（１０３）

「剛士、常盤さんから電話よ。」
　受話器を受け取る剛士・・・・
「伊武です。昨日は、どうも・・・」
『いま、吾川さんが帰りました。色々と喋ってくれたわ。』
「そうですか・・・・で、彼女は？」
『それはもう、福田さんの事をボロクソに言っていたわよ。私が、どっちが良いのって脅しを掛けたかしら。フフッ。』
「・・・・色々と苦労かけてすみません。」
『もぅっ・・・・そんな他人素振りのような言い方しないで。』
「ぇ・・・・あ・・・はぁ・・・。」
『普通に夏子って呼び捨てして。』
「ぁ・・・はい。あ、それより夏子さん、週末のビデオ撮影は、やはり危ないよ。」
『え？』
「ネット販売用の裏ビデオ撮影なんだ。」
『ほ、本当なの？』
「ああ、間違いないだろう。」
『・・・・そんな・・・・』
「いま、君のアドレスに動画を添付して送っておいたけど。その中に、会員の女性がいるかを確認してほしいんだ。」
『・・・・わかったわ。すぐ見てみる。』
　夏子は、受話器を耳に当てたままパソコンを起動した。
『ちょと待ってて・・・・』

　しばらくして、夏子が声を発した。
『伊武さん、間違いなく、クラブの会員ばかりだわ。全員見たことあるもの。』
「やはり・・・・・な。」
『あの女、許せないわ。』
「夏子さん、一つ協力をしてくれないかな？」
『協力？・・・私、もうクラブには行きたくないわ。』
「吾川光江を懲らしめたいんだ。一緒に行ってくれないかな。」
『でも・・・・・・』
　夏子は、躊躇している様だった。
　これ以上、もうレズクラブには深入りしたくない様子が伝わってくる。

「俺が、このクラブを潰すよ。」
『んー・・・・・・分かったわ、伊武さんの頼みなら。』
「ありがとう。それと、もう一つ・・・会員の住所が分かるかな？」
『住所までは・・・・・でもクラブのＨＰにアクセスしてパスワードを打てば、会員の電話番号だけ載っているわ。』
「十分だ。それが分かれば、住所は調べる事が出来る。事前に全員に会って、説明をする必要があるんだ。」
『どういうこと？』
「クラブ会員全員の協力がなければ成功しないんだよ。つまり、騙されたクラブの会員が吾川に仕返しをする。」
『仕返し？・・・・・彼女を？』
「そう、反対に撮影して、その会社に販売させてやる。」
『出来るの、そんな事が？』
「ま、その会社も脅かすんだけどね。」
『・・・・解ったわ。じゃ、打ち合わせは当日で・・・・』
「ああ、迎えに行くよ。」

　サイトのアクセスパスワードを聞いて電話を切った剛士は、沙良に会員の電話番号から住所を突き止めるよう指示した。

「わかったわ。でも吾川は、何のためにビデオ販売なんかを？」
「ふんっ、単に金儲けだろうよ・・・・・しかし考えが浅はかだ。別にこんな事しなくても、幾らでも儲けることなんか出来るのに。」
「所詮、悪どい事をする人間は、誰かを裏切るのよね。」
「ああ・・・そのとおりだな。」
「ところで、いつまでに？」
「今週末までには、会員の女性と会わなくてはならん。後は豪と有紀君に協力してもらって、会員の女性を説得させると共に、吾川光江に責任をとってもらわんと彼女らも納得しないだろうな。なんせ勝手にビデオに撮られて販売しちまってるんだから。儲けた金を彼女らに分配してやる。」
「そうよね。そうしないと納得しないわよ。それに彼女達も警察沙汰には出来ないだろうし。せめて、それに見合った慰謝料を払わせないとね。」
「んむ・・・それより沙良、急いで調べておいてくれ。何人が呼ばれているか調べないと作戦が立て難い。」
「ＯＫ！」
　沙良は、早速、会員の住所検索を開始した。

