（７５）

「康平っ！　手伝ってぇぇー。」
　礼子が、大声で康平を呼ぶ。
　昨晩、黒田と東堂と３件も飲み歩いた康平は頭を振りながらキッチンに向かった。
「れ、礼子・・絶不調だ・・・」
「飲みすぎよ康平。それよりレンジの中のお皿を出して。」
「何作ってんだ？」
「秘密よ。それよりお風呂にでも入ったら？」
「ああ。ところで亜美は？」
「とっくに、お姉ちゃんたちと出かけたわよ。」
「そうか・・・・。礼子、俺、サウナに行ってくるよ。酒抜いてくる。」
「そうね。その方がいいかも。」
　康平は、そう言うと、さっそく近くのサウナに出かけた。
　礼子は、急いで料理に取り掛かる。
（・・・康平ったら大丈夫かしら・・。）

　しばらくすると約束の時間より前に美紀と礼子が訪れた。
「おはようございまーす。」
「はぁーい。」
　礼子が玄関に向かう。
「あら、美紀さん、恵美子さん早いわねー。」
「ええ、暇だし礼子さんが、お料理するって言うから手伝いにきたんです。」
「わぁー、助かるわ。ちょうど準備しようと思っていたのよ。あがって。」
「お邪魔します。」
　美紀と恵美子はキッチンに入った。
　恵美子が礼子に問い掛ける。
「礼子さん、局長は？」
「それが昨日、黒田さんと東堂さんと飲み歩いたらしくて二日酔いなのよ。」
　美紀が不安そうに喋った。
「えぇぇー・・そんなー。大丈夫ですか今日・・」
「今、酒を抜くってサウナに行ったわ。康平なら大丈夫よ。Ｈにかけちゃ不死鳥のごとくよみがえる人間だから・・。」
　３人は大笑いした。
　美紀が話を続けた。
「そうじゃなくちゃ困るわ。礼子さん、知ってます？　昨日、恵美子ったら局長と外でＨしてるんですよ。」
「えぇぇー、恵美子さんズルぃぃー・・」
　恵美子が礼子と美紀に脇腹を擽られた・・。
「キャー・・やめてぇー！クスグッタァァーーぃ・・」
　３人は、笑いながら料理に取り掛かった。

　その頃、康平はサウナで汗を流していた。
　大量の水を飲み身体中の水分を入れ替えるくらいの勢いでサウナに閉じこもっている。
　荒療法だが昔からこのやり方で通してきた康平は今日の３人とのプレーに不安を抱いていなかった。
（んー・・頭痛はなくなったな・・・少し寝るか・・）
　康平は、冷水を浴びると休憩室に入って横になった。
　気持ち良くて、つい熟睡してしまう康平・・・・・

／／／／／／／／／／／／／／／／／／／／／／／／／／／／／／／／／／

「遅いわねー、康平ったら・・・」
「ねぇ、礼子さん、少し飲みましょうか？」
「そうね。・・・居間に行って飲みましょ。」
　礼子の言葉に美紀と恵美子は頷いた。
　ソファに座ると既にワインクーラーに冷やしてあったワインを礼子が抜いた。
ラベルを見て二人が歓声を上げる。
「キャー、礼子さん・・・そのボルドーって・・」
「フフッ、シャトー･ラトウールの１９７６よ。」
　シャトー･ラトウールは、ボルドーを代表するワインで、１８５５年のボルドー・メドック格付けで、たった４銘柄だけ第1級に格付けされた物のうちの1本である。今もその評価は揺るがることはなくポイヤックの力強さを見事に具現したワインとして評価されている一本だ。
「凄っおぉぉーーい！」
　３人は、グラスを合わせて乾杯した。
　女が３人集まれば話題は必然的に下ネタ話に移行していく。
　下着の好みから好きな体位と内容もエスカレートしていった。

