（８０）

「ウクゥゥゥゥゥー‥‥‥‥‥アァァ‥‥‥イィィィィー‥‥‥」

　樹里が、仙次郎の肉棒を締め付けながら腰を動かしていた。

「樹里ちゃん、もう勘弁してくれよ。」

　仙次郎が下から樹里を見上げながら呟いた。

「駄目っ。もうじき、イキそうなの‥‥‥ァァ‥‥‥」

　仙次郎に縛られた鉄砲縛りの状態でそう呟く樹里‥‥‥‥

（しかし、そんな格好でよく動けるもんだな‥‥‥‥）

　仙次郎は、早く樹里にトドメをさす事にした。
　騎乗位で腰をくねらせる樹里を制止し軽々と抱き上げる仙次郎‥‥‥‥

「アン‥‥‥仙次郎さん‥‥‥」

　仙次郎は、鉄砲縛りの腕をフックにかけ足を浮かせた。

「ヒィィィィィィー‥‥‥‥‥」

　片足に縄を通し、高く持ち上げるとそのまま固定した。
　露になった蜜壷に、いきり立った肉棒を容赦なく打ち込んでいく。

「ンアァァァァァァァァァァァァー‥‥イィィィーッ！」

　仙次郎は、樹里のヒップを掴み激しく出し入れを開始した。

「ウグゥッ‥‥アウッ、アウッ、アウッ、ウアァァァァァァァァー‥‥」

　もう片方の手は、乳房を鷲掴みにし強く握り締めた。

「ハウゥゥゥー‥‥‥イヤァァァァァァー‥‥‥イィィィィーッ！」

（‥‥‥‥そろそろか‥‥‥）

　仙次郎は、ピッチを上げていった。
　樹里の絶叫は、止まる事はなかった。
　蜜壷から流れ出す愛液は、既に畳まで零れている。

「ゥゥッ‥‥ぁぁ‥‥‥だ‥‥‥駄目‥‥‥‥も‥‥‥もう‥‥‥‥」

　樹里の上半身が仰け反った。背中の牡丹が鮮やかに染まっていく‥‥‥
　仙次郎は、ほくそ笑みながら樹里の最も深い位置を突き上げた。

「ウングゥ‥‥‥ァァ‥‥‥ィ‥‥ィ‥‥イックゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥーッ！」

　ピクピクと全身を痙攣させながら樹里は昇天した。
　牡丹が真っ赤に染まり、乳首は、鉄のように固くなっている。
　蜜壷は、まるで別の生き物のように蠢いていた。
　仙次郎の放った分身を残らず吸い取っていくようだ。

「‥‥‥‥‥樹里ちゃん‥‥‥ナイスだぜ‥‥‥」

　荒い息を吐きながらニッコリと笑みを浮かべる樹里‥‥‥‥
　仙次郎は、肉棒を引き抜くと、樹里を降ろし畳の上に横たわらせた。

「フゥゥー‥‥‥‥疲れた。」
「‥‥‥やっぱり‥‥‥仙次郎さん素敵‥‥‥‥最高よ‥‥‥」

（‥‥‥‥別に俺じゃなくても、いいような気がせんでもないがな‥‥‥）

　仙次郎は、冷蔵庫から缶ビールを出して栓を開けた。
　美味そうに一気に喉に流し込んでいく。

　樹里が、起き上がって仙次郎から缶ビールを取り上げた。

「ん！」

　残りを開けていく樹里‥‥‥

「あぁー‥‥‥美味しいーっ。」
「フッ‥‥‥覚醒が早いな。」
「まあね。次があるし。」
「エェェェーッ‥‥‥‥‥‥」
「当然でしょ、仙次郎さん。たまにしか来ないんだから‥‥‥」

（俺を殺す気かよ‥‥‥‥‥）

　仙次郎は、ガックリと肩を落としながら煙草に火をつけた。

「そういえば、仙次郎さん。最近、西条さんが、たまにお店に顔出してるわよ。」
「洋平が？‥‥‥‥‥飢えてるんかな？」
「そんな様子じゃないんだけど‥‥‥‥‥私が、声掛けようとすると、口に指当てて、敬遠するの。誰かを見張ってるような感じに見えたわ。」
「ほぉー‥‥‥また、誰かを探ってるのかな？」
「チラっと見たんだけど、結構、貫禄ある人だったわ。一緒に居た女性は奥さんじゃないようだったけど。」
「ふぅーん‥‥‥‥」
「ね、それより仙次郎さん、今度は、完全固定で‥‥‥」
「え‥‥‥‥な‥‥‥‥まだ、たたないって。」
「じゃ、私がしてあげる。」

