（９）

［翌日、会社の昼休み］

「もしもし、あっ私、礼子。」
　礼子は、仁美に電話をした。
　昨日の件を説明すると仁美は非常に喜んでいた。
「でも礼子、ちょっと恥ずかしいわね。ドキドキしちゃう。」
「今更何言ってんのよ。それより、ご主人とはどうなったの？」
　礼子は、もう一つ気になってる方を聞いてみた。
　結局、仁美は子供の事も考え離婚することは辞める事になったらしい。
　礼子はホッっとした。
　亭主も、その女性とは関係を絶ったそうだが実際にはわからないと漏らした。
　しかし、今や亭主は仁美に頭が上がらない状態らしい。
　発覚依頼、相変わらず口は聞いておらず家庭内別居状態と言うことだった。
「ネッ、仁美どういう風に機会を作ろうかしら？」
「うーん、私じゃ解んないわよ。」
「そうよねー。それに一度、康平の都合も聞かないと。」
「私はいつでもいいわ。子供は旦那に任せればいいし。」
「フフ・・そうね。・・わかった相談してみる。」
　そう言って礼子は仁美との電話を切った。

　その夜、礼子は康平に仁美と会える都合のいい日を聞いてみた。
「俺は明日でもいいぞ。」
「えぇー明日ぁー。」
「ちょっと急過ぎるんじゃない？」
「なにも、いきなり関係持たなくたって下準備って感じでワイワイやりながら３人で飲めばいいじゃないか。結構、慣れいそしむんじゃないか。」
　礼子は、少々考えたが納得したように・・・
「ん、・・・！　それ、いいかも。」
「だろ、金曜日だし。夕方から一緒に食事でもすればいい。」
「解った、仁美に電話してみる。」
　礼子は仁美に電話し明日の都合を聞いてみた。

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「そう、良かったわ。うん・・チョット待って康平に代わろうか？・・・・何言ってんのよ、いいじゃない。待ってて。」
「康平、仁美よ。喋る？」
「ん、俺と・・。」
　康平は礼子から受話器を受け取った。
「もしもし、こんばんわ。久しぶりだね。」
「最近、仁美さんが顔を見せないので気になってたんだよ。話は礼子から聞いたよ。ちょっとショックだったみたいだね。」
　康平は仁美に普通の調子で喋っているのだが仁美の方が、どうやら言葉が出ないらしい。
　この話になる以前までは、仁美とも夫婦並みの会話をしていたが、やはり照れ臭さがあるようだ。康平は間合いを取り再び礼子に電話を代わった。

「ん、わかった。じゃ待ってるわ。」
　そう話すと礼子は電話を切った。

「仁美、かなり心臓が煽ってたって言ってたわ。でも、そりゃそうよね。」
「ま、明日、酒を飲みながら緊張が緩めばなんてことないさ。」
　康平は、礼子に対し平静を装いながら違うことを考えていた。
　礼子にも感ずかれずに上手く状況を作り上げ３Ｐに持ち込もうと・・・。

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　次の日、礼子は会社を終えると途中で買い物をし、帰宅後、服を着替えるとさっそく料理を作り始めた。
　今日は遅くなることを予想し亜美も姉の家に預けている。
　康平も７時には帰ってくるはずだ。

　料理も居間に並び終えワインクーラーにフォーティファイド・ワインを２本入れた。
　このワインは普通の醸造中に蒸留酒などアルコール度の強い酒を加えたワインで礼子のお気に入りの一つである。

　玄関のチャイムが鳴った。
「こんばんは。」
「あっ、仁美？上がってー」
「おじゃましまーす。」
「いらっしゃい。今、準備が終わったのよ。」
「うわぁ、美味しそう。礼子凄ぉーい。」
「でしょ、今日は楽しみましょう、久しぶりだしね。」
「ええ、そうね。康平さんはまだ？」
「もう帰ってくると思うわ。」
「あれっ。亜美ちゃんは、どうしたの？」
「うん、姉に預けてきたわ。」
「えっ、私の為に・・？　何か悪いことしちゃったみたいね。」
「ううん、喜んで行ったわよ。まぁ、亜美より姉夫婦のほうが喜んでるけど。」
「まだ、お姉さん、お子さん出来ないみたいね。」
「もう半分以上諦めてるみたい・・・。」
　礼子と仁美はソファに掛けて他愛もない話をしている。

