第一章

(３)

「礼子、・・居るのか？」
「あっ、お帰りなさい。今日は遅かったわね。」
「明日一番で、福岡まで行って来るよ。」
「えー、出張？」
「いや、単身赴任してる同僚の宮本の奥さんが亡くなったんで手伝いに行ってくる。」
「えぇー、宮本さんの奥さんが？」
「ああ、交通事故らしい・・・それも、この単身赴任中にな・・　眼を真っ赤にしていたよ。」
「・・・・・・・」
「唯一の救いは、子供がいなかったことさ。」
「そう、本当にお気の毒に・・。　それで帰りが遅かったのね。」
「ああ。」
「でもちょっと残念。」
「なんで？用事でもあったのか？」
「ううん、そうでもないけど明日から子供たちがスキーに行って誰も居ないから、たまには康平と二人だけで外出したいなと思って・・。」
「そうか、ま、冬休みになれば、子供も祖母ちゃんのところに行くし半月の辛抱さ。」
「そうね。」
「明日の朝８時に空港まで送ってくれよ。」
「ええ、いいわよ。」
「ご飯食べるんでしょ。」
「先に風呂入ってくるよ。」
「康平が最後だから湯を流しておいてね。」
「ハイ、ハイ、分かりました。」
　康平は背広を礼子に預け浴室に入った。

・・・・・・・・

「下着とパジャマは、ここにおいて置くわよ。」
「おう、サンキュー。」
康平は風呂から出るとパジャマに着替えキッチンに向かった。

「おっ、今日は鍋か！」
「美味しい季節になってきたもんね。」
「亜美は？」
「もう寝たわ。」
「そうか、鍋っていうのは皆で食べると美味いんだけどな。」
「しょうがないわよ、遅かったんだもの。電話くれればよかったのに。」
「ああ、彼の休みの手続きとかしていたからな・。」
　康平は食事をしながら礼子と会話を続けていた。

・・・・

「ごっそさん。」
「もういいの？」
「ああ、腹一杯だっ！」
　康平はバーボンをグラスに注ぎ冷蔵庫から氷を入れると隣の居間のソファに腰掛けてテレビを見始めた。
　しばらくして片付けが終わった礼子もワインを持って康平の隣に座った。
「おっ、ご苦労さん。しかし主婦は大変だな。」
「本当・・・そう思うわ。」
「ねぇ、福岡からはいつ帰ってくるの？」
「そうだなー、はっきりとは言えないが日曜の夕方位になるかな？」
「空港に着いたら電話して。迎えに行くから。」
「ああ、すまん。頼むよ。」
　ワインを注いだ礼子は一口飲むと康平の肩にもたれ掛けてきた。
　徐に片足を康平の膝に上げる。
　フレアー風のネグリジェを着た礼子の股間が丸見えだった。
　白いレースのショーツを穿いているようだ。
「まさか・・・やるってか？」
「いいじゃない、飛行機の中で寝てけばいいんだから。」
「ま、そうかもしれないが・・。一応、喪に・・・ふ・ふく・・・　な、なんだよ。」
「・・・・」
「わ、わかったよ。」
　相変わらず康平に対しては積極的な性行動を取る礼子は康平の首筋にキスをしながらパジャマのズボンに手を入れて全体を強く撫で始める。
　康平も礼子の蜜壷を探り始めた。
「・・・ァ、、・・」
「礼子、久々にセカンドホールにぶち込むか？」
「エー、だって今日はイチジク注してないもの。」
「ゴムはめればいいじゃんか。それに誘ったのは礼子のほうだぞ。」
「ゎ、わかったわ。ベッドに行こうよ。」
「ああ。」
　康平と礼子は寝室に向かった。
　ベッドのシーツをめくり礼子が仰向けに寝そべった。
　康平は礼子の足を大きく開き股間に顔をうずめていく。
　礼子は康平の頭をもち腰を突き上げ始めた。
「ゥッ、ゥ・・ッ」
　康平は礼子の芽を執拗に舌で愛撫する。
「ぁ、、ィィー、、。」
　康平はそのまま起き上がり礼子の顔の前で膝をつき跨いだ。
　礼子は康平のモノを握ると激しく吸い付き始める。
「チュ、ジュ・・クチュ・・」
　康平はそのまま向きを変え再び礼子の蜜壷に舌を這わせる。
　シックスナインでお互いの欲陰を刺激しあっていた。
　そして、康平は礼子にバイブを手渡した。
「礼子、バックになってくれ。」
　礼子は康平からバイブを受け取ると四つん這いになり一人で股間を苛めはじめた。
　康平はジェルを手にとり礼子の菊門に指を挿入する。
「クゥゥー、・・ァ・ァ」
　ジェルで柔らかくすると康平は、もう1本のバイブを礼子の菊門にゆっくりと入れ始めた。
「んんっ・・ゥ・ゥゥゥー」
　完全に礼子の中に埋まると康平は蜜壷にコックを挿入していく。
「ィ・・ィャ・・ァァー、」
「どうだ礼子、２つの穴に同時に入れられた気分は・・？」
「ゥゥ・・ァァァー・・ィ、ィィー」
　康平はしばらく、そのまま腰を動かし続けた。
　礼子は激しく首を振りながら悶えている。
　康平は一旦礼子から結合を解いた。
　そして仰向けになりゴムを装着する。
「礼子、上から自分でア○ルに入れろ。」
　礼子は起き上がって康平を跨ぐと康平のものを握り自分の菊門に導く・・。
　そして、ゆっくりと腰を落とし始めた。
「ぁぁぁ・・ぁ・・ゥゥゥー・・」
　完全に康平のモノが根元まで隠れると礼子を胸に引き寄せ下から乳房を揉み始める。
「ぁぁ、、こ、康平・・ィィー」
「礼子、バイブを入れてみろ。」
　礼子は言われたとおり蜜壷にバイブを挿入する。
　そしてスイッチを入れた。
「ぁぁーー、、き、気持ィィィ・・ァァー」
　康平も薄い皮を隔てて伝わる振動に心地よさを感じている。
　礼子は我慢出来ずにバイブを出し入れし始めた。
「ンンーーッ、す、凄く・・感じるぅぅー・・・」
　康平が乳首を強く摘むと礼子は・・
「ァ、ァ、、こ、康平っ、も、もう、もう、イクッ！」
「俺も・・・・イキそうだ。」
　そして康平は激しく礼子の菊門に欲求を突き上げた。
「ィ、イクヮ・・一緒に・・い、一緒にイッテェェェー、、アァァー・・・・」
　礼子は自分の持つバイブを深く埋めた瞬間・・・
「ィヤァァァァァー・・・ンァァァァァーーーッ！」
「・・・・」
　しばらくして康平は礼子を横にし、ゆっくりと肉棒を抜いた。
　礼子は陰夢に浸っているのか動かない。
　康平は礼子をベッドに残しシャワーを浴びに浴室に向かった。

　身体を洗い寝室に入ると礼子はちょうどベッドから起き上がりこちらに歩いてきた。礼子は無言で康平にキスをするとドアを開け浴室に消えていった。