（５１）

−　週明　−

　今日は、太平洋製鉄では課長級以下の人事異動の発表の日だ。
　康平を局長とするセンターの人員も決定し既に名前もよばれている。
　第１課長には、東堂信一郎、第２課長に黒田修が選任され係長には、榊原美紀と三林恵美子、そして常務の北原が推した遠藤博が昇格した。
　残り1名の係長は、目ぼしい人材がおらず当初は東堂が兼務することとなる。
　課員として東堂と黒田が探した２６名の名前が康平から発表された。
　センター配属が決定した者は感動で顔を紅潮させている。
　特に女性社員は感激しているようだ。

　センターへの異動が決まった社員が、第２研修室に集合する。
　皆、緊張しながら康平を待った。

　専務の町田と常務の北原を同行し康平が入ってきた。
　まず、専務と常務の訓示を受けた後、康平の挨拶が始まった。
　運営方法と業務内容を説明し全員に納得させる。
「以上だ。太平洋製鉄は勿論の事、太平洋グループ全ての発展が我々に掛かっている。ここにいる皆は選ばれた人間だ。懸命に業務をこなしてくれ。細かいことは私は一切言うつもりは無いし自由で構わない、しかし半端な仕事じゃない。頑張ってくれ。」
　皆が、一斉に立ち上がり礼をする。
　そして自信を漲らせた態度を康平に与えた。

　全員が解散すると係長以上が残り４月までに準備を整えておくように康平から告げられる。
　美紀と恵美子も康平の前に立った。二人の指には、康平がプレゼントしたプラチナ台のルビーの指輪がはまっていた。
　それぞれ形は違うが二人とも気に入ってくれたみたいだ。
　二人は康平を見てにっこりと微笑む。
　康平は、笑みを我慢し、担当を命じた。
　第１課長の東堂は、情報と業務、第２課長の黒田は外交と調査を任した。
　東堂の下で美紀は業務係長、情報係は東堂が兼務し、恵美子は黒田の下で提携を主とする外交係長を任され、遠藤が調査係長となった。
「みんな、さっきも言ったが宜しく頼むぞ。」
　一斉に頷く。
「早くも、２、３箇所の支店から調査を依頼されてるらしい。遠藤君と三林君で、来月早々から取り掛かってくれ。君達の、現所属部長には、俺から全て許可を取っておく。」
「はい。」
「それから、近いうちに全員が、お互いを知るために飲み会でもやろう。」
「はい。」
　康平は、皆を激励し解散させた。
　４月からの準備は、既に整えてある。
　後は、東堂と黒田が率先して動いてくれているため康平は、しばらく暇を持て余す形となった。
（部署に戻っても、やることないなぁー・・・）
　康平は、北原の言葉を思い出していた。
『お前は、もう管理職なんだから業務さえ不備が無ければ自由にしていいんだぞ。』
（とは言ってくれたが・・）
　康平は、もう一度見学がてらセンタービルに行くことにした。
　センター内の各企業担当に新任の挨拶をするためだ。
　さっそく出かける準備をする・・・
　康平は、センターに出かける事を告げ会社を出た。

　センタービルには、多種の職種を含めたオフィスが集中している。
　約６０社に近い大手企業が入っており、太平洋グループは、この中でも１、２を争う大手会社で、全国でも親会社の太平洋物産に次ぐ営業利益と実力を備えていた。

　康平が、現センター長と二人でセンタービル内の各社に挨拶に回ると、それぞれトップクラスが直々に対応してきた。
　皆、康平の若さに驚いていおり、そして、さらに太平洋製鉄のセンター長が今までのように部長ではなく、局長で赴任してくるということで、各社のトップも、今まで以上に太平洋製鉄を警戒してくるだろう。

