（６７）

　福岡の件から１週間が経った。
　遠藤も次の日に復帰しており、桜井も来月から出てくるようだ。
　康平は昨日、桜井美津子と電話で話をした。
　元気のいい声で康平に今の気持ちを伝えた。
　桜井も、あの件は、すべてっ吹っ切れたようだ。
　康平は、自分に出切る事なら遠慮なく申し出るようにと桜井に言い渡す。
　部署の異動も考えたが桜井自身が、それを断ってきた。
　絶対のセンターで頑張ると意志の強い答えを返した桜井に康平は、ホッとしながら電話を切った。

「遠藤。」
「はい。」
　遠藤が局長室に入っていく。
「桜井君が来月から出社するそうだ。お前にも宜しく言っておいてくれとさ。」
「そ、そうですか！」
「もう元気になったようだ。」
「・・・・良かった・・・・良かった・・・」
　遠藤が康平に何か言いたそうな素振りを見せソワソワしている。
「どうした？」
「あのー・・・・その・・・」
「はっきり言えよ。」
「は、はい。・・実は、福岡に行く前日に・・・その・・彼女にフラれまして・・・・」「は？・・それと桜井君と何か関係があるのか？」
「いえ・・その・・振られたからという訳じゃないんですが・・・・その・・えーっ・・・・・彼女・・桜井君に付き合いを申し込もうと・・思って。」
　康平は、一瞬、遠藤の言っている意味がわからなかったが、すぐさま驚いて言い返す。「・・・・・し、真剣なのか？」
「行きの飛行機の中で、彼女が僕に好感を持ってくれてる事を知ったんです。」
「ほぉう。」
「今回、彼女があんな事になった責任や哀れみで言ってるんじゃないんです。マジです。実は、彼女から連日電話が掛かってきて、あんな事になったのは貴方のせいじゃないわって・・気にしないでって。反対に励まされちゃって。」
「・・・・・」
「僕は、彼女の責任感と、人を気遣う優しい心に惚れたんです・・それに美人だし。」
　遠藤が赤面しながら心情を康平に説明した。
　康平は、遠藤という男を見直した。
　康平は、しばし遠藤を凝視すると、急に立ち上がって遠藤の肩を叩いた。
「遠藤っ！　お前、いい奴だ！」
「今夜、僕から電話をして彼女に伝えます。」
「そうか。よし、俺も応援するぞ。」
「はい、ありがとうございます。」
　遠藤が頭を下げて局長室を出て行った。
　遠藤らしい決断と人を見る目がある洞察力に康平は、なぜか気分が良かった。

−　昼休　−

「東堂、黒田、外に食いに行くか？」
　東堂が包みを康平に見せる。
「局長、すいません。今日は愛妻弁当なんです。」
　黒田は、鞄を持っている。
「局長、私は今から本社へ行きますので。」
「あ、そ・・・」
（・・一人じゃ寂しいな・・・）

　康平は、フロアーに出てエレベーターに向かった。
「局長っ！」
　美紀と恵美子が康平に声を掛けた。
「おう。ご両人！」
「局長一人みたいですね。お昼、一緒に行きません？」
「行く、行く。外に食いに行こう。上は込んでるからな。」
「おごってくださいね。」
「君たちに払わせたことないだろう。」
　美紀と恵美子が舌を出した・・・
　３人は、センタービル真向かいの和食店に入った。
　それぞれ好みの定食を注文する。
「ところで局長、例の件はいつにします？」
　美紀が康平に問い掛ける。
「ん？・・例の件って？」
「何、言ってるんですか。奥様と・・の事です。」
「ああ、そうだったな。いつがいい？」
「いつがイイって言ったって・・・・局長が決めてくださいよ。」
「んー・・じゃ今週の土曜日は？」
　二人は喜んで承諾した。
　美紀と恵美子は、食事をしながら４Ｐの話題に集中している。
　康平は、周りの客を気にしながら冷や冷やしていた。
「おい、君ら、もうちょっと小さい声で話せよ。」
「・・あ、す、すいません。」
　康平が、二人を見ながら箸を口に持っていった。
「・・ん・・・・・・痛たたっ・・」
「どうしたんですか、局長？」
　康平が口の中から異物を取り出すと出てきたのは陶器の箸おきだった。
　美紀と恵美子が、それを見て笑いを堪えている。
「な、・・奥歯が欠けちまったよ・・」
　美紀と恵美子がハンカチで顔を覆って肩を震わせた。
「・・・・・おい君ら・・ひょっとして笑ってるのか？」
　美紀がそのままトイレに走っていく。
　恵美子は、遂に腹を抱えて笑い出してしまった。
　トイレから出てきた美紀は、まだ笑っていた。
「ったく・・・君らの話が気になったから、こんな物を食っちまったんだぞ。」
　美紀と恵美子は、笑いが止まらず康平の顔を見る事もしなかった。。
「こりゃイカン、美紀、この辺に歯医者ないか？」
　美紀がハンカチで涙を拭きながら康平に答えた。
「駅ビルの地下に原デンタルっていう歯医者がありますよ。」
「そうか、じゃちょっと行って来る。」

