４．

＜必殺仕置き人　改め　必淫仕置き人　お玲　４＞

　私は、必淫仕置き人　お玲

　今宵は、絹問屋不倫堂の主と密通する　手代のお内儀　にお仕置き。
　六つ時に、不倫堂の主と手代のお内儀は、番屋の近くで待ち合わせをすると、籠で茶屋に入っていった。

　・・・・・（交番の近くからタクシーでホテルに）

　今宵は、なりませぬ、赤子が出来まする。なにを云う、もうこんなに濡れておるではないか。

　・・・・・＜私なんか、これ書いてるだけで、濡れてくるもん。そうそう、アレ持って来なくっちゃ。それからテイシュ　箱ごと、それからゴミ箱と、だって量多いだもん＞

　・・・・・＜蛇足ですが、通常、異物同士の場合、摩擦係数は、０．３〜０．４程度、流体潤滑の場合、摩擦係数は、０．１〜０．２程度、だから、濡れてないと、痛いのですよ。＞

　これを見よ、長崎から取り寄せた西洋のコンドームとか云う避妊具じゃ、これがあれば大丈夫じゃ。

　・・・・・（昔、豚の腸で作ったものがあったらしい。ただ江戸時代には、どうかな？）

　でわ、今宵こそ、しっかり可愛がって下さいまし。

　・・・・・（その言葉羨ましい、こちらは、今夜もしっかり可愛がってやるよと、云われているから）

　・・・・・＜この人に合わせて云ってるだけですよ、なんでも喋るんじゃないの！＞

　お内儀は、主の大島を脱がせ、隆起した一物を後ろ手で持って湯殿に消えた。
　二人が湯殿に行っているすきに、事務用カッター、いや懐刀で何かを突いた。
　何を突いたか、もうおわかりですよね。そう、かのコンドームです。
　ところで、物質の引っ張り強度の試験には通常の引っ張り試験のほかに、引き裂き試験もあり、引き裂き試験の場合、十分の一以下の強度しかないこともあります。
　ですから、コンドームに対し、千枚通しでなく、事務用カッターで突いたのです。その方が、より確実に、破れるからです。不倫堂の主が出す瞬間に、強く後ろから押してやれば、破れてその結果・・・・・と云う算段です。
　あれー、湯殿から肌と肌がぶつかり合う音が聞こえてくる。まさか、しないよね。
　そっと、覗きに行くと、湯船の横でお内儀が上になって素股で盛んに腰を振っている。
　お内儀を見ると、顔は天井を向き目は虚ろ、ただ腰だけが頂点を求めて自らすくい上げる様に動いている。
　主が出ると云った、そのとき、お内儀の中に納めようと、掃除用ビニール手袋をした手で一物を掴んだ。
　さてどうでしょう、皆さん、その時が、やって参りました。

　・・・・・（そんなに大きなものは、変わらないでしょう。家庭は変わるでしょうけど）

　ところが、お内儀自ら中に納めようとしてくるのです。とっさに一物を横にずらして、それを阻みました。
　主は、外で果ててしまいました。私は、見逃しませんでした。お内儀はしまったという顔をしました。
　間違いありません、お内儀には、何か別の魂胆があり、自分の中に出させようとしたのだと、きっと別のものも搾り取るつもりなのでしょう。もう少しで私も、してやられるところでした。
　こうなったら、お内儀の体にお仕置き。
　そう、不倫堂の主が、大事そうに持っていた桐箱の中には張り方が入っているのよね。
　私は、その中に、通販で長崎から取り寄せた西洋からしを詰めた。この後、部屋から女の悲鳴が上がり、町医者藪井竹庵が、茶屋に呼ばれたのは、云うまでもありません。
　町医者曰く、しばらくお控えになられたほうが宜しいかと。
　お内儀は、苦しんでいるのか、快感に溺れているのか、目から、はたまた別のところからも涙をながしておりました。
　今宵の仕置きまずまずの出来。

　・・・・・（皆さん、不倫は、程々に、僕も、当然気をつけます・・・しない、しないですって＞

　私は、必淫仕置き人　お玲
　仕置き料は、またもや今、下で暴れている張り方すなわちバイブ
　なんだかヒリヒリするのよね、なぜかしら？

　・・・・・（なんかこれってホントの話？）
　・・・・・＜結果的に、お仕置きしたってことよ＞
　・・・・・（この人にも時々お仕置きするの、・・・させないのよ）
　・・・・・＜お仕置って、むしろさせられる方かな・・・・・痛てー＞

　これから僕たち二人の事について書きます。
　おわかりの様に、仲良くやっています。お仕置きなんて怖くありません。ねー奈々ちゃん。

　・・・・・＜誤字、誤字、削除、削除＞