　康平は、全ての挨拶を終わりセンターのオフィスに入った。
　中では、センター全員の本社異動が決まった社員が康平に注目する。
　現センター長に紹介され康平は挨拶をした。
「みなさん。ご苦労様でした。４月から、ここでセンターを受け持つ荒尾です。皆さんが懸命にやってきた仕事を無駄にする事が無いよう頑張ります。」
　皆が一斉に拍手をする。
　センターに勤務する全員が昇格で本社に戻るため雰囲気も明るい。
　康平は、簡単に挨拶を済ましてセンタービルを出た。

（ふぅー・・返って疲れちまったぜ・・。）

　康平は、会社には戻らずブラブラと街を歩く事にした。
　ショールームが立ち並ぶビル前の歩道を歩いていると赤いポルシェがクラクションを鳴らし康平の横で停車した。
　スモークが掛かったウィンドウが開くと中の女性が康平に声を掛ける。
「康平さん。」
　愛子だった。
「お、おう。愛子。・・何やってんだ。こんな所で？」
「ふふっ、康平さん、昨日完成したの。」
「完成って何が？」
　愛子は、笑ってばかりで、なかなか言おうとしない。
　どうせ暇を持て余していたし康平は愛子と付き合うことにした。
　康平が愛子の車に乗り込むと愛子がミニスカートを捲って康平に股間を見せた。
「あ、愛子・・お前・・これ・・」
「フフッ、入れちゃった。」
　愛子は、恥丘にタトゥを入れたのだ。
　紫の蝶の羽にＫのイニシャルで飾り文字が施されている。
「康平さんの頭文字を入れちゃった。」
「入れちゃったって・・愛子・・」
「いいの私・・康平さんに全てを捧げる決心で入れたんだから。」
「いや・・でも・・・でも、もしかして彼氏でも出来たらどうするんだ。」
「んー・・Ｋのイニシャルを持つ人を探すわ。」
「そういう問題じゃないだろ。」
　外からはスモークが掛かって車内は見えない。
　康平は、愛子の大胆な行為に少々呆れていた。
「ね、康平さん。暇なんですか？」
「ああ。まあ・・・」
　康平は、愛子の気持を読み取る。
　愛子の性格から、康平を誘い難いようだ。
（もうじき、三十になるが、妙に小娘に見えるな・・）

　今のところ康平の相手する５人の女性の中では愛子は唯一の２０代である。
　康平は、そんな事を考えながら妙に愛子を抱きたくなってきた。
「愛子、ホテルでも行こうか？」
「は、はい。・・・でもいいんですか。仕事は？」
「ああ、今日はもう帰らないしな。」
　愛子は喜んで車を発車させた。
「どこに行きます、康平さん。」
「んー・・普通のホテルじゃＳＭは出来ないしな・・」
「あの・・私、一つだけＳＭが出来るホテル知ってるんですけど。」
「そうか。じゃ、そこへ行こう。」
「はい。」
　愛子は、車の向きを変え、高速道路のインターに近いホテル街に向かった。
　康平が、愛子に喋りかける。
「愛子、一つ言おうと思っていたんだが・・。」
「え・・はい・・・？」
「これからは、もう、プラグを外しておけよ。それからショーツも穿いておけ。」
「え、だって康平さんが・・。」
「あれは、前の話さ。もう十分に拡張出来たし、プレーも苦痛じゃないだろ。」
「は、はぃ・・・。」
「それに、アソコを冷やすと、あまり身体によくないぞ。」
「わかりました。康平さんが、そう言うなら・・。」
　愛子は、苦笑いをしながら康平に囁いた。
「康平さん、私、康平さんのものよね。捨てないわよね。」
「なに言ってんだ・・この間も言っただろ。心配するな。」
　愛子は安堵の表情を見せてホテルの門をくぐっていった。
　車を止めて康平と愛子はロビーに向かった。
　何十もあるパネルには部屋の中の写真が写っている。
　愛子が、赤いベッドのある部屋のボタンを押す。
「康平さん、ここなの。」
「ほぉう・・。じゃ入ろうか。」
　愛子が、康平に腕を組みエレベーターに乗った。