−　２日後　−

「伊武さん、俺の方は全て完了です。」
　豪は、剛士から指示されたクラブ会員への説明の終了を報告していた。
「よぉーし・・・・これで全員の承諾が取れたな。」
「福田典子は、どうするんです？」
「今、説明したら、吾川に筒抜けになるだろう。今朝、金子俊一に吾川の本命である常盤夏子との絡みを撮ったビデオを渡してきた。
　後は、自分で福田典子に、本当の事実を説明しろと言っておいた。」
「そうですか。でも信じますか？」
「明日、頃合を見計らって福田典子を部屋に呼びつける。そして、直接、吾川光江に喋らせれば納得するだろう。」
「なるほど、信じざるを得んでしょうね。」
「それもビデオ撮影している最中にな。」
「ビデオ撮影って？。」
「ま、後で教えてやる。ククッ・・・」
　豪は、首を傾げながら剛士を不思議そうに眺めていた。

「あ、それより伊武さん、・・・会員の女性達は、皆、驚いているというより憤慨していましたよ。」
「だろうな。」
「なんでも協力すると言っていました。」
「そうでなくちゃ面白くない。」
　剛士は、順調に作戦が進んでいる事にほくそ笑んだ。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

　剛士は、土曜日の午後一番に一人でＧＧ映像企画がある会社のビルに入った。
　古ぼけたビルの３階に小さな事務所を構えている。
　表向きは、ビデオ撮影ではなくビデオ編集会社となっていた。
　沙良が調べたところでは、責任者は、池谷という男だ。

　ドアをノックをして中に入っていく剛士・・・

　剛士は、部屋の中を見渡した。
　カメラ機材や棚に大量に収納されたビデオテープが騒然と並んでいる。
　壁際には、ダンボールに収まったテープが出荷紙を張られて山積みになっていた。

「誰、あんた？」
　無精髭を生やした中年男性が剛士に問いただした。
「あんたが、ここの責任者かい？」
「ああ・・・そうだが？」
「あんた、一人でここを経営してるのか？」
「まあな。・・いままでアシスタントが二人居たが先日辞めてもらった。」
「なぜ？」
「ここを、明後日出るんだ。働きたくて来たのなら遠慮してくれ。」
　剛士は、煙草を咥えて火を点けた。
「おい、ここは禁煙だ。それに俺は煙草が嫌いでな。」
　剛士は、無視して男に話し始めた。

「あんた、池谷っていうんだよな。」
「！・・・・・・だ、誰だ、テメェは・・・・・警察か。」
「警察ではない。・・・お前に頼みがある。」
「頼み？」
「ああ、撮影のな。今のレズシリーズより、かなり儲かるぜ。」
「・・・な、なにっ！・・・・テメェ、何者だっ！」
　威きり立てる池谷を無視して、剛士は話を続けた。

「吾川光江を知ってるな。」
「・・・・・・」
「あの女から話を聞いていると思うが、今日の夕方にノーカットのレズもんを撮影をするそうじゃないか。」
「ノ、ノーカットじゃねぇっ！」
「嘘を言うんじゃないよ。もう、すべて割れてるんだ。」
「な・・・・何を証拠に・・・」
「ネット販売してるだろう。お前のサイトでな。サンプルも見たぜ。」
「・・・・・・」
「吾川の経営する会員の女性にも見せた。・・・あんたヤバイんじゃないのか？」

　気が弱い男なのだろう。
　顔は蒼ざめ、落ち着きのない視線を剛士に投げかけている。
　剛士は、壁際にあるダンボール箱の中から１本を取り出しデッキに差し込んだ。
「な、何をするっ！」
　慌ててデッキに飛びつこうとする池谷の足を絡める剛士・・・・
　池谷は、機材を倒しながら派手に転んだ。

　テレビには、女性のノーカット映像が流れはじめた。
「おい、・・・・何処にモザイクが入ってるんだ。」
　剛士は、床に伏せる池谷の首を押さえつけて呟いた。
「警察には言わない。そのかわり俺の言うとおりにしろ。。」
　池谷が、怯えた目を剛士に投げた。
「・・・ど、どういう・・・事だ・・・・・」
「予定通り今日の夕方に、お前に撮影をしてもらうつもりだ。編集して売りさばいた金は、会員の慰謝料にさせてもらう。」
「え？」
「ただし、内容はレズではなくＳＭだ。」
「・・・ＳＭ・・・」
「そうだ。そしてモデルは・・・・・・・・吾川光江だ。」
「な、なんだってっ！」
「嫌とは言わせんぞ。」
　剛士の迫力ある雰囲気に池谷は了承せざるを得なかった。
　池谷は、ガックリと肩を落として剛士に頷いた。
「よし、夕方の詳細を説明する。立てっ。」
　剛士は、池谷を起き上がらせて椅子に座らせた。

