私は町の小さなお弁当屋さんをやっている２９才女です。そして２０才の男性と同棲しています。 子供の頃住んでた町にあったお弁当屋さんのお弁当の味が好きでそれが忘れられず大人になったら私もお弁当屋さんやる！ そう決めていました。 高校を卒業して迷わず中堅食品会社の工場で働き始めました。主にコンビニやお弁当屋さん向けの食材を大量に作って配送する仕事です。そこでの仕事はとても勉強になり、同じ年代の子と働いて楽しい毎を過ごしてました。 恋の話はですね、入ってきた期間社員の男性と私は付き合うようになりました。彼は私にとって初めての男性でした、そして彼のアパートで愛し合っているうち同棲するようになりました。毎夜私の体を何回も求めてきてセックス漬けの日々を送り、１年後には彼にセックスされると痙攣して喜ぶ女になってました。 あの頃は幸せで充実した毎日でしたが、その半年後に彼に突然別れようと言われました。理由を聞くと新しい女が出来たのとおまえの体飽きたからとひどいことを言われました。あんなにセックスしてくれてたから愛されてると思ってましたが、私の体が目当てだっただけでした。心に深い傷を負った私は落ち込んで投げやりな気持ちになってました。 それを忘れるため私は仕事を一生懸命しました。揚げ物ライン、煮物ラインと次々とマスターして１０年後には工場の仕事は全部出来るようになりました。そろそろ管理職の課長をしてみないかと上司から言われたのもこの時でした。でも断りました、なぜなら子供の頃の夢だったお弁当屋さんを始めるつもりだったからです。お世話になった工場をその後退職して準備を始めました。 不動産屋の仲介で物件をいろいろと見てまわる毎日。開店資金は１０年間こつこつ働いて貯めた大切なお金ですから失敗はしたくないと強く思いました。そしてやっと手頃な店舗を見つけました。かなり古いですが１階が店舗で２階が住居の典型的な商店街の空き店舗。アパートの家賃も節約出来るしここに決めました。 お店は予算が無かったのでなるべく節約して作りました。中古の厨房機器に中古の棚、内装工事は壁紙貼りからペンキ塗りまで全部自分でやりました。ガスや水道工事だけは出来ないので専門の業者にお願いしてなんとかお店は完成しました。 そして開店。初めの数日はお客さんがなかなか来なくてすごく心配でしたが、次第に来てくれるようになり忙しくなりました。お客さんが食べたい物を食べたいだけ自分でとれるようにしたのが受けたのと、場所も近くに学校とオフィス街があったのも良かったようです。 １ヶ月後には忙しすぎて自分一人ではやりきれないほどになって来ました。このまま一人でがんばってやると質が落ちてしまうわ。それでアルバイトを募集しました。何人か面接をしてそして一人の男性を雇うことにしました。 彼はＳくんと言い、田舎から一人で出てきた素朴な感じの子でした。工場で働いていたようですが、不景気のせいでリストラされて今は無職、貯金もほとんど無くてアパートの家賃にも困っているようです。彼ならがんばって働いてくれると直感的に思いました。 そして次の日からＳくんと２人でお店に立ちました。Ｓくんはまじめでかわいい感じなので、ＳくんファンのＯＬの固定客も良く来るようになるし、ずいぶん私の負担が減って楽になりました。そのぶん私は安い食材集めに新しいメニュー作りに専念出来るようになりました。もっと安くておいしいお弁当を提供出来たらな、そう思ったからです。 Ｓくんと私はがんばって働きました。Ｓくんにも給料を余分に払えるし息はぴったり、まるで夫婦のようにうまく行きました。このままお店を大きくするつもりはありません、ずっとやって行ければいいな。 ３ヶ月たったある日、お店を閉めていつものように後かたづけをＳくんとしていました、明日は日曜日でお店休みです。狭い店で体が良くぶつかるので気にもしてませんでしたが、背中に気配を感じました。あれっ？ そう思った瞬間Ｓくんが後ろから私をギュッと抱きしめて来たんです。 私はびっくりして手を止めました。どうしたの？ するとＳくんは震える声で好きですと言いました。私はすごく動揺しました。昔男に捨てられた経験があったからです。平静心を装ってこんなおばさんやめときなさい、もっとＳくんには若い子がふさわしいよと言いました。 