　その時、外から車庫に車を入れる音が聞こえた。
「あっ、康平が帰ってきたみたい。」
　玄関のドアを開ける音がする。康平は居間を覗いた。

「おーい、帰ったぞ。」
「お帰り。仁美来てるわよ。」　　　　　
「康平さん、お邪魔してます。」
「やぁ、いらっしゃい。おっ、仁美さん、ちょっと雰囲気が変わったね。」
「そ、そうかしら？」
「ハハッ、先に着替えてくるよ。」
「ええ、わかったわ。」

　康平が着替えを済まし居間に戻ってきた。
「さぁ、さっそく乾杯と行こうぜ。」
「ハイハイ、で、何飲む？ワイン用意してるけど。」
「まずはビールでいこう。」
　礼子はビールを用意した。３人はグラスを合わせ乾杯をする。
「乾杯ぁーーい！」
　３人が一斉にビールを口に運んだ。
「フーッ、上手い！仕事の後の酒は最高じゃぁー。」
　康平がおどけた口調で言う。
　礼子は、笑っていたが、仁美は康平の言葉に緊張が解けたようだ。
「さぁ、明日は休みだし二人ともジャンジャン飲もう！」
「そうね。」
　礼子は相槌を打つ。
　仁美は康平にビールを注いだ。
「おっ、有難う。・・さ、仁美さんもどーぞ。」
　康平は仁美にビールを勧めた。軽く頬を染めながら仁美は注いでもらう。
　次第に酔いも進み３人は会話も弾んでいった。
　礼子は仁美とワインを飲み始める。
「仁美どう？このワイン。」
「おいしいわぁ、コレ。」
「でしょ。」
　礼子のワイン講義が始まった。酔ってきた証拠だ。
　しかし仁美も興味があるのか真剣に聞いている。
　康平は好物のバーボンをロックで飲っている。しかし、康平はこの後のことを考え飲む量を調整した。
　・・・・・そう３Ｐに持ち込むまでは・・・。

　礼子と仁美は、既にワイン１本を空にしている。
　次第に会話も大人の内容になってきた。

「うそー、仁美のご主人、そんなに早いの・・！」
「フンッ、ど早漏野郎よ。浮気相手の女もよく１年も付き合ってたわ。」
　際どい会話になってきたが二人とも屈託がない。
　もはや恥や外聞なぞ関係なくＳＥＸ談議に没頭している。
　ときおり、康平も交え意見を促された。
　いつの間にか、あの強いフォーティファイド・ワインを２本とも空けていた。
　しかし不思議と崩れていないようだ。
　康平は切り出す機会を探っている。
　そのうち二人は康平の話題に入っていき礼子は自分たちの性生活を話し始めた。
「えーっ、康平さん、そんなことを礼子にぃー・・。それホント？」
「もう結婚してからズーットよ。」
「ィヤーン、聞いてるだけで感じちゃうぅー。」
（シメシメ、いい方向に向かってるな・・。）
　康平は、そう思いながらトイレに立った。

　康平が用を済ましトイレを出ようとした時、仁美もトイレに歩いてきた。
　少々、足取りがフラついている。
「ァ、、康平さん・・。」
「仁美さん、大丈夫かい？」
「ええ、大丈夫、何ともないわ。」
　そう言って仁美はトイレに入ろうとした。
　そのとき康平は、仁美を引き寄せ強引にキスをした。
「ン・・ッ」
　仁美は、康平のいきなりの行動に驚いて抵抗しかけたが康平に対する気持ちが正直に現れ、すぐに身をまかせ康平のキスを受け入れた。
　康平は仁美の臀部を持ち強く手前に引き寄せる。
　左手で仁美のスカートを捲り股間の膨らみを撫でた。
　礼子との卑猥話のせいか仁美のショーツは湿っていた。
　康平はショーツの横から指を入れ仁美の突起した愛芽を優しく愛撫した。
　次第に仁美の身体から力が抜けていった・・・。