　康平は、代金を先に払って急いで歯医者に行く事にした。
　康平は駅の地下に入り美紀の言っていた原デンタルを探した。
（ここか・・）
　ちょうど、中から歯科医らしい女性が出てきた。
「あ、すいません。先生ですか？」
「はい。」
「大変申し訳ありませんが、ちょっと見てもらえませんか？」
　その女性は、康平をじっと見ていた。
「・・あの・・康平・・君？　　荒尾康平君じゃない？」
「え・・・はい・・そうですが。」
「やっぱり。恭子です。原恭子。」
「・・・・・・・・あぁーっ、思い出した。恭子君か。」
　原恭子は康平の中学時代のクラスメートだった。
　恭子は両親も歯医者で、康平もよく治療に行った覚えがある。
「そうか、君も歯医者に。」
「ええ、兄もよ。家族全員が歯科医なの。」
「そうなのか。・・恭子君、悪いが見てくれないかな？歯が欠けちゃって。」
「どうぞ、お入りになって。」
　恭子は、もう一度、入り口の鍵を開けて康平を中に入れてくれる。
　恭子は、康平を椅子に座らせると早速治療を施してくれた。
「・・・・・・」
「・・ァガガガッ・・・ィテテテッ・・」
「我慢しなさいって。・・・・・・はい、ウガイして。」
「型とるから、しばらく我慢しててね。」
　康平は、口を開けたまま天井を見ていた。
　恭子が型を外し背もたれを上げる。
「はい、今日は終わりよ。２日後に来て。それまでに作っておくから。」
「助かったよ。ありがとう。」
　恭子が、康平が立ち上げるのを見て誘いをかけてくる・・・
「ね、幸平君、もし良かったら、お茶でも行かない？」
「・・ああ、いいよ。無理聞いてくれたお礼に、おごらせて貰うよ。」
　康平と恭子は、地下街の喫茶店に入った。
「幸平君は、今、何やってるの？」
「太平洋製鉄に勤めてるんだが、今は総合ビルのセンターにいるんだ。」
「へぇーっ。ゼネコン大手か。」
　康平が恭子に問い返した。
「そう言えば、性が変わってない様だけど・・・・・。」
「３年前別れたの。だから、また元の名に戻したのよ。」
「・・・そうか。」
「・・・康平君って、一段と格好良くなったわね。」
「ははっ、そうかな？　ありがとう。」
「奥様もいるんでしょ。」
「ああ、ＩＫ観光に勤めてるんだ。」
「ふぅーん。幸せそうね。」
「まぁね。」
　恭子は、しばらく黙っていた。
　何か思いふけっているようだった・・・・・
　そして・・・
「ね、幸平君、今夜、飲みに行かない？　昔話でもしたいわ。」
「あ、ああ。・・・いいけど。」
「ホント？　」
「ああ、・・・じゃ、このビルの隣にある居酒屋でも行こうか？」
「嬉しいわ。私、午後は休診なの。先に行って待ってるわ。」
　その後、康平は、恭子と３０分ほど話をしてセンターに戻った。

