４．

「あの子ね〜　やめたんですよ。」
「可愛い子だったんですけど、お客さんにも迷惑をかけましたか？　雑誌に載せても無駄だったな〜　他の子はちゃんとサービスしますよ。これに懲りずにまたご利用してください。」
「あのう、他のお客さんにどんな迷惑をかけたんですか？」
　店がヒマなのか話し好きなのか、電話の向こうの店員は話しを続けてくれた。
「とにかく、少し触られただけで泣くし、指も入れさせない。キスをしてもがちがちに固まっちゃって…まるで人形みたいだって、すぐチェンジさせられるんですよ。」
「それにね風俗情報掲示板で、うちの店のイチゴって娘だけは絶対指名するな！なんて書かれて…可愛いんだけど人気がなくってねぇ〜　うちも辞めてもらおうと思っていたので…。」
「ほら、うちの店のお客さんって通が多から、あの子のような清純なタイプはあわなかったのかな〜。」
「あ、お客さん、他の子はすごくいいですから、ほんと、これに懲りずにまたご利用してくださいよ。」
　僕は電話を切った。せっかく先生と再会できたのに、また連絡が取れないなんて…でも、本当にこの店員が言っていることは本当なんだろうか？
　あの時、先生はキスだけですごく感じていた。敏感すぎたくらいだ？

　先生のことを思い出しただけでも胸が張り裂けそうだった。
　小さな身体で恥ずかしそうにしながら声を漏らすのをこらえて震えていた。
　身悶えしながら快楽を抑えようとして、そして一気に爆発する。
　恥じらいと隠微さ…そしてなによりも官能的な香り…少女のような性器…可愛らしい声と話し方…
　僕も少しは女性経験がある。でもあんなに感じるものなんだろうか？
　もしかして演技をしていたのか？　店を辞めさせられないように頑張っていたのだろうか？
　いや、あんなに愛液が溢れていた。真っ白な肌も紅潮していた。

「あぁ、あの時、先生の後を追えばよかった！」

　それから３週間ほど過ぎた。遅番のバイトが明けて、何気なくファミリーレストランに入った。早朝でお客はまばらだった。ウェイトレスが注文を取りにきた。
　――ん？この香りーー
　顔をあげると、そこに真由先生がたっていた。
　お下げ髪で少しやつれた感じの表情。でも色白できれいな瞳や潤んだ唇は変わっていない。制服がぴったりとしていて胸の膨らみが強調されている。
　先生はまだ気づいていないみたいだった。
「せんせい…」
「あ！」驚いた先生は開きかけていたメニユーを落としてしまった。
「ずっと探していたんだ。よかったまた会えた！」
「あ、えっと…」先生の頬が真っ赤になった。
「コーヒーとカレーセットをお願いします。」
「あ、はい、わかりました。コーヒーとカレーセットですね。」
　そういうなり、先生は急ぎ足で厨房の方に駆けていった。
　胸がドキドキした。あの時は薄い生地の花柄のワンピースで、少女のようだった。今日はピンクのウェイトレスの制服…　白衣姿の先生しか覚えていなかったのに…　でも、今日はあの時と違って先生に触れることが出来ないだろう。
　何だか頭が混乱していた。　
「お待たせしました。」　――ん？声が違うーー
　見ると違うウェイトレスだった。夢でも見ていたのか？
　いや、確かに先生だった。
「すみません、せん…さっきの方…上村さんは？知り合いなんです。」
「あ、上村さん？シフトが終わったから帰りましたよ。」
　僕はポケットから千円札を取り出してテーブルの上に置くと急いで店をでた。
「お客さん！おつり！」
　ここで先生を逃がしたら二度とあえないかも知れない。先生はまた仕事を辞めてしまうかも知れない…そんなのはイヤだ！
　あてもなく店の周辺を走り回った。でも結局見つからなかった。
　店の人に住所を尋ねたけれど、規則で教えてくれないという。。

　翌日は雨だった。昨日より少し早めに店に入ったけれど先生はいなかった。違うおばさんが注文を取りにきた。「すみません、上村さんは辞められたんですか？」
　事情を知らないそのおばさんは「あー真由ちゃんね、今日は休みよ。あんた知りあい？」
「はい、以前、学校でお世話になったんです。」
「ふーん、本当？あの子は人気があるからね〜。」
「本当です、西高で保健室の先生をしていて…」
「あ、そんなこといっていたわ。じゃぁ教え子さんね。」
「そうなんです。昨日偶然再会できて…今日も会いたいと思って…」
「風邪ひいちゃってね、シフト前だけど私が交替してあげたのよ。あの子頑張り屋さんだからね〜。今日もフラフラだったからね〜。」
「あ、いけない、ご注文はお決まりですか？」
　僕はコーヒーを注文した。他には客がいないのでカウンター越しに話を聞いた。
「あの子ね、ここ以外に３つもバイトしているのよ。昨日も風邪気味だったんだけど、次のバイトに急いでいって…。今日も無理しなけりゃ良いんだけど〜。」
「あのう、先生の住所ご存知ですか？」
「ダメよ、教えちゃいけない規則なの。でも、すぐ近くに住んでいるのよ。心配しなくても良いわよ。私も帰りに見舞いに行くから。心配しないで。」
「それじゃ、これ僕の連絡先です。先生に渡してくれませんか。お願いします。」

