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（６５）
− 週明け −
康平が遠藤を呼ぶ。
「はい。なんでしょう。」
「急で済まないが、福岡に飛んでくれ。」
「はい。内容は何ですか？」
康平が書類を渡して簡易に説明をした。
「太平洋プロテックの福岡支店で、新開発製品の極秘資料が盗まれたらしい。誰か一人連れて、すぐ向かってくれ。」
「わかりました。しかし局長、誰を連れて行けば・・・」
「そんな事は、お前に任せるよ。ここにいる社員は黒田と東堂が選んだ優秀な奴ばかりだからな。心配はない。」
遠藤は、付き添いに自分の係の桜井美津子という女性を選んだ。
福岡出身ということで道案内を兼ねて適当に選んだようだ。
遠藤が桜井美津子に、早速行くように指示する。
センターは、出張が多く、いつ何時指名されるかわからないため各自のロッカーに準備を整えてあるのだ。
「じゃ、局長行ってきます。」
「ああ、気をつけろ。それから随時連絡は入れろよ。」
「はい。分かりました。」
二人は意気込んで福岡に出発した。
「東堂、俺は役員会があるから製鉄に行ってくる。後は頼むぞ。」
「はい、分かりました。」
康平は、車で太平洋製鉄に向かった。
（役員ってのも面倒くさいな・・ったく・・・）
康平は、ブツブツ独り言をいいながら車を走らせる。
到着すると早速、会議室に向かった。
いつもの癖で階段を上がろうとすると受付嬢がエレベーターを勧めた。
（そうか、役員専用エレベーターに乗れるんだな・・。）
康平は、会議室に入った。既に社長をはじめ各、取締役級が顔を並べている。
一際若い康平だったが局長級という事で本部長より前の席に座った。
今日の議長を務める常務の大家が議事を進めた。
「今日は、２年間、空席である副社長の扱いについて検討を始めます。」
社長の町田が詳細を説明すると、役員がそれぞれ意見を言い合った。
康平は眠たそうに、あくびをしていた。
議長の大家常務が康平を指名する。
「荒尾局長、どうかね？」
急に指名された康平は慌てて答える。
まさか、指名されるとは思っていなかったので適当に答えてしまう康平・・
「え・・は、はい。そーですね・・・えー、活性化と言う意味も含めて、当初、外部グループからの出向という形にしたらどうでしょうか？」
適当に言った意見に皆が同調を促す・・・
横に座っていた常務の立川が康平を突付き、笑いながら嫌味を言った。
「康平・・お前、適当に言ったな。」
「・・わかります？」
結局、康平の意見が取り入られ後期の人事で副社長を置く事が決定した。
会議室を出ると北原が康平を呼び止めた。
「荒尾君、なかなか、いい意見を言うね。」
しかし立川が本音を北原にばらした。
「専務、康平の奴、適当に言ったんですよ。」
北原は、間を置いて笑い出した。
「ま、適当でも的を得た意見だから通ったんだ。良しとしよう。」
康平は北原と立川３人で、喫茶室に入った。
現在のセンターの状況を話して時間を潰した・・・
「では、私はこれで失礼します。」
「ああ、頑張れよ。」
「ええ。」
康平は、太平洋製鉄を出た。
（さてと・・・センターに戻るか・・・）
康平が、駐車場に入ると携帯が鳴った。仁美からだ。
「仁美さんか、この間は新築祝いありがとう。」
［いえ、大した物でなくて・・］
「どうだい、久しぶりに一戦？」
［ふふっ、ひょっとしてと思って電話したの。嬉しいわ。］
「迎えに行こうか。」
［ううん、今、用があって駅前のデパートの前なんだけど。］
「駅前って言ったらセンターの前じゃないか？」
［ええ。］
「じゃ、クラウンホテルのロビーで会おう。」
「はい、じゃ、待ってます。」
さっそく車を走らせる康平・・・・
康平は、一旦、センターに戻り地下駐車場に車を止めるとそのまま、仁美の待つホテルに歩いていった。
ロビーのソファで雑誌を読んでいた仁美を呼ぶ。
「お待たせ。フロントで部屋を聞いてくるよ。」
康平は直ぐに戻ってきた。
「ＯＫ！いこうか。」
「うん。」
康平と仁美は、部屋に入った。
早速、服を脱ぐ仁美は康平に甘美の視線を送る。
