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（１１０）
ホテルの一室でマリオンは、激しく剛士に口づけをしていた。
「ふぅぅー・・・おい、窒息するぜ。」
剛士は、マリオンを優しく突き放した。
週末ということもありホテルは満室で唯一開いている部屋がセカンドスィートだけだった。
「素敵な部屋ね・・・・私のために？」
「ここしか開いてないんだよ。」
そう言ってベッドに座る剛士・・・・
ベッド上の有線のスイッチを入れると軽快なミュージックが流れ始めた。
マリオンは、ジャケットを脱いでベッドに座る剛士に投げた。
音楽にあわせて笑顔で服を脱いでいくマリオン・・・・
ストリップを意識したセクシーな脱ぎ方だった。
鍛え上げた身体を徐々に露出していくマリオン・・・・
ブラジャーを外しガーターとストッキングだけになった。
ブラジャーを外し背中を見せるマリオン・・・
腰を剛士に向けて突き出すと、これ以上なくセクシーにヒップを振り挑発していく。
紫色のティーバックショーツをずらし円を描くようにヒップを振り続けるマリオン・・・・・
秘部に当たっていた布部分は、糸を引くほど濡れていた。
手を叩きながら口笛を吹く剛士・・・・
マリオンは、ダンスをやめガーターとショーツを外し剛士の正面に立った。
全裸になったマリオンは妖艶な瞳を剛士に投げかけていく。
身体には、剛士と全く同じ銃創が無数に刻まれている。
「！」
剛士は、マリオンの身体に刻まれた傷を目を細くしながら見つめた。
武力緊急捜索員としての活動中に受けたのであろう拷問と思える傷もあった。
右の乳房は、中央から斜めに深い切創痕がある。
引き締まった腹筋に隠されて筋断裂した痕もあった。
「・・・・マリオン・・・・場数を踏んできたようだな。」
「！・・・・・・」
マリオンは、ダンスをやめ剛士を見つめた。
「尋常ではなかっただろう・・・・」
剛士の言葉に笑顔が崩れ、薄っすらと涙を浮かべるマリオン・・・・
「いつも・・・・・いつも、貴方の幻影が私の身体の中に染み付いていたわ。辛くても、どんな拷問や強害に迫られても、貴方に会うまではと・・・・」
マリオンの瞳から零れた涙が頬の傷を伝って床に零れた。
剛士は、無造作に服を脱ぎ捨て真っ裸になった。
マリオンの下腹部に唇を這わし徐々に上部に移動していく。
首筋を伝い項を通したあと額を密着して視線を合わした。
「・・・・マリオン・・・さすが女豹・・・・・パンサリスだ。」
マリオンは、貪るように剛士にキスを浴びせていった。
そして舌を絡めた瞬間、パンサリスは、一匹の飢えた雌に変貌した。
☆☆☆☆☆
「ンッハァァァァァァァァァー・・・・・・」
マリオンの蜜壷に深々と剛士の杭が突き刺さった。
マリオンは、全身に鳥肌を立て激しい痙攣を起こす。
「・・・ツ・・・ツヨシィィィィィィィーッ・・・・・・・」
剛士の下腹部に小さな固体が当たる。
マリオンの女芯が、これ以上なく突起し刺激を与えていたのだ。
「アォォッ・・・・ウグゥ・・・・ウゥゥゥゥゥゥゥゥーッ・・・・」
剛士は、間髪を入れずマリオンを背後位にした。
髪をかき上げ剛士に振り向きながら唇を舌で舐め上げる。
「早く・・・早く、頂戴ぃぃぃぃ・・・・」
剛士は、苦笑いをしながら肉棒をマリオンの蜜壷に挿入した。
突き上げるたびに菊門が妖しく蠢く。
マリオンの菊門は、裂傷跡があった。拷問を受けた際に負った傷であろう。
剛士はマリオンの蜜を掬い、その菊門に塗りたて丁寧に摩擦していく。
「クフゥゥゥゥゥゥー・・・・・・」
「・・・・・ィ・・・・イキタイ・・・・・ツヨシィィィィ・・・」
剛士は、激しくマリオンを責めていった。
その激しさにマリオンの身体が徐々に前方へ移動していく。
