|
（１００）
（ここか・・・・）
剛士は、麻衣子に教えられた常盤夏子のマンションに着いた。
車を路上に止めマンションのエントランスホールに入っていく。
夏子の部屋のインターフォンを鳴らす剛士・・・
『はい。』
「突然、お邪魔して申し訳ありません。私、伊武と申します。」
『ああ、先程、小柳さんから電話を貰いました。どうぞお入りになって。』
そう言うと、エントランスホールのロックが解除された。
剛士は、エレベーターに乗り込み夏子の部屋に向かった。
玄関のルームフォンを鳴らす剛士・・・・
返事がして玄関ドアが開いた。
中からナイトロングのガウンを羽織った夏子が顔を出した。
「どうぞ、中へ。」
「・・・失礼します。」
夏子は、シャワーを浴びていたのだろうか髪が濡れていた。
才女を思わせる顔立ちで、センスのいい知的な眼鏡をはめている。
歳は、沙良と同じくらいだろうか。
妙にセックスアピールを持ち合わせる妖艶な雰囲気を持っていた。
「あの・・・突然、お邪魔しまして申し訳ありません。」
「いいんですよ。どうせ暇だし。どうぞ、お掛けになって。」
夏子は、剛士をソファに坐るようすすめた。
「どうも。」
「いま、お茶でも出しますので。」
「あ、どうぞお構いなく。」
剛士は、夏子の後姿を目で追った。
（ふーむ・・・・いい体してるな。）
ガウン越しからもヒップの形が良い事がわかる。
モンローウォーク張りの歩き方だが、わざとらしくなくその歩き方が板についていた。
（んーむ・・・・かなり予想していた風と違うな。）
剛士は、常盤夏子が独身でレズであるという事から男嫌いで、愛想もなく、また検死医という職業柄、近寄りがたく一風、変わった容姿であると想像していたのだ。
夏子が、トレーにエールビールを載せて持ってきた。
「どうぞ・・・・」
「あの・・・これ・・・・」
「フフッ、ビールよ。私好きなんです。」
「好きって・・・その・・・」
「飲みながら話をしましょ。いまシャワー浴びて体が火照ってるの。」
「はぁ・・・」
「それとも、お嫌いかしら。」
「いえ・・・ビールは大好物です・・・・・が。」
夏子は、微笑みながらグラスにエールを入れると剛士に差し出した。
「どうも・・・・・お、サミュエルスミスですね。」
「あら、よくご存知で・・・」
「イギリスに長い事居たんです。イギリスでは、よくこれを飲んでいました。」
「へぇー・・そうなの。・・・どういうビールなの？」
「ええ、サミュエルスミス・ペールエールは、イギリスではオーソドックスなエールなんです。飲み口や喉越しともに爽やかなんですよ。生意気を言わせてもらえば、エールの入門編といったことろですね。ま、ホップは強くないので、苦みを求める方には、物足りなさを感じるかも知れないけど。でも完成された味という感じで安心して飲めるビールですよ。
」
「へぇ・・・そうなんですか。」
そう言いながら、夏子は剛士のグラスに自分のグラスを重ねた。
「・・・・どうも。」
夏子は、一口、喉に流し込むと話に切って出た。
「伊武さん、小柳さんから話は聞きました。」
「え？」
「私と付き合ってる吾川さんが、福田典子という女性に私が本命だという事を説明すればいいわけでしょ。」
「え・・・・ええ・・・・」
「つまり、福田さんという女性に納得させるような・・・。」
「ええ・・・そうなんです・・・・が・・」
剛士は、困惑しながら夏子を見つめた。
「フフッ・・・伊武さん、私、小柳さんに無理やり聞いたの。だって、おかしいでしょ。私、男性に知り合いは居ないし、小柳さんったら、話が、とてもシドロモドロなんですもの。」
「そ、そうだったんですか・・・・・・・でも。」
「小柳さんには、正直に話しておいたわ。彼女と付き合ってるって。でも、彼女が思ってるほど、私は特別な思い入れはないんですけど。」
「・・・はぁ・・・？」
「私、人一倍、エッチな・・・それもアブノーマル的な性戯が好きなんです。」
臆することなく堂々と言いのける夏子・・・・
「・・・・・・」
「でも、彼女は上手なのよ。・・・・そう、女性の責め方がね。今のところ彼女と別れるつもりはないし、彼女が他の女性と関係するのもしゃくだから手伝ってもいいわよ。その方が、依頼された方も福田さんという方にとっても好都合なんでしょ。」
「ええ・・・まあ。」
「それに、吾川さんは、常々、私だけって言ってるし、つまり私にも嘘をついている訳だからおあいこよね。」
「そう言っていただけると私も気が楽です。というのも、お互いプライベートな事ですし、今回の件は事件性が全くなくて、ただ単に個人的なそういう関係を終わらせてくれと言うわがままな依頼ですので、動けなくて困っていたんです。」
「いいですわよ。普通は、仕事以外に男の人の依頼なんて受ける事はまずないんですけど。」
「恐れ入ります。」
「フフッ・・・・でも、何故、引き受けるか解ります？」
「え？・・・・・・・・・さあ？」
「私、両刀使いなの？」
（・・・・・・・そういえば、麻衣子も言ってたな。）