　樹里は、仙次郎の肉棒に貪りついてきた。

「ちょ‥‥‥樹里ちゃん‥‥‥おいって‥‥‥」

　樹里は、仙次郎の声を無視して、舌を絡ませていった。

（‥‥‥‥ぅ‥‥‥‥上手い‥‥‥‥‥）

　仙次郎は、樹里の舌技に感嘆する仙次郎‥‥‥‥
　後頭部を痺れさせながら２ラウンド目を覚悟していった。

☆☆☆☆☆

　翌日、正午に近くなって仙次郎は執務室から起きてきた。

「あ、先生、お目覚めですか？」
「ああ、よく寝たよ。」
「コーヒーでも入れましょうか？」
「ああ、頼む。」

　昨日、樹里との一戦で、仙次郎は睡眠不足だった。
　出社し、いきなり執務室に入って睡眠をとっていたのだ。

（ふぅー‥‥‥しかし、今日は暇だな。）

　睡眠をとったためか、妙に頭がスッキリしている。

「はい、先生。」
「おう、サンキュー。」

　佳代は、テーブルにコーヒーを置くと仙次郎の前に座った。

「暇ですね、先生‥‥‥‥」
「そうだな。」

　コーヒーを啜る仙次郎‥‥‥‥
　佳代は、何やら本を読んでいる。

「何を読んでるんだ？」
「え？‥‥‥ああ、小説です。」
「ふぅーん‥‥‥小説ね‥‥‥‥」

　佳代はリラックスしながらソファにもたれている。
　足を組む際に、スカートの中のショーツがチラッと覗いた。

「おっ、今日の下着はグリーンか？」

　仙次郎の言葉に佳代が頬を染める。

「もぉぅ‥‥‥どこ見てるんですか、先生ったら。」
「君の股間を‥‥‥ククッ‥‥‥」

　珍しく仙次郎からチョッカイを掛けてきた事で佳代も気を抜き始めた。
　組んでいた足を下ろし、両足を開いて見せ始める。

「フフッ‥‥‥‥ほらっ。」
「お、刺繍が可愛いな。」
「でしょ。このショーツ気にいってるんです。Ｔバックなんですよ。」
「へぇぇー‥‥‥」

　仙次郎の頭に悪戯心が湧いてきた。

「どれ、佳代君、ちょっとずらしてみろよ。」
「えぇぇー、なに言ってるんですかぁ、先生ったら‥‥‥」
「いや、綺麗に処理してるかなと思ってさ。」
「してますよぉ。ほらっ。」