すると痛いくらい私を抱きしめ、私しか考えられない、大好きですと何度も言われました。最初は拒否していた私ですが強い力で抱きしめられてうんと言うまで逃げられない雰囲気だし、私もＳくんのことは好きでした。また男に捨てられてもかまわない、そう思って私はとうとうＳくん私も好き！ そう言ってしまいました。 長くて情熱的なキス・・・・ ８年ぶりのキスに私の中のスイッチが入ってしまいました。あああＳくん！ ２階の部屋にＳくんを連れて行き、ひいたままの万年布団の上に倒れ込むと抱き合いキスしました。Ｓくんは激しい興奮状態で私もつられて興奮して何も考えられなくなりました。Ｓくんに体をさわられて感じてしまったんです！ 私もうがまん出来ない！ エプロンを自分から外しシャツを脱ぎ捨て、スカートも下げて、Ｓくんの服も脱がせて裸になりました。Ｓくん来て！ Ｓくんとひとつになると激しい快感が全身を駆けめぐりのけ反ってしまいました。夢中で動くＳくんから与えられる快感に心の底から喜びました。いっそう激しくなってくるＳくん、終わるのは時間の問題と思いました、私はその時妊娠してもかまわない！ そう思い彼のお尻に両足をからめて逃げられないようにがっちり押さえ込みました。 あーーっ！ Ｓくんの死にそうな声が聞こえてその後静かになりました。私はＳくんの精子を奥深く受け止めました。そして足を思い切り締め付けてさらに奥深く彼の体を引き寄せました。がっちり身動き出来ない体制でＳくんと私はいつまでも抱き合いました。Ｓくんもっとして！ その夜は激しい興奮状態の私達は外が明るくなるまで愛し合いました。 それからＳくんと私は２階の６畳一間の汚なくて狭い部屋で同棲するようになりました。昼間は２人でがんばって働き、夜は彼と愛し合う毎日でそれはとても激しいものでした。 でも最近ちょっと冷静になってきた私は２０才で若いＳくんに赤ちゃんは重荷だなと思いピルで避妊するようになりました。昔の男みたいに飽きて捨てられる可能性もあるし、彼にプレッシャー与えたくないし、好きなＳくんだから最後は中で終わって欲しかったからです。 昼間はエプロン姿ですが、Ｓくんに喜んでもらいたくて夜になると恥ずかしい下着を着けるようになりました。私のいやらしい体を見るとすごく興奮してくれて激しく愛してくれるからです。そしてＳくんが気持ち良くなってくれることなら何でもするようになりました。 昔、男にセックスされると痙攣して喜ぶ女になってましたから、今度は私が男を痙攣させて喜ばせる番よと思ったからです。そうやってＳくんに奉仕して気持ち良くなってくれるよう努力した結果、今ではもう私の体のことで頭の中はいっぱいなようです。セックス狂いの男の子にしてしまいました。 私は若い男に抱かれる喜びを、Ｓくんは快楽目的で私の体をむさぼる。 だから毎日彼は私の体を求めて来ます。日曜日の休みの日なんか朝から私の体を欲しがるので私も来て！ って応えるんです。Ｓくんとセックスして何回も愛してる！ って言われその時は狂喜してしまいますが、昔のように純真な心で信用することは出来ない私です。 Ｓくんと同棲するようになって１年、最近１０年間お世話になって辞めた会社の部長や社長が良く私の店にやって来るようになりました。お店が繁盛しているのを見て、会社として食材を作るだけでは儲からなくなって来たので、作った食材でお弁当屋をやる計画が出て、私をその部門の役員として向かい入れたいと言う話です。 お店を始めた頃は小さい店でずっと長くやって行きたいと思ってましたが、社長から何度も頭を下げられているうちに同じような店をもっといっぱい作ればたくさんのお客さんに喜んでもらえるなと思うようになりました。でもしばらく考えさせてくださいと即答は避けました。 昔の事をまだ引きずっている私は、仕事も恋もどちらに転んでも良いように振る舞うずるい女になったなと思います。そして今夜もＳくんと愛し合い、頭が変になるほど気持ち良くなってセックスしてしまう悪い女なんです。 |
| あなたのひと言が作者の励みとなり、新たな作品が生まれます。ご感想宜しくお願いします。 |
| 2010.12.4掲載 |
もそえさんの作品群→ |