下着だけになった仁美の後ろから康平が抱きつき仁美のショーツの上から手を入れた。仁美はブラジャーを上にあげ乳房を露出させる。
「・・アァーン・・康平・・さん・・」
仁美は振り向いて康平のネクタイを外し始めた。
上着とシャツもを脱ぐと仁美が康平のベルトを外しスラックスを下ろしていく。
そして下着を膝まで下げると康平の肉棒を下から舐め上げていった。
「・・アァァー・・康平さん・・・もう、」
「仁美さん・・一緒にシャワーを浴びよう。」
仁美は頷きブラジャーとショーツを脱いだ。
康平も裸になると、仁美を抱き上げ浴室に向かう。
浴室では仁美が康平にシャワーを掛け身体を洗い始めた・・・
自分にもソープを塗りつけていく。
浴槽に座った康平に跨ぐと唇を重ねていった・・・
仁美が舌を挿入してきた。
康平は仁美にあわせ舌を絡め合っていく。
それだけで仁美は乳首の固さを増していった。
康平は仁美を降ろしてシャワーで泡を落とすと再度、浴槽に腰掛けた。
仁美が下に跪き康平の肉棒を握って口に含むと袋を揉みながら唇をスライドし始めた。
しばらく仁美の攻撃を受けたあと康平は仁美を跨がせた。
仁美の亀裂に肉棒を当てがい静かに腰を落とさせていく・・・
「ァァァ・・ァァ・・ァァァアアアアー・・・・・気持ちいぃぃ・・」
康平は、仁美のヒップを掴み上下に揺すり始めた。
仁美はしがみ付き康平の耳たぶを舐め上げる・・・
更に康平は仁美の菊門に指を挿入した。
「ンアァァァァァー・・・・イィィィィィィィィィィーッ・・・・・」
康平が体位を変える。
仁美を壁に手を付かせて後ろを向かせると再び挿入した。
そして、前から手を伸ばし女芯を指で摘み上げると仁美が絶叫する
「イヤァァァァァァァー・・気持ちイィィィィィィィー・・イィィィィーウゥゥゥァァァーーー・・・もっと・・もっとキツク摘んでェェェェー」
康平は仁美の要求どおり指で擦るように女芯を摘み上げていく。
「クゥゥゥー・・・ダ、駄目ェェェー・・オォォォーーーゥゥゥーッ」
康平は肉棒を激しく出し入れしながら繰り返した。
仁美の足がガクガクと震え出す。
康平は女芯から指を離し両乳首を捻り上げた。
「アゥゥゥゥゥーッ・・・・・イィ、イィ、イィィィィーーハァーッ・・・そこも・ゥゥー・そこも、イィィィーッ・・」
仁美は堪らずに膝をついてしまった、狭い浴室では後ろからの挿入は無理がある。
康平は仁美を背中から壁にもたれさせ肉棒を口に運んでいった。
仁美は、指で蜜壷を弄りながら抜く棒を咥えた。
康平は仁美の口の中でピストンを繰り返す。
「ングッ、ングッ・・・ングッ・・グッ・・ウゥゥゥー・・」
そして仁美は、康平の足を持つと足の指を自分の股間に当てようとする。
康平は、足の親指を仁美の蜜壷の中に挿入した。
「ングゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥーー・・・・フゥゥ・・フゥゥ・・ウゥゥゥー・・」
康平も、そろそろ限界に来た。
「仁美さん、出すよ・・」
仁美は、康平の肉棒を握りなおし分身が発射されると上下に擦りながら口で受け止めた。肉棒の先の部分を見つめながら飲み込んでは擦り擦っては何度も分身を喉に流し込んでいく・・・
「・・ぁぁ・・康平さんの・・美味しいぃぃ・・もっと、もっと・・出してぇぇー・・」 康平は仁美を立たせて浴槽に片足をかけさせた。
蜜壷に指を挿入し中を愛撫する。
蜜が太腿を伝って流れ出てきた。
下腹部を押さえてると苦痛の表情を見せる。
「・・ぁぁ・・駄目ぇぇ・・康平さん・・・オシッコが出ちゃウゥゥー・・」
しかし康平は止めない・・・
更に下腹部を押さえつけていく・・。
「あぁぁー・・康平さん・・やめてぇぇ・・・・・ウゥー・・イヤ・・ァァー・・出ちゃうぅ・・あぁ、出るぅー」
康平は仁美の菊門に指を入れて刺激した。
膀胱に圧迫感を覚えた仁美は観念したのか我慢し切れず放尿を開始する・・・・・・
「・・あぁぁー・・康平さんの意地悪ぅぅぅー・・・」
仁美はそう言いながらも手を前に持っていき蜜壷の肉襞を広げる。
そして康平を直視し亀裂の間から尿を噴出させた。
