俺が高校一年の時、クラスに背が小さくて、顔はあまり美人とはいえない、高橋という女の子がいた。
　ある朝、げた箱のところで、レインコートを脱ごうとしていた俺と、靴を脱ごうとしていた高橋の、二人の視線が偶然に重なった。
　二人は、なぜかそのまま、時間が止まったように動かなくなり、どちらも相手から視線は外さずに、しばらく見つめ合ったままになっていた。
　この時二人は、お互いに相手の眼をじっと見つめていたが、頭の中ではきっと、全く違う事を考えていたと思う。
　俺は以前から、高橋のちりちりの天然パーマが気になっていて、授業中にちらりちらりと彼女の事を盗み見ていた。
　ただ彼女の変な髪型が珍しくて、ついつい眼がそこへ行ってしまっただけなのだが、高橋の方はそれを、俺が彼女の事を気にしている証拠だ、と勘違いしていたのだと思う。
　高橋の眼は（「私もあなたの事を気にしてます。」）と、俺に訴えかけているように思えた。
　俺の方は、（「なんだこいつ、俺の事をじっと見つめて。もしかすると、勘違いしてるのか？」）と、思っていた。
　その時から、彼女が自分に好意を寄せている事を確信した俺は、いつか彼女の気持ちを　利用してやろうと、その機会を窺うようになった。
　当時１６才だった俺は、高橋の顔は嫌いだったが、彼女の身体には興味があったからだ。

　ある日、学園祭の準備で一緒のグループになった俺達は、視聴覚室で教室に貼り出すビラの作成をしていた。
　学校側に許可をもらって、遅くまで教室を借りていた俺達は、誰も居なくなった構内に居残って作業をしていた。
　この時、俺達は５人で作業をしていたが、俺は時間が遅くなったのをみはからって「後は、俺と高橋で片づけておくから、他の奴はもう帰っていいよ。」とみんなに言った。
　俺と高橋以外はみんな、嫌々この作業をしていたので、これを聞いた他の３人は喜んで帰っていった。
　この後、俺と高橋の二人は、ここで我を忘れて淫らな時間を一緒に過ごした。
　以下に、その時の様子を思い出しながら、なるべく詳しく書いてみようと思う。（高橋の気持ちや考えは、俺の推測で書いた。）

　俺は、いつかと同じように高橋の眼をじっと見つめた。
　高橋の方も、俺の眼を見返してくる。
　しばらくお互いに相手の事を見つめ合った後、俺の方が先に口を開いた。「高橋も俺と同じ気持ち？」
　高橋は黙ったまま、こくりと頷いた。
　俺は横にずらっと並んだ椅子の一つに腰を降ろしながら、「よかった。そうじゃないかと思ってたんだ。すっごく嬉しいよ。」
　高橋は、嬉しそうににっこりと微笑んだ。
「ここへおいでよ。」俺は、自分の隣の席を叩いて彼女を誘った。
　高橋は顔を真っ赤にしながら、素直に俺の横に腰を降ろした。
　俺は空々しく「やっと二人きりになれたね。」と、嬉しそうなふりをしながら呟く。
　高橋は「うん。」と頷きながら、俺の顔をじっと見つめる。
　俺は高橋の髪に手を伸ばしながら、「触ってもいい？」と彼女に訊いた。
　高橋は、うるうると眼を潤ませながら、再び「うん。」と頷く。
　俺は優しく髪を数回撫でた後、擽るように彼女の頬から顎にかけて指先を滑らせた。
　高橋は思わず眼を閉じて、大きく息を吐きながら、顔を少し上に反らす。
　俺はすかさず、「ねえ、俺の脚に腰掛けてくれない？」と彼女に囁く。
　高橋は、困ったような顔をしながら、一瞬、躊躇した。
　俺は心の中で（「なに、もったいぶってんだよ。ブスのくせに。」）と思いながらも、優しい顔で「いや？」と彼女の顔を覗き込みながら、更に畳み掛けるように誘った。
　すると高橋は、俯いたまま黙って立ち上がると、そっと俺の膝の上に身体を横に向けて、腰を降ろした。
