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（２２）
ビルから出た剛士と沙良は、車に乗り込んだ。
「剛士、これからどうするの？」
「とりあえず田口さんには、ビデオを見せて報告しておこう。」
「驚くでしょうね。」
「ああ、でも、それによっちゃ、仕事は終わるかもしれないし、やはり、女房を取り返してほしいと言うかもしれないしな。」
「そうね。・・・でも、まだ帰宅してないでしょ。」
剛士は、腕時計を見た。
まだ、１６時、田口が帰宅するまでに３時間はあった。
「どこかで時間を潰すか？」
「そうね・・・」
「港公園でも行くか。」
「うん、いいわよ。」
剛士は、車をスタートさせた。
港湾線に乗り海を眺めながら車は港公園に向かった。
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「この時間は、海も綺麗ね。」
「ああ、そうだな。」
西日が海面を照らし、眩しいくらいに陽が反射していた。
オレンジ色に光る地平線からは、時折、高く潮が上がっていく。
「それにしても、田口さんも気の毒よね。」
「どういう経緯で女房を寝取られたかだ。」
「それは、田口さんも解らないんでしょ。」
「ああ、今夜の返事次第では調べる必要も出てくるな。」
少々、無言状態が続いた後、沙良が口を開いた。
「それにしても、凄いセックスだったわね。」
「ククッ・・・何度か股に手を当てていたな。」
沙良は、顔を染めながら剛士を軽く叩いた。
「もぉぅ・・・」
「下着を替えなくていいのか？」
剛士は、冗談で沙良の股間に手を当てた。
「アンっ・・・イヤッ・・・感じちゃうじゃない。」
「・・・しかし、お前って敏感だな。」
「剛士に仕込まれたからね。」
「元々、持ってる、好色が開花したんだろう。」
「どういう意味よっ！」
そういって、沙良は、剛士の手を叩いた。
剛士は、笑いながらダンヒルを口に咥えた。
ジッポで火を点け、美味そうに細い紫煙を吐き出した。
沙良は、剛士の横顔を妖艶な眼差しで見つめていた・・・そして・・・
「ね、剛士・・・・・カーセックスしようか？」
剛士が、煙を吐きながら咳き込んだ・・
「・・・・ゲホッ・・・な・・・何言ってんだ・・・ゴホッ・・・」
「いいじゃない・・・ね・・」
沙良は、そう言って剛士のベルトを外していく。
「おい、沙良・・・やめろって。お前、昨日も・・・連続じゃ・・・」
剛士が沙良を起こそうとするが、剛士の下着を捲って既に口に咥えている。
「・・・・・った・・く・・・・・・・し、しかし・・気持ちいいな・・」
剛士は、起こそうとした手を引っ込めて沙良の頭部に手を置きかえた。
「・・・ンーッ・・・・・見て、立ってきたわよ、剛士・・」
「そりゃ立つだろ・・普通・・・・」
沙良は、剛士の顔を見ると再度、肉棒を口に咥えた。
覚悟を決めた剛士は、片手で器用に沙良のベルトを外しホックを外した。
緩んだジーンズの後部から沙良のヒップを滑らせて蜜壷まで指を送った。
「・・・・・おっ、沙良、ビショ濡れじゃねぇーか・・」
「・・・・そんな言い方しないでよ、恥ずかしいじゃない。」
「俺の前で、恥らったことねぇーだろ。」
「フンッ・・・・剛士だからじゃないのさ・・」
沙良は、起き上がると、大胆にもジーンズとショーツを脱ぎ捨てた。
そして、剛士が座る運転席に後ろから跨ぐと肉棒を掴み自ら蜜壷に導いた。
「ゥゥ・・・アァァーン・・・」
剛士は、シートレバーを少し後ろに倒し、シャツの下から手を入れて沙良の乳房を両手で掴んだ。
「ァァァァァァ・・・・・乳首を摘んでぇぇ・・」
剛士は、沙良の要求に応えた。
沙良の蜜壷が、キツク肉棒を締め付けていく。
剛士が、摘み上げるたびに肉棒に絡む肉襞が、絡みつくように蠢いた。
「沙良、これじゃ、俺が動かせないぞ。」
「アン・・・いいの、じっとしてて・・・締めてあげる。」
沙良は、下腹部に力を入れて何度も肉棒を締め付けていった。
蜜壷から溢れる愛液が、剛士の股間を濡らしていく。
沙良は、右手で女芯を擦り、左手は剛士の袋部分を優しく揉みあげていた。
「しかし、沙良・・・昨日から連続何回だ？」
「ァァァ・・・・え？・・・ァゥゥ・・・・ろ、６回目・・かな・・・」
「・・・・・タフすぎるぞ。」
剛士は、沙良のウェストを掴んだ。
そして、前後左右に回しながら沙良の上半身を揺すっていく。
「アゥゥゥゥゥ・・・・・イィィィィー・・・・」
沙良は、ステアリングに、もたれ掛かり下半身を完全に剛士に預けた。