勢い良く飛び散る仁美の小水がタイルをめがけて飛び散った。
「ぁぁー・・康平さぁーん・・・恥ずかしいぃぃぃー・・・」
仁美の放尿は、なかなか止まらない・・
「仁美さん、かなり我慢していたね・・・」
「イヤッ・・・」
しかし仁美は更に蜜壷を突き出し康平の反応を見つめていた。
舌で唇を舐め上げ雰囲気を楽しんでいるのか眼も淫悦の表情だ・・・
やっと放尿が止まった仁美は康平に抱きついた。
康平が喋りかけるのを阻止するように舌を絡めてくる。
仁美は康平の袋部分を手で包み込むように揉みながら激しく舌を動かした。
康平がシャワーをひねり、仁美に掛けるとノズルを康平から取り肉棒にかけて自分の液体を流していく。
「康平さん・・・・熱くない？」
「ああ、大丈夫・・」
康平はノズルをひねってお湯を止めた。
そして仁美を抱き上げると浴室を出て、手にとったバスタオルで濡れた仁美の身体を拭いていく康平・・
じっと、されるがままに康平に任す仁美は康平の頭を掴むと蜜壷に誘っていった。
康平が仁美の女芯を舌で突付く・・
仁美は、早くも新しい蜜を流し始めていた。
「仁美さん、ベッドに行こう。」
仁美が横から康平にしがみ付きついていく。
ベッドに倒れこんだ仁美は、舌で唇を舐め上げ蜜壷の液体を指で掬った。
その指に付いた蜜を康平の肉棒の先に付けると大きな口を開けて咥え込む。
「ぁぁ・・早く・・早く、これが欲しいぃぃー・・」
康平の復調も早かった。
「仁美さん、バックになってくれ。」
仁美は言うとおり四つん這いになり後ろを振り向いて康平に叫んだ。
「康平さん・・早くぅぅ・・早く・・ぶち込んでぇぇぇー・・・・ぅぅ・・オ○ンコが・・・オ○ンコが・・・疼くぅぅぅぅー・・」
仁美が、腫れてしまうのではないかと言う位に女芯を擦っていた。
シーツに糸を引きながら蜜を垂れ流す仁美・・・
遂に淫らに腰を降り始めた・・・
（・・アァァー・・康平さんが・・私のオ○ンコを見てるぅぅー・・）
仁美の亀裂が開いたり閉じたりして形を変えていく。
康平は仁美の大陰唇を摘んで左右に広げた。
「イヤ・・康平さん・・ァァー・・ウァァァー・・・・もう入れてぇぇーっ・・」
康平が、仁美の要求に応えた。
仁美は康平のモノが入った瞬間、絶叫しながら腰を勢い良くぶつけていく。
「オアァァァァァァァァァァーーーーーー・・オ○ン・・コがァ・・・コ・・コウ・ヘイ・・・・・サ・・・・・アァァァ・ゥゥゥゥゥー・」
顔を枕に押し付け声を押し殺す仁美・・・
康平は仁美の蜜壷を更に激しく突いていく。
朦朧上体で顔を横に向け、くぐもった声を出す仁美は口から涎を垂らしていた・・・
「・・コ、、、、コウ・・ヘイ・・・サ・・・ン・・・・・ア・・アァ・・・オァァー・・・モ、、駄目、、、駄目よぉ・・ウゥゥゥ・・・アァァァァーく、来るぅぅ・・・ア・ア・ア・アァァー・・イィイックゥゥゥゥゥゥゥー」
康平も仁美の中に爆発した・・・
仁美の全身がピクピクと痙攣している。
ゆっくりと肉棒を引き抜き仁美を仰向けにさせた。
波打つ胸と下腹部が汗ばんでいる・・
仁美は無意識に蜜壷から流れ出る康平の分身を指で掬うと乳首に塗りつけ康平を見つめた。
「康平さん・・・凄かったゎ・・・」
「・・君もな。」
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「本当に送っていかなくていいのかい？」
「ええ、まだ寄る所もあるし・・・」
「そうか、じゃ気をつけて。」
「ありがとう。康平さん。また抱いてください。」
康平は満面の笑みを返す。
「もちろんさ。段々と淫乱になっていく仁美さんを見届けないと。」
仁美は赤面しながらも喜んだ。
康平と仁美はホテルの前で別れた。
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センターに戻った康平が、黒田から連絡を受ける。
「局長、今、遠藤から連絡があり福岡に着いたそうです。」
「そうか。上手くやるといいがな。」
「さっき、東堂課長が調べたんですが北斗電気と言う会社の仕業のようです。」