　しばらく、その状態が続いた後、康平は仁美から離れた。
　仁美は、潤んだ眼で康平を見つめている。
　康平は仁美に居間で待っていると言って戻っていった。

　仁美は、トイレに入った。
　ショーツを降ろし洋式の便器に跨ると康平に触られた部分を覗き込む。
　仁美は自分で亀裂部分に指を入れてみた。かなり濡れている。
　仁美は、一層身体が火照ってくるのを感じていたのだ。

（１０）

「長いトイレねー、康平。仁美も行ったでしょ。」
「ああ、来たよ。」
「何かやってたりして・・・」
　さすが女の感は鋭い。しかし康平は礼子に隠すことをしない。
　今の仁美との出来事を玲子に話した。

「ハハッ、トイレから出て、すれ違いざまにキスしちゃったよ。」
「えぇーっ。・・・で、それだけ？」
「スカート捲ってアソコを触った。」
　礼子は、屈託なく話す康平の喋り方と正直さに笑いが込み上げてきた。
「フフフッ、で、仁美の反応は？」
「ちょっと驚いていたようだけど、まんざらでもなさそうだったぞ。」
　康平は、正直に全てを話すことによって礼子の心を揺さぶろうとしている。
（ま、第一段階はこんなもんだろう。問題はいかに３Ｐに持っていくかという事だが礼子も仁美も、どういう反応を示すか・・だな・・。ま、一か八かやってみるか。）
　康平は様子を伺いいい機会を待つ事にした。

　礼子と話をしている内に仁美が戻ってきた。
　頬をちょっぴり染めている。
　やはり、恥ずかしいのか康平のほうは見ない。
　礼子が気を利かし話を再開した。
　酒の酔いも心地よいのか、すぐに元の楽しい状態になった。

　康平は席を立ちカクテルを作り始めた。そして二人に薦める。
　もう、３人の会話は卑猥話ばかりになっていた。
　礼子と仁美は、かなり酔ってるはずだ。

　頃合をみて康平は第２段階の行動に出た。席を立ち二人の横に座る。
　両脇に礼子と仁美が位置していた。
　康平は小声で礼子に囁いた。（協力しろ・・。）　
　そう言うと康平は、後ろから仁美の腰に手を回した。そして左側にいる礼子のスカートの中に手を入れ太腿を摩った。
　礼子は、康平の行動を上手く読み取れなかったが何となく察する事が出来た。
　仁美は礼子の目の前で康平が手を掛けてくるとは思わなかったのだろう、礼子の様子を覗ったが礼子は仁美にウィンクで合図を送ってきた。
　仁美は、ウィンクの意味がよくわからなかった。

　その時、康平は仁美にキスをした。そしてスカートの中に手を入れていく。
　仁美は驚いて体が一瞬硬直したが、礼子のウィンクの意味をやっと理解したのだ。
　仁美は自然と足を開いていく。

　礼子は康平のベルトを外し始めた。チャックを下ろし康平のモノを取り出す。
　仁美は、康平とキスをしているため礼子の行動が、まだ見えていない。
　康平は仁美のショーツをずらし亀裂に指を這わしている。仁美は自ら康平の口に舌を入れた。康平も応答する。舌を絡ませると仁美の蜜壷は潤いを増してきた。

　礼子は、既に康平のズボンとトランクスをずらし怒張したモノを口に含んでいる。
　康平は機を見て仁美から顔を離した。しかし手はまだ仁美のスカートの中で動いている。
　仁美は礼子が康平の股間に顔を埋めている姿を見ると艶好の気配を見せ声をあげた。
「ァァ・・・れ、礼子ぉー、、わ、私も・・・・ほ・・・欲しい・・」
　もはや仁美は我忘状態になっている。
　仁美の言葉を聞き取った康平は指を仁美の蜜壷に挿入した。
「ゥゥーーン・・こ、康平さん・・・私・・私・・・」
　礼子が康平のモノから口を離すと仁美に眼で促す。
　仁美は、康平のモノを握った。
「ァァ、、硬い、、康平さん・・・」
　そう言うと仁美は、そのまま康平の前に屈み口に含んだ。
　康平は後ろから仁美の亀裂に指を這わせた。
「ンーーーーッ、ゥッ、ゥッ、ンァァァー」
　仁美は康平の肉棒を丹念に舐めつくしている。
　礼子は康平の後ろに回りキスを求めた。そして濃厚なディープキスを繰り返す。
　舌と舌の絡む淫秘な音色が響いた・・・。