（１０４）

　豪は、ビデオ撮影で使用するの道具を買い集め、吾川が経営するレズクラブのあるマンションに向かっていた。

　マンション前の道路には、剛士のチェロキーが停まっている。
　車から降りた豪は、大きなバックを重そうに持ちながら剛士のチェロキーに小走りで向かった。

「伊武さん、お待たせしました。買ってきましたよ。」
「おう、ご苦労さん。」
　助手席には夏子が座っていた。
　後部座席には、池谷が神妙な面持ちで座っている。
「じゃ、俺は行きますんで。」
「んむ、帰ったら沙良に吾川のサイトを破壊しろと言っておいてくれ。」
「わかりました。」

　豪が去った後、剛士は、時計を確認した。
　そろそろ、会員がマンションに集まってくる頃だ。
「さて池谷さん、行くぜ。」
「は、はい・・・」
　既に、吾川光江は、数時間前にマンションに到着し会員を待っている。
　今日集まる会員は、夏子を含め全部で１１人。福田典子は、俊一に軟禁させ、外出させないように伝えておいた。
　剛士は、池谷と共にマンションのエントランスに向かった。

　しばらくすると、一人二人と会員の女性が集まってきた。
　剛士は、一人一人に挨拶をし、夏子が会員の女性に説明をしていく。
　しかし、ビデオを撮られた女性らは、池谷を見ると顔を真っ赤にして池谷を蹴り始めた。
「あんた、何しに来たのよぉっ！」
「よくも、騙してくれたわねっ！」
　池谷は、苦汁の表情で、ただ押し黙っているだけだった。
　女性らを宥める剛士・・・・
　渋々、女性らは、やめるものの怒りは納まらない。

　１０分後、全員の女性が集まった。
「よし、これで全員だな。・・・・みなさん、思う存分に恨みを晴らしてください。」
「絶対に、ただではおかないわ。」
「そうよ、私のビデオが出回っていると聞いてから会社も辞めたし、外にも出る勇気がないんだから。」
「みんな、あの女に償ってもらいましょうよ。」
　他の女性達が声を合わせて賛同する。
　剛士は、彼女達を丁寧に落ち着かせながら声を掛けた。
「皆さん、先日、説明したとおり吾川自身を中心としたビデオを撮りますが、その間これを顔に装着してください。素性がばれないように用意しました。」
　そう言って、剛士は豪に運ばせたバッグを開いた。
　中から仮面や顔を覆うフェイスマスクが人数分入っている。
　それぞれが、手にとり頷きあった。

「撮影が始まったら私は出て行きます。後は、この常盤夏子さんの指示で動いてください。時間は、無制限で結構です。皆さんの気が済むまで。」
　その時、一人の女性が呟いた。
「貴方も居てくれてもいいわよ。」
「そうよ。どっちみち見られてるんだし。」
「それに、男性が居てくれた方が吾川に与える屈辱も倍増するわ。」
　女性達は、声を合わせて同意した。
「しかし・・・・」
「あら？　我慢できなくて・・・」
　夏子が、笑いを我慢しながら、そう呟いた。
「いや・・・まあ・・・・その・・・」
　女性の一人が、剛士の背中を押してエレベーターに押しやった。
　他の女性達が笑いながら後に続いていく。

（・・・・ヤレヤレ・・・・・・・ま、しかし、楽しいかも・・・・）

　剛士は、女性らに囲まれながら吾川が待つ部屋に向かった。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

　剛士は、クラブがある部屋に到着すると池谷を先に入らせた。
「池谷さんよ、カメラ３台を角度を変えてセットしておけよ。」
「わ・・・わかった・・・・」
　池谷は、重い機材を背負いながら部屋のドアをノックした。
　中から吾川が顔を出し、池谷の荷物を一緒に運び出す。
「それでは皆さん、順番に入っていってください。」
　剛士の指示で女性らは、次々と部屋に入っていく。
　吾川がドアスコープで会員を確認し女性らを部屋に入れいった。