「ここよ。」
　愛子はそう言ってドアを開けた。
　中は、広々としておりベッドを中心に壁側にはＸ型をした固定用の柱がありその隣には、トイレがこちら向きに設置されていた。
　天井には、鉄製のフックが取り付けられロープも一揃いしているようだ。
「どう？康平さん。」
「へぇー、意外と本格的なんだな・。」
「フフッ、でしょ。」
　愛子は、そう言うと服を脱ぎ始めた。
　全てを脱ぎ終えると昨日入れたタトゥを康平に見せ感想を聞いてくる。
「康平さん、どうかしら？」
「んーむ・・いや。可笑しくはないが、それにしても思い切ったことをしたもんだな。」　愛子は、笑いながらも腰を捻り始める。
　康平は、服を脱ぎ始めた。
　愛子が、乳房を揉みながら康平を見つめる。
　全てを脱ぎ終えた康平に愛子は跪き肉棒を握り締めると康平の袋を口に含み肉棒を上下し始めた。
「ングッ・・ウハァァー・・・」
「愛子・・縛ろうか。」
「ああ、お願い・・そうしてぇぇー・・」
　康平は愛子をロープで縛り始める・・
　乳房をロープで固定しベッドに運ぶとうつ伏せにし腰を上げさせる。
　愛子の蜜壷は既に大洪水だった。
　康平が舌で亀裂をなぞる。
「クゥゥゥゥゥゥゥー・・・気持イイィィィィー・・」
「康平さん・・浣腸してぇー・・」
　愛子は涙声で康平に要求した。
　康平は浣腸器を取りグリセリンを入れるとゆっくりと液体を注入していった。
　愛子は自ら尻の割れ目を左右に開き悶絶している。
「グゥゥゥゥゥーー・・・ンアァァァァァーー・・・イイ・・イイワァァー・・」
　康平は完全に液体の全てを愛子の菊門に注ぎ終えるとプラグで栓をする。
　そして愛子を仰向けにし女芯を愛撫し始めた。
「ウングゥゥゥゥゥゥゥ・・・イヤァァー・・ウッ、ウッ、ウッゥゥゥゥゥー・・」
　康平は愛子の乳首にクリップをはめ錘を付けた。
　愛子の乳首が舌に垂れ下がり伸びていく・・・・
「アァ・・アァ・・アァァァァー・・」
　康平は愛子の蜜壷に指を入れＧスポット付近を優しく撫で上げていく。
「ハァゥゥゥゥゥーー・・・ソコ・・ソコ、イイィィィィィー・・」
「まだいいのか、愛子？」
「うぅぅ・・こ、康平さん・・・オシッコ漏れそうぅぅー・・」
　康平は愛子の膨らんだ下腹部を押さえつけた・・
「んぉぉぉぉーー・・で、出ちゃうぅぅぅー・・」
　康平は、壁際に備え付けてある便器に愛子を跨がせる・・
　愛子は、下腹部を抑えながら康平を虚ろな目で見つめていた・・
「こ、康平さん・・だ、出します・・・」
　愛子は、水を流しながら菊門に刺さったプラグを抜く・・・
　大きな音を立てながら愛子は汚物を吐き出した・・
「アァァァァーー・・イヤァーッ・・・ングゥァァァーー・・・」
　全てを出し切ると愛子は蜜壷を左右に開き放尿を始める・・
「アァ・・康平さん・・・オシッコが・・・アァァー・・・見てェェェー・・」
（す、凄ぇな―・・愛子の奴・・）
　愛子は全てが終わると、ゆっくりと立ち上がり隣のシャワー室に入った。
　透明なガラスのため中は丸見えである。
　愛子は石鹸で丁寧に蜜壷と菊門を洗っている。そして康平のほうに腰を向けると尻を開いて康平に蜜壷を見せ始めた。
　愛子は、見られることで更に身体が熱くなっていくのだ。