「そ、そうなんですか。」
「つまり、貴方に興味があるって事・・・・」
「ぇ・・・・・ぁ・・・・ハ・・ハハ・・」
剛士は、惚けた態度で話を切り替えようとした。
「貴方、格好いいわ・・・・ねえ、依頼報酬はいらないから私を抱いてくれない？」
「え・・・・・・あ・・・あの・・・」
夏子は、組んでいた足を解き、左右に大きく開いて剛士に見せ付けた。
「な・・・なに・・・・なにやってるんですか・・・」
夏子は、下着をつけていなかった。
恥丘は、綺麗過ぎるほど剃りあがっており1本の毛もなく両方のラビアにはリングピアスが付けてある。
「天然パイパンなの・・・・ピアスは自分であけたのよ・・・・」
「い・・いや・・・そんな事じゃなくて・・・」
「ここまでさせておいて、抱かないで帰るなんて事はないですよね。伊武さん。」
「あのぉ・・・・・なぜ、初対面の俺に・・・・失礼ですが何か企んで・・・」
「そんなつもりなんて全くないわよ。」
「・・・・・・・・」
夏子は、小さく笑いを見せると、眼鏡を外して話を続けた。
「そうね・・・つまり、さっき玄関で貴方を見た時に、私の本能が、この男に抱かれてみろって訴えたのよ。」
そう言って、夏子は立ち上がった。
剛士の手をとりゆっくり立ち上がらせた。
着ていたナイトガウンを床に落とす夏子・・・・
張りのある肌と、ツンと上を向いた形のいい乳房そして、いかにも鍛えているという腹部と括れたウェストに剛士は胸の内で口笛を吹いた・・・
「私じゃ、嫌かしら？」
（・・・チッ・・・押されっぱなしだぜ・・・・よし・・・遊んでやるかな。）
剛士は、瞬時に気持ちを入れ換え至って冷静に答えた。
「いや・・・・貴方が、私に惚れても困るかなと・・・・」
「フフッ・・・私、Ｍなの・・・虐めてくれる？」
夏子は、セクシーに口元で笑いを見せると剛士のジャケットを脱がしアイボリーのカットダウンシャツのボタンを外し始めた。
上半身、裸になった剛士の身体を見て、夏子は息を飲んだ。
普通の鍛え方では、ここまでならない強靭そうな筋肉と張った肌・・・
なにより、傷跡の多さに、医師でもある夏子は声が出ないほどだった。
「・・・ビックリしたかい・・・・」
「銃創・・・それも・・・無数に・・・」
「それだけじゃない、刺創もあるしボルトも数本埋まったままさ。」
剛士は、ベルトを外しジーンズを脱いだ。
両太腿にも似たような傷がある。
「あなた・・・・・・本当に探偵さん？」
夏子の問いに表情を崩さず返答する剛士・・・・・
「元、イギリスの軍隊に居たんだ。隊テロ部隊に。」
先程とは打って変わり、クールな視線で夏子を見据える剛士・・・・
夏子は、全身に鳥肌が立ち始めた。
恐怖からではなく、子宮の奥から湧き出る得体の知れない欲求と剛士の全身から放つセクシーさにだった。
夏子は、無言で剛士の足元に跪くとブリーフを下ろし肉棒を飲み込んだ。
剛士の肉棒は、徐々に力を漲らせていく。
（・・・Ｍとか言ってたな。）
剛士は、まだ完全ではない肉棒を根元まで入れると夏子の後頭部を押さえこんで身動きできないようにした。
夏子は、舌で柔らかい肉棒を弄んでいる。
しかし、次第に怒張していく剛士の肉棒に夏子は慌て始めた。
剛士は、強く後頭部を押さえ込んで口から離させない。
剛士の肉棒は、夏子の口の中で本性を現わした。
肉棒の先が、夏子の喉の奥深くに伸びていく。
「ン・・・ンググ・・・ングゥゥゥゥゥ・・・・」
夏子は、涙目で剛士を見つめた。
大きく喉が膨らみ苦しそうな表情だ。
（やはり・・・沙良じゃないと無理かな・・・・）
剛士は、手を緩めて肉棒を引き抜いた。
「・・ィ、イヤァァァァー・・・・・もっと・・・もっと甚振ってぇーっ！」
「え？」
「・・お願いぃぃ・・・・・酷いことしてぇ・・・」
夏子は、そう言うと剛士の肉棒を再度咥え込んだ。
自ら喉の奥まで肉棒を咥え込んでいく。
（・・・真性Ｍ・・・・か・・・）
剛士は、ゆっくりと膝を付いた。
夏子は自然と四つん這いの格好になる。
剛士は、小さな笑みを見せると夏子の頭部を左右から掴んだ。
（試してみるか・・・）
剛士は、ゆっくりと出し入れを開始した。
夏子は、目を充血させ口に出入りする肉棒を見つめている。
大きく口を開け喉が膨らむたびに涙が流れていった・・・・・
「ンゲェェ・・・・ンゴゴォォォォ・・・・」
むせ返るような異音を喉から鳴らしながらも夏子は肉棒を抜こうとはしない。
（本物だな・・・）
剛士は、夏子が真性のＭであることを確信した。
膝を付く夏子の股間の下は、蜜が糸を引きながら垂れていた。
ゆっくりと、夏子の背中越しにヒップに手を回していく剛士・・・
菊門に軽く触れると空気と共に指を吸い込んでいく。
（なるほど・・・ここも開発済みか。）
剛士は、夏子が相当なＭ経験者だという事を理解すると妙に夏子と言う女性が不思議な人間に思えてきた。
（久しぶりに遊ばせて貰うか・・・・・・）
剛士は、夏子の乳首を強く摘んだ。
そして、小さく身体を痙攣させた夏子は、失禁しながら大絶叫を開始した。
| 