「アゥゥ・・・ウゥッ・・ゥッ、ゥッ、ウゥゥゥゥゥゥゥー・・・」
「しかし、沙良・・・・お前の声は、色っぽいな・・・」
「ぇ？・・・ァァァァ・・・き、気持ちよくて・・・・・アハァァァァァー・・・」
「・・・それにしても、こう自由が利かないと・・・・」
「つ、剛士・・・・・私・・・も、もう、いっちゃいそぉ・・・」
「・・・・俺もだ・・」
剛士は、結合したまま、完全にシートを倒した。
一緒に倒れこんだ沙良は、剛士の身体の上で激しく頭を振っている。
下から伸ばした剛士の手が、沙良の硬くなった乳首を巧みに転がした。
「クゥァァァァァァァー・・・・・・だ、駄目ぇぇ・・・・アァァァァァァー・・」
沙良は、自ら女芯を擦り上げ快感を倍増させていた。
「・・ゥゥ・・つ・・剛士・・・わ、私・・・・イ、・・イク・・・イクわ・・ァァァァ・・・ダ、ダメ・・・ゥゥ・・アグゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥーっ！」
沙良が、昇天の瞬間、蜜壷が急激に収縮した。
剛士もそれに合わせて分身を放出する。
「ゥッ・・・」
まるで吸い込まれていくような感触だった。
沙良は、完全に剛士に身体を預けグッタリとしている。
「ふぅぅー・・・・なかなか、良かった・・・・・・沙良・・おい、沙良・・」
「ァァーン・・・・まって・・・・・垂れないように、力入れるから。」
荒い呼吸をしながら沙良は、上半身を起こした。
ゆっくりと腰をあげて肉棒から離れると助手席に移った。
バッグからティッシュを取り出し剛士の分身を搾り出していく。
「あぁー・・剛士のが出てくるぅ・・・昨日やったばかりなのに凄い量ね。」
「・・・お前な・・・もうちょっと言い方ないのか？」
「え？・・・・じゃ、何て言えばいいの？」
「・・っ・・・もう、いいっ・・」
剛士は、そう言ってシートを起こした。
「剛士、拭いてあげる。」
沙良は、剛士の肉棒を掴んでティッシュで丁寧に蜜を拭い取った。
「仕上げは、これで・・」
そう言って、肉棒を口に含んでいく沙良・・
「ヌハハハハ・・く、くすぐったいぞ・・・や、やめろ・・・」
沙良は、それでもやめず、唾液を肉棒に絡ませて舌を躍らせていく。
「・・・・ンムムッ・・・ンゥゥ・・」
沙良が、口を窄めてゆっくりと肉棒から離した。
「・・・剛士ぃ・・また、少し硬くなってきたわよ・・」
剛士は、苦笑いをしながらブリーフとジーンズを引き上げた。
「沙良、俺は、お前の、その屈託のない淫乱さと明るさに本当に魅力を感じるぜ。」
「それって、喜んでいい言葉なのかな・・・」
「いや、正直な感想さ。」
「フフッ・・私は、剛士が抱いてくれる時の不思議な抱擁感が大好き。」
「・・・フッ・・不思議な抱擁感か・・・本当にあるのかな・・・俺に・・」
「・・・剛士が、抱いてくれてると、そのまま死んでもいいって思っちゃうもの。」
「そりゃ、ちょっと大袈裟だな。」
「うぅん・・・本当よ・・」
沙良は、そう言ってショーツとジーンズを穿き始めた。
「まだ、時間あるわね。」
「・・・そうだな。」
剛士は、再度、シートを倒して、手を後頭部におくと静かに目を閉じた。
沙良は、剛士の足に手をおきながら剛士の顔を見つめた。
（剛士・・・・あなたって不思議な男・・・・・・）
沙良は、剛士の上に覆い被さり唇を重ねた。
舌を剛士の口に入れ剛士を誘う沙良・・・・・・
剛士は、薄目を開けて静かに笑みを浮かべた。
口を開き沙良の舌に絡めていく。
「ンゥゥ・・剛士ぃ・・・・」
沙良は、剛士の首に手を回し剛士の舌を愛撫し始めた。
舌と唾液が絡み合う音に沙良は、興奮を隠せない・・・・
激しく、そして時間を掛けて剛士の舌を堪能していく。
全く飽きることもなくディープを繰り返す二人。
既に、３０分以上は、舌を絡み合わせていた。
「ンッ・・・さ、・・沙良・・・・・ゥッ・・・・・沙良っ。」
沙良は、一旦、口を離して剛士と視線を合わせた。
「イヤァン・・・もっとぉぉ・・・」
「・・・そろそろ時間だぞ。」
沙良は、インパネの時計を見た。
「ホントだ。・・・残念だわ。楽しんでたのに。」
「フッ・・・・沙良、今夜は、一緒に寝るか？」
「本当ぉぉー！」
「ま、エッチは、無しだが。」
「一緒に寝れるだけでいいもん。」
剛士は、沙良のうなじに手を回して呟いた。
「じゃ・・・・俺を朝まで抱いててくれ。」
「フフッ・・・」
剛士は、チェロキーのエンジンを入れ車をスタートさせた。
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