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（１２９）
遠藤が康平らの場所に走ってきた。
「局長、終わりました。」
「ご苦労・・・・・遠藤、なんとか中に入れないか。」
「やってみます。」
「一応、二人は２階にいるようだが音は立てるなよ。」
「はい。」
遠藤が、細い金具を出してロックを解き始めた。
１０分ほど経過したとき低い金属音と共にドアのロックが外れる。
「よし、開いたな。遠藤、電話線も切断しておけ。」
頷く遠藤・・・・
康平らは慎重に中に入っていった。
上からは、尾形の妻、喜代美の喘ぎ声が響いている・・・
階段は一つ。静かに２階に上がる康平・・・・
万全を期してゆっくりと首を出した。
上の部屋は、ワンフロア―だが３０畳はある大きさで庭側の窓にベッドが配置してあり二人は、そこで痴態を繰り返していた。
一旦、下に戻る康平。
東堂と遠藤に２階の間取りと出口を説明した。
「東堂、お前はベランダ下で待機しろ。裏は川で逃げれない。出口はベランダと、この階段しかない。機を見て突っ込むぞ。」
「判りました。」
「遠藤、俺たちは２階に上がる。階段の左側がベッドから死角になる。そこへ移動するぞ。」
「はい。」
康平と遠藤はゆっくりと階段を上って行った。
喜代美が上半身を起こして大きく足を開いていた。
松山が喜代美の蜜壷に舌を這わせている。
喜代美は、松山の頭を撫でながらブランデーを飲んでいた。
（チッ・・ババァが・・・女王気取りか・・・）
康平は、踏み込む機会を探っていた。
「・・あぁー・・・いいわぁー・・・・・そうよ、そう調子が出てきたわね・・・・貴方も飲ませてあげるわ。」
そう言うと喜代美は、下腹部の上からブランデーを垂らした。
亀裂に向かって流れるブランデーを松山がすする。
「ンオォォォー・・・・いい・・・そうよ・・・・吸ってぇぇー」
松山が、顔を離して喜代美に呟く・・・・
「相変わらず注文が多いな。」
「人生、普通のＳＥＸじゃつまらないでしょ・・・それに尾形は淡白で、あまり私を抱かなかったし。」
喜代美はブランデーを置くと四つん這いになって尻を高く突き上げた。
「松山、お尻の穴を舐めて・・・・・」
松山は言われたとおりに喜代美に奉仕する。
「あぁ、もぉぅ・・・下にも指も入れるのよ・・・・お馬鹿ねっ！」
外で待っている尾形が驚愕した表情でイヤホンに集中していた。
とても自分の女房とは信じたくないのだろう。
「・・・・ぁぁ・・気持ちいいいわ。松山、舌を入れて。」
松山は言われたとおりに舌を喜代美の菊門に入れ始める。
「ぐぅ・・いい、いいわ松山、その調子よ。」
喜代美の蜜壷はだらしなく開き汁を垂らしている。
「ふぅぅー、松山、もういいわ。今度は上を向いて寝なさい。」
松山がベッドで仰向けになると喜代美は松山の肉棒に跨った。
そして、ゆっくり腰を降ろすと根元まで肉棒を咥え込み煙草に火をつけた。
美味そうに煙を吐き出し再度松山に命令をする。
「下から突き上げて。ク○○リスも擦ってよ。」
松山が、女芯に指を当て腰を突き上げ始めた。
「オォォーォォゥゥゥゥー・・・あぁ・・・気持ちいわぁ。ねぇ、ク○○リスを摘んで・・・そう、そうよぉー・・」
喜代美は煙草を灰皿にもみ消すと両方の乳首を摘んで揉み始める。
「ぐぅぅぅ・・・あぁ、最高っ・・・やっぱり男はいいわね・・・」
松山は、顔を紅潮させて必死に腰と手を動かしていた。
喜代美は、身体を反転させると背中を松山のほうに向ける。
「松山、お尻の穴に指入れてっ・・・早くっ・・早くぅぅー・・」
松山が喜代美の菊門に指を差し込んだ。
「オォォォーゥ・・・・・ウーン、イィ・・・・いいわぁー・・・・」
松山は、指を激しく出し入れし始めた。
「アァァー、松山ぁー、いい、いいわぁぁぁぁー、それ、いぃぃぃぃぃーイキソーっ・・・クフゥゥゥー・・・・イクワ・・イクワよぉー・・・グッ、ハァァァァァァァァー・・・・・ウングゥゥゥゥゥゥゥゥゥーッ」
喜代美は、けたたましい声を発して昇天した。
松山が安堵の表情に変わる。
喜代美が肩で息をしていた。
「はぁ、はぁ・・・松山、なかなか良かったわ。ご褒美を上げるから、口を開けなさいっ！」
そう言うと、喜代美は松山の顔の前に跨り腰を落とした。
そして松山の肉棒を握り上下に擦り始める。
