（３１）

−　翌日　−

　礼子は会社で山岸から幹部会の報告を受けていた。
　武田が朝一番で辞表を出したらしい・・・
「企画課長のポストは当分空きらしいよ。人事も近いし部長が兼務するそうだ。」
「そうですか？」
「しかし急な話だったな・・何かあったのかな？」
「退職理由は何だったんですか？」
「さあーな、一応、一身上都合ということらしいが・・」
　礼子は胸を撫で下ろした。
　その時、礼子に電話が入った・・・里美からだ・・・
「もしもし、・・・うん・・うん・・」
「そう・・良かったじゃない・・・うん・・わかった・・じゃ・・。」
　里美が先程、武田から封筒を受け取ったらしい。
　中身は里美を撮った写真と一枚の手紙が入っていた。
　内容は、謝罪文だったらしいが、全て一緒にシュレッダーにかけて捨てたと言っていた。
　礼子は、終結したことを改めて実感した。
（これで、一件落着ね・・。）

　礼子はロビーに出て自販機コーナーに向かった。
　コーヒーを買いソファに腰掛け煙草をふかす・・・・その時・・
「礼子君」
　山岸が、礼子を呼ぶ・・・
「あ、課長、なんでしょう。」
　小声で礼子に話し掛ける山岸・・・礼子は直ぐに判断した。
「今日、どうだい？」
　礼子は笑いながら山岸に答える・・
「昨日、主人に激しく抱かれて、もうココが腫れちゃってるの・・」
　それを聞いた山岸は、余計に股間が熱くなってきている。
　礼子を抱きたくて我慢できないようだ・・・
「いいじゃないか礼子君・・頼むよ。」
　礼子は、悪戯っぽく足を開き中を山岸に見せつける。
　山岸は礼子のスカートの中を覗くとストッキングを通して黄色いショーツがチラッと確認できた。
　山岸は苛立ってきた・・。それを見て取った礼子は微笑みながら席を立つ・・・
「課長・・ちょっとだけですよ。」
　礼子がそう言うと山岸が首を何度も縦に振っている。
　ダンディーな山岸も礼子の前では男前が台無しである・・
　礼子は笑いが込み上げてきた。
「じゃ、マスターキーを持ってくるわ。この間の談話室でどう？」
　山岸は、また無言で首を振るだけである。
　礼子は声を出して笑い出した・・・・

　礼子が先に談話室に入って山岸を待った。
　しかし、直ぐに山岸は談話室に現れる・・・・
　そして礼子を抱きしめるとスカートの中に手をいれ秘所を弄り始めた。
「課長・・慌てないで・・・」
　礼子は、ストッキングを脱ぎポケットにしまうと椅子に腰掛けて足を大きく開いた。
　山岸は礼子の服を左右に抱け乳房を弄る・・・・
　礼子はショーツを横にずらし蜜壷を山岸に見せつけた。
　確かに昨日の康平との行為で多少赤みを帯びていたがそれが山岸にとって無性に股間を刺激していたのである。
　山岸は、礼子の蜜壷に舌を這わせ何度も下から掬い上げた・・
　女芯を吸ったかと思うと舌を挿入したり肉襞を唇で挟み上げたり礼子を感じさせようと必死である・・・
「ンアァァ・・ァァ・・・ァァー・・課長・・気持ちいいわ・・ァァ・」
　礼子は蜜を迸り始めた。
　片足だけショーツから足を抜き蜜で汚れないようにする礼子・・・
　山岸は口全体で礼子の蜜壷を吸い始める・・・口周りは蜜で一杯になった。
「ウッ、ウッ・・・ァァンー・・」
　礼子もかなり感じてきたようだ・・
　山岸は礼子の肉襞を左右に引っ張り奥を覗いている。
　礼子のピンク色の内部に息を吹きかけた・・。
「ぁーーん・・あまり広げないでぇぇー・・」
　山岸は、礼子の蜜壷に舌を挿入し中を刺激する
　礼子も息が荒くなってきた・・・礼子は山岸に挿入を促す。
　山岸はズボンを降ろし礼子の蜜壷に肉棒を当てがう・・
　そしてゆっくりと進入していった。
「・・んぁ・・・うぅぅーー・・・ハァァー・・イイィ・・」
「礼子君・・・暖かいよ・・中が締まるッ・・」
　礼子は背中をデスクに倒し山岸の腰に足を絡ませた・・
　山岸の腰の動きが速くなった・・
　乳房を強く揉む山岸・・・礼子は足で山岸の腰を引き寄せる。
「クゥゥーーー・・・気持ち・・イィィィーーー・・・」
「れ、礼子君・・私もだっ・・」
　山岸は、礼子を立たせる・・
「礼子君・・後ろからやらせてくれ・・」
　礼子は壁に手をつき腰を突き出した・・・
　山岸は礼子の腰をしっかりと握り再度、挿入をした。
　小刻みに動かした後、徐々に激しく突き上げていく山岸・・・
　打ち突ける乾いた音が部屋に響く。
「おぉ・・礼子君・・・いきそうだ・・・」
「グッ・・ウゥゥ・・いいわ・・出してぇぇぇー・・」
　礼子の蜜壷が収縮を始めた・・・
　山岸は肉棒を根元まで蜜壷に埋め、固定した後おもいっきり礼子の中に発射した。
「ンァァァァァァーーー・・・イクゥゥゥゥゥゥーーー」
　山岸は最後の一滴まで礼子の中に搾り出す・・・
「・・ァァ・・・課長・・・アツイヮ・・・」
　山岸が礼子から離れると礼子の蜜壷からは山岸の分身が大量に流れ出してきた。

