（１０９）

　シャワーを浴びて出てきた礼子は服を着始めた。
　南が礼子の着替える様子を見つめている。
　南は、礼子のシャープな身体とヒップラインを見て性懲りもなく
　再々度股間に疼きを覚えた。
「さ、南君、帰りましょ。」
「・・・はい。」
「・・・・南君、今日の事は秘密よ・・」
「・・ええ、わかってます。」
　ホテルを出た礼子は、タクシーを止める。
　車に乗り込むと、窓越しに南に微笑んで軽く手を振った。

（課長・・・・僕は、貴女を・・・・）

　礼子は、タクシーの中で、今後の南との接触の仕方を考えていた。
　自分が南に深入りする事は絶対にない。
　しかし、今日の事をきっかけに南の人生を狂わせてしまうかもしれない。
　更に、南が自分の身体を求めて来ても、南自身が理性をコントロールできる人間かどうかを確かめる事が必要だ・・・・
　礼子は、悩みながらも車内でウトウトしはじめた・・・・・

−　翌日　−

　礼子は、会議資料を全て完成させると部長の岡本に見てもらうことにした。
　資料を一通り見た岡本が感心する。
「ほぉー、いいんじゃないか。素人が見てもわかりやすいよ。」
「一応、ＩＫ観光の宣伝と印象付けに関してはベストだと思います。」
「うむ。」
「部長、どこか不足箇所があったら、追加してください。」
「ああ、わかった。それから出張の同行者は営業第一課長の夢野君だそうだ。」
「はい、解りました。」
　礼子は、デスクに戻り礼を言おうと管理の南に電話した。
「あ、南君、ありがとう。資料が完成したわ。」
「そうですか。良かったです。会議に間に合って。」
「助かったわ。」
「・・あ、・・あの・・荒尾課長・・・ちょっとお話が・・・。」
「え、いいわよ。じゃ、社員食堂に行こうか？　今いいの。」
「はい、大丈夫です。直ぐに行きます。」
　礼子は、電話を切った。
　南の話は大体想像ができた。
　社員食堂に向かう途中、礼子はトイレに立ち寄る。

　食堂に入った礼子は奥のテーブルで待っていた南を見つけると微笑みながら近づいた。
「課長、すいません。急に話なんて・・。」
「いいのよ。私も話したい事があったの。」
「で、南君の話って？」
　南は躊躇することなく思い切って気持ちを伝えた。
「・・・ええ、あのー・・・・課長にご主人がいることを承知で・・その・・僕と・・・・お付き合いして頂きたいと思って。」
「私は、主人以外の男性を愛する事なん出来ないわ。まして隙も作りたくないの。」
「・・え・・で、でも・・・・」
「昨日の南君との事は浮気ではないわ。」
「で、、でも僕は・・」
「フフッ、それが証拠に主人にも昨日の事は話してるし。」
「・・・・・・は？・・・・あ、あの・・言ってる意味がよく・・・」
「君に抱かれた事を話したのよ。」
「・・・・・？・・・え、えぇぇーっ・・・・そ、そんな・・・え・・か、課長・・それで・・その・・・・ご主人は、・・何も・・い・・」
「南君、昨日、言いそびれたんだけど私と主人との関係は夫婦以上の関係なのよ。誰にも、私達二人の世界に足を踏み入れる事は不可能だわ。理解出来ないかもしれないけど、お互い夫婦以外の異性と身体の関係を持つ事は了解済みなのよ。」
「そ、そんな・・・・」
「それに、君を傷つける訳ではないけれど、私は主人以外に心を売る事はないわ。」
「・・・・」
「南君の気持ちは嬉しい。本当よ。でも私を自分の女にしたいという考えは絶対駄目。貴方には貴方に相応しい女性が絶対にいる筈よ。」
　南は礼子の言葉を理解した。
「・・・・・課長・・・・・解りました。」
　礼子は、自分の気持ちを素直に南に伝えた。
　たぶん南も納得はしただろう。
　後は、南を自分の情報提供者になってくれるかを確認するだけだ。