　俺は「軽いんだね。かわいいな。」と、心にもないお世辞を言いながら、彼女の身体をゆっくりと抱き寄せた。
　高橋は、満ちたりた顔で俺の肩に頭を撓垂れかけてくる。
　俺は心の中で（「ふん。すぐに、とろとろだな。」）と、ほくそ笑んでいた。
　俺は高橋のちりちりの天然パーマの髪に、優しく自分の唇を押しつけた。（本当はすごく嫌だったけど。）
　それから高橋の胸元に右手を伸ばし、彼女のブラウスの一番上のボタンを外そうとすると、高橋は恥ずかしそうに俺の右手を握ってこれを押し止めようとする。
　俺が「止めてもいいの？」と、意地悪く問いかけると、高橋は更に顔を赤くしながら、無言で俺の手を離した。
　俺はブラウスのボタンを上から二つだけ外すと、彼女の鎖骨から首、さらに顎から頬にかけてを、ゆっくりと優しく撫であげた。
　高橋の顔はソバカスだらけだったが、服の下の胸元は、真っ白できめ細かな肌をしていた。
　高橋は俺の左腕に背中を預け、潤んだ瞳で見上げるように、じっと俺を見つめている。
　俺は、（「この子、モテないから、キスもしたことがないんだろうな。」）と頭の中で考えながら、左手で彼女の腰を支え、右手で彼女の頬を包み込みながら、屈み込んで高橋の唇に軽い口づけをした。
　高橋は瞳を閉じ、うっとりと陶酔するような表情で、「はあぁ」と深い吐息を漏らす。
　次に俺は「口を開いて。」と静かな声で高橋に頼んだ。
　高橋は眼を開け、期待するような表情を見せながら、軽く唇を開く。
　この時、俺の耳に、彼女のドクン、ドクンという激しい鼓動が聞こえるような気がした。
　俺は高橋の顎、唇のすこし下に軽く親指を添えながら、「ねえ、舌を出して。」と、更に彼女に要求する。
　高橋はおずおずと、薄く開いた唇から、少しだけ舌を出した。
「もっと長く出して。」俺は命令するように彼女に言う。
　高橋は俺の眼を見つめながら、俺の親指に舌先が届くぐらい、綺麗なピンク色の舌を長く伸ばした。
（「へえ、意外と長くて、いやらしい舌してるじゃん。」）俺は心の中で喜びながら、自分の顔を彼女の顔にゆっくりと近づける。
　彼女はなにをされるのか判らないからか、すこし不安な表情を見せながら、近づく俺の顔を凝視している。
　俺は彼女の舌の根本を自分の唇で素早く咥えると、口の中で自分の舌を上下に激しく動かして、彼女の舌を執拗に舐った。
「ん、んんっ」高橋はびっくりしたように、眼を何度も瞬きさせながら舌を引っ込めようとするが、俺は唇できつく彼女の舌を咥えて、これを許さない。
　そのうちに高橋は、俺の背中に手を回してきつく抱きつくと、俺の口の中で自分の舌をぐるぐると回し始めた。
（「いいぞ、夢中になってる。この子、結構かわいいな。それに、意外とスケベかも・・」）
　俺は、高橋がなすがままに、なんでも思い通りになる事に有頂天になっていた。
　俺は顔を傾け、自分の唇を高橋の唇に深く密着させると、舌を一杯に伸ばして、彼女の口の中を思う存分舐め回した。
「んんっ、うんっ・・ハァ、ハァ、あぁ・・うむんっ」高橋も眼を閉じ、小さな口を一杯に開いて、夢中で俺の舌に自分の舌を絡めてくる。
（「あーあ、うっとりとしちゃって。もう本気になってる。」）
　俺は薄眼を開けて、恍惚とした表情でディープキスを続ける高橋の顔を眺めながら、左手を彼女のウェストに回した。
　それから、右手で彼女の太ももの上をそっと撫でる。
　高橋はビックッとしたように眼を開け、自分から唇を離すと、太ももに置いた俺の右手の上に、急いで自分の左手を重ねた。
　どうやら、初めての事に、これからどうしたらいいか解らない様子だ。