　康平は思った。
（暖かくなったら露出でもやろうかな・・？）
　ガラス腰に愛子は康平を挑発している。
　今度は前を向き蜜壷をガラスに押し付けていた。
　乳首にぶら下がった錘が左右に揺れている。
　乳房はロープの締め付けで硬さを増し赤く変色してきていた。
　ガラスに張り付いた地丘のタトゥが標本のように見える。

　康平も堪らずシャワー室に入った。
　愛子は、康平が入ってくるなり肉棒に飛びつき貪りついた。
　自ら乳首の錘を引っ張り喘ぎまくる愛子・・・
　康平は愛子を後ろ向きにし菊門に石鹸を塗りこんだ。
「ンオォォォォォォー・・・ウゥァ・・き、気持・・・気持イ・・イィィィー・・」
　愛子が康平の腰にしがみついた。
　足が震えて立っていることが出来なくなったようだ。
　康平は、愛子をしゃがませると肉棒を愛子の口に運んだ。
　そして愛子の頭を掴みゆっくりと出し入れをする。
　愛子は舌を巧みに変化させ康平に奉仕した。
「アァ・・康平さんの・・・お、美味しい・・もっと・・もっと・・頂戴・・」
「愛子・・」
　口を窄めて激しく吸引する愛子・・
「ウフゥゥーッ・・こ、康平さん・・もっと・・もっと思いっきり口にブチ込んで・・お願いしますぅぅ・・」
「いいのか？愛子・・」
「は、早くぅぅーーっ・・アァー・・」
　康平は愛子の要求通りり、まるで蜜壷に打ち込む位に愛子の口に肉棒を出し入れした。　愛子は、難なく喉の奥まで康平を受け入れる。
　康平の肉棒が根元まで愛子の口の中に埋まった。
（愛子め・・少し練習したな・・）
　ディープスロート。いわゆる喉元まで男性自信を飲み込む技だ。
　普通の女性はとても出来ない。
　苦しくて息も出来ないのだが呼吸法と喉の使い方によって慣れてくるのだ。
「愛子・・凄く気持ちいいぞ・・」
　愛子が涙目で康平を見つめて頷いている。
　康平は肉棒を愛子から抜いた。
「ウゥッ、ハァァーー・・・アァ・・康平さん・・・やっぱり・・ちょっと苦しいゎ。」　康平は笑いながら愛子に返答した。
「愛子、無理するな。」
「でも・・康平さんが喜ぶと思って・・・」
　康平は愛子の言葉に眩暈を覚える・・・
（このままエスカレートすると危ないな・・。）
　康平は苦笑いをしながら愛子を壁に手をつかせて立たした。
　肉棒に薬用ジェルを塗り愛子の菊門にゆっくりと挿入していった。
　愛子は、後ろ向きに康平を見つめキスを要求してくる。
　康平は愛子の舌を捉え激しく絡み合った。
　康平の肉棒が完全に埋まると愛子が腰を降り始めた。
　円を描くように巧みに動かしている。
　康平は愛子に任せて背中越しに壁に手をついた。
「ウゥ・・ウゥァァァァーー・・キツイ・・きつくて最高・・・アァァーー・イィィー」「愛子、大分、慣れたようだな・・。」
「康平さん・・激しく動かしてみて・・」
　康平は愛子の腰を握ると肉棒を出し入れしてみた。
　愛子は、気持いいのだろう舌で唇を舐めながら喘いでいる。
　康平は徐々にスピードを上げていった。
「アガァァァー・・おぉ・・ウッ・・ハウゥゥゥゥゥゥーー・・クッ・・アゥ・・ッ・」　今や愛子は康平の太い肉棒を難なく菊門で迎え入れることが出来るようになっていた。　康平が出し入れするたびに蜜壷からは粘度の高い愛液が垂れ流れていく・・・
「あぁーー・・イキソ・・イキソォォ・・・コ、、コ・ウ・ヘ・イ・・さ・・・・ん。」　康平は愛子の女芯を摘み上げた。
