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（７５）
「穂波、気持ちいいか？」
「ンゥゥゥー・・ググッ・・」
ベッドに座る右京の股間に顔を埋めながら、鼻声を漏らす穂波・・・
後からは、ボブの肉棒が深々と菊門に突き刺さっていた。
「ボ、ボス・・・イキそうです。」
「ああ・・・ぶちまけてやれ。」
右京の言葉に、ボブは、肉棒を上下に擦りながら分身を放出した。
「ングググゥゥゥゥゥゥゥゥ・・・」
ボブは、大きく息を吐きながら肉棒を引き抜いていく。
穂波の菊門からは、空気と混ざって音を漏らしていた。
「くくっ・・・穂波よ・・漏らすなよ。」
右京は、そう言って穂波の頭を抱え込み肉棒に押し当てていった。
「ングッ、ングッ、ンググゥゥゥゥゥゥゥーッ・・・」
「おぉぉ・・出すぞ、穂波っ・・」
右京は、穂波の口の中で爆発した。
穂波は、喉を鳴らしながら右京の分身を飲み込んでいく。
「ふぅぅー・・・なかなかだぜ・・・」
右京は、穂波の頭を浮かせるとガウンを羽織ってベッドから降りた。
穂波にバイブを渡し、ボブに喋りかける右京・・・
「ボブっ・・・奴らから連絡はないか？」
「はい。・・・ボス、大丈夫です。全員が実戦を踏んだ連中ばかりですから。」
「伊武を甘く見るなよ。奴の実力は、一つの中隊と比例する位だからな。」
「大丈夫です。私が選んで連れてきた男ですから。」
「んむ・・・。ま、お前は俺を守っていればいい。」
そこまで言うと、部屋のドアが勢いよく開いた。
振り向く二人・・・・
「な・・・・・なにぃぃぃっ・・・い・・・・・伊武ぅっ・・・」
「・・・・ま、まさか・・・・・・」
剛士の手には、グロック１７が握られていた。
「相変わらず、無能な奴だ。さあ、拝めっ！ 今日がお前らの命日になる。」
「・・・クッ・・・ククククッ・・・さ、さすがだ・・・・伊武・・・」
剛士は、目だけで部屋を見渡した。
ベッドでは、穂波がバイブで自慰をしている。
（・・・・穂波・・・・クッ・・・）
ボブが、目にもとまらぬスピードでダッシュした。
しかし、剛士は、ワンハンドでグロックのトリガーを引く。
ボブは一回転しながら悲鳴をあげて倒れた。
「フンッ・・こいつが、世界トップクラスのスナイパーか・・・笑わせるな。」
そう言うと、剛士は、ボブの股間に弾を発射させた。
「グギャァァァァァァァァァァーッ！」
「今まで、楽しんだんだ・・・・悔いはねぇだろう。」
そう言宇土、更に股間を目掛けて連射した。
「イビィ・・・ピ・・キヒィィー・・・」
異常な呻き声を上げて、ボブは、激痛で気を失った。
「残念だな、もうちょっと楽しめると思ったのに。」
剛士は、そう言うと右京を睨んだ。
右京の背筋が、凍ったように痺れ始める。
「穂波に打った薬はなんだ？」
「・・・・・・」
剛士は、右京の額に銃身を向ける。
「・・・ピ・・・Ｐ６の・・コカインだ。・・」
「Ｐ６だと・・・濃いのを打ってくれたな。」
右京は、ジリジリとベランダに移動していく。
「動くな、右京っ！」
剛士は、躊躇せずに右京の右耳に銃弾を浴びせた。
「グハァッ・・・」
更にもう一発を左の耳に発射する・・・
「ウガガァァッ！」
しゃがみ込んで両耳に手をあてる右京・・・・
「心配するな、俺の声は聞こえるだろう。」
「ま・・・待て・・・待ってくれ・・・・」
剛士は、右京に拳銃を向けたままだ。
「命乞いか？・・・・・してみろよ・・・・そして、笑わせてくれ。」
剛士はそう言って、倒れている右京に近づいた。
義足が外れ、開いたガウンから肉棒が飛び出している。
「・・・い・・伊武・・・俺は・・」
そこまで言うと剛士は、足のつま先で右京の睾丸を一つ踏み潰した。
「グガギィィィィィィィーッッ！」
右京は、失禁しながら蹲った。
「もう一つも潰させてもらうぜ。」
「や・・やめ・・・・」
「・・・お前を直ぐには殺りたくないんだ。苦しんでもらわないとな。」
剛士は、ベルトからナイフを抜くと右京の頬に先を当てた。
「・・・・ま・・ままま・・・・待て・・・俺を殺ると・・・」
「お前を殺ると・・・・何だ？」
「・・・ぅぅ・・・」
「馬鹿が・・」
剛士は、ナイフを突き刺した。
右の頬に刺さったナイフは、左側の頬を貫通し先が飛び出た。
「ハギィィィィィィィィィーっ！」
右京は、激痛で貫通したナイフを歯で噛み締める。
「この程度では澄まさんぞ、右京っ。まだ、沙良の分も返していないんだからな。」