「礼子さん、初めて局長以外の男性に抱かれた時ってどうでした？」
「ぅぅーん・・難しい質問ね・・・・康平には、よく言うんだけど雰囲気を楽しんで快感を得るだけで心まで相手に許す事は無いからただ、単にゲーム的な印象をいまだに持ってるのは事実かしら？」
　遠慮なく質問する美紀と恵美子に礼子も素直に答えていく。
　３人は、既にボルドーを空にしていた。
　２本目に手を伸ばす頃には、会話の内容も頂点に達していた。
　言い放つ言葉も自然と淫語が飛び交う・・・
「えぇぇー・・・じゃ礼子さんのオ○ンコの毛はドテちゃんしか生えてないの？」
「そう、レーザー処理しちゃった。でも、かなり前よ。」
　恵美子が追問してきた。
「要するに入り口周りはツルツルって訳ね・・」
　美紀が興奮している。
「礼子さん、見せて見せてー。」
「えー・・もう・・後で見れるわよー・・」
　もう３人は、何年も前から付き合いのあるような仲になっていた。
「ところで局長って遅くない？」
　既に、昼の１２時を回っている。
　礼子は、康平の携帯に電話をしてみた。

　康平の頭の上で携帯が鳴った。
　熟睡している康平は全く気付かなかったが隣りにいた客が康平の肩を揺すって教えていた。
「兄さん・・兄さん・・・電話鳴ってるよ。」
　康平が、目を覚ます。
「・・ぁ、・・あ、すいません。」
　康平が起きて電話を持った。
「・・はい。」
「康平？・・何やってるの。美紀さんと恵美子さん、もう来てるわよ。」
「えっ・・あれ・・昼過ぎてるじゃねぇか・・すぐ帰るよ。」

　礼子は、電話を切ると美紀と恵美子に説明をした。
「もぉう、局長ったら・・」
　礼子が、美紀と恵美子に悪戯を促した。
「ねぇ、ねぇ、下着だけで待っていようか？」
「あっ、それいい。」
　既に、いい気分の３人は意見も一致する。
　３人は、さっそく服を脱ぎ下着だけになった。
　それぞれ、色や形の違う下着を纏っている。
　礼子は、白のフロントがＶカットのショーツに上は何も付けづにいた。
　美紀は、紫のＴバックショーツに同じく紫のブラジャーをはめている。
　恵美子は、ショーツを脱いで股間部が開いたストッキング１枚だけの格好でいた。
「礼子さん、その腰に巻いてあるチェーン、お洒落ぇぇー。」
「あ、これ？・・康平からのプレゼントなの。」
「私も欲しいぃーー。」
　恵美子が甘えた声で礼子に答えた。
「フフッ・・康平に何か買ってもらったら？」
「私達、センターに配属する前、これを局長に貰ったんです。」
　美紀がルビーの指輪を見せた。
「ま、初耳だわ。・・私も貰おうかしら・・」
　３人は、ソファに座りなおして再び飲み始めた。

　康平は、着替え終わると急いでサウナを出た。
（ファーー・・良く寝たぜ・・しかし皆、怒ってるかな？）
　康平は急いで車を走らせた。
　途中、ＡＤショップに寄って注文しておいたＨ用の道具を受け取るとバッグにしまい再び車を走らせた。。
　車を車庫に入れた康平は家に入っていく。
「帰ったぞーっ。」
　返事がしないのを不安に思いながら居間に入ると３人が赤い顔をし、既に出来上がった状態で談笑していた。
　挙句に、礼子がショーツを横にずらして美紀と恵美子に秘所を見せ付けている。
　呆然としながらも状況を解ろうとする康平は、目を点にしながら声を発した。
「・・な、何やってんだよ・・お前ら・・その格好は・・。」
「あら、康平、お帰り・・」
「局長、遅いわよぉー・・」
「ああ・・・い、いや・・それより何で、そんなとこ見せてるんだ？」
　美紀が、礼子の代わりに答えた。
「礼子さんがレーザー処理したって言うから見せてもらってたの。」
「ふぅーん・・わざわざ全員が下着姿になってか？」
　恵美子が、更に声を大にして答えた。
「私も、綺麗にする。・・だって毛が食み出ないもの・・」
「そうよね・・ゴールデンウィークはハワイに行くし、私も処理するわ。」
　康平は、会話に唖然としながらソファに座った。
　礼子がビールを康平に注ぐ。
「康平・・みんな、お待ち兼ねよ・・」
「そうよ局長・・もうオ○ンコがベチョベチョよー・・」
「・・お前ら、かなり酔ってるな？」
　康平は、代わる代わるビールを注いでくる３人に、この後のプレーにプレッシャーが掛かってきた。
（良かったぜ・・道具を注文しておいて・・・。）
　康平は料理に箸をつけながらビールを口に運んでいった。