　康平がオフィスに戻ると課員が康平を見ながら笑っている。
（美紀と恵美子のやつ、俺を話のネタにしやがったな。）
　康平は咳ばらいをして局長室に入った。
　美紀が書類を持って局長室に入ってきた。
「局長、印をお願いします。」
「美紀、お前、俺のさっきの事を笑い話をしたろう？」
「すいません。つい喋りたくなっちゃって。」
「お前がＨの時、汁を大量に流す事を話すぞ。」
「局長、それって、ネタのレベルが違いすぎません。」
　康平は、笑いながら書類に判を押した。
　恵美子が部屋を覗いているのに康平が気付いた。
「恵美子、お前もだぞ。ア○ルで気絶した事を言うからな。」
「局長ぉぉー・・・」
「ははっ、冗談だよ。」

／／／／／／／／／／／／／／／／／／／／／／／／／／／／／／／／／／

　今日は、何事もなく１日が終わった。
「局長、飲みに行きません？」
　美紀と恵美子が誘ってくる。
「すまん、今日は先約があるんだ。」
「えぇー、そうなんですか？・・じゃ二人で行こっ、美紀。」
「そうね。」
　康平は、センターを出て駅ビルの隣りにある居酒屋に向かった。
　カウンター席に恭子は座っていた。康平が後ろから声を掛ける。
「よぉ、待ったかい？」
「あ、康平君、さっき来たところよ。」
　康平はビールを頼んだ。
「酒は飲めるのかい？」
「ふふっ、大好きなの。」
「そうか、じゃ、パァーっといくか？」
　二人は、中学卒業以来の再会に乾杯をした。
　一口でビールを空けると恭子が一方的に康平に質問責めを開始しする。
　質問されては答える康平に、更に違う質問が繰り返された。
　酒の勢いもあってか恭子は、際どい事も聞いてくるようになった。
「ね、ね、康平君。浮気した事ある・・」
「・・えっ・・あ・そのー・・」
「その慌て様は・・・あるわね。」
　康平は、さほど気にしてはいなかったが、陽気な恭子との会話に全てを話してもいい気分になっていた。
「・・・嘘ぉぉぉーっ・・・。・・・って事は奥様を入れて５人も・・・」
「おい、恭子君、声が大きいって・・」
　康平は慌てて周りを見ながら恭子を制止する。
「ご、ごめん。・・・でも、それって本当なの？」
「ああ。」
　恭子は目を合わさずに、頬を染めながら囁いた。
「・・・康平君、・・・・そのぉ・・・私とじゃ駄目かな？」
　恭子が康平に誘いを掛けてきた。
「え・・君と・・かい？」
　正直、恭子がそんなことを言うとは思っていなかった康平は驚いた。
　今度は、康平を見つめながら恭子が呟く・・・
「やっぱり駄目かな・・私じゃ。」
「いや、そんな事はないが・・・・」
　恭子が康平に寄り添ってきた。
　少々酔いもあるのだろうが、それにしても２０年振りの再会にしては恭子の行動と言動は大胆だった。
　康平は、迷ったが恭子の誘いに承諾した。
　恭子が康平の言葉に喜びながら再確認してくる。
「ホント、康平君・・・」
　康平は目で頷いた。
「じゃ、今から行くかい？」
「ええ。」

　康平と恭子は、店を出てクラウンホテルに向かった。
　康平がフロントサービスで鍵を受け取り恭子とエレベーターに乗り込んだ。
　部屋に入るなり康平に抱きつく恭子・・・
「康平君・・・わたし男の人・・・・・久しぶりなの・・・」
　康平は恭子のヒップを引き寄せると唇を合わせた。
　恭子の瞼と口元が震えている・・・
　康平は恭子のスカートをたくし上げて股間に触れてみた・・・・・・・・

