愛し合う　ドミンゲス 作
【次】
＜目覚め＞

　私の名前は斉藤高広。３０歳の普通の会社員です。
　今日は大学生の頃のお話でもしようかと思います。

　大学３年の梅雨くらいでした。
　当時、平日は大学の講義に実験やレポート、休日はアルバイトと暇なしに生活を送っていました。そんな学生生活を送っていたため、彼女には愛想を尽かされて別れてしまいました。

　寮の食堂で一人晩ご飯を食べていると、寮母のマキコさんが話しかけてくれました。
「最近、斉藤くん元気ないけど大丈夫？ご飯もっと食べないと。」

　マキコさんは私が大学に入学し、入寮してからお世話になっている寮母さんです。
　年齢は聞けていませんが、他の寮生の間では４５歳くらいだという噂が広がっています。
　その通りかもと思える見た目ですが、化粧や服装に気をつけており、世間のおばちゃんというイメージからは少し離れているかもしれません。
　芸能人で例えるならば堀○敬子さんのようなイメージかもしれません。
　マキコさんはいつも優しく、声を掛けて我々寮生を気に掛けてくれていました。

「最近、斉藤くん元気ないけど大丈夫？ご飯もっと食べないと。」
「いやー最近、講義とかレポートで忙しくて。おまけに彼女にも振られちゃいましたし。」
「えー！斉藤くん、あの子と別れちゃったの？斉藤くんを振っちゃうなんてもったいないね。」
「デートとか全くしないで構ってあげれませんでしたし。しょうがないです。」
「見返すためにも頑張らないとね！しっかりご飯食べて元気出さないと！」
　このとき、今まで感じた事のなかった感情が私を励ましてくれたマキコさんに抱いたのです。

　寮の共同風呂に入り、自室に戻るため食堂の前を通った時でした。
　ちょうどマキコさんが食堂の片付けが終わり、戸締まりをして出てきました。
「あら、斉藤くん。お風呂上がり？今日はレポートとかでまた忙しいの？」
「いえ、レポートは目処がついたんで久しぶりに部屋でのんびりします。」
「そうなんだ。たまには息抜きしないとね。」
「おばさんも今日は終わり？お疲れさまでした。」
　そう言って私は自室のある２階へと上がっていきました。

　自室では久しぶりにバラエティ番組を見ながらのんびりしていました。
　部屋に戻って２０分も経っていなかったと思います。
　このとき部屋の扉からコンコンとノック音が聞こえてきました。
　同じ寮に住む人間が来室することは珍しく、不思議に思いながら扉を開けました。
　扉を開けた先に居た人物を見て私はとても驚きました。
　そこには先ほど挨拶をしたばかりのマキコさんが立っていたのです。
「こんばんは。よかったら、一緒に飲まない？」
　笑顔でマキコさんは手に提げた缶ビールが数本入った袋を持ち上げました。
　入寮して間もなく、新入生歓迎会として寮生みんなでマキコさんを交えて飲んだことはありましたが、このように部屋に来たことはなく、大変驚きました。
「いいですけど、驚かさないでくださいよ。」
「ごめんね。今日はのんびりするって言ってたから、誘っちゃえと思って。」
「散らかってますけど、どうぞ。」

　８畳一間の自室にマキコさんの香りが充満したようでした。
　夕食に抱いた感情のせいか、このときは胸が躍るようにワクワクしていました。
「かんぱーい。」缶ビール片手に２人は飲み始めました。
　マキコさんはそれほどお酒に強い訳ではなく、２本空けたあたりから顔を赤らめ、脚を崩したりして酔っているのが明確でした。
　それでも、２人の距離はテーブルを挟んで１ｍ程離れており、このあとの出来事にはほど遠い距離感でした。

　その後もペースは遅くなりつつも２人は缶ビールを飲み、世間話や他の寮生の話などで盛り上がっていました。
　用を足すため、トイレに入るとドアのすぐ向こうでゴトっと大きな音が鳴りました。
　何事かと思い、トイレを出ると、すぐそこにマキコさんが崩れていました。
「大丈夫ですか？」慌てて私はマキコさんの腕をさすり、気を失ってないか等確認しました。
「うん。大丈夫・・。ちょっとふらっとしちゃった。」
「お水、持ってきますね。」
　そう言って部屋に戻ろうとした瞬間、私は腕を掴まれ、
「ダメ。離れないで！一緒にいて。」
　いつもは見せない赤らめた表情でマキコさんは私に抱きついてきたのです。