「ンアァ・・イク・・イ、イクゥ・・イクゥ・・イクゥゥゥゥゥァァァァァァー・・」　　愛子が頭から下に崩れ落ちた。
　康平がすかさず腰を掴んで身体を保持しゆっくりと愛子を下ろした。
　康平はシャワーで肉棒と愛子の菊門を綺麗に洗い流す。
　そして愛子を抱き上げると濡れたままシャワー室を出てベッドに移動する。
　愛子が息を弾ませ康平にしがみ付いた。
「愛子・・お前バイブか何かでディープを練習したな。」
　愛子が紅潮した顔で照れている。
「だって康平さんの奥様が、これを出来るって聞いたとき私も絶対に・・って。」
「そう無理するな。お前はお前でいい。」
　愛子は、康平の言葉を聞き流し胸に舌を這わす。
　康平は、何も言わず愛子に身を任した。
　愛子は康平の全身を舌で舐め上げていった。
　首筋から胸、下腹部と移り大腿を超えると足の指まで１本１本を口に含む。
　そして康平の足先に跨ぐと康平の足の親指を蜜壷に埋めていった。
　生暖かい感触を指で感じた康平は愛子を引き寄せた。
「愛子、今度は俺が責めてやる。」
　康平は、そう言うと胸を縛っているロープを外し愛子をうつ伏せにして肉棒を蜜壷に埋めていった。
「あぁー・・康平さん・・ぃぃ・・気持ちよくて・・・気絶しそぉぉぉー・・」
　愛子は、乳首のクリップを思いっきり引っ張り上げた。
　康平の激しい出し入れで、愛子の恥丘の蝶がまるで生きているかのように飛び回っている。
　康平は愛子の足を高く上げ真上から強烈な杭を打ち始めた。
「グアァァァー・・す、凄い・・凄いィィィィー・・・キ、、キクゥゥゥゥー・・」
　愛子は、既に首だけで身体を支えていた。
　結合部からは愛子の厭液が飛び散っている。
「こ、康平・・さ・・ん・・も、もう・・イキ・・そうで・・す・・」
「愛子、俺もだ。」
　康平は、愛子を降ろし上から覆い被さった。
　愛子が自然と康平の腰に足を巻きつける。
　康平は、根元まで愛子の蜜壷に密着させると勢いよく分身を放出させた。
「あぁぁぁぁ・・・熱い・・熱いぃぃぃ・・康平さんのがぁぁー・・アァァァァー」
　康平の分身が愛子の壁の奥に放出される。
　愛子は康平の熱さを子宮で感じ蜜壷を痙攣させた・・
　愛子の足が静かに康平の腰からはずれた・・
　大きく足を開く愛子の股間からは康平の放った液体が静かに流れてくる。
　まるで蝶が吸い取った蜜を惜しげながら吐き出しているようだった。

　覚醒した愛子が康平に呟く。
「康平さん・・私・・幸せです。」
「・・・・・」
「あの、康平さんに捨てられないように・・・もっと・・。」
「愛子、俺はお前を捨てないよ。」
「私、ずっと・・ずっと・・康平さんに・・・」
　康平は思った。
　愛子の将来を考えれば、決して変な意味でなく伴侶が必要だ。
　愛子は、まだ２９歳と若い。必ずそういう時期がくるに違いない。
（しかし、俺と関係する女性は、みんな独身でいたい、なんていうけど・・・。なんかヤバイよな・・・愛子は、もう普通のＳＥＸじゃ物足りないだろうし。）
「康平さん・・」
「ん？」
「もう１回いいですか？」
「・・・・・ぁ・ぁぁ。」
　康平は、結局、夕方まで愛子とホテルに留まった。
　最後は、愛子も下半身に力が入らず帰りの車は康平が運転する羽目になり家まで送った。
「康平さん・・・すみません。」
「ああ、じゃ・・また。」
　愛子が名残惜しそうに康平を見送った。
　康平は、近くの駅まで行き、タクシーを拾うと仁美に会いに行った。