（６８）

「こ・・・・康平君・・・・私・・私・・・・」
　恭子の股間に手を触れた康平はストッキングの上から窪みに指を押し込んでいった。
「ゥゥ・・ゥゥー・・こ、康平君・・・恥ずかしいゎ・・」
　恭子は恐る恐る康平の股間に手を伸ばしていく。
　康平の硬い物が手に触れるとギュッっと握り締めていった。
　康平はストッキングの上からショーツごと手を入れ女芯に触れてみる。
　既に恭子の蜜壷は洪水状態であろう温もりを感じた・・・
「康平君・・私・・もぅ・・・」
　康平は恭子をベッドに連れて行き、静かに仰向けに寝かせた。
　恭子は顔を横に向けじっとしている。
　康平は恭子のスカートとストッキングを脱がしショーツだけにした。
　セーターをブラジャーごと上まで捲り乳首を唇で挟む康平・・・
「ァァァ・・」
　康平は恭子の手をとって恭子自身の乳房に持っていく。
　恭子は自ら乳房を揉み始めた。
　康平は、その間に服を脱ぎ、裸になると恭子の真っ白なショーツを静かに下ろしていった。
　恭子の薄目の陰毛が恥丘に張り付いている。
　康平が、突起部分の薄皮を捲ると大き目の女芯が現れた。
　そっと息を吹きかける康平・・・・
「オォォォォー・・・ウゥゥゥゥ・・・・」
　康平は上の服とブラジャーも外した。
　全てを脱がした康平が恭子を抱きしめ耳たぶに舌を這わせる・・・
「・・・・こ・・康平君、・・・私・・・・さ、３年振りなの・・」
「・・でも感じ方が、そうじゃないって言ってるぜ。」
「・・あ、あの・・・は、恥ずかしいんだけど・・・ひ、一人で・・欲求を・・・」
「・・・恭子君、今日は、淫楽へ導いてやるよ。」
　康平の言葉に恭子は、興奮を隠せなかった。
　恭子は、康平の股間に飛びつくように顔を寄せる。
　久々に見る男のシンボルをじっと見つめると康平の表情を確認しながら舌を一直線に肉棒に這わせた・・・・
　恭子は、必死に康平の肉棒に奉仕する。
　音を立てながら肉棒を舐める恭子の唇の間からは唾液が垂れ自身の手と康平の袋部分をびしょ濡れにしていた。
　康平は、直感的に思った。
（・・・少々、乱暴に扱ったほうが京子君も喜びそうだな・・・）
　康平は恭子を押し倒した。
　そして恭子の蜜壷に指を挿入し激しく中を掻き混ぜていく・・
「クゥゥゥゥーー・・ア・・アァ・・もっと・・康平君・・・もっとキツク・・・」
　康平は、恥丘に近い部分の壁に浅めに指を挿入し強めに擦り上げていく。
　まるで浅瀬の水の中で魚が暴れているような音が大きく鳴り響く。
　康平の手は、まるで水の中に突っ込んだように濡れていた。
　恭子の腹が波打ってきた・・恭子は徐に康平の手首を掴むと自分の蜜壷に激しく差し込んでいった。
「ウァ・・ウゥゥー・・アゥ・・アゥ・・・アァァゥゥゥー・・・ゥ・・・ゥゥ・・・コォ・・ヘィ・・・・くん・アァゥ・・イヤァァァァァァァァーッ」
　恭子は康平の指でいってしまった。
　康平は少々驚きの様子で恭子の股間を眺めていた。
（・・・凄い量の汁だな・・）

「・・こ、康平君・・・ビックリした？」
「・・えっ？・・何が。」
「私、凄く濡れるの・・・恥ずかしいくらいに・・」
「いや、感度がいい証拠さ。恥ずかしがる事はないよ。」
「私、お風呂に入ってくるゎ。」
「ああ。・・・・・恭子君、一緒に入ろうか？」
「・・えっ・・で、でも・・・恥ずかしいわ。」
「嫌かい？」
　恭子は、横に首を振った。