　俺は高橋の事を少し苛めたくなって、左手で彼女の腰をぐっと手前に抱き寄せ、さらに自分の腰をわざと前に突き出して、硬くなった股間を彼女の脚に強く押しつけた。
　高橋は一瞬、眼を大きく見開いた後、すぐに視線を下へ逸らすように深く俯いた。
　下を向いた彼女の耳が、みるみる真っ赤に染まってゆく。
（「おぉー、すげぇかわいい。勃起した男の股間に触れたのは初めてなんだ。気づかないフリをして反応を見てやれ。」）
　俺は、高橋の身体に股間を押しつけたまま、右手で彼女の顎を引いて顔を上に向けさせ、彼女の顔を覗き込みながら、「どうしたの？」と、何食わぬ顔で高橋に話しかける。
　高橋は混乱した顔で瞳をくるくると忙しなく動かしながら、「ううん。なんでもない。ただ私、慣れてなくて・・ごめんね。お願いだから、私の事嫌いにならないで。」と、小さな声で謝ってくる。
「そんなこといいんだよ。高橋は真面目だから。そんなところ、俺、大好きだよ。」と、優しさを演じてみせた。
　高橋は「ありがとう。」と言いながら、夢中で俺の胸に顔を埋めてくる。
　俺は高橋の髪を撫でながら、（「なにも知らないんだから、なにをやっても当たり前だと思うだろうな。よし・・」）と、彼女の初な仕草に自信を深め、より大胆な行動に出た。
「ねえ、俺の脚を跨ぐように座ってくれないか。君ともっと触れ合いたいんだ。」
　俺は高橋の顔を真っ直ぐに見ながら、真剣な顔でそう言った。
　高橋は黙って頷くと一旦立ち上がり、俺の膝のところでスカートを拡げて大きく股を開くと、俺の腰に近い脚の上に、その可愛らしい尻を降ろした。
　高橋の柔らかく温かい太ももの感触が、ズボンを通して俺の太ももの外側に伝わる。
　俺には、高橋が俺の期待に一生懸命に応えようとしているのが、手に取るようにわかった。
　俺達は向かい合ったまま、暫くそのまま見つめ合っていた。

「胸を見せてくれる？」無音の視聴覚室の中で、やけに自分の声が大きく聞こえた。
　俺が物欲しそうな顔で高橋にそう頼むと、「いいよ、○○君なら。」と恥ずかしそうに彼女が答える。
　俺は高橋のブラウスのボタンを、一つ一つゆっくりと外してゆく。そして、一つ外すごとに高橋の顔を見上げ、その顔色を窺った。
　高橋はボタンを外す俺の手元をじっと見つめながら、だんだんとその呼吸の音を大きくしていった。
　ブラウスの前を開けると、下から高橋の顔には似つかわしくない、レースをあしらった白のブラが現われた。
（「へえ、生意気に、こんな顔でも下着には気を使ってるんだ。」）俺は心の中ではそう思いながら、
「わあ、清楚で綺麗な下着。高橋のイメージにぴったりだ。」と高橋の顔を見上げながら、はしゃいでみせた。
　高橋は思わず俺の視線から顔を逸らすと、恥ずかしそうに頬を染める。
　次に俺は、高橋の背中に手を回し、ブラのホックを外そうとする。
　自然に俺の顔が高橋の乳房のすぐ近くまでちかづき、彼女の荒い吐息が俺の髪を揺らす。
　ホックを外し、ブラを上に擦らすと、下から誰も触れたことのない白く美しい乳房が現われた。
（「やっぱり身体の方は、当たりだな。少し小さいけど、綺麗なおっぱいだし、乳輪も小さくてピンク色だ。」）
　俺は、誰も触れようとしなかった高橋の身体に、内心満足しながら、更に「腕を上に挙げてみせて。」と彼女に要求した。
　高橋は自分で肩に掛かったブラのストラップを外すと、両腕を上へ持ち上げ、「これでいい？」と両腕を頭の上で組んだ。
　剥き出しになった高橋の上半身は、両方の乳房が少し上に持ち上げられて、涙滴型になり、その乳首は上を向いてツンと立っている。
　軽く腹筋の筋が浮かんだウェストは、両手の指で掴めてしまうほどに細く括れていた。
