（４）

　会社の忘年会は、飲酒運転を防止するために、バスを借り切り日本海側の民宿に行きます。夏は海水浴客で賑う民宿も、冬の客を取るのにあの手この手のサービスがあるらしく、結構満足させてもらえるみたいです。

　バスの到着が少し遅れ、慌しく宴会が始まった。新入社員は先輩社員全員にお酌して回るのが恒例になっており、明美もビール瓶と徳利を持ち先輩社員の席を回っていた。

（明美ちゃんみたいな可愛い子にお酌されたら息子が騒ぎ出す）なんて下品な事を言う中年社員もいれば、（風呂上りの女性の匂いはいいね〜）等と言って、顔を胸の辺りに近づけてくるのもいた。（男ってどうしてお酒が入るとスケベになんだろう）と明美は思った。

　宴会も終わり、有志だけでカラオケに行くことになった。明美は気乗りしなかったけど、新入社員であるのと同期の女の子も全員行くので参加した。

　民宿街の外れに大きくきれいなカラオケボックスがあり、一番大きな部屋が予約されていた。クラブの雰囲気のする部屋だった。お酒の回っている男性社員は無礼講で、席に着いたら女子社員の肩に手を回したり、お酒の匂いをぷんぷんさせながら顔をわざと近づけて話してきたりとする人が増えてきた。突然宴会部長の（ダンスタ〜イム！）と言う合図で部屋の照明が落ちクラブのような照明に変わった。酔った男性社員がおぼつかない足取りで先輩の女性社員の手を引っ張りフロアーの真ん中に行く。３〜４組がチークダンスのように踊りだした。しばらくして、智子が

「明美、伊藤さん見て」

「ん、どうしたん？」

　会社でお局的存在の伊藤の方を見た。伊藤は３０を越してから取引先の人と結婚したらしく、旦那さんは大人しく超真面目と評判らしい。伊藤さんも優しく後輩の面倒をよく見てくれる先輩で、明美はてきぱきと仕事をこなす伊藤を尊敬していた。伊藤は明美と同期入社の男の子、渡場と踊っていた。（渡場君だいぶ酔ってるみたい。伊藤さんにべったり引っ付いてる）

　よく見ていると、伊藤の手が時々渡場の股間のあたりにいってるように見えた。えっ！と思い周りを見渡しても、他の社員は話に夢中だし、もう居眠りをしていたりと、フロアーの方を見ていない。智子も独身先輩社員に囲まれて楽しそうにしている。明美はだんだんドキドキしながら２人の踊りを追った。
（やっぱり伊藤さん触っている。渡場君のあそこも大きく膨らんできてる。）
　伊藤が渡場の耳元で何か囁いた。それを合図に２人はす〜と離れ、明美以外誰にも気づかれないで別々に出て行った。明美も後を追った。２人は民宿のほうに向かって歩き出していた。どちらかと言うと伊藤が酔った渡場を介抱しているといった感じだった。明美はどうしようかと迷ったけど、さっきの伊藤の手の動きが気になったので尾行することにした。２人は時々縺れ合いながら歩いていた。（やだ〜彼、伊藤さんのお尻触っている）伊藤もその手を払い除けるでもなく歩いていた。夜風は冷たいはずなのに明美の体の芯は熱くなり始めていた。やがて２人は、民宿に戻らず、前の堤防下に降りていった。いやらしい期待が明美の体を熱くする。この間の運動公園のトイレの中で体験した淫靡な緊張感に包まれてきた。２人は相変わらす縺れ合いながら、浜の端にある工場みたいな建物に向かって歩いていた。薄明かりの中、渡場の手はさっきより大胆になり伊藤のスカートの中に入っていた。（やっぱり・・・）

　漁船の修理工場は鍵は掛かっていなく、裏口を入ったらすぐ所に、職人の休憩用にソファーが置いてあった。２人はそこには座らず立ったまま抱き合っていた。明美はどこか覗けるところを探し、反対側の入り口の方へ移動した。