　康平は礼子に囁く・・・（３Ｐをやろうぜ・・。）
　礼子は驚いたが、興味津々といった素振りを見せ興奮を隠せない。
（イイわ・・。ベッドに行ってる・・）
　そういい残し寝室に入った礼子は服を全て脱ぎベッドに横たわった。

　仁美は、まだ康平の肉棒を堪能していた。
　康平は仁美を起こし服を脱がし始める。仁美は康平の口を弄りながら自らスカートを外しショーツを脱いだ。
　康平はそのまま仁美を跨がせ腰を沈ませた。
「アァァァァー、、ィィ、ィィッ、ィィーー」
　仁美は腰を降り始める。康平は仁美の脇腹を持ち左右に揺すった。
　仁美の蜜壷からは淫汁が流れてきた。
　ガムを噛んでいるような音がリズムよく奏でている。
　礼子は早くもイキそうな兆候を見せた。
　それを察した康平は、すかさず仁美から結合を解いた。
「イ、イヤ、、康平さん、も、もっと、もっとしてぇーー」
「仁美さん、ベッドに行こう。」
　仁美は康平に促されるまま康平を横から抱きしめ寝室に入っていく。
　ベッドでは礼子が、バイブを使ってシングルプレーをしていた。
「れ、礼子・・。」
「ァン、仁美ぃ、、康平は・・・どうだった・・・？」
　そう言いながらバイブが礼子の股間を見え隠れしている。
　仁美は頭が真っ白になった。
　そして仁美は康平にベッドへ仰向けに寝かされた。
　康平は礼子を四つん這いにし仁美の顔の真上に跨がせると礼子の蜜壷に肉棒を挿入し始めたのだ。
　激しく腰を動かす康平・・。
　仁美は目の前で康平のモノが礼子の蜜壷に出入りするのみて自然に声が出てしまった。「ァ・ァァーー、す、凄ぉぃぃぃー」
　康平の太いモノが礼子の奥深くにめり込んでいく。
　そのたびに礼子の恥丘も盛り上りを見せ一層、仁美を刺激していった。
　仁美は、康平と礼子の結合部から目を離すことなく腰を高く上げて自らの女芯を激しく擦り始める。
　それを見た康平は礼子の手からバイブを取り仁美に渡した。
　仁美は無言で受け取ると、なすがまま火照った場所に挿入した。
　礼子と仁美が激しい声をあげる。
「ウアァァァーー、もっと、もっと動かしてぇぇぇー」
　康平は更に激しさを増していく。
　礼子の女芯が大きく充血してきた。
「ゥァ・・ィク、、ァァー、イク、イク、・・ァァー　、、イックゥゥーー」
　礼子は仁美の顔の真上でいってしまった。しかし康平はまだ放出しない。
　康平はゆっくりと礼子から結合を解いた。
　礼子の蜜壷からは糸をひくように液体が滴り落ち仁美の頬に当たる。

　礼子はグッタリと横に崩れた。
　仁美は興奮が冷めやらない。真っ赤に顔を染めながらバイブを操っている。
　康平は仁美からバイブを奪うと肉棒を挿入した。
「ゥゥゥゥーーーッ、こ、康平さん、激しくぅ・・礼子みたいに激しくしてぇぇーー」
　仁美は康平にしがみ付き下から股間を突き上げた。
　次第に全身が硬直していく。そして両足を康平の腰に巻きつける。
　康平は仁美の壁を突きまくった。
「ァゥ、ァゥゥーーッ・・・」
　康平は状態を起こし仁美の乳首を捻った瞬間、仁美の子宮が収縮を始めた。
「・・・ングゥゥーーッ、・・・イ、イ、イックゥー」
　仁美は低い獣のような呻き声を発して果てた。
　仁美の足が康平の腰から離れ落ちた。仁美は口を半開きにし息を弾ませている。
　康平は仁美から結合を解き仁美の顔の前に肉棒を突きつけると左手で仁美の顎を開かせ口の中に分身を放出した。仁美は康平のモノを握り上下に擦りながら口で受け止めた。
「ングッ・・ゥン、ンッ」
　虚ろな眼をしながら康平の汚れた肉棒を貪り吸い付く。
　仁美は、康平の分身を全て飲み込むと。更に舌で根元から舐めあげた。

