２．

　真由先生は僕の顔を見てびっくりしたようだった。
　僕は言葉に詰まった。でも「いちごさんですね。待ってました。」と気付いていないふりをした。
「こんにちわ」小さな声で真由先生は視線をそらすようにして部屋に入ってきた。
　間違いない。このかわいい声も憶えている。真由先生だ。
「お店に電話しますね。」心なしか声が震えているみたいだ。
　僕は少しいたずら気をおこして「はじめまして…でしたっけ？」とトレーナーを脱ぎながら言った。
　真由先生は「あの、ごめんなさい。チェンジしてくれませんか？」と泣きそうな声で言った。
　いや、携帯電話を持っている手が震えていた。そして、ベットのシーツの上に大きな泪がこぼれ落ちた。
　僕は先生の携帯電話をとりあげて急いで小声で言った。
「ごめん、先生、何もしないから…」
　僕を見つめた先生の瞳には泪があふれていた。
　携帯電話の向こうで店の人が「どうかしたの？いちごちゃん。」といっていた。
　真由先生は「ううん、今入りました。」といって電話を切った。
　そして、「高橋君だよね。ごめんね。」といって小さな肩を震わせた。
「先生…どうして…」
　すると真由先生はキッとした顔にかわって「さぁ、シャワーを浴びましょう。」
　といってスカートを脱ごうとした。
　僕は思わず先生を抱きしめて「ごめん、ごめん。先生、会えてうれしかった。」といった。
　僕の身長は１８０cm以上あるので先生の頭がすっぽりと胸の中に収まった。
　真由先生の髪の毛からシャンプーの良い香りがした。
　僕から離れようとする真由先生の手を握って顔を見つめた。
「先生。ずーっと探していたんだ。会えてうれしかった。」僕は本心を言った。
　こうやって真由先生の身体に触れているだけで幸せだった。
「先生じゃないのよ。」と震える声で言いながら僕にしがみついてきた。
　ショートカットの髪の毛から見えるきれいな形をした耳は産毛で光っていた。
　僕はそっと耳に口を寄せて「先生、会いたかった。」といって軽くキスした。
　すると「アン。」という声を漏らしながら「私、そこ弱いの。」といって少し含羞み笑いをした。
　あの頃の真由先生の笑顔だった。
「ごめんね、おどろいたでしょ。」
　僕はあわてて言った。「ううん、雑誌で見て、いてもたってもいられなくて…」
「あ、あの雑誌ね。誰も観ていないだろうし分からないだろうからって、店の人が勝手に載せたのよ。」
「でもみつかっちゃったね。やっぱりこんなことしていちゃダメだよね。」
　先生は少し悲しそうな顔をしながらベットの上に座り込んでしまった。
　僕は先生の柔らかい肩にそっと触れながら、ずっと言いたかった言葉をいった。
「先生、ずーっと好きだったんだ。ずっーと忘れられなかったんだ。」
　僕みたいに不細工な男には先生は高嶺の花で、こうやって肩に触れることが出来ただけで幸せだった。
　先生は肩の上の僕の手を握って、少し笑いながら目を閉じた。
　ーーキスしていいのかなーー
　ーーここでしないと先生も気まずいだろうなーー
　僕は先生の手を握り返して唇を重ねた。先生の唇は濡れたマシュマロのような感触で、おもわず舌でなめあげてしまった。
「アン…」
　先生の甘い声が、その小さな唇から漏れた。
　少し上唇を舐めると、先生の小さな舌がちょろりと僕の下唇を舐めた。
　すると先生の息が僕の口の中に少し入ってきた。
　ーーー甘い香りーーー
　ーーーすごく良い香りがするーー
　頭がくらくらしそうだった。
　僕も少し舌を入れて先生の八重歯を舐めた。
「アアン…」先生が僕の手を握り返した。
　反対側の八重歯のウラも丁寧に舐めると手の力が抜けてしなだれかかってきた。

　あの憧れの先生と…さっきから5分も経っていないのに…
　キスだけで満足だった。天にも昇るような気持ちだった。
　ーーん？ーーー
　先生の唇から唾液が入ってきた。
　ーー甘いーー
　やわらかい感触が口中に拡がった。
　ーーどうしてこんなに良い香りなんだろうーー
　僕はお返しに先生の小さな口の中に舌を入れて前歯のウラを軽く舐めた。
　先生の小さな手が僕の肩を握りしめた。
「アアン…　」少し震えた。
「先生、こそばい？」
「ううん、上手ね。」
　僕は唇をさらに重ね可愛い先生の舌先をちょろちょろと舐めた。
「アアアアン…」先生は足を強く閉じて身もだえした。
　今度は大量の唾液をおくりこんできた。
　僕は思わずごくりと飲み込んだ。
　先生の胸元あたりから牛乳石鹸のような香りが立ち上り始めた。
　唇を離して先生の顔を見ると、色白でシミやそばかすがひとつもない肌が少しピンクに染まっている。
　耳は真っ赤になっていて、ワンピースの胸元から白くて可愛いブラジャーがのぞいている。