　そして、曝け出された彼女の腋の下は、一度も毛が生えたことが無いみたいに、白く清らかだった。
　俺はその無防備で無垢な高橋の姿に、すごく興奮してしまい「ああ・・高橋。すごく色っぽいよ。お願いだから、そのまま舌を出してみて。」と、思わず口走っていた。
　高橋は、「えっ？」と、一瞬、怪訝そうな顔をしたが、すぐに思い直したように、その子供の様なピンク色の舌を顎に届くまで長く垂らした。
（「うぉーーすげぇ。なんでも言いなり。自分はどれぐらいエロい恰好をしているのか、ぜんぜん気づいてないんだ。」）
　もうどうにも我慢が出来なくなった俺は、高橋の乳房に顔を近づけ、焦らすように一度、乳首に息を吹き掛けた後、いきなり彼女の腋の下に吸い付いた。
「はあっ！、あっ・・いや・・あんっ！、だめえっ、あぁ・・お願い止めてぇ。」
　高橋が、予想もしなかった擽ったさに身を捩り、悲鳴を上げる。
　俺は、高橋の切なくなる様な悲鳴にますます興奮し、舌を伸ばし、彼女の腋の下を大きく舐め上げた。
　高橋は腕を上に挙げたまま、屈み込むように上体を前に倒し、震えながら必死でこの刺激に堪えていた。
　高橋の腋の下が、唾液でベトベトになるまで思う存分舐め回した俺は、次に彼女の左の乳首に吸い付いた。
　高橋は生まれて初めての口唇愛撫に、思わず両腕で俺の頭を抱きかかえるようにしながら、震える唇を大きく開いた。
　そして、「あんっ！、アッアッ・・ヒッ・・ハッ」と、歓声をあげながら、頭を後ろに反らせ、ビクッビクッと身体を引き攣らせる。
（「すごく感度がいいや。ビクビクしてる。カワイイなぁ、もっと、もっと苛めてあげる。」）
　俺は更に、仰け反りながらビクビクと跳ねている高橋の身体を抱き寄せ、右の乳首を指で摘みながら、左の乳首を舌で激しく転がした。
　高橋は、顔を上に向けて舌を突き出し、声も出せないぐらいビンビンに感じ続けている。
　俺は高橋が、「あーーんっ、あーーんっ」と、泣くような悲鳴を上げ続けるまで、しつこくそれを続けた。
　その後、やっと乳首から口を離した俺は、彼女の顔を抱き寄せて優しく口づけをした。
　すでに高橋は「ハァ、ハァ、ハッ」と大きく息を荒げている。

　俺は、「ごめんね。つい夢中になっちゃった。嫌だった？」と心配そうな顔を作って、高橋に話しかける。
　高橋は首を左右に振ると、「ううん。すごく気持ちがよかった。こんなの初めて。」と肩を大きく上下させながら、上気した顔でこれに答える。
　高橋の美しい胸の乳首の周りが、俺の愛撫で赤く染まっていた。

「ねえ高橋、俺、もっと君と深く触れ合いたい。高橋は？」俺は、あえて遠まわしにそう言った。
「ええ、私も。」眼を輝かせながら高橋が答える。
　もうこの時点で、俺と高橋の二人は、完全に青い性の魅力に取り憑かれていた。
「もっと身体を密着させたい。やってもいい？」
「うん、どうしたらいいの？」何も知らない高橋が訊いてくる。
「じゃあ、もっと腰を俺の方へ近づけて。」俺は期待に胸を弾ませて彼女に指示した。
　高橋がおずおずと自分の腰を前に進めると、俺は彼女のスカートの前を捲り上げ、その下に自分の腰を突き出す。
　そして、再び上からスカートを掛けた。
　初な高橋が、男の股間を直に見て怯えてはまずいと思ったのだ。
　それから俺は、スカートの中に手を入れると、スボンのベルトを弛め、パンツを下に引き下げて、大きく勃起している自分のペニスを、彼女のスカートの中へ取り出した。
　そして「腰を密着させるんだ。こんなふうに・・」と言いながら、高橋の尻に腕を回すと、彼女の身体を手前に引き寄せ、彼女の股間を自分のペニスにきつく押しつけた。
「あっ！？・・」