　横では礼子が、その全てを興奮気味に眺めていた。
　仁美は酒の酔いと今のプレーでグッタリとしている。
　康平は礼子に小声で問い掛けた。
「どうだった礼子。」
「フフ、この間、康平が言っていた言葉が何となく解る気がする。」
「ん？夫婦以外の異性と関係するって話か・・？」
「ウン。」
「で？」
「康平が仁美を責めてるのを見てたら、変な気分になっちゃった。ドキドキしてるんだけど感じちゃうの。ホント嫉妬心を超えた快感って言う感じだったわ。」
　康平はシメシメと思っていた。康平の思惑通りに事は進んでいる。
　第２ラウンドも無事終了した。
　康平は喉が渇いたと言って居間に戻った。

（１１）

　礼子は寝ている仁美を起こす。
　仁美は、薄目を開け甘ったるい声で返事をした。
「ぁぁ、礼子ぉー、・・・コレって二人の策略なの？」
「ううん、私も知らなかったのよ。たぶん康平が一人で前から考えていたんじゃないかな。ソファに並んでたでしょ。その時耳打ちされたの。それで仁美にウィンクしたのよ。」「そうだったの・・。」
「どう？ご主人の鬱憤は解消したかしら・・。」
　仁美は微笑しながら言った。
「何となく、何となくよ。・・・私・・・主人の気持ちが・・」
　そこまで言いかけると仁美は口を閉ざし話題をかえてしまった。
「・・・・・？」
「礼子・・やっぱり康平さんって素敵。こんなに気持ち良かったの初めて。礼子が羨ましい。・・・いつもこんなに激しくしてもらうんでしょ・・。」
　礼子は少々考えた後、仁美に本心を語りかけた。
「ね、仁美・・これから康平とたまに会ってもいいのよ。」
「えっ？・・・ホ、ホン・・・ト？・・・・・でも・・なぜ？」
「話せば長くなるんだけど・・・」
「・・・ん、どうしたの？」
「うん・・また機会があったら話すわ。」
「・・・・」
「なによ仁美・・・、変な意味は全く無いわ。私達の事を異常愛なんて思わないでね。簡単に言うと康平と私は愛の形を違う視点で捕らえたいって言うのかな・・。」
「・・・？」
「うーん、上手く言えないわ。」
　礼子も仁美も、それ以上この話をする事を止めた。
　二人はシャワーを浴びに浴室へ向かった。

−　浴室　−

「礼子って相変わらず肌白いのねー。」
「そう？」
「羨ましいゎ。」
「フフ、ありがとう。仁美も素敵よ。」
「ねぇ、ねぇ。礼子って、いつもソコを剃ってるの・・？」
「えっ、ここ。」
　礼子は照れながら蜜壷周りを見つめた。
「うん。・・・まぁ・・・。でも、何で？」
「だって前から・・・そのぉー・・割れ目が・・」
　仁美は言い難そうだった。礼子は笑って答える。
「丸見えでしょ。・・康平の趣味かな・・でも私もよく濡れるから無い方が、そのー・・・・ま、色々と・・・ね。」
　仁美は礼子から、康平の好みと聞いて身体が火照った。
「礼子、、そのぉ・・私も剃っちゃおうかしら？」
「えっ、何故？」
「だからー、ホラッ・・康平さん好みに・・・。」
　礼子は仁美をいじらしく思った。
「でも、ご主人に何ていうのよ。」
「あんな奴とは寝ないわ。」
　礼子は笑いながら仁美に剃刀を渡した。
　仁美は剃刀を受けとると、慎重に、そして丁寧に刃を当てていった。