（よく見える。こっちのほうが暗いから気づかれない。）

　明美は外に聞こえるんじゃないかと思うぐらいの鼓動を感じながら、集中した。

（仕事中、時々私のこと見てるでしょう？）

（分かりました？）

（あんなすけべな目つきで見られたら分かるって）

　２人ともかなりお酒が回っているのか、会話が大胆になってる。

（私のどこ見てんの？お尻？）

　確かに伊藤のお尻は子供を産んでから張りも出て、セクシーなヒップになったて、不倫相手から言われたことがある。

（そうです。伊藤さんのお尻見てたら思わず触りたくなるんです。）

（何言うてんの、さっきさんざん触ってたやんか）

（伊藤さんもさっき僕のあそこさわったはったやないですか）

　やっぱりあの手は触ってたんだ。でもどうして伊藤さん？

（私は酔うとＨな気分になるの。火がつくと無性にしたくなるの）

　伊藤は立ったまま渡場のズボンのジッパーを下ろし、ブリーフの中から既に硬くなった肉棒を握り出した。（ううぅっ）

（何これ〜、もうこんななってる〜。我慢汁まで出てるやん）

（伊藤さんが勃たしたんですよ）

（人のせいにして〜。どうして欲しい？手でしたげようか？それとも・・）

　伊藤はソファーに座り、渡場を立たせたままいきり立った肉棒を見た。

（大きい。旦那よりも大きい。早く入れたいけど、このチンチンもう少し焦らして楽しもう）

　よだれを肉棒に垂らしながら手でしごく。溢れる様に先から我慢汁が出る。

　舌先ですくい取るように舐める。金玉袋に吸い付く。指を肛門の所まで這わす。二十歳そこそこの男には耐えられないテクニックで翻弄され、１回目の射精がきた。

（伊藤さん、出そうです。いきそうです。出るぅ〜）

　伊藤の手の中から溢れるくらいに射精した。（こんなにいっぱい出るんだ）

　明美はダンボールの上に立膝の状態で２人の様子を見ていた。手はいつもの通り熱く湿り出したあそこにあった。（えっ！もう終わり？）

　伊藤は渡場をソファーに座らせ、スカートを脱ぎそこに跨ぐように立った。

　ちょうど自分のあそこが顔の前にくるように。

（今度は私を感じさせて。パンティを下ろして、あそこを舐めて〜）

　渡場は言われた通り下着を脱がせた。いやらしい匂いがする。たまらず、茂みにむしゃぶりつく。伊藤は舐めやすいように片足を上げあそこを押し付けるような格好をした。

（そう、そこぉ。いいわぁ〜、もっと無茶苦茶に舐めて〜）

　渡場の頭が匂い立つ股間激しく動く。唾なのか溢れ出した蜜液なのか、伊藤の太腿は膝近くまで濡れている。

　明美は２人のいやらしい行為を見て完全に火がついた。何故かこの場所は誰からも見つからないと勝手に安心し、明美自身も大胆な行動になった。

　幸い明美が覗いている場所は浜風が吹き込まず、おまけに少し暖かい。興奮して汗ばんできたのもあったので、首を通しただけのセ−ターを脱いだ。

　寒さは感じない。ブラジャーもとり上半身裸になった。羞恥心が明美に加速をかける。ロングスカートのホックも外しストッキングとパンティを履いているが下半身を露出した。１０ｍも離れていない所でいやらしいことしているのを覗きながら、自分もいやらしい格好をしている。明美の思考回路が狂い出してきた。

　ソファーの２人はちょうど６９の格好をとり、お互いの秘部をしゃぶり合っている。

（この子もうギンギンになってきてる。大きい。入れたい）

　男は魅入られたみたいに吸い付き、クリトリスに歯を立て、舌を奥深く入れる。

（たまらない。旦那とは大違い。もっとぐちゃぐちゃにして〜）

　明美はもう殆ど裸。ストッキングとパンティは左足首で止まってるだけ。

（誰か明美のお○こぐちゃぐちゃにして〜。舐めまわして〜）

　段ボールの上に仰向けにになり、両足を大きく開き、腰を持ち上げ、いやらしい姿になる。

（渡場君、きて〜その若くて大きいおチンチン頂戴。入れてぇ〜）

　伊藤は我慢出来ず、ソファーに手をつき足を開き、背中を大きく反らし、お尻を突き出すような格好をとり挑発した。

（あぁ〜伊藤さん凄い格好。）

　明美は今度は四つん這いになり、ひとりお○こを始める。大量の汁が溢れダンボールをも濡らしている。

（もっと激しく突いて〜。そう〜そう〜。あぁ〜奥に当たるぅっ、もっともっと〜。奥がいいぃ。もっと激しくっ。いきそうぉ〜）

（僕もいきそう。出しますよ。）

（駄目ぇ〜中で出したら！お口にちょうだい）

（出る〜）

　ううん、うんぐ。

（美味しい。よかった〜。凄く感じた〜）

　明美は、口が半開き状態で舌を出している。目は虚ろで、軽く痙攣している。

　手はお○こ汁でべちょべちょ。

（よかった〜滅茶苦茶感じた〜）

　２人が出て行くのを確認し、急いで服を着、明美も民宿に向かった。

（外で初めて裸になった。癖になりそう。でも伊藤さん凄かったな〜。）

　あれ、伊藤と渡場。カラオケには行かず、民宿に一人残っていた持田は、２階の部屋の窓からカラオケとは反対方向から帰ってきた２人の姿を見ていた。

（あいつ、また若いの食いよったんか〜。好きなやっちゃな〜）

　少し遅れて同じ方向から明美が歩いてきた。

（んっ、あれ吉田君・・・なんで！）

　持田は以前倉庫の隅で甘い匂いを嗅いだ事を思い出していた。

つづく