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（６５）
「剛士ぃぃぃー・・・・・・気持ちぃぃぃー・・・」
沙良は、剛士の部屋の壁に手をついて腰を激しく振っていた。
剛士が後から突き上げるたびに爪先立ちになるほど体が浮き上がる。
「も・・・もう、駄目・・・ベッドに・・・・アァァァァ・・・」
剛士は、沙良から離れるとベッドに仰向けに寝転んだ。
沙良は、剛士の肉棒を持ち腰の上に跨っていく。
そして、蜜壷に当てがうと、ゆっくり腰を降ろしていった。
「ゥゥ・・・ウアァァァァァァー・・・・」
腰を完全に降ろし剛士の肉棒を根元まで咥えこむと激しく腰を降り始めた。
「アアァァァァァー・・・・イィィ・・・イィィィィィィー・・・」
沙良は、髪を振り乱しながら絶叫し始めた。
自ら乳房を鷲掴みし、顎を突き上げている。
「沙良っ・・・いきそうだぜ。」
「アァ・・・私も・・・私もよぉぉぉー・・・・」
沙良は、剛士の腰の上から降りて四つん這いになった。
両手でヒップを左右に広げ、剛士の挿入を待つ。
沙良の開いた蜜壷からは、摩擦で白濁した液体が垂れていた。
剛士は、沙良の腰を掴み怒張した肉棒を一気に挿入した。
「アッハァァァァァァァァァァァァァー・・・・」
激しく突き上げていく剛士・・・
沙良は、その勢いに口を閉じる事が出来なかった。
手に力が入らずベッドに上体を預け、完全に下半身を剛士に預ける形になった。
沙良の蜜壷のラビアが、剛士の肉棒に押され中にめり込んでいく・・・
「ウグフゥゥゥゥゥゥゥゥゥー・・・・ァァ・・・壊して・・・・イィィ・・」
その時、沙良の呼吸が一瞬止まり全身に鳥肌が立ち始めた。
蜜壷が急激に収縮し剛士の肉棒を締め付ける。
「グッ・・・」
「ィ・・イックゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥー・・・ァァァ・・アゥゥ・・」
沙良の身体は小刻みに痙攣していた。
剛士の分身が勢いよく壁に当たるのが判る。
剛士は、ゆっくりと息を吐きながら肉棒を引き抜いた。
沙良の開いた蜜壷から剛士の放った分身が、少しづつ姿を現す。
剛士が沙良の菊門に指を当てると瞬時に蜜壷が閉じていった。
「アンッ・・・・」
沙良は、身体を動かして剛士の股間に顔を埋めた。
二人の愛液が付着した肉棒を舌で丁寧に舐め上げていく。
「クッ・・・沙良、くすぐったいぞ。」
「ンゥゥゥー・・・」
沙良は、いつまでも剛士の肉棒を咥えたまま舌を躍らせていた。
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「じゃ、沙良、行って来るぜ。」
「はぁい。豪君を連れて行くんでしょ。」
「ああ、今回は、浮気調査で超簡単な依頼だからな。」
「デビュー戦ね。」
「そういうことになるか。」
剛士は、上着を羽織ると隣室で新聞を必死で読んでいる豪を呼んだ。
「豪っ！ 仕事だ、出かけるぞっ。」
「はい。」
慌てて、出かける準備をする豪・・・
剛士は、豪を連れて車に乗り込んだ。
今日で、ちょうど一ヶ月、豪もこの生活に大分と慣れつつあった。
「豪、今日から実戦だ。お前には、今から尾行をやってもらう。」
「わかりました。で、相手は・・・」
「主婦だ。」
「主婦ですか。」
「ああ。尾行といっても甘く見るな。まず行動を全部記録していくんだ。テープでもいいし、手帳に書いてもいい。必要と思ったら写真も撮れ。」
「わかりました。」
「気付かれたら、仕事は全てパァーになる。慎重に慎重を重ねろよ。」
「はい。」
「依頼人は、この女の旦那だ。」
「・・・浮気ですか？」
「ああ。初歩的な仕事だが勉強になる。ただ一つ、俺たちは信用を売る仕事だ。知り得た秘密は、絶対に口外するんじゃないぞ。命取りになるからな、いいな。」
「解りました。」
剛士は、車内で詳細を説明すると、あるパチンコ屋に到着した。
「豪、ここに、尾行する主婦がいる。名前は、伊藤真紀子３５歳、これが写真だ。」
写真を受け取る豪・・
頭の中に入れると写真をポケットにしまった。