　高橋はびっくりしたような声を上げると、スカートの中で密着している自分と俺の腰を見下ろした。
　俺の熱く硬いペニスは俺と高橋の身体の間に挟まれて、その先端は、彼女のへその下あたりに強く押しつけられていた。
　たぶん高橋は、脈打つペニスを通して俺のドクン、ドクンという鼓動を直に感じているはずだ。
　しばらくして、顔を上げた高橋は、口を半開きにしたまま目を丸くして、放心したように俺の顔を眺めた。
（「この顔、まるで子供みたいだな。あぁ・・すげぇ興奮する。」）
　俺は内心ウキウキしながら、「びっくりした？、これが男の身体だよ。」と言いながら、彼女の頬をゆっくりと撫でた。
　高橋は、どうしたらいいか解らずに混乱した様子で、夢中でおれに抱きついてくる。
　その拍子に、天を衝く角度で勃起していた俺のペニスの先端が、引き締まった高橋の下腹部にめり込んだ。
　思わず高橋が、上体を離し、スカートの上から俺のペニスを抑える。
　俺はその時たぶん、恍惚とした表情を浮かべていたと思う。
「あぁ・・直に握ってくれ、高橋。」と、甘えるような声で頼んでいた。
　そして、高橋の返事を待たずにその手を握り、スカートの中に引き込む。そのまま、ゆっくりと高橋の小さな手に、自分の熱く硬いペニスを握らせた。
「・・・・」高橋は声もなく、ただ呆然と、スカートの前を突き上げている俺のペニスと、それを握っている自分の手を見つめている。
　俺は背中を椅子の背もたれに預けると、腰を前に突き出して、「そのまま手を上下させて、それを扱いて。」と期待を込めて頼む。
「これで・・いいの？」高橋は恐さからか、ほとんど指に力を入れないで軽くペニスに指を添えたまま、手をゆっくりと上下させた。
「うぅ・・あぁ」弱い刺激の連続に、思わず俺は声を漏らす。
「もう・・もういいよ。ありがとう。」気持ちのよさよりも擽ったさを強く感じた俺は、高橋の手を急いで停めさせた。
　そして今度は、彼女の身体に擦りつけようと考えた。
「ねえ高橋、もっと近寄って。」身体を起こすと、高橋を抱き寄せる。
「そう、そのまま少し腰を浮かせて。」
　高橋が言われるままに自分の腰を少し浮かせて、密着していた腰を少し離すと、俺はスカートの中に手を突っ込み、彼女のパンティの脚が通っている下の部分を少し捲り上げて、そこからペニスの先を中に差し込んだ。
　そして再び、彼女の腰を自分の股間に引き寄せる。
「あっ！・・はあんっ」その瞬間、高橋は大きな声をあげた。
　俺のペニスは、彼女のパンティを串刺しにするように下から入って、上のウェスト部分から少し頭を突き出す。
　パンティの圧力で、下腹部に熱いペニスを強く押し付けられた高橋は、「あんっ、あぁ・・熱い・・熱いよ。」と、譫言のように呟きながら身体を震わせ、俺の首に両腕を絡めて、そのまま強く俺にしがみついてくる。
　高橋の下腹部は少しひんやりとしていて、冷たい感触を俺のペニスに伝えてきた。彼女の濃い陰毛が、ちくちくと俺のペニスの裏側に刺さる。
　俺のペニスは、彼女のパンティの中で、いっぱいに勃起したままビクッビクッと力強く脈打ち、彼女の柔らかい素肌を押していた。

　しばらくそのまま、うっとりしながらお互いの股間を密着させていた俺達は、やがて見つめ合い夢中で口づけをする。
　そして、どちらともなく腰を擦り合わせ始めた。
　俺は高橋に「身体を上下させて。そうすると、とても気持ちがいいんだ。」と頼んだ。
　高橋は尻を浮かせると、躰全体を小さく上下させる。
「そう、そのまま腰を刳るように、押し付けながら上下に動かして。」
「・・こう？。」
　高橋は僕の肩に両腕をおいて、自分の身体を浮かすようにしながら、腰を上下にくねらせた。