　康平が笑いながら恭子に近づく・・恭子は康平の股間に聳え立つ怒張した肉棒に目をやると虚ろな目になりながら康平に抱きついた。

　二人は一緒にシャワーを浴びた。
　恭子が、康平の背中に胸を密着させ後ろから手を伸ばして康平の肉棒を握り締めていた。
「康平君・・・・・コレが・・・欲しい・・・」
「出ようか？」
「ええ。」
　康平と恭子は浴室を出た。
　バスローブを羽織りベッドに移動する。
　二人は抱き合いながらベッドに倒れこんだ。
　康平が恭子に囁く。
「恭子君・・どうして欲しい？」
「えっ・・・・」
「恥ずかしがる歳じゃないさ・・言ってみろよ。」
　恭子が康平にしがみ付きながら小さな声で答えた。
「私、・・・フェチ的な・・・の・・が・・・好きなの・・・・」
（フェチ的？・・・なんだそりゃ・・・）
「恭子君・・・ちょっと・・・意味が？」
「・・あの・・あのぉー・・・アソコを・・・踏んで・・もらったり・・・・」
「・・・は？」
「・・髪を・・・引っ張って・・・・・・・もらったり・・」
「・・・・・・？」
「その・・・乱暴な・・・・Ｈ・・・が・・」
「な・・えっ？・・・マジ・・・・」
　恭子は恥ずかしさでバスローブで顔を隠してしまった。
（さすがに、それは、やった事ねぇな・・・）
「恭子君、ちょっと飲もうか？」
「え、・・・ええ。」
　康平がルームサービスでウィスキーを頼んだ。
　酒を持ってくる間、康平は恭子を後ろから抱きしめ恥丘を撫でていた。
　恭子が、小さく康平に恥願をする・・・・
「・・康平君・・・そこも・・・引っ張ってみて・・・・」
「・・え？・・・ど、どこを？」
「・・もぉぅ・・・今、触っている所・・・・・」
「ひ、引っ張るのかい？」
　恭子が小さく頷く・・
　康平は、恭子の陰毛を掴むと恐る恐る、ゆっくりと引っ張った・・。
「・・うぅぅー・・オァァー・・・もっと・・もっと、思いっきり・・」
　康平は、恭子の言葉に素直に応じた。
　そして、思いっきり陰毛を引っ張ると恥丘の皮膚も一緒に上がってくる。
「クゥゥゥー・・イィィー・・」
「痛くないのかい？」
「・・ァァ・・それが・・・それが、いいの・・」
　康平は、更に引っ張ったり戻した理を繰り返す・・
　恭子は痛みが快感なのか行動もエスカレートしてきた。
　自らの乳首を摘むと思いっきり前に引っ張りあげた。
「オォォーー・・ウゥゥ・・む、毟って・・・毟ってぇぇぇー」
（毟って？・・・毛を抜けって言う事かな？・・・）
「あぁぁーー、早くぅぅぅぅー・・」
　康平は、恭子の声で反射的に陰毛を引っ張り上げた・・
「クァァァァァーッ・・・」
　康平の手の平には、恭子の抜けた陰毛が握られていた・・
　恭子が首を康平の肩に乗せキスを要求してくる・・。
　康平が唇を合わせると恭子は、舌を挿しだして来た。
「康平くん・・もっと・・もっと毟ってぇぇぇぇー・・」
「きょ、恭子君・・・な、無くなっちゃうぜ。」
「うぅぅーん・・・・いいの・・いいのぉぉぉぉー・・」
（ま、良いって言うのならいいか・・・）
　康平は、恭子の陰毛を何度も毟り取っていく・・
　恭子の蜜壷からは、粘度の高い蜜が流れ始めている。
　恭子はＭ的な要素を含んでいるのだろうか。
　痛みを快感に感じるようだ。
　恭子は両手の指で乳首を限界までに伸ばして喘いでいた・・・
（痛そっ・・・）
　そう思った時、ドアがノックされた。
　恭子が慌てて声を止める。康平はバスローブを纏いドアを開けるとボーイからトレイごと酒を受け取り部屋に戻った。
「・・恭子君、飲もう。」
　恭子が頷いてベッド横の椅子に座った。
「康平くん、私が変な性癖を持ってて驚いた？」
「・・あ、ああ、ちょっとね。」
「恥ずかしいわ。」
　康平は、思い切って恭子に聞いてみた。
「恭子君、昔からそうなのかい？」
　恭子が康平を見つめ、少々考える振りをして静かに喋りはじめた。
「・・旦那と別れてからかな、この性癖に気付いたのは・・・。」
「・・・」
「私にだって、やっぱり欲求はあったし、でも別れたばかりで抱いてくれる相手はいないから、どうしても一人で・・・。そんな時、一人で処理してたんだけど急に空しくなっちゃって、発作的に引っ張っってしまったの。そうしたら、身体が痺れて・・凄く良くて・・・。それ以来、癖で・・。」　
「へぇー・・要するに君自身が快感を発見した訳だ。」
　恭子が頷く。
　康平は、ひょっとして恭子がＭの性質を持っているかもしれないと思った。
　昔から、真面目な恭子の事だ。本当のＳＭも恐らく知らないだろう・・。
「恭子君、ＳＭプレーって知ってるだろう。」
「ええ、でも具体的には・・・」
　康平は、プラグの話から拡張・蝋燭、そして緊縛とＳＭに関するプレーの話を恭子に説明しながら反応を伺った。
　恭子はバスローブの上から股間を手で押さえている・・・
　康平の話で感じているのだろうか。

