（４７）

　週末、仙次郎は、久しぶりに亜希子のマンションに来ていた。

「仙ちゃん、これ、どぉぅ？」

　亜希子が、赤いシースルーのボディーショーツを着て仙次郎の前に立った。

「ほぉー、凄いな‥‥‥‥」
「でしょ‥‥‥脱がなくても、ちゃんと、ここは開いてるのよ。」

　足を開いて股間部を見せ付ける亜希子‥‥‥‥

「ククッ‥‥‥早くやろうぜ‥‥‥」
「フフッ‥‥‥」

　亜希子は、ベッドに座る仙次郎を押し倒して覆い被さってきた。

　時間を掛けて、ディープを繰り返す二人‥‥‥‥

　仙次郎のフレンチだけで、早くも快感を露にする亜希子‥‥‥

「ンゥゥゥー‥‥‥ンァァァァァー‥‥‥」

　仙次郎の大腿を挟んでいる亜希子の股間からは、ねっとりとした熱い蜜が零れていた。

　亜希子は、女芯を仙次郎の大腿に擦りつけながら執拗にディープをせがんでくる。

「亜希子‥‥‥‥そろそろ、合体だ。」
「‥‥‥‥うん‥‥‥」

　亜希子は、起き上がって仙次郎に跨った。
　肉棒を掴み蜜壷に導いて行く亜希子‥‥‥

「ァァ‥‥‥‥ァァァ‥‥‥‥ウゥゥッ！」

　肉棒を完全に蜜壷に埋め込んだ亜希子は、仙次郎の胸に手をつき、上から仙次郎を見つめた。

「ァァァ‥‥‥仙ちゃん‥‥‥‥‥」
「突き上げろってか？」
「‥‥‥‥フフッ‥‥‥‥私に動かさせて‥‥‥」

　亜希子は、ゆっくりと前後にスライドし始めた。

「‥‥‥‥んーむ‥‥‥‥なかなか、いい。」

　亜希子は、肉棒を締め付けながら円を描くように肉棒を刺激していく。

「ぁぁぁ‥‥‥仙ちゃん‥‥‥気持ちいぃぃぃぃーっ‥‥‥」

　亜希子は、ずっと仙次郎を見つめたまま、妖艶な瞳を一層輝かせていた。

「ァァ‥‥‥アハァァァァァ‥‥‥‥‥‥せ、仙ちゃぁん‥‥‥‥‥」
「亜希子、今日は一段と感度がいいな。」
「アンゥゥ‥‥‥‥‥突き上げてぇ‥‥‥‥」

　仙次郎は、亜希子の要求に応えた。
　亜希子の腰を左右から抱え、肉棒を下から突き上げていく。

「グッフゥゥゥゥゥゥゥゥー‥‥‥ウァッァァァァァァー‥‥‥‥」

　絶叫する亜希子‥‥‥‥顎を突き上げ髪を振り乱している。
　強烈な快感が全身を襲い上半身を維持できなくなってきた。

　仙次郎は、挿入したまま、亜希子を押し倒して仰向けにさせると両足を肩に乗せ、上から覆い被さっていった。
　真っ二つに折れ曲がった亜希子の身体は、完全に固定されてしまった。
　蜜壷に強烈な杭が真上から打ち込まれるたびに亜希子の身体がベッドに埋まっていく。