「さて、夏子さん、俺達もいこうか。」
「ええ。」

　剛士は、夏子の後を着いていった。
　夏子がインターフォンを押すと吾川が、それを確認しドアをあけた。

　剛士は、死角に立ち、ドアが開いた瞬間に勢いよく中に入っていった。
「な・・・あ、・・・貴方は・・・・・探偵の・・・」
「お邪魔しますよ。吾川さん・・・・」
　吾川が、剛士と夏子の顔を交互に見ながら怒鳴った。
「ど、どういう事なのっ！」
　夏子が冷静に言葉を発した。
「吾川さん、危うく貴方に騙されてノーカットビデオを販売されるところだったわ。」
「な・・・何いってるんですか夏子さん・・・・」
「隠さなくていいわ。今まで撮ったビデオは、クラブの紹介ビデオじゃなく販売目的に撮っていたようね。全て、この人に調べてもらって確認したわ。」
　光江は、驚いた表情を見せながらも剛士を睨んでいる。

「二人とも帰ってくださいっ。」
「そうはいかないのよ。」
　その時、数人の会員が、後から光江を部屋の奥に引っ張り込んでいった。
「な・・・ちょ、ちょっと・・・・なによ。」
　部屋に入ると、残りの会員が光江を取り囲んだ。

「あ、あなた達・・・・」
「私達も全て聞いたわ。吾川さん、償ってもらいますからね・・・・身体で。」

　吾川は、池谷を見つめた。
　池谷は、光江から視線をずらし顔を顰める。
「・・・・み、みんな聞いて・・・違うの。この男が勝手に編集して・・・」
　そこまで言うと、会員の一人が、光江の頬をおもいっきり引っぱたいた。
「今更、言い訳が通用するとでも思ってるの？　中には、ご主人や子供がいる人もいるのよ。」
　その女性の声で、他の会員達が一斉に光江の服を引き千切るように脱がしていった。

　剛士が、池谷に視線を送った。
　池谷は、早速、ビデオを回し始める。

「伊武さん・・・・彼女を・・・」
　夏子に促され剛士は、光江の身体を縛り始めた。
　両腕を縛り、頭部から背中側に回して自由を無くす。
　両足は折り曲げて大腿と下腿を縛ると仰向けに光江の身体を床に転がした。
「ちょ・・・な・・・なにするつもりよっ！」
「あんたのビデオを撮って販売するんだよ。」
「・・・・な？・・・や、やめてぇぇぇーっ！」
「売上金は全て彼女らの慰謝料にする。６０００本を売れば、ざっと一億超・・一人１０００万づつ彼女らに入るはずだ。しかし、その程度の金じゃ彼女らも満足しないだろうな。つまり、相当数が売れる内容のビデオを撮る必要がある。」
「・・・・・・」
　会員女性の一人が怒鳴るように言い放った。
「無茶苦茶ハードな事をしようよ。女のＳＭなんて売れると思うわ。」
　全員が声を揃えて承諾した。

　光江は、媚びる様に言い返す。
「ちょっと・・・私の話も聞いてよぉっ！・・・・違うの・・・これには・・」
「吾川さん、往生際が悪いぜ。」
　剛士は、そう言うとギャグボールを光江に咥えさせ、更にノーズフックをはめて上部に引き上げた。
　鼻の穴が正面に向き、目尻が下がっていく。

　女性らは、光江の醜顔を見て大笑いを始めた。
　屈辱で顔を真っ赤にし涙を流す光江・・・・

「さて、始めてください。」
　剛士の合図に、女性らが一斉に姓玩具を手にとった。
　言葉にならない声を発し身体を硬直させる光江・・・・
　女性らは鬱憤と怒りを混ぜた仕返しを光江に開始した。