「ンォォォァァァッァァァァァァー・・・・」
マリオンが額をベッドに押し付けた。
蜜壷を完全に剛士に預け、壊してと言わんばかりに力を抜いていく。
「・・・・・頂戴・・・・・ツヨシの・・・・ァゥ・・・・砲弾を・・・」
「・・・・・了解・・・・マリオン小隊長！」
マリオンの当時の職位を口走った剛士はマシンガンのごとく腰を動かした。。
「・・・・・ツ・・・ツヨシ・・・・イ・・・・ィ・・ィ・・・イクッ・・・ゥゥゥ・・・フオォォォォァァァァァァァァーッ！」
トリガーを絞った剛士は、強烈なキャノンボールをマリオンの蜜壷に見舞った。
獣のような呻き声を上げ崩れ落ちるマリオン・・・・
括れたウェストが左右に歪むと剛士の放った砲弾が蜜壷の奥から姿を現した。
（ふぅぅー・・・女獣を昇天させるのも苦労するぜ・・・・・・・）
剛士は、身動きしないマリオンをベッドおいたままシャワールームに消えた。
頭から熱いシャワーを浴び汗を流す剛士・・・・
マリオンが右京を追って壊滅行動に出ていることが頭を過ぎった。
（俺の楽しみを取るなよ・・・・マリオン・・・・）
剛士は、ドア越しにマリオンの気配を感じた。
「？・・・・・入って来い、マリオン・・・・」
マリオンが、紅潮した顔で中に入ってきた。
「どうした？」
「・・・・う・・・うぅん・・・別に・・・・」
「どうだった。・・・・初めて普通に男に抱かれた感想は？」
マリオンはドアを閉めて剛士の背中に身体を密着させてきた。
「今日だけ・・・・・今日だけでいい。後は元の私に戻るから・・・お願い・・・・・私を普通の女にさせておいて・・・ツヨシ・・・」
剛士は、口元だけで笑うとマリオンを振り向かせシャワーを頭から浴びせた。
「キャッ・・・・」
「クククッ・・・・・足腰立たなくしてやるぜ。」
マリオンは、これ以上ない力で剛士にしがみ付いた。
そして股間を剛士の太腿に擦りつけていく。
剛士は、マリオンの背後から背筋に沿って湯を当てていった。
性感帯なのか、今以上にマリオンの腕に力が入る。
（・・・ゥグッ・・・ぐ・・・・ぐるじぃ・・・・）
マリオンの強烈な締め付けで、剛士は息を吸う事が出来ない。
「マ、マリオ・・・ン・・・・力を抜け・・・・うぉ・・・」
「え？・・・・あぁ、ごめんなさい・・・・・」
大きく息を吐き出す剛士・・・・・
「くぁぁー・・・凄ぇ、パワーだな・・・」
「フフッ・・・・剛士を倒すときはエッチしてるときが最適ね。」
「チッ・・・・・・かもしれん・・・」
マリオンは、笑いながら剛士からシャワーノズルを奪い取るとソープを当てながら剛士の身体を洗い流していった。
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マリオンの執拗なアタックに応え、剛士は３度、マリオンを沈めた。
大の字になって蜜壷から分身を流すマリオン・・・・
剛士は、既に服を着替え煙草をふかしている。
「マリオン、俺の事務所に来るか？・・・・右京の話を聞きたい。」
「・・・・・このまま寝るわ・・・・・もう動けない。」
「ククッ・・・・戦闘訓練は耐えてもセックスは無理か・・・」
「明日、朝一番で行くわ。・・・・いい？」
「ああ、わかった。ＳＤＵの男に見つからないように来いよ。」
「ええ・・・・わかった。」
マリオンは、そう言って突起している女芯を指先で撫でた。
亀裂から蜜を零しながら余韻に浸っている。
（・・・・・フッ・・・・癖になるなよ。）
剛士は、そう言って部屋を出て行った・・・・・・・・・
− 翌日 −
「何よ、剛士っ。帰ってきて直ぐ寝ちゃってさ。」
部屋からアクビをしながら降りてきた剛士に沙良が拗ねた口調で言い放った。
「何、怒ってるんだ。・・・・留守中、羽が伸ばせたし満足だろ。」
「べ・・・別に羽なんか・・・・」