「ンクゥゥゥゥゥ‥‥‥ウゥッ、ウゥッ、ウゥッ、ウックゥゥゥゥゥゥゥゥゥーッ！」

　亜希子は、仙次郎の首にしがみ付き呻き声にも似た声を張り上げていく。

「‥‥せ‥‥‥仙‥‥‥ァァ‥‥‥‥せ‥‥‥仙ちゃん‥‥‥ゥゥゥ‥‥‥」

　亜希子の顔が真っ赤に染まってきた。

　仙次郎は、足を肩から下ろし亜希子を四つん這いにさせた。
　亜希子は、恨めしそうに後ろを振り向いて仙次郎に言い放った。

「は、早くぅぅっ‥‥‥仙ちゃん、早く入れてぇぇぇぇぇぇーっ！」

　亜希子の蜜壷は、独立した生き物のように蠢いていた。
　仙次郎は、亜希子のヒップを上に押し上げるようにして肉棒を打ち込んでいく。

「ンアゥッ‥‥‥ゥゥ‥‥‥アァ‥‥イィィィィィィィィィィーッ！」

　仙次郎の動きに合わせて亜希子も自ら蜜壷を打ちつけていった。
　乾いた音が部屋に鳴り響いていく。

「グフゥゥゥゥー‥‥‥‥イ、イヤァァ‥‥イクゥ‥‥イッちゃぅぅぅぅぅーっ！」

　亜希子の全身が、激しく震え始めた。

「亜希子‥‥‥一緒にだ‥‥‥」

　仙次郎は、根本まで肉棒を埋め込むと、密着させたまま内部を掻き混ぜるように肉棒を暴れさせた。

「ウァァ‥‥、ダ、ダメェェ‥‥ァァ‥‥ゥゥ、イックゥゥゥゥゥゥーッ！」
「グッ！」

　仙次郎も亜希子と同時に果てた。
　熱い分身が亜希子の一番奥の壁に容赦なく当たっていく。

　亜希子は顔をベッドに押し付け、シーツを握り締めながら淫声を張り上げた。

「ングゥゥー‥‥‥ぁぁ、熱いぃ‥‥‥き、気持ちいぃぃ‥‥‥仙ちゃぁーん‥‥‥」
「亜希子‥‥‥‥‥‥最高だ‥‥」

　全てを出し切った仙次郎は、ゆっくりと肉棒を引き抜いた。
　亜希子が、グッタリとしながらベッドにひれ伏していく。

　亜希子の開いた亀裂がゆっくりと閉じていった。
　しかし、数秒後、その亀裂から仙次郎が放った分身が滲み出てくる。

「‥‥‥‥ァッァ‥‥‥‥‥‥ゥゥ‥‥‥‥」

（‥‥‥んぅーむ‥‥‥妙な興奮を覚えるな‥‥‥‥）

　仙次郎は、亜希子を仰向けにして優しく抱きしめた。
　亜希子の早い鼓動が、合わせた胸を通して伝わってくる。

「仙ちゃん‥‥‥‥凄かったゎ‥‥‥‥」
「満足したか？」
「うぅん。あと、２回はしてもらわないと。」
「‥‥‥‥‥‥マジかよ。」
「大マジよ。　フフッ‥‥‥」

　亜希子は、仙次郎の胸を指でなぞりながら妖艶な笑みを浮かべた。

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　亜希子の口元からは、淫らな吸引音が漏れていた。

　仙次郎の肉棒を丹念に舐め上げている最中だった。
　蜜壷には、ローターが挿入されており小さくモーター音が唸っている。

「‥‥‥ハァァァ‥‥‥ングゥゥッ‥‥‥ンムゥゥゥ‥‥‥‥ンハァァ‥‥」

　肉棒から口を離しては、喘ぎ声を上げ、そしてまた口に含んでいく。

「ジュプッ‥‥‥ングゥゥー‥‥‥‥‥ンフゥゥゥゥゥゥ‥‥‥‥」

　仙次郎は、股間に顔を埋める亜希子の背中に指を這わせた。

「‥‥ンクゥゥゥゥゥゥ‥‥‥‥ハァゥゥゥー‥‥‥‥」

　亜希子を仰向けにする仙次郎‥‥‥‥
　顔の前に、再度、肉棒を突きつけた。
　貪りつくように舌を伸ばし肉棒に絡み付けていく。

　仙次郎は、乳首をつまみながら、女芯を指腹で転がした。

「アヒィィー‥‥‥‥フゥゥゥ‥‥‥せ、‥‥‥仙ちゃぁぁん‥‥‥‥ァァァ‥‥‥」

　亜希子の下半身が、痙攣している。
　既に３回も昇天しているにもかかわらず貧欲さをを失っていない亜希子‥‥‥
　仙次郎は、４回目をバイブでいかせようと考えた。
　ローターを蜜壷から引き抜く仙次郎‥‥‥‥

