの臭いだわ。」 顎の辺りから胸元にかけ濡れた舐め地蔵は、指先に拭うと、舌でそれを味わい、残った飛沫を小春の口内に差し入れた。 体を小春から離した舐め地蔵に入れ替わり、ビルドはチョロチョロと残尿を漏らす小春の尿道口を観察する。 「ハハハ、潮の後に小便。・・・絶頂も八回を越す頃には、下の緩みは相当なんですねぇ、師匠。」 「あぁ、頃合だよ。奥さんの柔肉・・・トロトロに解れてる。さ、言ってごらんよ、今なら正直に言えるよね。」 躊躇うことのない感じで、舐め地蔵の言葉の後に小春の牝の宣言は発せられた。目も閉じず、先端の尖りを見据えたままビルドに、征服を願い出た。 「ビ、ビルドさんっ・・・おち○ぽ、おまん○に・・・入れてくださいぃ。」 あっさりと敗北の口上を述べた小春に、ビルドは固定されている足首のベルトだけを外すと、膝裏に手をかけ、大股開きに股間を開かせた。 「ゴム・・・つけるかい？」 「あ、安全日です。・・・だから。」 重要参考人のＤＮＡを採取すべく、生挿入を希望した小春。真意は、ゴム挿入で感じられない絶頂を求めていた。捜査は口実だが、真意はそのままビルドに伝わっていただろう。 「奥さんから、生中出しの注文・・・いただきましたっ。」 おどけたビルドは、先端を割れ目に沿って５回ほどこすり付けると、膣前庭を押し広げ、たやすく膣道を割り開いた。 圧迫感なく、膣道に潜り込ませると、割り咲かれた陰核に親指を押し込み二面的な快楽を押し付ける。 ビルドの背後からは、カメラを手にした舐め地蔵が纏わりつく。挿入を受け、大きく割り咲かれた陰唇が陰茎を包み込むように動くさまを記録している。 「蛇の巣穴みたいだ。いや、・・・奥さんのお○んこって、ちん○の巣穴だねぇ。」 「卵も、戴きますかねぇ、師匠。」 「卵は、旦那のもんだ。・・・雛が孵ると厄介なもんさ。」 「雛だけ、育てさせれば？」 「どうだい、奥さん？」 「あぁぁぁぁぁぁぁ・・・き、きもちぃぃぃ。・・・も、もっとぉぉぉ・・・奥をっっっ。」 頭を振り、舐め地蔵の質問には拒絶の意を表した後、ビルドへ視線を投げかけ短期的な快楽を征服者に要望し続けている。 |
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| 2012.12.19掲載 |
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