「・・・ヒィィィィィーッ・・・」
右京は、恐怖で脱糞を始める。
しかし、剛士は眉一つ動かさず右京を見据えていた。
その時・・・
背後から強烈な殺気が剛士を襲った。
瞬間に横に飛んで銃を構える剛士・・・
ボブは股間から血を流しながらも剛士に飛び掛ってきた。
剛士は、半回転し顎にキックを見舞った。
ボブは、背中から床に倒れこんで、再度気を失っていく。
「馬鹿めが・・」
そう呟いた瞬間、ベランダのガラスが割れ、右京が真下の海に向かって飛び込んだ。
「しまったっ！」
剛士は、ベランダに飛び出て真下にグロックを連射した。
（・・・・・・くそっ！）
下は真っ暗で何も見えなかった。
ナイトスコープで海面を見るが、有に３０メートルの高さはある。
（・・・・・まず、生きてはいないだろう・・・・・しかし・・・）
剛士は、部屋に戻ると沙良に電話をした。
「俺だ・・・」
『剛士っ・・・大丈夫？』
「とりあえず終わった。李と車で上がってきてくれ。」
『わかった。直ぐに行くわ。』
剛士は、電話を切ると穂波のベッドに向かった。
朦朧としながらもバイブを握ったまま自慰を繰り返している。
「・・・穂波・・・・・・穂波っ！」
剛士は、バイブを取り上げ床に放った。
穂波は、剛士を見つめた。
頬はこけ、眼の周りは紫色に変色している。
穂波は無意識に剛士の股間に手を伸ばしていった。
その腕を掴む剛士・・・
穂波を抱き上げると、きつく抱きしめていく・・・・
（・・・直ぐに・・・直ぐに、治してやる。）
剛士は、沙良の背中を数回持ち上げ、呼逆させて気を失わせた。
服を着せ、静かにベッドに寝かせる剛士・・・
後ろを振り向くと床に横たわるボブのところへ足を運んだ。
剛士は、ボブの横腹を蹴った。
「・・ウグゥゥ・・・」
痛みで目を覚ますボブ・・・
剛士は、ボブに馬乗りになって両肩の関節を外した。
「グハァッ・・・」
「おい、質問に答えろ。」
「ウゥゥゥ・・・」
「お前は、何処で右京に雇われた？」
「・・・・」
「どういうルートを使って日本に来たんだ。バックがいるだろう。」
「・・・・・・・だ、誰が言うか？」
剛士は、冷笑しながらボブの額を真上から押さえた。
「そうか・・解った。俺も質問はしない、もう二度と口を開くな。」
剛士は、そう言うとボブの瞼を裏返して親指を右側の眼球に当てた。
「ヒィィィー・・・」
ゆっくりと、眼球を親指の腹で擦りつけていく剛士・・・・
「や・・や・・やめ・・やめ・・・やめて・・・・」
剛士は、親指を立ててボブの眼球を潰した。
「ンッオォォォォォォォォォォォォォォー・・」
「どうだ・・・眼が潰れる音を始めた聞いただろう。」
そう言うと、もう片方の目の瞼を捲る剛士・・・
「やめてくれぇぇぇぇぇぇぇぇーっ！」
剛士は、膝をボブの口に落とし前歯の全てを砕いた。
「ンゲェ・・グゲゲボッ・・・」
「喋るなと言ったはずだ。・・・黙ってろ。」
剛士は、左側の眼球を小刻みに叩いていく。
ボブは、底知れぬ恐怖で胸が大きく波打っていた。
「・・・い・・言う・・・言わせてくれ・・・お願いだ・・・・」
しどろもどろの声で喋ろうとするボブ・・
しかし、歯が折れているため発音がままならない。
「ボブ・・・言わなくていい。いや、俺はもう聞きたくない。」
そう言って、指で眼球を叩き続ける剛士・・・
ボブの涙腺から滝のように涙が流れる。
「やめろぉぉぉぉぉぉーっ！」
そう言った瞬間、剛士は、指に渾身の力を込めた。
「グビビギギィィィィィーッ・・」
まるで人間の声とは思えない悲鳴が耳を劈いていく。
「さあ、これでお前の目は光を失った。しかし、眼が見えなくても生きてはいける。」
「・・・ギィィィ・・」
「次は、鼻だ・・・」
剛士は、腰からナイフを取り出し眉間に刃を当てる。
「フ・・フガガ・・・・ィゥンガガガッ・・・」
剛士は、その部分から鼻に向かってナイフを突き刺した。
「ブゲゲゲッ・・・・グゲェェェェェー・・・」
「これで、臭覚もなくなったな・・・だが、まだ生きてはいける・・・・」
「フヒィィィィィィー・・・・」
ボブは、今だかつてない恐怖に全身が痙攣し始めていた。
「ボブよ・・・次は、耳だ・・・・」
ボブが、発狂寸前で暴れ始めた。
剛士は、立ち上がるとつま先でボブの左耳を渾身の力を込めて蹴り上げた。
「グゴゴゴゴゴッ・・ギィィィィィーッ・・・・」
耳は、めり込む様にして形を無くしてしまった。