「こ、康平くん・・・実際にそんなことする人いるの？」
　康平は、不信がる恭子に愛子の話をしてみた。
「えぇーっ、幸平君が・・・そ、そんな事を？」
「・・そういう言い方をされると僕も恥ずかしいけどね。でも女房とも軽いＳＭプレーはやる事があるよ。」
「ね、康平くん。私、見てみたい。凄く興味がわいてきたわ。」
「み、見るって・・・」
　康平は、愛子とのプレーを恭子に見せてみようかと思った。
「恭子君、もしよかったら、その愛子っていう女性を今度呼ぼうか？」
「え？」
「いや、アルルっていうＳＭ専門の店があるんだけど、そこへ彼女と一緒に行くかい？　本格的なショーもやっているしスワッピングも出来るぜ。」
「・・行く・・・絶対に行くわ。」
「じゃ、明日どうだい？　一応彼女にも聞いてみなければ判らないが。」
「ええ。私は構わないわ。」
　恭子は、そう言うと康平の肉棒に口を被せてきた。
　もはや恭子は照れも薄らぎ、本性を現してきたようだ。
「こ、康平君・・今日、まだ入れて貰ってないわ・・・・」
「そうだったな・・」
　康平は、恭子を四つん這いにし後ろから貫いた・・・
「ンアァァァァァー・・・・こ・・康平君・・イィ・・イィィィィー・・」
　康平は、恭子の乳首を後ろから思いっきり抓るように摘み上げた。
「クゥゥゥゥゥゥゥゥーー・・・イィィ・・タマラナイィィィィィ・・」
　康平は、激しく腰を動かす。
　そして、恭子の菊門に指を入れてみた・・
「ぁぁ・・ソコは駄目・・駄目よ、康平君・・・」
　しかし、康平は無視して指を完全に埋没させる。
　完全に埋まると康平は指を動かし始めた・・・
「あぁ・・駄目っ・・動かさないで・・アゥゥー・・・変っ・・なにか変よっ・・」
　恭子が尻を降り始めた。抜いて欲しいのではなく自ら快感を得ようとしてきたのだ。
　蜜壷が適度に緩締を繰り返している。
　康平は蜜壷から肉棒を抜き恭子の前に移動した。
　勿論、指は菊門に入れたままである。
　恭子は喘ぎながら康平の肉棒を口に含んだ。
「んっ・・ングゥゥゥー・・・オォッ・・・ゥゥー」
　康平は恭子の髪を引き上げ肉棒を更に奥へ入れていく。
　恭子は涙目で康平を見つめた。
「抜こうか？」
　恭子は首を横に振った・・
　康平は菊門に入った指を激しく動かす・・・
「ンムゥゥゥゥゥゥ・・ッゥゥゥゥゥー・・・ッ・・」
　恭子が放尿を開始してしまった。
　すると口から肉棒を離し康平に恥ずかしさを訴える・・・
「・・アッァー・・イヤァァー・・・康平君・・・漏らしちゃった・・・」
「いいさ。」
　康平も興奮が頂点に達してきた。
　そして立ち上がると恭子の髪の毛をワシ掴みにし肉棒を挿入する。
「恭子君・・出すぞ・・」
「ンンーッ・・」
　康平は恭子の口の中に発射した。
　恭子が、口で康平の分身を受け取る。
　康平は恭子が吐き出さないようにもう一度肉棒を挿入した。
　恭子が苦しみながら分身を飲み込んでいく・・・
　目からは涙を流しているが悦びの表情だった・・
（・・恭子君はＭの毛がありそうだな・・・・）
　ゆっくりと肉棒を抜く康平・・・
　恭子は、じっと康平の肉棒を見つめ舌で舐め回していた・・・

　その後も康平は、恭子が痛みを伴うようなプレーを何度も繰り返した。
　しかし、最後まで恭子は、その責めに快感を覚えていったようだ・・・

「それじゃ、恭子君、明日、仕事場まで迎えに行くよ。」
「ええ。私、幸平君と会えてよかったわ。明日が楽しみ・・。」
　康平は、恭子の言い放った言葉の意味を考えながら、その場を去った。