「は、早く、くれぇーっ！」
「いい、出すわよ。」
そう言うと喜代美は勢いよく松山の口に放尿を開始した。
喉を流しながら喜代美の小水を飲んでいく松山・・・・・
その時、松山の肉棒が激しく脈打った・・・
急いで肉棒に口を被せる喜代美・・・
松山は、喜代美の口の中に分身を放出する・・・・・
「ングッ、ングッ、ングッ、・・・ングッ・・・・んあぁー、美味しい。松山、もっと出しなさい・・・ングッ・・・ンムゥゥゥ・・ングッ」
喜代美が松山の袋を揉みながら、しつこく分身を味わっていく。
「ふぅー・・・・昔に比べて量が少なくなったわねー、松山っ・・」
松山は起き上がると喜代美の背後に回りながら耳たぶを愛撫し始めた。
煙草を吸う喜代美・・・
「喜代美・・・なぜ宇野を殺したんだ。」
「馬鹿ねー、貴方は。」
「俺の昔からの親友だったんだぞ。」
「だから、お馬鹿っていってるの！ 気付くのが遅かった私も悪かったけどアイツはＧメンなのよ。私もだけど貴方も、もうちょっとで地獄行きさぁ。」
「し、しかし・・」
「確かに私が桜貿易に入る前からいるから私も騙されたけどね。」
「俺たちは大丈夫なのか？」
「だから宇野を消したんでしょ。証拠の品も全て回収したわ。」
喜代美は、そういうと身体をひねり松山と向き合った。
「松山、オ○ンコに、これ入れてっ。」
喜代美は、枕の下からバイブを取り出し松山に渡した。
「また、もって来たのか。」
「貴方の復調が遅いからでしょ。早く入れて動かしてよ。まだ満足できないわ。」
松山は、バイブの先を舌で湿らせると喜代美の蜜壷にバイブをゆっくりと挿入した。
「んぉぉぅ・・・あー、気持ちいぃー・・・ねぇー、スイッチ入れてっ。」
松山がスイッチを入れると鈍い金属を発しながらバイブが振動した。
「くぅぅー、最高・・・松山、その小さい枝をク○○リスに当てるのよー。」
「・・・・」
松山は、喜代美の女芯を包む皮を捲り小枝部分を当てた。
「ハゥゥゥゥゥー・・・・あぁん・・・・効くぅぅぅぅぅぅー・・・ウグゥゥゥゥー・・・松山ぁっ、思いっきりブチ込んでぇぇー・・」
外で待つ尾形は強い眩暈を覚えた。
康平は、頃合と判断し遠藤に目で合図をした。
インターコムで東堂に指示する。
『東堂、今から踏み込むぞ。』
『はい。わかりました。』
康平と遠藤が、二人のいるベッドにゆっくり向かった。
喜代美と松山は真最中のせいか、直ぐに康平達に気付かない。
必死で喜代美の蜜壷にバイブを挿入している松山が先に康平らに気付くが驚きで声が出なかった。
喜代美は、目を瞑り天井に首をかしげて声を上げている。
「グッ、ハァァー・・・ゥゥー・・・松山っ・・・止めないで、あぁ、イヤッ・・・松山っ！・・・・何やってるのよぉっ！」
喜代美が叱責しようと松山に目を向けると、すぐさま康平に気付いた・・・
「うっ・・・な、何よ、あんた達、何処から入ってきたのっ！」
「どうぞ、構わず続けてください。途中で止めるのは身体に毒です。」
喜代美は、立ち上がってガウンを羽織った。
しかし瞬間的に驚いたせいか蜜壷が収縮しバイブがぶら下ったままだ。
康平と遠藤が、笑いを堪える。
「フッ、フッ・・・無様な格好ですな、尾形喜代美さん。」
バイブをぶら下げたまま、慌てふためく自分の姿に喜代美は体裁が悪く返答する言葉が見つからない。
「だ、誰よ、お金ならあげるわ。警察にも言わないからすぐ出て行きなさい。」
「北朝鮮には、もう戻れないぞ。」
「な、何言ってるの。何の事・・」
「とぼけるなよ。喜代美さん、いや、金淑姫さん。」
喜代美の顔色が一気に青ざめた。
「き、き、金淑姫って・・・だ、誰よ・・・人違いじゃないの。」
「金淑姫さん、声がドモってるぜ。」
「な、、内調の者なの？」
その時、東堂が尾形と共に２階に上がってきた。
尾形を見て喜代美の身体が一層硬直する。
「あ、・・あ・・・あなたっ・・・・ど、どうして・・・」
バイブが喜代美の蜜壷から抜け落ち床の上で低音を発しながら動いていた。
尾形は、情けなさそうに喜代美を睨んだまま松山に向かって怒鳴った。
「松山っ、これはどういう事だ。説明しろ！」
「お、お・・・・尾形、さ・・ん・・・・そ・・・・・つ、つまり・・・・」
康平が、状況を判断し尾形に囁く・・・