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　礼子は息を整えた後、ティッシュを股間にあてストッキングを穿き身なりを整えた。
　山岸は椅子に座り込み礼子の姿を眺めている・・。
　礼子が笑いながら山岸に声を掛けた。
「課長、今日は激しかったですね。」
「そ、そうかい・・」
「課長・・今度、ア・ナ・ル・・やらせてあげるわ・・。」
「えっ・・ほ、、本当かい？」
　礼子は笑いながら談話室を出て行く。
「床を掃除しておいてくださいね・・課長。」

　礼子は談話室を出ると直ぐにトイレに入り、股間のティッシュを外した。
　更に、ビデ用のウォシュレットで綺麗に蜜壷を洗い流すとショーツを穿き企画部へ足を運んだ。
　企画部を覗くと武田が机周りの整理をしている。
　その横で里美が、平然と仕事に精を出していた。
　里美が礼子に気付き部屋を出てきた。
「里美、もう安心ね。」
「礼子・・ご主人になんてお礼を言ったらいいか・・。」
「いいのよ。私は里美が元気になったことが嬉しいのよ。」
「うん。ありがとう。」
「今度は、ちゃんとしたイイ男を見つけるのよ。」
　里美は礼子の言葉に涙を浮かべて頷いた。

　礼子はデスクに戻ると康平に電話を入れた。
　山岸が退職願いを出し早くも片付けに入ってること、里美が元気を取り戻し仕事に集中できるようになったことを報告する。
　康平も素直に喜んだ・・・。


−　康平の会社　−

　康平は礼子からの報告を受けホッっと胸を撫で下ろす。
　しかし電話を切った後、愛子との今後の関係で少々、気を煮やしていた。
（問題は愛子だな・・ずるずると関係を続けるのも気が引けるし・・）
　康平は、愛子との今後の関係をどうしようかと悩んでいた。
　利用するだけ利用して、後は知らん顔というわけにはいかないからだ。
　もう一度会って愛子の気持ちを確認しておかねばならない。
　それにビデオとテープを約束どおり武田に渡さなくてはいけないし・・。
　康平は、愛子の携帯に電話をし、明日の夜に愛子と駅前の居酒屋で会うことにした。

　仕事を終えた康平は、武田に電話を入れる。
　武田本人が電話に出た。
　康平はビデオと録音テープを約束どおり渡す事を伝えた。
　武田は近くの公園で待っているから来てくれと言っている。
　康平は、武田の待つ公園に車を走らせた・・・
　康平が公園に到着すると武田がベンチに座っていた。
　車を降りて武田に近づく・・・
「武田さん、持ってきましたよ。」
　武田は、かなり今回の事がショックだったのだろう。
　無言で受け取ると一切、康平と眼を合わさず公園から消えて行った。
（ま、アンタの自業自得だな・・）
　康平は、そう思いながら車に乗り込んだ・・・

／／／／／

「帰ったぞぉーー」
「お帰り。康平、里美が来てるわよ。」
「え、そうか。」
　康平が礼子に小声で囁く・・
「せっかく、今日も、お前を虐めようと思ったのに・・。」
「残念でした。さっき来ちゃったの・・。」
「今日、課長に突付かれたからかな？。」礼子が笑いながら答えた。
「なぬぅーー。お前の課長・・ユ・ル・サ・ン・」
　礼子が大声で笑う・・。
「こうなったら今から宮口さんと・・」
　礼子が思いっきり康平の脇腹をつねった・・。
「イタタッ・・冗談にきまってるだろ。」
　康平が、礼子と居間に入った。
　亜美が、はしゃぎながら里美の膝に乗って遊んでいた。
「こんばんわ、宮口さん。」
　里美が立ち上がって康平に頭を下げた。
「康平さん、今回は、本当にありがとうございました。なんと言ってお礼を言ったらいいか・・・。」
「何言ってるんですか。礼子の友達は私にとっても友達です。」
　里美は涙を浮かべた。
「感謝します。会社も本当は辞めたくなかったんです。」
「・・・・・・でも、これで安心して生活も出来ますね。」
「ええ。」
「今日は、飲みましょう。・・どうせ礼子ともヤレ・・」
　再び礼子にツネられる・・
「えっ？」
「あ、いや、・・れ、礼子、ビール持ってこいよ。」
「はいはい、余計な事言わなくていいからね康平。」
　そう言って礼子はキッチンに向かった。
　亜美は久しぶりに会った里美に感激しているようだ。
　里美から離れようとしない。
「私も早く結婚して子供が欲しいわ。」
「はは、宮口さんなら、いい男性が見つかりますよ。」
「そうだといいんですけど。」
　礼子がビールとツマミを持って戻ってきた。
「お待たせ。」
「よしっ、乾杯だ！」
　全員でグラスをあわせビールを口に運ぶ。
　その後、酒も進み夜遅くまで楽しい話題で場が盛り上がっていった。