　そう言って、ショーツを横にずらす佳代‥‥‥
　蜜壷周りは、綺麗に剃り上げられ亀裂が真っ直ぐに走っていた。

「おぉー、ナイスっ！‥‥‥濡れてるかぁーい。」

　仙次郎の大袈裟な言葉に、佳代は、勘違いに気を良くしていく。
　さらに指で亀裂を広げて仙次郎に見せ付けた。

「先生、見てぇぇー！」
「おぉぉーっ‥‥‥いいぞ、ストリップショーを見てるみたいだ。」
「フフッ、見せちゃおうっかな‥‥‥」

　佳代は、立ち上がるとスカートを捲ってヒップを仙次郎のほうに向けた。
　セクシーに腰を振りながら仙次郎を挑発していく。

「ウフフッ‥‥‥先生、私のお尻を見てやりたくなってきたでしょう‥‥‥‥」
「んー‥‥‥もうちょっと、その気になるように振ってくれないかな。」

　佳代は、シメシメと思いながらヒップを思いっきり突き出した。
　Ｔバックショーツをヒップの割れ目に食い込ませながら、佳代は、円を描くように腰を動かし始めた。

「よっ、佳代君っ、日本一っ！」

　佳代は、照れながらもショーツをゆっくりと降ろし始めた。
　蜜壷と菊門が露になり微かに亀裂から透明な液体が顔を出している。

「先生ぇぇ‥‥‥入れてくれますぅ？‥‥‥」

　仙次郎も、ここまで佳代にさせておいて無視するわけにはいかなくなってきた。

「よぉーし‥‥‥久しぶりにオフィスファックを‥‥‥‥ククッ‥‥」

　立ち上がって佳代に近づこうとした時だった。
　ドアがノックされ仙次郎を呼ぶ声がした。

「仙次郎、俺だ。入るぞっ！」
「やべっ‥‥‥洋平だ。佳代君っ‥‥‥」

　佳代は、ショーツを上げる暇もなく、急いでスカートを下げた。
　ほぼ同時にドアが開き洋平が中に入ってきた。

「ん？‥‥‥‥どうした。何で、二人とも立ってるんだ。」
「‥‥い、いや‥‥‥ちょっと‥‥‥あ、そうそう昼飯を食いにいこうと思って。」
「なに？‥‥‥まだ、３０分以上あるぞ。」
「え‥‥‥あれ‥‥‥あ、そうだな‥‥‥見間違えたか。」
「おかしな奴だな。‥‥‥ところで、ちょっと話があるんだが聞いてくれ。」
「あ、ああ‥‥‥‥‥まあ、座れ。」

　仙次郎は、ソファに座って話を聞く事にした。

「ん？川島君‥‥何立ってるんだ？‥‥‥コーヒーでも出してくれよ。」
「は‥‥‥はい。‥‥‥‥‥‥‥‥解りました。」

　佳代は、やむなくすり足で歩き始めた。
　ショーツを完全に穿いていないので歩きづらいのだ。

「どうしたんだい川島君‥‥‥足でも痛いのかい？」
「ぁ‥‥‥あの‥‥‥いえ‥‥‥ちょっと‥‥‥」

　仙次郎が、気を使って洋平に喋りかけた。

「ぉ、おい、洋平っ、ところで話ってなんだ。」

　仙次郎の問いに洋平が思い出したように振り返った。

「あ、そうだった‥‥‥実はな‥‥‥」

　話を始めた隙に佳代は急いで執務室に入っていった。
　ショーツを穿き直し身なりを整えていく。

（あぁぁー‥‥‥やばかったゎ‥‥‥‥）

　佳代は、ホッと胸を撫で下ろしながらコーヒーを入れ始めた。

（８１）

　佳代は、仙次郎と洋平の前にコーヒーを運び席を離れた。
　仙次郎に対し、洋平が深刻そうな顔で仙次郎に話をしている。

「ほぉー‥‥‥‥しかし、何でそんなことが分かったんだ。」
「タレ込みだ。ま、内部告発だな。」
「そうか。」

　洋平の相談は、榊原グループの常務、徳田正次の事だった。

　徳田は、主に製造、管理部門を担当する常務で、当グループの製造部門では著しい躍進を遂げてきた。
　その敏腕が評価され２年前に常務に昇進した男だった。
　製造部門のたたき上げであり、徹底した指導と厳しい部下指導で、現在でも、現場に顔を出す精力的な幹部でもある。
　当然、実績は抜群で評価も高く、そのカリスマ性と強気の性格から部下からも尊敬の念を込め、恐れられている存在だった。
　その徳田が、部下の女房を寝取っていると、他部門の社員から公室に告発があったのだ。

