（６）

　忘年会以後、明美は年末の忙しさの中にいた。とにかく忙しい。でも明美はあれ以来、伊藤と渡場の関係が気になり、事あるごとに２人を観察していた。時々目で合図し合っているのが分かってきた。
　ある日の午後、女子社員と渡場だけが事務所にいる事があった。
　明美は２人が相次いで事務所から出て行くのを見たので、少し遅れて事務所を出た。
（きっとあそこだ！）
　明美は倉庫に静かに入いり、足音を立てずに死角になり見えない場所に近づいた。耳を澄ませても人の息使いすら聞こえない。
（あれっ、いない。どこに・・・）
　その時天井から、コトコトと小さな音が聞こえた。
（この上って、会議室・・・・・）

　再び２階に上がり、静かに会議室に近寄る。でもドアが開いている。

（違う、隣の方だ。）
　会議室の隣は、古い伝票をストックしている倉庫とカタログ等を置いてある倉庫が並んでる。
（どっち？）
　二つの倉庫はもともと事務所として使っていたので、中でよほど大きな声を出さない限り外には漏れない。壁に耳を当てても中の様子は伺えない。
　そんな事していたら、誰かが倉庫に降りていく時に明美が見つかる。

　よく見るとカタログ庫のドアは開いている。
（そうだ！伝票庫はいつも鍵が掛かっていて、伊藤先輩が持っているんだ！）
　息を殺し、ゆっくり中に入る。二つの倉庫はもともと一つの部屋だったのを、薄い壁で仕切り作ったもの。だから中の話し声は、外からは聞こえないが、隣合った部屋はお互いの音がよく聞き取れる。明美は、ドアを閉める。

　カタログ庫は内側からのみの鍵になっている。慎重に掛け、耳を凝らした。
（聞こえる。伊藤先輩と渡場君だ）
　もう何をしてるんだろう、なんて詮索する必要は無い。
（深呼吸をする。私には気づいていない）

「我慢出来ないすよ〜。伊藤さんのお尻見てるとしたくなるんですよ」
「あぁ、ちょっと待ってぇ〜なあ〜」

　渡場は馴れた手つきで伊藤の制服のスカートをいっきに捲り上げる。

　Ｔバックをはいているので、伊藤の張りのあるヒップが剥き出しになる。無意識のうちに少し突き出してみせる。渡場は膝まつき、ストッキングの上から尻肉に舌を這わす。

　明美の息遣いが荒くなる。制服のブラウスの裾はスカートから抜かれており、ボタンは既に全部外れている。もう躊躇は無い。ブラウスを脱いで、スカートもホックを外しファスナーを下ろし、静かに脱ぐ。

　渡場はストっキングを破り、直接舐めまわした。

「ちょっとぉ〜、何してんの。」
「一度こうやって暴力的にやってみたかったですよ。伊藤さん、そこに片足載せて、もっとお尻突き出して」
「ああぁん、そこは・・・いや〜んもっと舐めて〜、そこぉ〜」
「どスケベＯＬ！どこを舐められてんや」
「そんな事言わさんといて、それにどすけべ違うし」
「そんなら、舐めるのやめようか？」
「いや〜、やめとんいて」
「どこ、どこ舐められてんや？はっきり言え！どすけべＯＬ」
「お○こ、お○こ舐められてる。もっと舐めてぇ〜」

　明美は隣のいやらしい言葉でのやり取りだけで興奮していた。もう理性が飛ぶ。ストッキングとパンティを一緒に下ろし、とうとう会社で裸になってしまった。声を押し殺し、ひとりお○こが始まる。妄想の世界にどんどん入っていく。

「明美、自分でお○こ広げて、俺によ〜く見せて」

　言われるままに両手を使って広げる。お○こ汁が溢れてくる。

「明美、どうして欲しい」
「舐めて欲しい」
「どこを？」
「あそこ」
「あそこてどこ？はっきり言え」
「お○こ」
「お○こ？明美の淫乱お○こやろう。そう言え」
「恥ずかしい。私の淫乱お○こ舐めて」
「いっぱい広げたお○こ舐めて、て言え」
「お○こ汁でべちょべちょのお○こ、滅茶苦茶にして、て言え」
「広げた、いっぱい広げたお○こ舐めてぇ〜」
「お○こ汁でべちょべちょのお○こ、滅茶苦茶にしてぇ〜」

「伊藤さん、入れて欲しい？」
「入れてぇ〜、恵子って呼んで、早く入れてぇ〜」
「恵子、何を入れて欲しい？」
「この硬いの」
「はっきり言え恵子！なんや？何を入れて欲しいんや」
「チンポ、チンポ〜。チンポ入れて欲しい。」
「この淫乱女！」
「そう、私は淫乱女。早く私の淫乱お○こにチンポ入れてぇ〜」

　明美は絶頂を迎えようとしていた。段ボール箱に片足を載せ、大きく開いたお○こに中指を根元まで出し入れする。立った乳首を摘み、捻り、乳房ごときつく揉む。

（たまらない。誰かこんなにいやらしい明美を見てぇ〜）

（明美の淫乱お○こ、見てぇ〜。お○こいくのみてぇ〜。いくぅ〜）

　伊藤と渡場は何事も無かったような顔をして仕事についている。明美も少し顔を赤らめて事務所に戻った。

（ははは〜ん、そうゆう事か〜。吉田明美、これはいけるな〜）

　２階のカタログ庫の伝票庫とは反対側の隣の倉庫の中から、持田が出て来た。カタログ庫に入った持田は、部屋中に漂う甘い酸っぱい匂いを嗅いだ。
（うん、なんじゃこりゃ）
　破れたストッキングが落ちている。拾い上げよく見ると、足の部分に電線が走っている。股間の部分は湿っている、しかも妖しい匂いつきの。持田はポケットに突っ込み事務所に戻った。

つづく