「ところで、南君、貴方の頭脳と情報網を見込んでお願いがあるんだけど。」
「は、はい。嫌われても・・・・・僕は課長のためなら何でも。」
「まぁ、いつ嫌いって言ったのよ。」
「・・・・え・・・てっきり遠まわしに・・・」
「ば、馬鹿ねー、君って。」
「・・・・」
「君に私の右腕になって欲しいのよ。」
「え？」
「私ね、主人みたいになりたいの。」
「あの、この間、ここで講話をした太平洋グループのセンター長さんですよね。」
「ええ、そうよ。」
「・・・・・あの人みたいに・・・・」
　南は、無理だといわんばかりの顔で礼子を見た。
「何よ、南君、私じゃ無理って言いたいの？」
「いえ、そ、そんなつもりじゃ。」
　礼子は、笑いながら南に告げた。
「確かに、直ぐには無理よね。実は主人から忠告されたのよ。部下を持つ上司は、いい加減な仕事はするなって。ただ命令だけする上司ではなく実行と見本を見せ納得させるのが本物の役職者だって。それが出来ないようなら仕事はするべきじゃないってね。それを実行するには他部署にも協力者が必要なのよ。」
「・・・・・課長ってやっぱり魅力ありますね。・・・・解りました。」
「え、協力してくれるの？」
「当たり前じゃないですか。」
「南君、ありがとう。」
「ただ、自分の業務を疎かには・・・」
「大丈夫よ、貴方の所の総務部長には、私、恩を貸してあるから。」
「え、高田部長にですか？」
「ええ。」
　総務部長の高田は、退職した名倉元子に付きまとわれていた時に山岸の協力で助けた経緯がある。
　高田は、礼子の依頼する事は、恐らく断る事はないだろう。
　礼子は、今後の業務遂行の上で強力な武器を手に入れた思いだった。

（１１０）

　礼子は、南と食堂を出た。
　廊下を歩きながら南に喋りかける。
「・・・南君」
「今から私を抱いてみる？」
「えぇーっ・・・・で、でもさっき・・・・」
「会社でなら、たまにはいいわよ。・・・・・・私もＨは嫌いじゃないし。主人と約束した愛欲の向こう側に辿りつくためには必要と思ってるから。」
「・・・い、一体、課長たち夫婦って・・・・・」
「フフッ・・・応接室にいこうか？」
「応接室？」
「アソコは誰も入ってこないし、ソファもあるから最適よ。」
　そう言うと礼子は、微笑みながら先に歩いていった。
　急いで後を追う南・・・・・
　礼子の形の良いヒップをみながら股間を膨らませていく・・

　礼子は、応接室の鍵をロックすると南に囁いた。
「南君、約束して。・・・勤務以外に私を抱くための誘いをしないって。」
「・・・・は、は、はい。」
　礼子は、微笑しながら、ゆっくりスカートを捲くった。
「か、課長・・・し、下着は・・・？」
「さっき、トイレで脱いできちゃった。・・・・ね、南君・・・舐めて・・」
　南は、生唾を飲み込み礼子の前で跪いた。
　礼子の太腿を撫でながら静かに口を股間に運んでいった。
　舌を伸ばす南、・・・・礼子は南の後頭部に手をやり蜜壷を押し付けていく・・・・・
「・・ァァァ・・・南君・・・アァァー・・・・イィィー・・」
　南は、溢れてくる礼子の蜜を舌で掬い飲み込んでいった。
　礼子の柔らかい陰毛が鼻を刺激する。
「・・・・南君・・・ソファに行きましょ・・・・」
　南は立ち上がって頷いた。
　礼子は、スカートを脱ぎソファに座ると大きく足を開いて手で抱え込んだ。
　南がスラックスを下着ごと降ろし礼子に被さってくる・・・
「・・・・か、課長・・・もう・・・・もう入れていいですか？」
「フフッ、せっかちね・・・まだ駄目よ。私も気持ちよくなりたいから。」
「・・・は・・はい。」
　南は、礼子のブラウスを下から剥ぎ乳房を揉み始めた。
　指で乳首を刺激すると礼子の乳首が硬くなり突起を見せる・・・・・
「・・・アァァ・・・」
　南は、その状態で再度、蜜壷にも舌を這わせた。
　礼子は、その様子をみようと蜜壷を上から眺めた・・・・
　南の舌使いに蜜の量も増えていく・・・・
「・・か、課長・・・」
「南君、舐めてあげる・・」
　礼子はそう言うと起き上がって南を立たせた。
　激しく怒張した南の肉棒に礼子は口を被せた。
　ゆっくりと、そして奥深く肉棒を入れていく礼子・・
　南の肉棒は根元まで隠れてしまった。
　肉棒の先が礼子の喉元に当たると更に奥へ進む。
　南は驚いた・・・
　苦しさを見せずに平然とスローとしていく礼子の技術に膝がガクガクと震える。
　更に出し入れする度に舌が絡みついてくる。
　南は、あっという間に頂点に達してしまった。
「課長ぉー・・もう限界です。」
　礼子は、舌から南を見つめ微笑みながら目で合図をした。
　南が礼子の口の中に発射する。
「・・ぅおぉ・・・課長・・・・・だ、出しますっ。」
　礼子は、南の分身を喉の奥に流し込みながら舌を肉棒に絡める。。
　そして優しく袋を揉みながら南の表情を見る礼子
　南は、まるで性器に挿入しているような礼子のフェラチオに感激を表わすとともに、その技術に舌を巻いた。