「とにかく、徳田常務は次期専務候補の呼び声が高い。来年は、専務枠が一人増えるからな。今、水面下では、常務の筆頭連中が、来年の人事に向けて色々と動いている。徳田常務のライバルは、営業部門を担当する原田常務なんだが、実質、この二人が、次期専務争いをしているんだ。」
「つまり、原田常務を支持する部下からのタレ込みなのか。」
「恐らくな。」
「で、部下の女房というのは？」
「タレ込みの内容では、寝取ったというより昇格したい社員が、徳田常務に媚を売っているような内容なんだ。俺も、ずっと調べてきたんだがな。」
「媚を売ってる？」
「つまり、来期の役員人事の前に１０月の一般人事考査がある。昇格を狙っている製造部の部下の一人が、自分の女房を徳田常務に抱かせているという告発なんだ。それを確かめるために、数週間掛けて調査をしてきたんだが、どうも妙なんだ。」
「妙とは？」
「んむ。その部下は、製造部、顧客相談室次長の成田弘治という男なんだが、徳田常務の担当する製造部に属しているんだ。つまり成田の女房が徳田常務と関係しているわけなんだが、成田が常務に女房を貸しているという風には雰囲気的に見えなくてな。何度か尾行したんだが、女房の方が積極的なんだ。」
「どういう事なんだ？」
「ある店で、二人の会話を聞いたんだが、旦那を昇格させるために女房の方が、進んで常務と会っているというような感じに思えた。当然、成田は、女房が常務と会っている事など知りもしないがな。」
「なに？　知らないのか。」
「ああ。だから不思議なんだ。さらにおかしな事を言ってるんだが、つまり、成田の不正は、自分が隠すから安心しろというような事を。」
「不正？‥‥‥何かしたのか？」
「いや、だからこれも罠なんだ。社の金を使い込んだとか言っていたが、全く、成田は、そんなことをしていない。今、それを調べているが、金の不正使用は、事実のようだから誰かが工作したと思うんだがな。」
「そうか。‥‥‥‥‥‥ところで、その店って、奈落だろう。」
「‥‥‥な、なんで知ってるんだ。」
「昨日、樹里ちゃんから聞いたんだ。最近、お前が、店によく来てるって。」
「そうか‥‥‥‥いや、徳田常務は、昔からＳＭが好きらしんだ。奈落は、常連のようだ。成田の女房と同伴でよく店に来ている。」
「ほぉー‥‥‥その、奥さんも？」
「いや、そうは見えんが、まあ、成田の出世と不正隠しに必死なんだろうな。」
「まあ、いいさ。それで？」
「んむ。肝心の成田なんだが、徳田常務に昇格を約束されてるらしい。」
「ほぉう。」
「ところが、成田は、自ら昇格を望んでいないらしいんだ。おかしいだろう。」
「そうだな‥‥‥」
「で、念のために大隈に、タレ込んだ奴を絞って調べさせたんだ。」
「ふむ‥‥‥そうしたら？」
「成田と同じ、製造部の開発室次長で間坂という奴が居るんだが、こいつが、何らかの形でライバルの原田常務とつるんでいるんだ。」
「フッ‥‥‥なるほどねぇ‥‥‥同僚を蹴落とそうとしているわけか。」
「ああ。つまり、俺の想像する図式はこうだ。徳田と原田、両常務はライバルで次期、専務候補だ。そして、１０月の人事考査で、製造部の次長４人の中から、部長昇格に選出される者は、一名と指定されている。ところが、その間坂が権力ある徳田常務に、人の女房とは言え昇格を約束させるような手段を取るか？」
「ふむ‥‥‥その辺がおかしいな。」
「つまり、間坂の考えは、徳田常務をスキャンダルで失脚させ、自分が協力している原田常務の専務昇格に照準を合わせて、自分自身も部長職に上がるという構図を描いているんじゃないかと思うんだ。つまり、間坂は、成田に入れ知恵をせずに直接、成田の女房を嗾けた方が、成功率は高くなる。徳田常務の失脚に成功すれば原田は、間坂を部長に昇格させると約束してると想像できるからな。不正を成田に押し付ける。成田は解雇されるから証拠隠滅にもなる。つじつまが合うだろう？」
「確かにな‥‥‥‥でも、成田の女房も間坂に言われて不信を抱かなかったのかな。」
「いや、そこは策略だろう。間坂も、直接とはいっても本人が成田の女房に接触したとは、普通考えられない。」
「そうだろうな。」
「誰かを利用して、成田の女房を説得したんじゃないかと思うんだが。」
「しかし、徳田常務も、よく部下の女房を抱く気になったな。」
「それもそうなんだが、間坂としては、そもそも、成田を使う必要もないし蹴落とす必要もない。間坂自信は、成田をライバルとは思っていないからな。ところが、あえて成田を使ったのには、理由があるんだ。それが女房の存在さ。」
「間坂が、何らかの情報でも手に入れたのか。」
「そうなんだ。成田の女房は３９歳になる。まあ、いい歳だ。ところが、凄く美人でな。徳田常務は、何かの折に成田の女房を抱いてみたいと漏らしていたそうだ。それが、間坂若しくは、原田常務の耳に入ってるのは間違いないと思う。」
「なるほど。そういう事なら考えられん事もないか‥‥‥‥」
「どう思う、仙次郎？」
「俺個人としては、成田が気になるがな。‥‥‥‥知ってるのかな？」
「知ってるわけないだろう。すごい愛妻家なんだから。」
「そうか‥‥‥で、どういう男なんだ？」
「まあ、俺が思うには、まだ部長職を務めるほどの器ではないんだがな。とにかく、成田は、臆病な所があるんだ。自分に自信がないというか、お人よしというか、反面、生真面目なんだが、自尊心がないというか。」
「フハハ‥‥‥人に流されやすいタイプだな。」
「そうなんだ。俺から見ても病的な所がある。女房も、そういう成田の性格を煮やしてるかもしれんな。まあ、もう少し調べてみるつもりだが。とにかく、成田自身に罪はない。今の部署でも十分に力を発揮してるし、俺自身は、成田を助けてやりたいんだ。仙次郎、協力してくれるか。」
「‥‥‥‥まあ、お前の頼みだ。協力はするが‥‥‥で‥‥‥何を？」
「まず成田を救ってやってくれ。」
「成田を？」
「実をいうと成田は、俺の同期なんだ。今は、そんな性格だが、昔はこんな風じゃなかった。自信に満ち溢れて、精力的に仕事をこなしてきたんだ。懸命にやっている奴が馬鹿をみる会社にしたくない。元の性格に戻るよう相談に乗ってやってくれ。」
「ふぅぅー‥‥‥‥わかったぜ。‥‥‥色々と話を聞いてみよう。」
「すまん。俺は、徳田常務と間坂の作戦を阻止する。まあ、徳田常務もやりすぎと思っているが、いずれにせよ、社長から直々に何とかしろと言われてるんでな。」
「榊原さんも、胃が痛いだろうなぁ‥‥‥‥‥クッ、クッ、クッ‥‥‥」
「社長を務める人間の宿命だ。しょうがないぜ。」
「で、いま、徳田常務は？」
「成田の女房と会っている。大隈が、張っているがな。」
「ふぅーん‥‥‥‥急がないと、お前の同期の成田って男も可哀想な事になるぜ。」
「ああ、分かってる。奴等夫婦は、本当に仲がいいんだ。奥さんも成田を思っての行為である事は容易に想像がつく。」
「‥‥‥‥‥落とすは、間坂だぞ、洋平‥‥‥‥‥」
「んむ。」