「そんな事より、ベランダに干してあるあの派手なパンツは何だ？」
「え・・・・あ、あれは・・・・」
「それも大量に・・・・・洗濯を溜めていたのか？」
「・・え・・・ええ・・・洗濯する暇がなくて・・・」
「目立つからしまえよ。・・・しかし、いつ穿いたんだ、何枚も。」
剛士の問いに焦りを隠せない沙良・・・・・
（ククッ・・・・・沙良の奴、また誰かと寝やがったな・・・）
剛士は、沙良の心底を探って意味ありげな笑みを見せた。
「何、笑ってるのよ？」
「いや、別に・・・・」
沙良の入れたコーヒーを啜りながら剛士は、溜まった新聞を読み始めた。
事務所のチャイムが鳴り、沙良が応対に出る。
「はぁーい・・・お待ちください。」
小走りに入口に向かいドアを開ける沙良・・・
「あ、貴女は・・・・・」
マリオンが、事務所を訪れてきた。
「先日はどうも。」
「こ、こんにちは・・・昨日の夜帰ってきました。・・・・あの・・・どうぞ。」
「ええ。ありがとう。」
沙良はマリオンを案内し応接室に入った。
「剛士、お客様よ。２日前にも尋ねていらしたの。」
振り向く剛士・・・・
「おう、来たか。」
「ツヨシ・・・・昨日は、どうも・・・」
「ああ、よく寝れたか。・・・・おう、沙良、紹介するから座れよ。」
「え？・・・ぁ・・・ええ・・・・」
沙良は、剛士とマリオンが、先日、既に会った事を理解した。
「沙良、彼女は、マリオン・コスナーといって、元ＳＡＳＲの隊員だなんだ。」
「マリオン・・・・ＳＡＳＲ・・・って？」
「オーストラリア陸軍特殊空挺部隊だ。」
「え・・・・？」
「前に話した事もあるが、今は、俺が所属するホーピングのメンバーだ。」
「・・・そ、そうだったの・・・」
「マリオン、こいつは、俺のアシスタントで清水沙良だ。元医師で向こうで知り合った。」
「へぇー、どおりで英語が上手いと思ったわ。・・・・素敵な女性ね。」
「剛士を追っかけて日本に来たんです。」
そう言い放つ沙良の照れた笑みに、マリオンは、二人の関係を即座に察した。
「フフッ・・・貴女も見る目があるわね。」
「ど、どうも・・・・でも、オーストラリアの軍隊にいたって・・・・」
沙良の言葉に剛士が説明を始める。
「オセアニア版のＳＡＳと言われてるんだが、オーストラリア陸軍特殊空挺部隊最後の最後尾のＲは、英国ＳＡＳとの区別をつけるためさ。選抜訓練や日ごろの訓練内容もイギリスＳＡＳとほとんど変わりなく、イギリスＳＡＳとも深いつながりがあって、アメリカのデルタやＳＥＡＬsなどの特殊部隊とも交流が盛んでな。合同訓練なども頻繁に行っているんだ。俺が隊に所属している頃、合同訓練の際に技術指導をした事があり、それ以来の付き合いだ。」
「ツヨシには、強い尊敬の念と憧れを持っていたの。私も、そうなりたくてね。」
「そうだったんですか。・・・・あ、ごめんなさい、今、コーヒー入れるわ。」
「ありがとう。・・・・」
沙良は、キッチンに向かおうと立ち上がった。
その時、事務所のチャイムが鳴った。
「あら、またお客さんだわ。剛士っ、出て。」
「ああ。・・・マリオン、キッチンで待ってろ。」
「ええ。」
剛士は、応接室を出て事務所のドアを開けた。
外には、スーツを端正に着こなした男が立っていた。
「突然、お邪魔しまして申し訳ありません。ミスター・イブですね。」
「はぁ、そうですが。貴方は。」
「ユン・ロンと申します。ちょっと、お話を伺いたくて。」
「ユン・ロン？・・・・・話？・・・・・」
剛士は、心当たりを探った。
名前からして、中国系である・・・・
直感的に右京に関係がありそうな予感がした。
剛士は、冷静を装ってユンを応接に招き入れた。
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