「南君、今度は私を気持ちよくさせて・・・・・」
　礼子が、机に手をついて腰を南に向ける。
　南は、後ろから礼子のヒップを左右に手で割ると亀裂に沿って舌で舐め上げていった。「ゥゥゥゥー・・・・・」
　既に復調を遂げている南は、十分に湿った礼子の蜜壷に指を入れて内部の壁を刺激する。
「・・・ァン・・・南君・・・・もうちょっと下を・・・・アァァァ・・・・」
　南は、礼子の感じる部分を的確に記憶していった。
　礼子が反応を示すと蜜壷が収縮する・・・・・
　南は、その部分を頭に叩き込んでいた。
「・・・ンアァァァ・・・気持ちいぃぃぃー・・・もう・・もう入れてぇぇぇぇー」
　南も我慢できなかった。
　いきり立った肉棒を礼子に挿し込んでいく・・・・
「ングゥゥゥー・・・・う、動かしてェェー・・」
　礼子が呻きながら、下から手を伸ばして南の袋部分を掴んだ。
　南が下腹が礼子の臀部を撃ちつけ乾いた音が部屋に響く・・・・
「・・ぐぅはぁ・・課長・・・・気持ちよすぎます・・・・・」
「南君・・・いいのよ・・・出していいわ・・・アァァァー・・・・」
　南の激しい突き上げで礼子が机ごと前に移動していく・・・
　南が親指で礼子のアナルを押し付けた。
「ぅぅぅぅぅー・・・それ、イィィィィィーッ・・」
　礼子の蜜壷が締まっていく。
　南の肉棒が礼子の蜜壷に強い力で吸い込まれていった。
「ぐぅー・・・・課長ぉぉー・・・うぉっ・・」
　南は礼子の奥深くに発射した。
　ドクドクと流れる南の分身が蜜壷の壁に当たる・・・
　礼子は南の放つ液体の熱さが心地良かった。

　南が礼子の背中に倒れこむ・・・
　まだ、礼子の中では放出が続いた。
　若さなのか分身を出し切っても肉棒は萎えない・・
「南君、重いわ。」
「す、すいません。」
　南は、起き上がってゆっくりと礼子の中から肉棒を引き抜く。
　その瞬間も礼子は蜜壷を締め南を搾り取っていくため一滴残らず吸い取られた感じだ。
　礼子は、机から起き上がるとスカートを穿いて身なりを整えた.
　南もズボンを穿き礼子を待つ。
「課長・・・・僕・・こんな気持ち良かったのは初めてです。」
　礼子は、化粧を済ますと、ニッコリと微笑みながら言葉を返した。。
「・・・・ア・リ・ガ・ト・ウ。」
「・・・課長、変な質問していいですか？」
「なぁに？」
「あの、ご主人とのＳＥＸなんですけど・・・・・その・・課長は・・」
「主人には、必ずと言っていいほど失神させられるわよ。」
　礼子は、南の股間に手をやる。
「いずれは、南君の技術で私をいかせてみてね。」
　そう言って礼子は応接室を出て行った・・・・・・・・・・
　南は一人応接室に残って思った。

（俺も課長を失神させれるかな？）

（１１１）

　礼子は、南の放った分身を出すためにトイレに入ろうとしていた。
　その時、山岸が礼子を待ち伏せしていたようにロビーから飛び出てくる。
「あ、ぶ、部長・・・ビックリするじゃないですか。」
「・・あ、、いや・・スマン。」
「礼子君、ちょっといいかな？」
　そう言うと、山岸は目の前にある幹部更衣室に礼子を連れ込んだ。