「イ‥‥イヤァァァー‥‥‥‥仙ちゃん、抜かないでぇぇぇぇー‥‥‥」
「亜希子‥‥‥次は、バイブでいかせてやるぜ。」
「‥‥‥‥‥ぁぁぁ‥‥‥」

　仙次郎は、パール入りのバイブを手にとると、亜希子の蜜壷から零れる蜜を掬い先の部分を湿らせていった。

「ァァァァ‥‥‥‥ゥゥァァァ‥‥‥」

　十分湿らせたバイブをゆっくりと挿入させて行く仙次郎‥‥‥

「クフゥゥゥゥゥゥゥゥー‥‥‥‥‥」

　二股に分かれた枝部分を亜希子の女芯を捲って挿し込んだ。

「‥‥‥‥ァァ‥‥‥ァァァァァ‥‥‥‥‥ァァ‥‥‥‥」

　仙次郎は、亜希子の乳首をつまみながらバイブのスイッチを押した。

「ンッ、アァァァァァァァァァァァーッ！‥‥‥‥‥ヒィィィィィー‥‥‥」

　亀頭部分が回転し、小枝の振動が女芯を激しく擦りつけていく。

「‥‥イ‥‥ィィ‥‥‥ウァァァ‥‥‥‥イ、イヤァァ‥‥‥ァァ‥‥‥」

　手足をバタつかせて悶えまくる亜希子‥‥‥

「せ、仙ちゃん‥‥‥‥‥き、‥‥‥ァァ‥‥‥気持ち‥‥‥イ‥‥イィィ‥‥‥‥」

　亜希子は、仰け反りながら下腹部を波打たせた。

「ァァァッ‥‥‥ハァ‥‥ハァ‥‥‥ハァ‥‥‥‥アゥゥゥ‥‥‥クゥゥゥー‥‥」

　仙次郎の持つバイブに手を当てて外そうとする亜希子‥‥‥‥

「だ‥‥‥駄目‥‥‥‥く、狂いそぉぉ‥‥‥」

　しかし、仙次郎は、バイブを固定させて亜希子を責め続けた。

「ァ‥ァ‥‥ア‥‥‥アア‥‥‥‥アアアァァァー‥‥‥‥」

　亜希子の全身に鳥肌が立ち始めた。

（‥‥‥‥‥ん？‥‥‥‥‥そろそろか‥‥‥）

　亜希子が目をきつく瞑り、暫し無言になったかと思うと両足を目一杯伸ばし硬直した。

「フングゥゥ‥‥‥ウアァァァァァァァァァァァァァァーッ！」

　亜希子は、大絶叫と共に、大きく３回ほど潮を噴き上げた。
　目を大きく開き、股間を押さえながら左右に数回、寝返るように転がっていく。

「‥‥‥フゥゥ‥‥‥イィ‥‥イヤァァァァー‥‥‥‥ッ‥‥ゥゥ‥‥」

　亜希子は、大きく息を吐くと静かに目を瞑り全身の力を抜いていった。

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　仙次郎は、ベッドの上で亜希子を背後から抱きながらジャズに耳を傾けていた。

「仙ちゃん‥‥‥また来てね。」
「ああ‥‥‥‥しかし、今度は、いつ暇になるんだ。」
「んー‥‥‥‥今度は、明後日から、研修会議で１ヶ月もアメリカに行くのよ。」
「１ヶ月もか？」
「うん。講師やるんだけど、相手は向こうの学生なの。」
「ほぉー‥‥‥大変そうだな。」
「帰って来たら、直ぐに連絡する。‥‥‥また迎えに来てくれる？」
「ああ、そのかわり、人前で下着脱いで迫るなよ。」
「お馬鹿っ‥‥いくらなんでも、そこまでしないわよ。」
「今日の亜希子の乱れっぷりからするとやりかねんぞ。」

　後から手を回している仙次郎の腕を噛む亜希子‥‥‥‥

「痛ででっ‥‥‥」
「もぅっ‥‥‥仙ちゃんだから乱れるのよっ！」
「わかった、わかった‥‥‥‥さて、シャワー浴びるぜ。」
「フフッ‥‥‥私が洗ってあげる。」
「じゃ、俺が抱いていってやる。」

　仙次郎は、亜希子を軽々と担ぎ上げてベッドを降りた。

　亜希子は、仙次郎の首に手を回しキスをせがんだ。

「仙ちゃん、キスして‥‥‥‥」

　仙次郎は、優しく微笑みながら亜希子と唇を重ねていった。

　二人を包むように部屋にはジャズが流れていた。

　Ｅｍｂｒａｃｅａｂｌｅ Ｙｏｕ　だ。

　二人は、無言で耳を傾けた。
　

　Embrace me, my sweet embraceable you

　Embrace me, your my irreplaceable you

　Just one look at you my heart grew tipsy in me

　You and you alone can bring out the gypsy in me.

　I love all the many charms about you

　Above all I want my arms about you

　Don't be a naughty baby

　Come to papa do

　My sweet embraceable you.

　Words by Ira Gershwin

　Music by George Gershwin

　Translated by Yoshiya Ono

　まさに、今、まさに亜希子が想い募っているような歌だった‥‥‥‥‥