「尾形専務、大変、お気の毒ですが紛れもない事実です。喜代美夫人、いや、金淑姫を内調に引き渡しますので。」
「・・・・・・・荒尾君、全て・・・・・・全てお任せします。」
「金淑姫っ、聞いてのとおりだ証拠も全て揃ってる。観念しろ！」
喜代美は、ふらつきながらベッドに腰掛けると無造作にバッグに手を入れナイフを取り出し喉に突き刺そうとした。
康平が即座に喜代美の手を蹴り上げた。
「死なせんぞ、金淑姫っ」
金淑姫は、咄嗟に立ち上がり階段の前の入口に向かって走り出す。
「遠藤ぉーっ！」
遠藤が金淑姫を制止する。
金淑姫が肘で遠藤の顔面を襲うが遠藤は爪先で軽く金淑姫の膝を蹴った。
激しく前に倒れる金淑姫は、舌を噛み切ろうとした。
しかし遠藤が両頬を強い力で握り締め阻止する。
遠藤が猿轡をかませ後ろで両手を縛った。
目に涙を浮かべる尾形・・・・
康平が東堂に声を掛ける。
「東堂、尾形専務を自宅までお送りしろ。」
「はい。」
尾形は、小さく康平に頭を下げると東堂と共に別荘を出て行った。
（尾形さん、心中、お察しします。）
康平は尾形を見届けると修平に電話をした。
『そうか、康平、よくやってくれた。直ぐに行く。』
康平は、寝転ぶ金淑姫に近づいた。
金淑姫が康平を睨む・・・・・
「残念だったな、金淑姫さん。２０何年間も自分を殺して桜貿易に止まり、後一歩で作戦を実行する事ができたのに。」
鋭い眼光を康平に向ける金淑姫・・・・
隙あらばという態度がまったく消えていない。
１時間後、修平が部下と共に別荘に到着した。
２階に上がってくる修平・・・・
康平に眼で合図をすると、ゆっくり金淑姫に近づいた。
金淑姫が驚愕の眼で修平を見た。
よほど驚いたのだろう、無意識に失禁を始めた・・・・
「やはり俺を知ってるか。そうだろうな。お前の弟を捕まえたのも俺だからな。」
康平と遠藤が眉を顰めた。
「北朝鮮潜伏工作員、コードナンバー２７２９ 金淑姫っ！」
「・・・！」
ビクッっとして修平を見る。
「この翡翠のペンダントに見覚えあるか。」
金淑姫が眼を光らせた。
「先週、お前の弟、金賢雄を止む無く処分した。なかなか根性があった。口を割らなかったからな。大使館を通して、お前の国に確認と認証をしたが、一切知らない、関係ないという連絡が来た。ま、当然だが。」
金淑姫が涙を流し言葉にならない声で泣き叫んだ。
「やはり弟の死には涙するか。お前は、何年掛けてでも絶対に口を割らせるからな。」
金淑姫は激しく身体を揺すって暴れた。
修平が部下に指示する。
「連れて行け。」
康平が修平に声を掛けた。
「兄貴・・・・」
「康平、サンキュー・・・・。でも宇野さんが長年掛けて調べ上げた資料は、見つからなかった。恐らく金淑姫が処分してしまっんだろう。おかげで、また仕事が増えるよ。やれやれ、何年かかるやら・・・。」
「宇野さんの家族はどうするんだ？」
「国が完全保障するさ。殉職だからな。ま、一生、生活には困らんだろう。」
修平が立ち上がって煙草を咥えた。
「しかし康平、キツイ仕事だよ。」
「・・・・兄貴、義姉さんと、透を悲しませるなよ。」
「・・・・ああ、解ってる。静江も最近、口煩くてな。」
「透は元気かい？」
「小学校にあがってから一段とワンパクになったよ。」
「そうか。」
「まるで、ガキのころのお前みたいだ。」
「フッ、何、言ってんだよ。」
「・・・・今、静江の腹に、二人目がいるんだ。」
「・・・・・？・・・・そ、そうかぁ！ 兄貴おめでとう。」
「ああ。・・・・・家族のために頑張らんとな。」
「・・・・・・」
「じゃ、康平、俺は行くよ。」
「ああ。」
修平は、部下と共に別荘を後にした。
康平が東堂と遠藤に告げた。
「さて、俺たちも忙しいぞ。太平洋の情報が少なからず漏洩してる可能性もあるからな。」
「はい、早速、手を打ちます。」
「桜貿易は、俺が直接指導しよう。尾形さんも納得して協力してくれるだろう。」
「吉池に継続させるんですか。」
「ああ、問題はないだろう。」
３人は、別荘を後にしセンターに戻った。
車中で遠藤がラジオのスイッチを入れるとで夢野美也子のニュースが流れていた。
内容が内容だけにアナウンスも具体的な言葉が出てこないのだろう。
（夢野さん、あんたの鬱憤も晴らしたぜ。）
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