「・・・・？」
「太平洋プロテックの開発部が今秋に発表予定をしてた新製品を自社開発と銘うって計画を進めようとする輩がいるようですね。」
「しかし、工業発表会で説明が出来なければ駄目だろう。」
「ええ。」
「うむ・・。しかし北斗電気の上部も、それを知ってるのか？」
「私も、その辺のところが引っかかりますね。」
「点数稼ぎの野心家の仕業って線は？」
「かなり、可能性は大です。」
康平は何故か胸騒ぎがした。
「・・・・ま、遠藤の連絡待ちだな。」
「はい。」
− 翌日 −
「局長、遠藤と連絡が全く取れません。」
黒田が出社してきた康平に報告をしていた。
「桜井君は？」
「遠藤しか携帯を持っていないんです。」
黒田の説明によると、朝、遠藤の宿泊するホテルに電話をして確認したら昨晩にチェックインしてから全く行方がわからないとホテル側から説明を受けた。
フロントの話では夕方６時にホテルを出てから戻っていないとの事だった。
「んーむっ・・・、気になるな。」
「先ほど太平洋プロテックに電話を入れたら開発に携わっていた社員の一人が昨日から行方がわからないと言ってるんです。局長・・・絶対に何か、あったと思います。」
「んーっ・・ちょっと知人に当たってみるか・・」
康平は九州にいる幼馴染の亀井仁という男に電話をした。
亀井は亀井興産という会社を経営する社長なのだが。
亀井興産と会社らしい名前ではあるが実際は危ない仕事をしている。
小さい頃から康平の後をピッタリとついて離れなかったひ弱な男だったが高校を卒業して祖父のいた九州に移り変わり現在にいたっていた。
今では、九州で亀井を知らない人間がいないほど、その道で有名になっている男だ。
「もしもし、荒尾と言いますが社長の亀井さんをお願いします。」
しばらくして亀井が電話に出た。
［康ちゃんか？ おい、久しぶりだな。どうしたんだよ、急に電話をして。］
「いや、ちょいと頼みたい事があってな。それより元気そうじゃないか？・・」
［ああ、おかげさんで警察の厄介にはなってないよ。］
亀井が笑いながら自分の近況を報告していた。
［ところで、康ちゃん、頼みごとってなんだよ。］
康平は、今回の用件と内状を亀井に説明した。
［なるほど・・要するに監禁若しくは捕らわれていないか・・ということだな。］
「ああ。仁、力を貸してくれ。」
［康ちゃんの頼みだ。俺に任せてくれ。まず北斗電気の人間の中で、それにからんでいる奴を見つけてからチンピラ関係を洗ってみよう。］
「すまんな。間違いなくヤバイ目に会っていると思うんだ。。俺も直ぐそっちに行くから、悪いが仁、それまでに関係者だけでも調べておいてくれんか？」
［康ちゃん、任せとけ。］
康平は電話を切ると早速、福岡に出かける準備をした。
「黒田、東堂と九州へ出かける。後は頼むぞ。」
「分かりました。」
東堂は、康平の言葉で既に支度を始めていた。
「美紀、このまま空港へいくから航空券の手配をしておいてくれ。」
「はい。」
「恵美子、君も一緒に来てくれ。」
「わ、分かりました。」
康平と東堂は、直ぐに会社に出た。
車の中で康平は東堂と、さっそく作戦を練った。
「じゃ、局長が北斗電気に出向いた後、向こう側に了解を得るわけですね。」
東堂が康平に確認をする。
「ああ、空港に着いたら専務に連絡をして話をつけて置いて貰う。」
「実際、どうなんでしょう？」
「恐らく北斗電気の社員が単独でやってる事だろう。俺が、そっちを処理するからお前は、プロテックの開発資料を確認してくれ。本社に電話をして、そのまま事務を進めるように手配しておくんだ。後は、横取りしたっていう相手の部署と課員を全員洗って素性を確かめる事と暴力団がらみの者がいるのかを調査しておくんだ。」
「分かりました。」
康平らは空港に着いた。
恵美子がサービスでチケットを受け取った。
「局長、ちょうどいい時間の飛行機に乗れます。」
「よし、じゃ、行こうか。」
東堂と恵美子は、静かに頷き康平の後に続いた・・・・・・・・
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