「ああぁ・・気持ちがいい。とてもいいよ、高橋。」
　俺のペニスの裏側が、高橋の下半身に擦りつけられて、夢のように気持ちがいい。
　俺は右手で高橋の細い腰を抱き寄せながら、左手をスカートの中に入れて、ペニスの先端を彼女の身体に押しつけるようにした。
　それから右手を下に降ろしてスカートの中に入れ、彼女のパンティの尻のところから中へ差し込む。
　そのまま上下している高橋の尻の一番下まで手を進めて、彼女の一番大切な場所に指を差し込んだ。
「はあんんっ！、あっ、あぁ・・アッアーーッ！」
　俺が人指し指と薬指で高橋の陰唇を押し拡げ、ぐちゃぐちゃに濡れている彼女の内部に中指を差し込んだ途端、高橋は大きな声をあげ、身体の動きを停めた。
　俺は中指で、柔らかい高橋の中庭をゆっくりと掻き回した。
「はうっ！、うっくうぅーーっ」高橋は身体を震わせながら、背中を大きく反らせる。
　ぐちゅ、ぬちゅ、という指を動かす卑猥な音が、高橋のスカートの中から聞こえてくる。
　俺はさらに、ぬるぬるの中指を少し進めて、指の腹を彼女のクリトリスに押し当てると、細かく振動させた。
「アッアッ、あっうぅーーっ！！」
　高橋は俺の首に必死でしがみつき、激しく身体を震わせながら悶絶した。
　この時、少し肌寒いはずの教室が、俺にはとても暖かく、少し暑ささえ感じていた。
「高橋、お願いだから身体を動かして。俺、もう我慢が出来ないんだ。」震えながら俺にしがみつく高橋の身体を抱きしめながら、俺は本心からそう言っていた。
　高橋が震える身体で、必死に腰を動かし始める。
　俺は、パンティの上から掌で、ペニスを強く彼女の身体に押し付けた。
　高橋の身悶えする小さな身体と、かん高く卑猥な歓声に物凄く興奮していた俺は、ペニスの先端に彼女の柔らかい身体を感じるとすぐに、絶頂へと昇りつめてしまった。
　すぐに・・「うぅ・・うっ！、うんぅーーっ！」
　俺は高橋のウェストに両腕を回し、強く抱きしめながら射精した。
　高橋の腹に押しつけられた俺の熱いペニスが、脈打ちながら何度も、何度も精液を噴上げ、彼女のスカートとパンティを白く汚した。
「あっ！・・ああぁ」
　大量の熱い精液を身体にかけられた高橋は、驚きのあまりどうすることもできず、目を大きく見開いたまま硬直してしまう。
　俺はビクッビクッと跳ねる自分の身体が静まるまで、彼女の胸に顔を埋め、そのままじっとしていた。

　それからしばらくして俺は、放心状態の高橋の身体の下から抜け出した。
　そして、今まで自分が座っていた椅子に、替って高橋を座らせると、スカートを捲り上げ、彼女のパンティを脱がそうとした。
　この時俺は、どうしても高橋のあそこが見たかった。
　もしあのまま続けていれば、俺は高橋の身体を使って、あれから何度でも射精をしていただろう。
　その時だった、突然ドアを開け先生が教室に入ってきたのは。
　時間を過ぎても俺達が挨拶に来ないので、心配した担当の先生が教室を見に来たのだ。
　先生が入って来た時、視聴覚室の中は、高橋の体温で乾いた俺の精液の生臭い匂いが、一杯に充満していた。

　その後、俺と高橋は職員室でこってりと油を絞られたが、なんとか両親には連絡されずにすんだ。
　ただし、もし今後、同じような不純異性交遊（大昔の事なので）があれば、直ちに両方の親に連絡をすると、きつく釘を刺された。

　それから卒業までの間、俺達二人は口をきく事もなかった。
　俺の方はまだ、高橋の身体に興味があったが、高橋の方は俺の本性に気がつき、遊ばれているだけだと気がついたみたいだ。
　あれからもう何十年も経つが、いまだに俺は恋人もいない。
　思えばあれが、最初の失敗だったかもしれない。