ボブはのた打ち回るが、両肩の関節が外されているため思うように体が動かない。
剛士は、煙草を咥えて低く囁いた。
「この程度では、まだ甘い・・・・・穂波の苦しみは、お前以上だぞ。」
ゆっくり・・そして静かに紫煙を吐き出す剛士・・・・
握った、もう片方の拳は爪が掌に食い込み血が滲んでいた・・・・・・・・
気を失っているボブに、剛士は、吸っていた煙草を右側の耳の穴に差し込んだ。
「ギギィィィィィィィィィィーッ！」
「お目覚めか・・・」
「ボブの両目と鼻、そして左側の耳は既に人間としての機能は働いていない。」
「・・・・ボブよ・・・・・・もう、一人では生きていけない。仮に死ぬ覚悟を持ったとしても自分では死ぬこともできない。」
「ァァ・・・ウッ、ウッ・・・ゥゥッ・・ゥゥッ・・・」
「さて、どうする？・・・俺が楽にしてやってもいいんだぜ。」
ボブは、口をパクパクさせながら恐怖を訴えていた。
「・・・・最後のチャンスだ。正直に言えば、引導を渡してやる。」
ボブは、何度も小刻みに頭を振っている。
「・・・よし、じゃ、もう一度聞く。どうやって日本に来た。」
「・・・・アッァ・・ウアァァ・・」
前歯が折られ、なおかつ恐怖と戦慄により震えて言葉が聞き取れない。
剛士は、ボブの顔に耳を近づけた。
「ゆっくりと、言え。」
ボブは、再度、言葉を発し始めた。
「き・・・北の・・こ・・・工作・・・・い・・・員・・・」
「！・・・・・なるほど・・・・・右京が絡んでいるのか？」
ボブは、小さく頷く。
「右京は、どうやって近づいた？・・・・どういう付き合いなんだ。」
「・・・・・・・・きょ・・・・・極・・東・・・み・・・・み・・・み・・・ん・・・民族・・・・・せ・・・・・戦・・線・・・を・・・」
「極東民族戦線？」
「だ・・・・だい・・・・第・・・二・・こ、・・・・国・・・家・・」
「・・・なんだとぉぉぉーっ！・・・・・」
「・・・か・・・金・・・・が・・・ひ・・・必・・・必要・・・で・・」
剛士は、ベランダに走った。
ナイトスコープで海を見渡す・・・・
数隻の船が沖へ向かっている。
剛士は、強い胸騒ぎを隠せないでいた。
（まさか・・・・・・まだ・・・・生きてる・・・・・・かも？）
「剛士ぃぃーっ！」
沙良と李が別荘に上がってきた。
部屋に戻る剛士・・・
「沙良、穂波を急いで病院へ連れてってくれ。」
「うん、解った。」
沙良は、蒼ざめた顔で穂波を見つめた。
剛士は、穂波を抱き上げると沙良の車に、向かった。
「じゃ、沙良、頼んだぞ。」
「ええ。・・・・・剛士は？」
「李と帰るから心配するな。まだ片付けもあるしな。」
「・・・・・・・あの・・・・」
剛士は、沙良が聞きたい事を理解した。
右京の存在だろう・・・
「沙良・・・奴を逃がしてしまった・・・・」
「！」
「ベランダから海に飛び込んだ。ま、生きてるとは思えんがな。さ、早く頼む。」
「う、うん。」
沙良は、後に乗せた穂波を確認すると剛士を残して病院に急いだ。
剛士は、別荘に戻り部屋の中に入っていく。
李が、ボブをよそ目に部屋中を探っていた。
「李・・・・何か解るか？」
「とりあえず携帯電話と小さなチップを見つけた。」
「李よ、諦めよう。奴の詳細が解る物は無いと見ていい。」
「・・・・・確かにな。・・・ところで、コイツはどうする？」
剛士は、ボブが穂波を弄んでいるビデオシーンが頭を過ぎっていった。
腰からグロッグを抜くと虫の息であったボブの心臓を目掛けて銃弾を見舞った。
「李・・・コイツは北経由で日本に来たらしい。」
「なにっ？」
「極東民族戦線とか言っていた。」
「どういう意味だ。」
「非公式の第二国家を・・・という意味だろう。」
「右京が？」
「その連中とグルになっていることは間違いない。」
「だが、伊武・・・あそこから飛び降りたんでは、いくらなんでも生きてはいまい。」
「そうあってほしいがな。」
剛士は、溜息をつきながら部屋から海を眺めた。
「・・・・・・・・・ところで、李よ。下の奴らと、この黒人男の始末を。」
「もう下には一人もいない。こいつも始末するよう連絡をしておこう。Ｐボムも今外している最中だ。」
「迷惑を掛けるな・・・李・・・」
「伊武よ・・・・・・俺は・・・・・・・お前の味方だ。」
李は、苦笑いをしながら葉巻を咥えた・・・・・
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