「・・・で、尾行の主要は？」
「相手の男の素性を調べる事だ。あと住所を突き止める事と女房と関係している決定的な証拠を掴めば仕事は終わりだ。」
「簡単そうですね。」
剛士は、豪の頭をコツきながら言い放った。
「馬鹿め。そんなに簡単にいかないから俺たちみたいな興信所に頼んで来るんだぞ。」
「す、すいません。・・・でも、車に乗り込まれたら・・・」
「伊藤真紀子は車の免許は持っていない。運転はしないから逃がす事はない。」
「・・・そ、そうですか・・・」
「ちゃんと、やれよ。それから、これを持っていけ。」
「え？・・・何ですかこれ？」
「カード型の盗聴器だ。３０メートル以内なら聞くことが出来る。受信機の赤いボタンを押せば、ＩＣチップに録音もできる。」
「へぇー・・」
「じゃ、頑張れよ。」
剛士は、そう言って豪を車から降ろした。
「伊武さんは？」
「俺か？ 俺は、他用でな・・・ま、終わったら事務所に帰れ。」
「帰れって・・・」
「今日、女が浮気相手と会わないかもしれんだろ。」
「え？」
「お前な・・・・突き止めるまで毎日尾行するんだよ。」
「・・・・・ぁ・・・は、はい。」
剛士は、苦笑いしながら車をスタートさせた。
豪は、剛士の車を眼で追った後、もう一度写真を取り出して尾行する伊藤真紀子の顔を確認をした。
（ふーん・・・意外と綺麗なオバサンだな・・・・しかし、浮気ねぇ・・・）
豪は、写真をしまうとパチンコ店の中に入っていった。
店内を見渡す豪・・・
かなり大規模なパチンコ店である。
豪は、一列づつ台を選んでいるような仕草で伊藤真紀子を探し始めた。
そして６列目に来た時、煙草を吸いながら台を見入っている伊藤真紀子を見つけた。
（・・・・・・間違いないな・・）
豪は、玉の変換カードを３千円分購入すると真紀子から席を一つずらして台に座った。
しかし、尾行は別として、いつ帰るか判らない真紀子に付き合っていれば金がいくらあっても足りない。
昨日は、初の給料日だったが、有紀から、貰っている小遣いは、２万円・・・・
（んー、打たないと店員に怪しまれるし、立ってばかりいると見失う恐れもあるし・・）
豪は、そんな事を考えながら、恐る恐るパチンコを打ち始めた。
横目で真紀子を確認しながらパチンコを打ち始める豪・・・
しかし、真紀子が気になって集中できなかった。
真紀子は、足を組みながら余裕で台に向かっていた。
足元には、４杯ほど箱が積まれている。
（チッ・・・参ったぜ・・・）
その時、豪の打つ台の音楽が急に変わり始めた。
周りの客が、豪の台を気にしているようだ。
（ん？・・・なんだ・・・・リーチか・・・）
そうこうしているうちに台のデジタルが、けたたましい音を立てて３つの７が一列に揃った。
（や、・・・やった・・）
直ぐ隣の客が、豪に声を掛けてくる。
「おい、やったな、兄ちゃん。」
「・・・ぇ、ええ・・・」
（ハハハ、ラッキーだぜ。）
これで当分は、豪も金を気にせずパチンコを打っている事が出来る。
店員が、箱を持って豪の前に置くと丁寧に頭を下げて離れていった。
その後・・・
運が良いのか悪いのか、豪の打つ台は、玉が出まくり既に５箱を超えていた。
周りの客も羨しい眼つきで豪を見ている。
（・・・クククッ・・・有紀に何かを買っていってやるかな・・）
その時、ふと真紀子を見ると席を立とうとしていた。
（ゲッ・・・上調子のときに・・・クソッ・・）
豪は、渋々、打つのをやめ慌てて玉の変換に急いだ。
「おい、兄ちゃん、終わるのか？」
「おじさん、よかったら、この台使ってくれよ。」
「え、兄ちゃん、いいのか？」
「ああ。」
隣の中年男性は、すかさず豪の売っていた台にライターを置いた。
豪は、真紀子よりも早く玉を変換器に運ぶと１枚のカードを取り出した。
隣で同じく玉を流している真紀子を横目に換金口に急ぐ豪・・・
小穴にカードを差し出すと、現金が手渡された。
（４万７０００円か・・・・・・）
豪は、金を財布にしまうと換金口に現われる真紀子を柱の陰に隠れて待った。
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