（７６）

　酔っている美紀と礼子に服を脱がされる康平・・・・
「おい・・お前ら・・まだ食ってるんだぞ。」
「いいじゃない、脱いでから食べればぁー・・」
　素っ裸にされた康平に後ろから美紀が抱きついてくる・・
　胡座をかいている康平の股間に礼子と恵美子が舌を這わせてきた。
（おい、おい・・・どうなってんだ・・）
　そう言いつつも硬さを増していく康平・・・・
　そして、美紀が康平の横に置いてあるバックに気付いた。
「局長・・コレなんですか？」
「あっ・・待て・・それは・・・」
　それを聞いていた礼子が、勝手にバックの中身を見始めた。
「あぁぁー・・何コレ・・康平・・・・」
　中からは、男性のペニスを型どった女性の腰に嵌めるレズ用の装着器が３組出てきた。そして５０ｃｍはある、ダブルバイブも２本あり礼子から顰蹙を受ける康平は、開き直って説明をする。
「いや・・コレはだな・・・うん・・ま、その・・・・・レズプレーが見たいかなと思って」
　苦しい言い訳をした康平だが３人共酔っているせいか、それ以上、康平を追及しない。それどころか、美紀がショーツを脱いで、それを腰に装着した。
「どぉう？」
　美紀が、自分の股間に聳え立つ擬似ペニスを握って上下に擦る真似をするとこれまた恵美子が、口に咥えてフェラを開始した。
「いやぁー・・美紀・・私・・感じちゃウゥゥー・・」
　それを見た礼子もショーツを脱ぐと同じように腰に装着した。
「恵美子さん、後ろから責めてあげようか？」
「いやぁーん・・礼子さんのはめてるの大きいぃぃぃー・・・」
　礼子は、恵美子の後ろに回り亀裂を指で開いた。
　恵美子の蜜壷は、既に潤っている。
　礼子が腰に着いたバイブを握り恵美子の亀裂を撫で上げていく・・・
「アァァーン・・礼子さん・・・・い・・・入れてみてぇぇー」
　礼子は、恵美子の要求どおり蜜壷にバイブを当てると、ゆっくり恵美子の蜜壷に挿入していった。
「・・ウァァァー・・・こ、これ・・・・・イィィー・・」
「礼子、根元にスイッチがあるだろう・・押すと動くぞ。」
　康平の言葉に頷く礼子は、スイッチを入れた。
　小さな金属音を発しバイブが振動を始める・・・
「クァァァァー・・・ウゥゥー・・・す・・凄いぃぃ・・」
　礼子も驚いた。
「康平・・こ、これ・・・私の・・・ココにも・・ぁぁ・・振動がぁぁー・・」
　この腰に嵌める装着器は、嵌めた本人の女芯部分にも直接、刺激がありまさにレズ用に開発されたヒット商品であった。
　礼子と恵美子が淫声をあげて悶えはじめた。
　男性のように腰を振る礼子に康平も最初は異様な感じで見ていたが徐々に興奮状態に陥っていく。
　康平は恵美子の口に入れて眺めていた美紀の後ろに回ると腰を掴みゆっくりと肉棒を挿入していった。
「アァァー・・局長・・感じるぅぅぅぅぅー・・・」
　美紀も絶叫し始めた・・・
　礼子が興奮状態で康平に話し掛けた・・
「康平・・・コレなら皆・・・・・ぁぁぁ・・・き、気持ち・・ゥゥー・」
「だろっ。」
　いつの間にか４人は、淫宴に突入し、それぞれが色々なプレーに没頭し始める。

