１．

　−８月。あの日は確か雨が降っていた…。

　私は橘凛（たちばな・りん）。18歳。
　家から1時間ほどの処に在る私立高校にかよっている。
　容姿は自分で言うのも何だが人並み以上。胸はＥカップ。
　だけどかなりガードが固いらしく（自分ではそうは思わないのだが）
　今まで　彼氏ゼロ。モチロンＳＥＸ経験もナシ。
　別に興味がない訳じゃない。出会いが無いダケ。

　私は学校では吹奏楽部の部長をやっている。部員数はざっと60人。
　まとめるのだって一苦労だ。
　その苦労を人一倍理解してくれるのが顧問の有澤隆（ありさわ・たかし）先生。
　私のイチバン好きなヒト。歳は34歳。歳よりもかなり若く見える容姿。
　甘い声とはにかむような笑顔がスキ。
　部員のみんなは先生の事があまり好きではないようだ。
「スグに怒って怖いから」だという。
−私にダケはいつもやさしかった。そこも自慢だった。

　８月。毎年恒例の夏の強化合宿。
　今年は部員が増えたため、いつもとは違う、長野県の山奥のホテルを借りての合宿だ。
　今年は私たちの代が最後なので気合がはいっていた。

　吹奏楽はいわゆる文化系の部活に分類されるが運動部にも匹敵するほどのハードなメニューだ。心身ともに疲れ果て、いつのまにか合宿の中日にさしかかっていた。

−事は３日目の夜に起こった−

　私は夜の練習が終わると、部員を寝かしつけるために部屋を見回る。
　これも部長のシゴトなのだ。
　眠い目をこすって先生の部屋へ訪れたのは午前１時を過ぎていた。

　コンコン−ノックをしながらドアを開けた。
「失礼します…。センセ…？」
　部屋の中は暗かった。
　私は不思議に思った。先生はいつも自分の最終報告を受けてから布団に入るのに。
　不思議に思いながらも部屋の奥に足を進めた。

　すると後ろのほうから声があった。
「あぁ。橘。ゴメンゴメン。ちょっとワケあって電気がつかないんだ。オレはちょうどお前の後ろあたりにいるからその辺に座ってどーぞ。」
　最初は後ろから声がかかるなんて思ってもいなかったからビックリしたけど先生の優しい声を聞いてホッとした。

　それからはしばらく点検の内容を話した。
　だんだん暗闇に目が慣れてきたのか先生がどこに居るのかだんだんと見えてきた。
　何かそのうっすらと見えてきた先生の姿に違和感を感じながらも、
　特に気には留めなかった。

　すると先生が
「橘は…。えっと。そのー。彼氏とかはいるの？？」
　突然の話題に戸惑いつつもなるべく平静さを保ちながら「いいえ」と答えた。
「好きなヒトは・・・？」
　という質問にはうろたえずにはいられなかった。
　だって私の好きなヒトはセンセイだから・・・。
　すこし押し黙ったあとついに決心を固めた。
「私…！！私、センセイが好きです！先生のためならどんな事だって…！」

　次の瞬間、センセイの匂いが大きくなったかと思うと先生の腕の中で抱かれていた。
　感覚からすると・・・。
　先生は服をまとっていなかった。
　だから電気をつけられなかったのだ。
「タチバナ…！いや、凛…ッッ！ずっとこうしたかった・・・」
　先生の吐息交じりの声が耳元から体に響くように全身に伝わる。

　グッと体を引き寄せられたとき、自分の太股に先生の熱く、固いイチモツがあたった。
　ドクン、ドクンとまるで別の生き物のように脈打っている。

　自分の秘部が熱を帯びだした。
　心臓がドクドクと高鳴っている。
　唇とクチビルが触れた。
『ピチャッ…』といういやらしい音を立てながら先生の舌が口内に侵入してきた。
　そのまま床に押し倒されながら、着ていた服とブラをはずされる。
　プルン、と形の良い大きな胸がはじけた。
　口から胸へとまるでナメクジのように舐めまわしながら移動していく。
　なんともいえない気持ちが漣（さざなみ）の様に襲ってきた。

　先生の「好きだ…。凛ッ・・・」の言葉の間に聞こえてくる
　いやらしいオト…。
　気づけば全裸にされていた。
　左胸をもまれながら右胸の乳首をコロコロと舐めまわしては軽く甘噛みする。
　そのたびに私の体は弓なりに反りあがり、口からは今までに無い声が出てきた。

「！…あぁッッ！！だめっ…。恥ずかしいっ…！！」
　先生の右手が秘部に触れたのだ。
「大丈夫…。痛くはしないから。凛のオマ○コ、ピンク色でとても可愛いよ。」
「いやッ！見ないでェ…。ドロドロで汚いよぉ…。」
　もう頭の中はこれから起こるであろう官能の世界と、恥ずかしさでいっぱいだった。
「綺麗だよ。すごく綺麗だ…。ヒクヒクしてるね…。下のお口は正直だね。ご褒美に気持ちよくしてあげるよ…」
「！！！あああぁああっっっぅ！！はぁッ…あッ…。イ…いい！！凄く…気持ちいいよぉ…。んあぁッッ！！」
　膣内に入れられた３本の指を出し入れしながら親指でクリトリスを引っかいたのだ。