　そのときようやく夕食時に抱いた感情が理解出来ました。
　抱きつかれた私もマキコさんに抱きついていました。
　お互いの距離は一気に縮まりました。
　目が合った２人は唇を重ね、キスをしました。
　キスをしながら私の手はマキコさんの背中を這い、お尻を撫でていました。
　マキコさんは私に抱きついたまま唇を離そうとしません。
　そのまま私はマキコさんの服の中に手を入れ、直接肌に触れました。
　マキコさんの肌はもっちりとしており、ほどよい肉感でした。
　ブラジャーのホックを外し、乳房を揉むと身体をビクンと反応させるマキコさん。
　乳首を摘み、刺激を与えるとようやく唇を離し、
「アァン。」と綺麗な声で喘ぎました。
　暗闇の中、マキコさんの服を脱がせ、乳房にしゃぶりつきました。
　舌で乳首を転がすとマキコさんは素晴らしい声を上げ、感じていました。
　手を股間の方へ近づけ、パンティ越しに陰部を触るとすでに湿っていました。
　パンティを脱がし、陰部へ顔を近づけて行く私。
「あぁ、恥ずかしい。汚いからダメよ。」
　そうマキコさんは言っていましたが、いざ私が陰部に舌を這わし、クリトリスを刺激すると、
「アァッ！だ、だめぇ！！」
　声を一層大きくし、股間を拡げたまま愛液をみるみる垂らしてきました。
　マキコさんの陰部は本人が言う通り、汗で蒸れていたせいか強烈な臭いを放っていました。
　しかし、私はその強烈な臭いが苦にならず、むしろ自身の興奮を高めていました。
「ァアァンッ！き、気持ちいいよぅッ！アァー、い、イクッ、イッちゃうー！！」
　私の舌がマキコさんのクリトリスや膣を執拗に刺激することで、マキコさんは腰を浮かせ、喘ぎ、絶頂した姿は今まで見せたことのない寮母の姿でした。

　少し弛んだお腹をピクンピクンと痙攣させていたマキコさんは、次は私の番と言わんばかりに私のズボンを下ろし、パンツ越しに肉棒を触りながら私の上半身を舌で舐め回してきました。
　マキコさんの舌使いは絶妙で、私の肉棒はパンツを突き破ろうかという勢いで反り返っていました。
「斉藤くんのって、大きいわね。食べていい？」
　上目遣いで私を見つめながら、パンツを下ろし、露わになった肉棒を咥えこみました。
　最初は丁寧にネットリと竿を舐め上げ、唾液まみれにした後、亀頭を咥えこみ、口内でジュポジュポと音を立てながら舌を巧みに動かし、裏筋やカリの部分を刺激されました。
　このような巧みなフェラは当時の私にとって初体験だったため、すぐさま射精感がこみ上げてきました。
　そんな私を見透かしたのか、マキコさんは肉棒から口を離し、肉棒を握りしめながら私を見て微笑みました。
「気持ちいいの？まだいっちゃだめだよ。」
　肉棒を手でさすりながら、睾丸やアナルをチュパチュパと舐め回します。
　肉棒は天井に向かって反り返り、愛液にまみれた膣を欲していました。
　マキコさんは仰向けになった私に乗りかかり、肉棒を股間にあてがってきました。
　マキコさんの陰部は未だに愛液で潤滑していたため、何の抵抗もなく肉棒はマキコさんの膣中に飲み込まれました。
「ハァぁン。おっきくて、き、きもちいぃ。」
　上下に体を揺らしながら、マキコさんは私の肉棒を思うがままに楽しんでいました。
　下から眺めるマキコさんは少し弛んだ腹部ややや垂れた乳房が揺れ動き、こんな年上の女性とセックスしているんだと実感した私は興奮を高めていきました。
　直接、肉棒と膣が触れあっていたため凄まじい快感が襲ってきました。
「はぁはぁ、で、射精そうです。」
　そう言いながら私はマキコさんの膣の奧へ肉棒を挿すように、私も腰を動かしました。
「き、きて。膣中に射精していいよっ！！」
　こみ上げる全てを肉棒の先から放出した瞬間、
「ア゛ァァー！イ、イイ、いっぱいだしてぇ！！」
　叫びながらマキコさんも絶頂を迎えていました。
　全てを放出した後、私は絶妙な幸福感に包まれていました。
　今までの彼女とのセックスはセックスではなかったと思わずには居られませんでした。

　肉棒を抜きとったマキコさんは、精子と愛液で白濁した液にまみれた肉棒を咥え、綺麗にそれらを舐め取ろうとしてくれました。
　しかし、敏感になったカリや亀頭を刺激されたため、再び射精感が押し寄せ、マキコさんの口内に射精してしまいました。
　いきなりだったため驚くマキコさんでしたが、全てを受け止め、飲み干し、お唇を重ね、その後、ベッドへ行きもう一度お互いの体を求め合いました。

　その後、卒業するまで月に一度、マキコさんは私の部屋を訪れ、セックス三昧の夜を過ごしていったのです。

　現在のマキコさんと私との関係については後々語っていきます。
　これが私、斉藤高広のセックスに目覚めた一日でした。
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2015年2月28日掲載
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