（１０５）

「ハグガァァァァァァァァァァァー・・・・」
　女性の一人が、双頭バイブを蜜壷と菊門両方に埋め込んだ。
　エルボ部分を握って同時に出し入れを繰り返す。

　刷毛を使って鼻や脇の下ををくすぐる者・・・
　更には、女芯を吸引機で強引に吸い上げる者・・・・
　透明なプラスチック製の吸引機に光江の女芯が強力に吸い込まれている。
「ウキィィィィィィー・・・・・ンアッ・・ックゥゥゥゥゥー・・・」
　光江の女芯が真っ赤に染まりながら突起していった。
　１１人もの女性が代わる代わる、そして休む事無く光江を弄んでいく。
　吸引器を強引に左右に振り始める。
「ハガガガァァァァァ・・・・・ンゴォォォォォォォー・・・・」
「あら、気持ち良いのかしら？・・・ね、みんな物足りないようよ。」
「そうみたいね。」
　一人の女性が、冷蔵庫からあらゆる野菜を持ち込んできた。
　双頭バイブを無造作に引き抜くと野菜を順番に挿入していく。

　池谷は、この状態に興奮を隠せなかった。
　ジーンズの上からでも肉棒が怒張しているのが判る。
　女性の一人が、池谷の股間をジーンズの上から握って笑い声を上げた。
「そうだ、ね、あんた。カメラを置いてジーンズを脱ぎなよ。」
「・・・え？」
　剛士は、池谷を睨んだ。
「・・・・わ・・・・・わかった・・・・」
　池谷は、カメラを回したまま三脚に固定しジーンズを脱いだ。
「この女の顔の前に立ちなよ。」
　女の一人が、池谷に言い放った。
　池谷は、顔を顰めながら光江の顔の前に立つ・・・・
「さ、顔にぶっ掛けるんだよ。」
　そう言うと、その女は池谷の肉棒を握り上下に扱き始めた。
「クッ・・・・くぅぅぅ・・・・」
　女性らは、ほとんどが真性のレズであり、池谷のいきり立った肉棒を目の前にしても全く動じていない。
　むしろ、サディスティックな気分が身体の奥から湧いてくるような状態だった。

　一人の女性が、ギャグボールを外し開口器にはめ変えた。
　開口器からは、光江の舌や喉の奥までが丸見えになる。
「ほら、この女が早くあんたのを飲ませてって言ってるわよ。」
　泣き叫ぶ光江・・・・
「ハアアァ・・・アガガガガァァァァァー・・・・・」
　全員の女性が、その瞬間を見るべく池谷の肉棒に集中している。
「ぅぅぅぅ・・・・」
　池谷の真後ろからは、他の女性が背中に舌を這わせながら前立腺を刺激していた。
「だ・・・駄目だ・・・いく・・・」
「まだ駄目・・・・膝をつくのよ！」
　女の言われるとおり、池谷は床に膝をついて光江の顔を跨いだ。
　女は休む事無く肉棒を上下に刺激している。
「グウゥゥゥゥ・・・・・」
　女は限界と察し肉棒を光江の開口器に近づけていく。
　池谷は、下半身を痙攣させながら分身を勢いよく放出した。
「ウグゥゥゥゥゥゥゥー・・・・・ウッ、ウッ・・・」
　池谷の分身は、光江の開口器の中に注入されていった。
　激しく咳き込む光江・・・・・
「ゲガァ・・・ッァ・・・ゲハァァ・・・・・・」

（・・・・・女ってのは、度を超えると恐ろしいな・・・・・）

　剛士は、煙草を吸いながら、その様子を見学していた。

（さて、そろそろいいか・・・）

　剛士は、俊一に電話をし福田典子をマンションに連れて来るよう伝えた。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

　剛士から連絡を受けた俊一は、典子を連れてマンションに出かけようとしていた。
「嫌よ、俊一さんっ！」
「いいから来い。証明してやるから・・・お前は騙されていたんだ。」
「光江は、そんなことしないわ。さっき見たビデオだって演技よ。」
「・・・・今に解るさ。」
　俊一は、拒否する典子の手を引っ張り無理やり車に乗せ込んだ。

−　数十分後　−

　俊一と典子はマンションに到着した。

（ここだな・・）

　俊一は、典子を降ろしマンションのクラブがある部屋に向かった。
　インターフォンを押す俊一・・・
　ドアが開き剛士が顔を出す。
「・・・ど・・・どうも・・・」
「上がれよ。」
　剛士は、二人を見て囁いた。
　暴れる典子を無理やり部屋に引っ張っていく。
　典子は、部屋の中央で恥辱を受ける光江を見て驚愕した。
「ウゥッ・・・出るぅっ！」
「イヤァァァァァァァー・・・」
　池谷が３回目の放出を光江の菊門に放ったところであった。