　仙次郎は、なるべく早く全貌を解き、成田を救うとともに間坂の策略を壊滅するよう洋平に具申した。

☆☆☆☆☆

「真弓さん‥‥‥君の身体は本当に素晴らしいよ‥‥‥‥」

　徳田は、成田弘治の女房、真弓とホテルの一室で戯れていた。

「常務さんも素敵ですわ。‥‥‥‥‥ァァァ‥‥」

　徳田は、仰向けに寝る真弓の両足を開き蜜壷に舌を這わせていた。
　真弓は、徳田の薄くなった頭を撫でながら腰を突き上げている。

　徳田は、真弓の蜜壷の陰唇を開いては中を覗き込んだり女芯を舌先で突付いては、溢れ出る蜜を啜っていた。

「ァゥゥゥゥゥ‥‥‥‥ンァァァァァー‥‥‥‥」
「真弓さん‥‥‥ワシのも頼む。」

　徳田は、起き上がって胡座をかいた。
　真弓は、徳田の股間に顔を移動すると黒ずんだ肉棒に舌を這わせていった。

「うぉぉ‥‥‥真弓さん‥‥‥‥最高じゃ‥‥‥」
「ンゥゥゥゥ‥‥‥‥ンムゥゥゥ‥‥‥」

　真弓は徳田の肉棒を咥えると手で上下に擦りながら吸引を開始した。

「うぐぅぅ‥‥‥‥た、たまらん‥‥‥‥」

　徳田は、真弓の乳房を鷲掴みし背中へ指を滑らせていった。

「フゥッゥゥゥゥーン‥‥‥‥‥」

　鼻声を上げて腰をくねらす真弓‥‥‥‥
　しかし、妙に芝居掛かった声だ。
　徳田は、そんなことに気づかず興奮を隠しきれずにいた。
　直ぐに結合したい衝動に掻きたてられていく。