「えっ、ちょ、ちょっと・・部長・・待ってください・・い、いま・・そ・・」
　礼子は、山岸の強引な誘いに幹部更衣室に連れ込まれた。
　礼子は、早くトイレに行きたかった。
　いつまでも蜜壷に力を入れておくことは出来ないからだ。
「礼子君、君は、私のことを・・・」
「えっ？　何ですか？」
「い、いや・・・その嫌いになったかなと。」
「え、何故ですか？」
「最近、妙に冷たいし・・・その・・」
　礼子は、山岸の言いたい事が理解できた。
　確かに、仕事に忙しかった事もあるが無視しているような事もあったかもしれない。
　そして誤解をされる場面を何度か山岸に見られている。
　特に上司の岡本とは、会議などで外出や出向が多く、岡本自信も冗談ではあるが山岸をからかっているため気が気でないのだろう・
「礼子君、岡本と関係を持ったのかい？」
「な、何、言ってるんですか部長・・・・あるわけないじゃないですか。」
「・・ほ、本当かい？」
「部長、男の嫉妬ほど見苦しいものはありませんわよ。」
「ぅ・・・す、すまない。」
「それに仕事上、岡本部長と一緒に行動する事は仕方ない事ですわ。確かに、岡本部長も私を誘いますが、私そんなに軽くありません。」
「・・・・・・」
　礼子は、ちょっと言いすぎたかなと思った。
　うな垂れる山岸が可哀想になってきた。
「部長、私は部長を嫌いになったりしませんから堂々としててください。」
「・・あ、ああ・・・わかった。」
「・・・・・？・・・部長・・・どうしたんですか。」
　山岸は、急に礼子に抱きついてきた。
「・・ぶ、部長・・」
　山岸が礼子のヒップに手をあて上に持ち上げようとする。
「・・・あ、部長・・今は駄目っ・・あ、部長ぉぉー・・」
「礼子君、今、君を抱きたいんだっ。」
　山岸は、礼子のスカートに手を入れ股間部に指を添わせた。
「あ、ぶ、部長・・・駄目ったら・・・あぁ・・」
　礼子は、敏感な部分を触られ力が抜けていく。
　南の分身が流れてきてしまった。
「礼子君、・・君・・・凄い濡れてるじゃないか。」
「い、いやぁ・・・」
「おぉー、凄い、凄いびしょ濡れだよ。」

（それ・・南君のなのよね・・・。）

　山岸は、礼子のスカートを撒くし上げショーツを横にずらすと礼子の蜜壷に口を当てて舐め始めた・・・
「あぁぁ、部長、駄目、駄目よ・・それは・・・あぁぁ・・・」
　礼子は、いま山岸を突き放すと、また誤解を招くと思い遂に諦めて山岸に身を任せた・・・
「礼子君、素敵だ・・・君を・・・」
　礼子は、さすがに山岸が口を当てているのを気の毒に思った。
　ここは演技してでも止めさせなければ、山岸が可哀想である。
「部長、もう入れて・・・お口はいいから・・入れてぇぇー・・」
　そう言うと礼子は、山岸から離れて壁に手をついた。
　山岸がベルトを緩めていきり立った肉棒を出す。
　礼子の腰を掴むといきなり強引に押し込んできた。
「ぐぅー・・凄い・・・礼子君・・・中が大洪水だ・・・」
　激しく腰を振り続ける山岸・・・・・
「ァン・・・・ウッ・・ウッ・・ウッ・・ウッ・・ウッ・・ウゥゥゥー」
「れ、礼子君・・・・・こんな・・こんなに濡れてるなんて・・・」
（・・・バ、バレていないみたいね・・・・）
「・・・部長、今日は早く出して・・・アァァァー・・・」
「・・うぅ・・言われなくても・・・・で、出るぅぅー・・・・おおぉ・・」
　山岸の放った分身が南の分身と混ぜ合さって結合部から溢れる・・・
　山岸が肉棒を引き抜いた瞬間、礼子の蜜壷からは溢れるように白い液体が床を打ち零れていった。

　荒い息を吐く山岸、礼子が壁に手をつきながらしゃがみ込んだ。
　下腹部に力を入れて二人分の分身を吐き出していった。

（・・・・結局こんな所で出すなんて・・・・・）

　礼子の蜜壷から流出される分身を見て山岸も興奮した。
「今日は、凄い出たみたいだ・・・やはり礼子君だと身体も反応するんだな・・・」
　礼子は座ったままスカートからハンカチを出し股間部に当てた。
「・・・部長・・・・・下着が汚れちゃったわ。」
「・・あ、す、・・・すまない。」
　礼子は立ち上がってハンカチを亀裂に挟んだ。
「部長、私、下着を買いに外に出ますので、お掃除しておいてね。」
「あ、ああ・・・わかった。」
　礼子は、部屋を出るとトイレに入りウォシュレットで綺麗に亀裂を洗った。
　そのまま、外に下着を買いに出かける礼子・・・・・
　礼子は歩道を歩きながら山岸のことを考えていた。

（部長も、よっぽど気にしてたのね・・・・・）

　礼子は、溜息をつきながらレディスショップに入っていった・・・・・・