「み・・・光江ぇぇぇーっ！」
　涙を流しながら典子を見る光江・・・・
「・・・・な・・なんで・・・・・どうして・・・」
　剛士が、後から典子に声を掛けた。
「福田さん、知っているとは思うが、この部屋で撮った彼女らのビデオは、実は、再編集されてノーカットでネット販売をされていたのさ。彼女らの中には亭主も子供もいる女性がいるんだ。会社の同僚や家族たちもいるかもしれない。吾川光江は、そのビデオを販売し私腹を肥やしていた。彼女らの怒るのも解るだろう。」
「そ・・・・そんな・・・・・本当なの？」
　光江は無言だった・・・
　剛士が、更に追説する。
「今日、君と、ここに居る常盤夏子という女性とで撮影予定があったろう。実は、そのビデオも、そこに居る男のサイトで販売するつもりだったんだ。」
「う・・・嘘・・・・嘘でしょ・・・・嘘って言ってよ・・・光江ぇぇっ！」
　光江は、典子から視線を外して呟いた。
「いま、私も撮られてるわ・・・・・これでおあいこでしょ・・・」
　ふてぶてしく、そう言い放つ光江・・・・
　典子は、ショックで腰を落としてしまう。

「・・・そ・・・そんな・・・・・・・み・・・光・・・江・・・」
「福田さん・・・・この女はそういう人間なのよ。」
　仲間の会員女性が、典子にそう呟いた。

　典子は、過去の光江との記憶がオーバーフローしていく・・・・
　背後から、そっと俊一の手が典子の肩に掛かった。
　振り向く典子・・・・
「・・・・・・俊一さん・・・・・・私・・・・」
「解ったろう。」
　小さく頷いた典子は、小声で囁いた。
「・・・・俊一さん・・・・・・帰りましょう。」

　光江は、典子の声を聞き狂ったように笑い出した。
　典子は、歯を食いしばりながら俊一に寄り添う。

「キャハハハッ・・典子っ、元々、俊一は私の男だったんだよ。」
　俊一は、驚きながら光江に振り返った。
「み・・光江・・・お前・・・・・」
「俊一はねぇ、私のオ○ンコ舐めながら、お前は最高だって叫んだのよ！」
　俊一は、肩を震わせながら光江を睨む。
「所詮、アンタは、私のお下がりなのよ・・・フフフッ・・・」
　光江に飛びかかろうとする俊一を典子は制止した。
「光江・・・・貴女・・・本当に悲しい人だわ。俊一さんが、私を思ってくれる愛は本物なのよ。」
　典子は、光江にそう言い放った。
「・・・・・・ゥッ・・・」

　会員の一人が典子に声を掛けた。
「福田さん、貴女の怒りは私達が晴らしておいてあげるわ。」
「そうよ。早く彼氏と帰りなさい。」
　典子は、女性らに静かに頭を下げてマンションを出て行った。
　皆が典子と俊一の後姿を見ながら、それぞれに思い耽った。

「さぁ・・・続けるわよ。私の怒りは、まだまだこんなものじゃないからね。」
　その女性の声に皆が再度光江を囲んでいく・・・・
「次は浣腸にしましょうよ。」
　光江は、顔を顰めながら暴れ出した。
「やめてぇぇぇぇぇぇぇーっ！」
　無造作に光江の菊門にグリセリンが注入されていった。
　下腹部は、妊婦のように膨らんでいる。
　すかさずディルドを差し込まれると光江は悶絶しはじめた・・・
「ウギィィィィィィィー・・・・・は・・・外してぇぇぇぇーっ・・・」
　光江の蜜壷には深々とバイブが挿し込まれた。
　乳首を刺激され、泣き叫ぶ光江の口に一人の女性が性器を押し当てていく。
　そして、洸物の表情で放尿を開始した・・・・・

　何度も放出を余儀なくされた池谷は、肉棒を怒張させながらカメラを回している。

（ふぅぅぅー・・・・女は怒らせるもんじゃねぇな・・・・）

　剛士は、夏子に断って部屋を出て行った。