　先生は目を閉じながらじっとしている。
　僕は握っていた手を離して、その可愛い胸の膨らみを撫でた。ビクッとして目を開けた先生は少し悲しそうな顔をしながら「ごめんね…」といった。
　僕は急いで唇を塞いで八重歯のウラを丹念に舐め上げた。
　先生の香りが強くなる。胸が波打つ。ブラジャーがはち切れてしまいそうだ。
　閉じていた足はモジモジとしている。
「ダメ、そこは舐めないで。弱いの。」
　そんな言葉にかまわず八重歯を舐め続けた。するとまた大量の唾液がおくりこまれてきた。
　先生の小さな唇から唾液がこぼれて、白い胸元にたれた。
　唾液は胸の谷間を滑り落ちていった。
　胸に手をやりブラジャーをずらした。
　ーーピンクだ！ーーー
　ーーしかも陥没しているーー
　苦しそうに身悶えする先生の後頭部をつかんで、唇をはずさなかった。
　陥没した乳首に唾液が落ちる。
　ブラジャーのホックをはずすと、真っ白な胸がぷるるんと揺れた。
　指を乳首に持っていくと、唾液で濡れた先生の乳首はぬるっとしていた。
　ちょっと触れただけで先生は全身をピクピク痙攣させる。
　陥没していた乳首がすぐにたってきた。
　とても小さな乳首で少女のようだった。
　白い胸はやがてうっすらとピンク色に染まっていった。
　ワンピースの背中は先生の汗でうっすらと濡れている。
　先生の汗のにおいがもわっと広がった。
　ーー汗まで甘い香りがするーー
　乳首をもてあそぶと、交差させていた足がモジモジと動く。
　白いストッキングが小さな音を立てる。先生の足の指先がぎゅっと小さくなっている。
　僕は両方の乳首を親指と人さし指でもてあそんだ。
「ア〜アアアアアン…」
　先生は全身を痙攣させて、やがてぐったりとした。
　髪の毛が汗で濡れて顔にまとわりついている。
　唇は僕と先生の唾液でべっとりと濡れている。
　上気した顔であらい息をしている。
「ごめんね、いっちゃった。」はぁはぁしながら先生は小さな声で言った。
　僕の股間は張り裂けそうだった。
「ごめんね、本当はシャワーを浴びてからじゃなきゃダメなのにね。」
　ーーーーそうか、いつもはシャワーを浴びてからしているんだーーー
「先生、僕は先に風呂に入ってきれいにしたから…よかったら、このまましちゃだめ？」
「だめよ、私すごく汗っかきだから…」
「それと、先生というのはやめてくれない。罪悪感を感じるから。」
「じゃぁ、先生といわないかわりに先生の匂いをかかせてくれる？」
「だめよ、はずかしいもの。」
　僕はまた先生にキスをした。そして歯の裏を舐め出すとすぐに声を漏らし始めた。
「だめよ、シャワーあびなきゃ…うぐ…　アン　アン」
　今度は僕の唾液を多量に先生の可愛い口の中に送り込んだ。
　ゴクリ
　先生の可愛いノドもとが揺れた。
　ノドから耳、そしてうなじとゆっくりと舐めるとびくびく身体を動かす。
　これで乳首を舐めたらどうなるんだろう。
　僕はわざと乳首を飛ばしてろっ骨あたりを舐めた。
「ああああ〜ん」
　今まで可愛かった先生の声が、ものすごく甘ったるい声になった。
　ろっ骨を丹念に舐めていると先生の小さな指が僕の髪の毛を撫で始めた。
　そして頭を誘導して乳首にもっていかそうとした。
　僕はわざと乳首の周辺だけを丹念に舐めた。そして僕の指を先生の唇にあてた。
　ぬるり
　先生が僕の指をくわえた。やわらかい唇で僕の人さし指を舐める。
　ちょろちょろと爪の辺りを舌で舐める。
　暖かい先生の唾液が指を伝わってくる。
　ワンピースは先生の身体に纏わりついてしっとりと湿っている。
　白いストッキングの下の真っ白で小さな可愛いパンティがすこしもっこりとしている。
　僕は先生のピンクの乳首を舐めた。
「あ〜あぁ　いっちゃう」
　ーーーうそ？これだけで？ーーーー
　先生の細い手が僕の背中に回った。
　パンティのもっこりした部分が僕の胸に押しつけられる。
　僕は乳首を舐め続けながら先生の腰のくびれからお尻に手をやった。
　ぷにゅっとやわらかいお尻の感触。乳首を舐めるたびにお尻の筋肉がきゅっとしまる。
「あ、だめ　やめて…」
　僕は中指を股間に這わせた。
　パンティとストッキング越しでもわかるくらい、じっとりと濡れていた。
　指でクリトリスのあたりを軽く撫でると、先生の乳首がさらに勃起した。
　ピンクの乳首がつんつんにとんがってものすごく敏感になっているのが分かる。
　ーーーーもしかしたらこれで…ーー
　先生の乳首の先を少し軽く噛んだ。
「あああああああああああ〜ん」先生の足が痙攣した。
　それだけではない、パンティのあたりがお漏らしをしたようにぐっしょりと濡れて愛液が滴り落ちた。