序章

　吉田明美はこの春高校を卒業し地元の会社に就職した。
　社員３０人程の会社で、活気があり、嫌なタイプの上司はいないみたい。
　覚えることは多いけど、毎日楽しく仕事をしていた。
　高校では３年間ソフトボール部で青春を過ごした。部活に明け暮れたいたけれど、それなりに恋愛しバージンも高２の時に卒業している。
　青い好奇心だけでしたセックスで、相手は１年先輩のサッカー部。
　先輩は毎回射精する時、口内射精で必ず飲ませた。
　最初のうちは不味いの一言。でもだんだん慣れてくると、射精寸前になると舌を出し口も大きく開け先輩の熱い精液を一滴残らず受け入れていた。
　でも明美は毎回「イク」なんて経験したことはなかった。
　初体験の先輩が卒業したらセックスはなくなった。
　セックスよりも自慰で「イク」ことを覚えた。
　それと先輩から教わりセックスの度に言わされた、「お○こ感じる」「お○こにチンポ入れて」などの淫語。今では淫語を口にしながら自慰にふけるし「お○こ感じる。お○こして〜」「チンポ咥えたい」と内容がエスカレートしてきた。
　また会社でセクハラを受けていたり、暗い夜道で痴漢にあっていたりしているなんて妄想しながら「イク」。
　「私て淫乱？」て思わせることがこれから次々に起こる。そう「お○こが熱い。お○こ汁があふれてくる」ことが・・・

第１章　終わらない自慰の果て

（１）
　
　入社して半年。だいぶ仕事にも慣れてきた。
　２階の事務所でお客さんからの注文を聞き、１階の倉庫に在庫を見に行く。毎日何回往復しているだろう。ソフトボール部で鍛えた体力に感謝している。それでも部屋に帰ってくるとくたくた。
　会社から家は近いけれど、両親に無理を言って、姉と二人で暮らす事と家賃を半分出す事を条件にちょうどどちらかも１０分程離れたところにマンションを借りた。姉は彼氏のアパートに半同棲しているのでほとんどこのマンションにはいない。もちろん両親には内緒だけれども。
　今夜も、やっと落ち着いて付けっぱなしのテレビでも見ようと座ったら、ビデオのスイッチも入ったままだった。
（何が入ってんだっけ）
　と思い、テレビを切り替えたら、いきなりフェラチオシーンが目に飛び込んできた。
（姉貴だわ！こんなの見て彼氏とやってんだか。）
　ＯＬが、事務所の中だろうか、男の前に膝まつき涎をたらしながらトロンとした目つきで股間の物を咥えている。よく見ると、ＯＬは咥えながら自分のアソコをいじってる。
（だからトロンとした目つきだったんだ）
　明美は高校ん時の先輩の事を思い出した。
（今から思えば、先輩はこんなビデオを見て私に同じ事をさせていたんだ。）
　いやらしい場面といやらしい言葉が甦る。
（明美、チンポ咥えてくれ）
　先輩の前に膝まつき、学生ズボンのジッパーを下ろしトランクスの上からチンポを擦る。最初のうちは少しむせた何とも言えない臭いが嫌だったけど、慣れてくると臭いを嗅いだだけで明美のお○こは熱くなり、今ではこの臭いが嗅げると思っただけでお○こ汁が出てくるのが分かる。
（明美どうしたいんや？）
「チンポお口に欲しい。自分でお○こ触りながらチンポ咥えたい」
（明美だんだんすけべになってきたなぁ）
（先輩が言わせてんじゃない！）でも彼の言う事は間違ってはいない。
（私のお○こ濡れてきてる。いやらしい事させられて、いやらしい事言わされて。もっとして〜）
（明美、手でしごきながらやってぇ〜や）
（もっと激しくやってぇ〜や！明美いきそうや。明美のお○こは？）
（どすけべな明美のお○こはいきそうか？俺のチンポ咥えたままいきそうか？）
「お○こいきそう！いやらしいお○こいく、いく、い・・・・先輩、口に出して、先輩の精液いっぱいちょうだい。飲ませて〜」
（いくぞ、明美いくぞぉ、うっ・・・はぁ、はぁ、明美全部飲んでや。）
「美味しい。先輩の精液美味しい。」

　自分の腕をチンポに見立て、涎をたらしベロベロ舐めながらの自慰が終り、お○こ汁でベッチョリとした指をボ〜っとしながら見つめる明美。
「あぁ〜本物のチンポが欲しい」

（２）

　あのアダルトビデオは明美に色んな事を教えてくた。
　でも挿入シーンだけはよく分からなかった。
（やっぱり気持ちがいいのかなぁ〜。痛かっただけやけどなぁ〜）
（指でいくよりいいのかな〜。思い出したらあそこ熱くなってきた）
（仕事中やのにどうしよう）
「明美、どうしたん？ボーとして。彼氏でも出来たん？」
　同期入社の智子が聞いてきた。
「ううん。まだ出来てないよ。」
「出来たら言うてや。」
「智子は？彼氏とはうまくやってんの？」
「彼氏とは別れた。だって体ばっかり求めてくるんやもん」
（智子入れてもらってたんやろうか）
（気持ちいいんか聞いてみようかな〜）
「なぁ明美、店頭によく来る藤田さん知ってる？」
（あぁあのすけべおやじ）「知ってる。どうしたん？」
　智子の話では、先日倉庫から商品を出す時、重いからと言って藤田さんが一緒に倉庫に着いてきてらしい。智子の一瞬の隙をついて胸を触ったらしく
「ご馳走さん、やて。あのどすけべおやじ！」
「明美も気をつけたほうがええよ。一瞬やから」
「分かった気をつけるわ。でも智子のオッパイ大きいから男の人は思わず触るんちゃう。」
　明美も大きいほうだけど、智子はＤカップで形もいい。
「やめて〜な。あの人そのうちにお尻も触ってくんのちがうやろか。あんな人が痴漢になるんやろうか。」
　最近智子の家付近で夜道、物陰から急に現れて股間を見せる痴漢が出没してるみたいで、しかも大きいらしい。
（大きいチンポ・・・入れたらやっぱり痛いんやろうか）
　電話が鳴り妄想し始めた明美を現実に戻した。
「在庫を確認しまして、折り返し電話します。」
「智子、倉庫見てくるわ。」
「うん。・・・明美！」
「なに？」
「痴漢に気をつけや？」
「うちの倉庫にいてるわけないやん！」