「だ、駄目だ。真弓さん‥‥‥‥‥抱かせてくれっ。」

　徳田はそう言うと真弓を起こし覆い被さっていった。

「ァァァ‥‥‥来てぇ‥‥‥早くぅぅぅー‥‥‥」

　真弓は、徳田の腰に足を巻きつけると、怒張した肉棒を握り自ら蜜壷に導いていった。

「ゥゥァァァ‥‥‥来てぇ‥‥‥入れてぇぇぇぇー‥‥‥」

　徳田は、濡れそぼった蜜壷に肉棒を挿入した。

「ウンァァァァァァァァー‥‥‥‥‥イィィィー‥‥‥」

　真弓は、徳田の首にしがみ付いて淫声をあげていく‥‥‥‥‥

「ぐふぅぅ‥‥‥よぅ，濡れておる‥‥‥‥やはり熟れた女はいい‥‥‥‥」
「ァァ‥‥‥常務さぁん‥‥‥‥」
「真弓さん‥‥‥いつものように締めてくれぃ‥‥」

　真弓は、徳田の要求に応えた。
　下腹部に力を入れ蜜壷を巧みに締めていく‥‥‥‥

「ゥゥゥ‥‥‥ンゥゥゥゥ‥‥ンッ、ンッ‥‥‥」
「おぉぉっ、こ、これだっ‥‥‥た、堪らん‥‥‥」

　真弓は、名器の持ち主だったのだ。
　俗に言う、イソギンチャクであり、肉棒を包む肉襞が巧みに絡まっていくのだ。
　更に、あたご山と言い恥丘が異常に突起しており男性の下腹部を絶妙に刺激していく。

「んぉぉぉぉぉぉー‥‥‥‥最高だぁぁっ‥‥‥」

　徳田は、一気に頂点に達した。
　挿入し、まだ間もない程度で爆発を余儀なくされた。

「ぐはぁっ‥‥‥」

　徳田は、あっという間に真弓の蜜壷の中で分身を発射させた。

「ァァァァ‥‥‥熱いぃ‥‥‥熱いゎぁぁ‥‥‥」

　真弓は、そう呟きながら徳田の肉棒を締め付け分身を搾り取っていった。

「ま、真弓さん‥‥‥‥わ、わしは‥‥‥君を離したくない‥‥‥‥‥」

　うわ言のように呟く徳田の頭部を優しく撫でる真弓‥‥‥‥‥

「‥‥‥‥常務さん‥‥‥‥くれぐれも主人の事を‥‥‥‥」
「‥‥ふぅ‥‥‥分かっておる。任せておきなさい。わしが１０月の人事考査で専務に内定すれば、部課長級の人事考査は、全てわしが推薦できるんだから。」
「私、常務さんのご要望ならば、何でもします。ですから‥‥‥主人には内緒に。」
「真弓さん、心配しなさんな。わしが専務になるのは確実だよ。なんせ、実績が違うからね。‥‥‥‥しかし、君の身体は最高だ。今まで、こんな女性を抱いた事がない。失礼だが成田君にはもったいないよ。‥‥わしは今、最高に幸せだ。勿論、成田君のためにも君と関係している事は言わないさ。」
「常務さん‥‥‥‥‥」

　徳田に身体を寄せていく真弓‥‥‥‥

「しかし、成田君のためとは言え、君の身体を張った行為には敬服するよ。」
「‥‥‥‥‥‥」
「しかし、わしは前から、あんたを抱きたいと思っていたんだ。顔立ちといい、腰周りの肉付きといい、全てがわしの好みだ。」
「常務さん‥‥‥‥」
「君のご主人の事は、任せておきなさい。」
「‥‥‥‥どうか、お願いします。」

　真弓は、萎えた徳田の肉棒を口に咥えると派手な音を立てて舌を絡めていった。

「ォォ‥‥‥真弓さん‥‥‥うぐぅぅ‥‥後から、もう１回いいかね。」
「ングッ‥‥‥勿論ですゎ‥‥‥」

　真弓は、そう言って再び肉棒を咥えていく。

　目に溜まった真弓の涙が静かに頬を伝っていく。
　しかし、徳田は、そんな真弓の気持ちなど知る由もなかった‥‥‥‥