　礼子が腰の装着気を外すと、康平のバッグから双頭バイブを取り出し恵美子を誘った。
　恵美子は礼子に誘われて隣りの和室に入っていく・・
　美紀は、康平に後ろから貫かれて悶絶していた。
「きょ、・・・・・局長・・・もぅ・・・アァァァァー・・・」
「美紀、隣りに行こう・・」
　美紀は頷いて康平と礼子たちのいる和室に入っていく。
　中では、礼子と恵美子が向かい合って双頭バイブを操っていた。
　お互いの蜜壷を眺めながら淫声を発している・・・・・
　礼子が康平に振り向いた。
「康平・・・こ、これ・・・気持ちいぃぃー・・」
　既に二人の蜜壷の周りは愛液で異様に濡れていた。
　美紀が興奮しながら康平に抱きついてくる。
　康平は美紀を四つん這いにさせると、再び後ろから貫いていった。
　康平のモノが、見え隠れする様子が恵美子には丸見えだった。
「あぁぁ・・美紀・・気持ち良さそぉぉー・・」
　美紀が這いつくばって二人の股間に顔を持っていく・・・
　美紀が礼子の女芯に舌を持っていった。
「アァァー・・美紀さん・・・ァァ・・気持ちいぃぃー・・・ウゥゥゥ・・」
　恵美子はバイブを抜くと康平と美紀の結合部の舌に顔を移動する・・
　それを見た康平は抜いては恵美子の口に運び再び美紀に入れ直す事を繰り返した。
　康平が激しく腰を動かす・・
「アァァーー・・・・イッチャウゥゥゥゥゥー・・」
　康平は美紀を昇天させないよう急いで肉棒を引き抜いた。
　恵美子が待ってたとばかりに康平の肉棒に貪りつく・・
「ングッ・・・・・ンァ・・美紀のお汁って変わった味がするぅぅー・・」
　美紀は、恵美子の言葉を返す代わりに礼子の女芯を激しく吸いこんだ。
　礼子は後ろに背中を倒し腰を突き上げて絶叫する・・・
「アゥゥゥゥゥー・・・イ・・イヤァァー・・恵美子さ・・・ん・・ウゥー・・」
　礼子も、この異様な状態に興奮を押さえきれず、遂に果ててしまった。
　礼子の亀裂の間から潮が噴出し美紀の顔に直撃した・・
「あぁぁ・・礼子さんが・・潮を・・・・す、凄いぃぃー・・」
　康平は、恵美子の口から肉棒を抜き美紀に挿入をした・・・
　その瞬間、美紀も一気に悦びの声を上げて礼子の下腹部に崩れ落ちていく・・
「ンアァァァァァーー・・・・イクゥゥゥゥゥゥゥゥゥー・・・」
　康平は残る恵美子を仰向けにし足を担ぎ上げて杭を打ち込んでいく・・
　恵美子は目を剥いて言葉にならない声をあげた・・・
「うぅ・・んぁ・・・ソ、、グゥゥー・・・・あぅ・・イィ・・・イィ・・イ・・イヤァァー・・ウゥ・・イギ・・ソォ・・・・・イヤァァ・・・・気持ち・・アァァァァァ・ア・ア・アァ・・イグゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥー」
　康平の首に手を回した恵美子は、強い力で抱きしめた・・
「・・え、恵美子・・・ちょ・・く、苦しいぞ・・」
　恵美子は蜜壷を収縮させながら康平の耳たぶに唇を這わす・・
　康平は、恵美子の菊門に指を軽く差し込むと恵美子の腕が、やっと首から離れた。
　果てた３人が、息を弾ませながら横たわっている。
　しかし、康平は、まだ発射をしていない・・・
　そのまま仰向けになっている礼子の蜜壷に挿入し腰を動かし始めた・・
「・・ゥ・・ゥゥ・・、こ、康平・・・・ま、まだ・・・凄いぃぃ・・・・」
　礼子は康平と舌を絡め合ってチェリーを開始した。
　礼子が康平の舌に貪りつく・・・
　激しく腰を動かす康平・・・
　礼子は、康平の責めに早くも２度目の絶頂を迎えようとしていた。
　美紀と恵美子が康平に寄り添ってくる。
　礼子も恵美子と美紀に見られているという興奮から一段と感度が上がっていったようだ。
「・・康平・・・口に・・・・口に頂戴・・・・・」
「あぁ・・解った。」
　康平は、ピッチを上げた。
　中で蠢く礼子の蜜壷に康平の快感も頂点に達してきた。
　康平は礼子の蜜壷から肉棒を抜くと顔に移動した。
　すかさず恵美子が康平の肉棒を握り上下に擦り始めてくる・・・
　康平は思った。
（・・こりゃ・・たまらんな・・）
　美紀が礼子と顔を並べて口を開けている・・・
　康平が立ち上がると３人は寄り添って康平の肉棒の前で口を開け舌を差し出した。
　そして、遂に康平は大爆発をする・・
　礼子が口で分身を受け止めると美紀も舌を出して要求してきた。
　康平の肉棒を持っていた恵美子も上体を屈めて受け取ろうとする。
「・・ぁぁ・・早くぅぅ・・」
「・・私も、頂戴ぃぃぃー・・」
　３人は、康平の分身を奪い取るように肉棒の先に舌を絡めてくる。
　結局、３人は順番に康平の肉棒を口に含み最後の一滴までしゃぶり尽していった。
（・・んーっ、まさにパラダイス・・・たまらんぜっ。）
　康平も初めて経験する４Ｐの凄さに醍醐味を覚えてしまった。