（ええと、在庫は充分にある。・・・・・智子の言うてたところこのへんかな。）
　確かに商品が積み上げてあり、周りからは死角になりそうな場所だ。
（智子が言ってた痴漢が出たらどうしよう・・・なんてあるわけないか。）
　そういえばあのビデオでも、倉庫の中でのシーンがあった。
　二人の男性社員がＯＬの体を冗談交じりで触りだす。言葉巧みに服を脱がせ裸にする。段々エスカレートしてきて、最後は同時に顔に射精される。実際にはありえないシーンだと、その時は思っていたけれど、こうやって死角になるところに立ってみると・・・・妄想が始まる。
（誰？）
　明美は背後から急に口を塞がれた。首には冷たい物が当たる。
（大声を出すなよ！おとなしくしてたら痛いことはせえへん）
　男は明美を倉庫の壁まで移動させる。そこは完全に死角になり入り口からは見えない。恐ろしくて声が出せない。
（両手を上げて壁につけろ。そのまま動くなよ）
　明美が両手を上げた所に、鉄骨の梁があり男はそこにロープで縛り付けた。手の自由がきかない。男は後ろから明美の胸を触りだした。荒々しく乱暴じゃなく、びっくりするぐらい柔らかく優しく服の上から。ブラウスのボタンが順番に上から外されていく。
（やめて！誰か助けて！）
　白いブラジャーが露になったところで今度はブラジャーの上から触ってきた。Ｃカップの乳房が揉まれる。
（私こんなところで犯されるの？）
（大きな声出して助けを呼ばないと・・・・）
「心配すんな。命まで取らへんし、お○こもせえへんから。」
　男は意外なことを言った。
「電車で痴漢にあってると思ったらええ、触るだけや」
　そんな事を言いながら執拗にブラジャーの上から胸を、スカートの上からお尻を触り続けている。
　明美に変化が出始めた。
「ね〜ちゃん、乳首たってきたやん。感じてきたんか？」
（感じる？そんな訳ない！）
　でも男の言うように乳首がたってきている。お尻を触れるたびに小さくビクンとくる。首筋に男の息がかかると電気が走る。
　知らず知らすのうちに、あそこも熱くなってきている。
「なんやね〜ちゃん、お○こ汁出てきたんとちゃうか？」
　耳にいやらしい言葉が入ってくるたびに、あそこが・・・・・
　とうとうじかに乳首を摘まれる。いつの間にかスカートは大きく捲り上げられている。お尻を触っていた手は明美の熱いあそこに。割れ目に沿ってゆっくり指でなぞられる。電気が走る。
「ね〜ちゃんのお○こ熱くなってるで。よっしゃよっしゃ、お○こも触ったろ。おぉ、パンツの上からもお○こ汁が溢れてきてるのが分かるで。すけべなね〜ちゃんやな〜」
　勝手なことを言ってる。でも感じてる。男の手はとうとうパンティの中に入ってきた。
「クリちゃんの皮剥いたろ。」
　膝が折れそうなほどガクンとくる。
（感じる。そこは駄目。）
　クリトリスを摘まれるたびにお○こ汁が溢れる。男の指はクリトリスからゆっくり移動する。
　入り口付近でひだをなぞられる。くちゅくちゅと音がする。
「ね〜ちゃん、聞こえるか？お○この音。もうびちょびちょや」
（あぁ〜もう駄目。いきたい。いかせて。お○こもっと触って〜）
　声にこそ出して言わないが、明美はもう限界だった。
（いく、いく、痴漢にいかされる。いくぅ〜）
「ね〜ちゃん、いったみたいやな。よかったやろう。」

「明美〜！」突然の声に明美はハッと我に返った。
「明美どこ？」
「智子、ここ」
「もう、心配するやん！気分でも悪いの？」
「ちょっと目眩がしたから、ここで少し休んでたん」
「大丈夫？」
「ありがとう。もう大丈夫。」
　二人は倉庫から出て行った。
「明美なかなか帰ってこうへんから、もしかしたらホンマに痴漢出たん違うやろか、まさか〜・・・て思もたんやで」
「なんで〜、出てくるわけ無いやん」
「そうやなんな！」
「でも出てきたりして」
　明美が走り出した。
「えっ！明美、何て？」
（会社で独りお○こ。結構感じた。またしよ〜っと）

（あれっ！さっきの明美ちゃんやったんか。まさか・・・そんな事・・・でも、いやらしい声してたけどな〜）
　明美と同じ課の営業の持田は死角になっている場所で、甘くつんとした匂いを嗅いだような気がした。

つづく