／／／／／／／／／／／／／／／／／／／／／／／／／／／／／／／／／／／

　康平は真っ裸でソファにもたれてビールを飲んでいる。
　二人は、身体を洗い終え康平がいる居間を覗く。
「康平っ。」
「んっ、どうした？」
「今、仁美とシャワー浴びてきたの・・。仁美が２回戦やりたいって。」
「ちょ、ちょっと礼子ぉー、康平さん、私そんなこと・・。」
　康平は笑いながら口を挟む。
「仁美さん、良ければもう一度どうだい？僕も抱きたいよ。」
　仁美は、恥ずかしそうに礼子と康平を交互に見ていたが黙って仁美を引っ張り寝室に入っていく。
　そして康平も後を追った。

　二人はベッドに座っていた。
　康平が二人の前に立つと、まず礼子が跪き康平のモノを口に含んだ。
　手を出し仁美を引っ張る。仁美も礼子の横に跪き礼子と二人で貪り始めた。

　しばらく二人のフェラを真上から眺めていた康平はベッドに仰向けに寝た。
　二人もベッドに上がってくる。
　礼子と仁美は康平のモノを奪い合うように貪りあっていた。

（んーっ、まさに男冥利に尽きる・・・。）
　康平は満足しきっていた。
　しばらく口による奉仕が続いた後二人から離れた康平は、ある道具を用意した。
　そして、その道具を礼子に渡す。礼子は男性器を模ったレズ用の装着器をつけた。
　康平は仁美を四つん這いにさせると前から仁美の口に挿入した。
　礼子は腰に装着した男性模型を仁美の後ろから挿入する。
　仁美は歓喜の喘ぎ声を発した。
「ンゥゥゥーー、ンッ、ンッ、ンッ　ゥゥーーッ・・」
　康平と礼子は上下に仁美をサンドイッチにしながらお互い腰を振り始めた。
　仁美は身体を震え始めた。仁美の背中の上では康平と礼子が舌を絡めている。
　異様な光景だった。
　康平は仁美から離れ礼子の後ろに回る。そして礼子の開いた装着器の間に肉棒を差し込んだ。礼子は仁美の背中の上に倒れこみ喘ぎだした。
　二人とも喘ぎまくっている。

　康平は礼子の腰からレズ用の装着器を外した。
　康平が仁美の股間を見て気づく。
「アレッ、仁美さん・・そ、剃ったのかい？」
「ァ、ァ・・イヤッ・・恥ずかしい・・」
「・・康平、仁美が、あなた好みするって自分で剃ったのよ。」
「ほぉー・・・綺麗だよ、仁美さん。」
　そう言うと康平は、二人を交互に肉棒を刺し始めた。
　礼子と仁美の淫声が寝室に響き渡る。
　　　　

　その後、３人は色々なプレーを繰り返した。
　礼子も仁美も何度となく頂点を迎えた。
「こ、康平さん、も、私・・駄目・・」
　仁美の体力も限界にきたようだ。礼子が康平に仁美の中で果てるよう促した。
「康平、最後は仁美の中で果ててあげて。」
　仁美は虚ろな眼で礼子を見た。
「仁美、大丈夫よ。康平もパイプカットしてるから・・。」
　礼子がそう言うと仁美は小さく呻き声を発し両手で肉唇を広げた。
　礼子は仁美を跨ぎ康平のモノを握って仁美の蜜壷に導いている。

　康平は仁美の蜜壷に挿入し放出のため激しく腰を動かした。
　仁美は悲鳴に近い声を上げ悦んでいる。
　仁美の性器は収縮を繰り返し始めた。フィニッシュが近づいたようだ。
「グッ・・ゥゥゥ、、アァァ、、イヤァー、、キテェェェー」
　康平は根元まで肉棒を埋め一気に放出する。仁美の奥の壁に容赦なく熱い分身を叩きつける。
「あぁぁ、熱い、熱ぃぃぃー　ウゥ、ァ、ゥゥーーッ。」
　仁美は身体を痙攣させ失神してしまった。

　礼子は仁美の中に放った康平の分身が流れ出してくるのを眺めていた。
　康平は、立ち上がり礼子を抱き寄せる。
　礼子は無言で康平に抱きつき唇をあわせる。
　礼子は心の中で呟いた。
（康平・・・私・・・少しだけ・・愛欲の向こう側が見えたような気が・・・・・・愛・し・て・る。）