　最後まで康平の肉棒を口に含んでいた美紀が口から話すと溜息とともに声が出た。
「・・あぁぁ・・凄い興奮しちゃったぁー・・」
　それを聞いた礼子と恵美子ら３人は顔を見合って笑いがこみ上げてくる・・
　礼子が話を続ける・・
「私達って、絶対普通じゃないわね・・。」
　美紀も相槌を打った。
「うん・・自分を淫乱って認めるわ。」
「やっぱり礼子さんのフ○ラって上手ぅぅー・・」
　恵美子の言葉に礼子も感想を言う。
「恵美子さんの声って可愛いわね・・」
「いやだぁー・・恥ずかしいぃぃ・・」
「ね、康平・・まだ明日の朝までたっぷりあるし、少し飲みましょうよ。」
「そうそう、酔いが覚めちゃったわ。」
　３人は、大笑いした。
　プレーが終わったばかりというのに屈託無く痴態の全てを喋りあっている女性陣に康平も苦笑いを浮かべ真っ裸になった３人は揃って浴室に入っていった。

（明日の朝までって・・マジかよ・・。）
　一気に自信が失せていく康平は、居間のソファに座りビールを一気に喉に流し込んだ。

（７７）

「康平。・・・今、お風呂で美紀さん達と喋ってたんだけど・・。」
「・・ん？　何だ。」
「うん、甲斐さん呼ぼうか？」
「おうっ、そりゃいいかも。」
　康平は、さすがに一人で３人もの女性を満足させる自信が無かったのだ。
　ただ、美紀と恵美子が了解するかだが、その事も康平は確認してみた・・・
「それが美紀さんたちの方が、言い出したのよ。」
「え？」
　そこへ美紀と恵美子が浴室から戻ってきた。
「局長、礼子さんを抱いた人を見てみたいの。」
「・・そ、そうか・・。」
　恵美子も口を挟んだ。
「局長によく似てるんですって？　興味あるわ。」
「・・・・・解った、電話してみるよ。」
　康平は早速、甲斐に電話をする事にした。
　甲斐は、取引先の連中とゴルフ中だったが康平の話を聞き中断して、すぐ行くと返事が返ってきた。
「すぐ来るってよ。」
「そう・・楽しくなるわね・・。」
　美紀と恵美子も心躍っていた。
　４人は再びテーブルを囲み飲み始める・・

　かれこれ２時間くらい経っただろうか甲斐が家に到着した。
　ガウンを羽織って玄関に向かう礼子・・
「甲斐さん、お久しぶりぃー・・」
「れ、礼子さん・・その格好・・」
　礼子はガウンを左右に開き甲斐に裸を見せつけた。
　顔を赤くする甲斐に礼子は、笑いながら甲斐を家に上げた。

　甲斐は、相当、酔っている礼子にも驚いたが居間に通されて全員が何も身につけずに素っ裸でいるのに更に目を丸くしていく。
「おうっ、甲斐っ遅いぞ！」
「康平・・こりゃ・・」
「いらっしゃぁーい。」
　初対面にも関わらず遠慮のない美紀たちの言葉に甲斐も戸惑う。
「あ・・は・・は・・始めまして・・甲斐・・・です。」
「美紀でぇーす。　こっちは、淫乱恵美子・・」
「こんにちはー」
「よ、よろしく・・・です・・」
　礼子は、甲斐を座らせて自分も横に座ると、すかさず甲斐にビールを勧めた。
「甲斐っ、一気にいけ！　酔わんと、この状況に慣れんぞ・・」
「・・ま、全く、そのようだな・・。」
　甲斐は立て続けにビールを喉に流し込んでいく・・。
　美紀と恵美子が虚ろな目で甲斐に色々な事を聞き始めた。
　遠慮のない質問に、シドロモドロで答える甲斐も徐々に場に慣れていく・・。
「へぇー・・局長と、学生時代にですかー・・」
「で、礼子さんを抱いたときはどうだったんですか？」
「はっきりいって、そのまま礼子さんを連れてトンズラしようと思ったよ。」
　礼子が、甲斐の股間に手を伸ばす。
　甲斐も酔いが回ってきたのか遠慮がなくなってきたようだ。
　自らベルトを外して礼子の手の進入を助けた。
「礼子さん、ちょっとシャワーを浴びたいな・・。」
「ええ、どうぞ。・・そうだ一緒に行きましょう、洗ってあげる。」
「えっ・・」
「康平・・行って来るゎ」
「おう、サービスしてやれーっ・・」
　滅多に崩れる事の無い康平も今日は酔いが早かった・・
　美紀は、ソファに倒れて寝てしまったようだ。
「あれ？・・美紀ぃぃー、寝ちゃったのー・・・美紀っ・・もぉう・・」
　恵美子が康平の横に移動してきた。
「局長は、寝ちゃ駄目ですよー・」
「ああ。俺は大丈夫さ。」
　そういうと康平は恵美子を抱き寄せて唇を合わした。
　恵美子の蜜壷に指を入れて湿り具合を確かめる。
　すでに恵美子の蜜壷は迎え入れるのに十分な潤いがあった。
「局長ぉー・・入れていい・・？」
　そう言うか言わないかに恵美子は康平の肉棒に跨って腰を落としていく。
「ァァー・・・なんで・・・なんで・・こんなに・・あぁぁー・・」
「恵美子・・・」
「・・・ァン、・・な、なぁに？」
「結婚しろよ・・」
「・・もぉぅ・・局長ぉ・・今いいところなのに・・」
「・・・・」
「局長みたいな人がいたら直ぐに結婚するんだけど・・。」
「んー・・」
　恵美子が悪戯っぽく笑いながら康平に話した。
「局長、礼子さんと、別れて私と一緒になってくれます・・。」
「はは、そりゃ無理だ。俺は礼子と一心同体だからね。」
「もー・・私を抱きながら言う台詞じゃないわよっ。」
　恵美子は康平を抱きしめて腰を振りはじめた。
　そこへシャワーを浴びた礼子と甲斐が戻ってきた。

「ま、やってるわね。」
　礼子は、甲斐と隣りの和室に入っていくと襖を開けたままにし甲斐を寝かせ、上からシックスナインの形で肉棒を咥えた。
　康平は恵美子の身体を動かし和室のほうに体位を入れ替える。
　恵美子が礼子と甲斐のプレーを見ると興奮して声をあげた・・
「アァァーー、局長・・・礼子さんがぁ・・・・あんな・・こと・・・」
　康平は後ろから恵美子の乳首を摘んでいく。
「ウゥゥー・・・気持ちいぃぃぃぃー・・」
「恵美子・・どうだい？　甲斐とプレーしてみるか？」
「えぇ・・いやぁん・・局長じゃないとぉー・・」
　康平は、恵美子を降ろした。
　恵美子は、康平と解きたくなかったが、康平がすかさず肉棒を突きつけると口で塞いでくる。
　淫誹な音を発しながら肉棒を貪る恵美子・・

　康平は甲斐と目が合った・・
　康平が甲斐に手招きで誘う・・
　甲斐は礼子を伴って康平のいるソファに近寄った。
　酔いと興奮で恵美子は気付かない・・
　康平が甲斐に目でサインを送ると四つん這いになって康平を貪る恵美子の亀裂に甲斐が舌を這わした・・
「んぁぁぁぁー・・」
　恵美子が後ろを振り向く・・
「あぁぁ・・か、甲斐・・さ・・」
　先程は康平以外とは、と言っていた恵美子だったが疼く下腹部が拒否しなかった。
「・・・・ぁぁ・・・い・・・い、入れてぇぇー」
　甲斐は恵美子の腰を掴むと肉棒を挿入した・・
「ンォァァァァァァー・・・」
　礼子が康平に背中を向けて跨ってきた・・
　恵美子は甲斐に後ろから貫かれたまま、康平と礼子の結合部に吸い付いた。
　礼子が喘ぐ・・・
「恵美子さんっ・・・ク○ト○ス吸ってぇぇぇー・・」
　恵美子は、礼子の要求どおり礼子の女芯に吸い付く・・
　後ろからは、甲斐が顔を顰めながら恵美子を虐めていた・・・
「恵美子さん・・・凄い締め付け・・・・だ・・」
　恵美子は我慢出来ずに康平と玲子の結合部から顔を離し甲斐に腰を打ち付けていった。
　甲斐は仰向けになり恵美子を上にする・・・
「・・ぁぁ・・局長・・・見ないでぁ・・恥ずかしい・・」
　そう言いながらも康平と礼子を見ながら結合部を見せようと後ろに身体を反る恵美子・・礼子が恵美子が羞恥するような言葉をかける・・
「恵美子さん、お汁が溢れているわよ・・」
「いやぁん・・礼子さん・・・言わないでぇぇぇー・・」
　恵美子の声で美紀が目を覚ました・・。
「あぁー、ずるいぃぃ・・・私も混ぜてーっ・・」
　礼子が美紀を誘った。
　礼子は仰向けになっている甲斐の顔の上に蜜壷を押し付けた。
　美紀が変わりに康平に、恵美子たちのほうを向きながら跨ると女芯を指で擦り始める・・・
　部屋は女性３人の絶叫が木魂した・・・・
　礼子が、後ろから恵美子に抱きつき乳房を揉むとそれを見た美紀が足を大きく開いて突起した女芯を見せ付ける。
　後から参加したにも関わらず美紀が最初に果ててしまった。
　康平も我慢が限界に達し、美紀とほぼ同時に爆発する・・・
　美紀は康平の分身の心地良さに小穴から潮を噴き出した・・
　恵美子も、それを確認して一気に頂点に達していく。
「イヤァァ・・・ウゥ・・イクゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥー・・」
　恵美子は、身体を前にして床に倒れこんだ。
　美紀の蜜壷からは康平の放った分身が滴り落ちている。

　礼子は、恵美子が倒れこんだ後の、甲斐の肉棒を口に含んでいた。
　そして、徐に起き上がると甲斐の肉棒に腰を沈めていく。
「うっ・・礼子さん・・・」
「甲斐さん、突き上げてぇぇー・・私をいかせてぇぇぇーーっ・・」
　甲斐は、要求どおり下から礼子を突き上げた。
「ア・・アァァー・・イィ・・イィィィィーッ・・・」
　礼子も自ら強く腰を打ち付けていく・・指は女芯を上下に擦りあわせ甲斐の表情を確認しながら蜜壷をきつく締め上げた。
「うぅぅーー・・・れ、れ・・・い・・・こさん・・・」
「アァ・・気持ちぃぃ・・・甲斐さん・・いいぃぃぃぃぃぃーっ・・」
　礼子が大きく背中を反り上げた・・・・
「ウゥゥー・・イ・・イィ・・いくぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅーっ！」
　甲斐も我慢出来ずに予告無く礼子の蜜壷の中に欲求を放出した。
　
　恵美子と美紀は裸のまま横たわっていた。
　甲斐から降りた礼子も甲斐に覆い被さり酔いと疲れで動きが止まっているようだ。
　礼子の亀裂から垂れる甲斐の分身が光って見える。
　唯一、意識のある康平が静かになった部屋を見渡し溜息をついた。
（・・しかし・・・これって凄すぎるな・・）

　結局５人は、朝方まで、起きは飲み、飲んではプレーを繰り返す淫秘な一日を満足げに終了した。