　先生、他にどんなバイトをしているんだろう？　違うヘルスとかで働いているんだろうか？

　店をでて家に帰ろうとしたけど、なんだか胸がドキドキして不安になった。
　先生は連絡してくれるだろうか？　多分、してくれないだろう。
　そんなことより風邪は大丈夫だろうか？
　ああ、先生会いたい。

　そうだ…

　近くに住んでいるのなら探しだせるかも。
　先生には悪いけど、安アパートから探すことにした。バイトを四つもしてお金に困っていると思ったからだ。でも、表札なんて出していないよな〜
　とにかく近所のアパートをしらみつぶしに探せば可能性がないわけではない。
　６軒目のアパートは、少し傾いていて薄暗かった。
　まさか、こんなところにはいないよな〜
　お嬢様みたいな先生には、似付かわしくないボロアパートだった。玄関の郵便受けにはほとんど表札がでていない。
　とりあえず靴を脱いでギシギシ軋む廊下をゆっくりと歩いた。ひとつのドアの窓にクマのプーさんの絵が貼ってあった。このアパートには似あわない。
　表札も何もでていない。でもこのプーさんの絵は保健室に飾ってあったものと同じだ。
　もしかして…
　ドアをノックしようとしたら、鍵がかかっていないのかドアが静かに開いた。
　女性の部屋には間違いない。これって犯罪？
「すみません」
　返事がない
　部屋の明かりは消えている。窓のカーテンのすき間から朝陽が差し込んでいる。
　ウェイトレス姿の女性が布団の上に倒れていた。
「先生！」
　僕は部屋に上がり込んだ。
　真由先生は熱にうなされている。額が汗でびっしょりだ。髪の毛も制服もびっしょりと濡れている。
　きっと、着替える気力もなく雨の中を制服のまま帰ってきて力尽きたのだろう。
「先生、大丈夫？」
　真由先生はうっすらと目を開けて、悲しそうに笑った。
「どうしてここがわかったの？」
　僕は先生の額を、そばにあったタオルで拭いた。
　先生の唇は紫色になっていて、目の回りにはクマが出来ていた。
「先生、病院行こう。」
「だいじょうぶ、少し横になれば治るから。」
「すごい熱だよ。」
「うん、だいじょうぶよ…」力なく先生は目を閉じた。
　布団もびしょ濡れになっているし、先生のか細く小さな体も冷たくなっている。
　とにかく濡れている服を脱がさなければ…
　ピンクのウエィトレスの制服は脱がしづらかった。
　エプロンの結び目が雨に濡れて堅く固まってしまっている。
　先生の身体がガクガク震えている。
　シャワーでもあればいいのだけど、このボロアパートは共同トイレ、共同洗面所のようだ。
　僕は先生の身体を抱えて病院に行こうと立ち上がった。
「まって、保険書がないの…」ふるえながら先生が言った。
　健康的で優しい笑顔だった真由先生が別人のようになってしまっている。
「そんなのなんとかなるよ。」
「だいじょうぶだから…降ろして。」
　部屋の片隅には、粗大ごみの日にひろってきただろうソファーがあった。
　そのうえに、小さな花柄の布がかけてある。
「ね、だいじょうぶだから…」先生は一生懸命に笑顔を見せようとしている。
　僕は先生をソファーの上に寝かせて、干してあったバスタオルで先生の髪と身体をゴシゴシと拭いた。先生の柔らかい髪の毛がくしゃくしゃになった。
　制服の背中をさすって、腕をさすった。細いけれど柔らかい先生の肉感を感じた。どれくらいの時間、先生の身体をさすっていただろう。先生の震えはやがてとまり、静かな寝息を立てはじめた。
「すー　すー　」
　唇の色が紫からピンク色に変わった。
　先生は化粧をしていなかった。それなのに真っ白な頬に赤みがさしてくると、あの頃のような可愛らしい顔になった。長い睫毛。ちいさく少し上向いた可愛らしい鼻。うすい産毛が光で輝いている。
　ウェイトレスの制服はまだ濡れていて先生の身体にぴったりと纏わりついている。ブラウスが透けてレースの可愛いブラジャーが見える。寝息に合わせて胸の膨らみが小さく動く。半袖のブラウスの脇から、先生の腕の付け根が見える。きれいなわき。少女のように毛根のあとさえもない。そっと二の腕をさすると、肌が貼りついてくる。

　ドンドン　誰かが玄関をノックした。

「上村さん〜」
　さっきのおばさんだ。
　もうそんな時間が経ったのか？
　時計を見ると九時になっていた。
　僕は部屋に入る時、後ろ手にドアを閉めた。でも鍵はかけていない。
「あら、いないのかね〜。」
　おばさんはあっさりとあきらめたのか、僕が渡したメモをドアのすき間にいれて帰っていった。

「う〜ううん」
　先生が目を覚ました。
「高橋君？」
　僕のすぐそばに先生の顔がある。
「先生大丈夫？」
「あ、あなただったの？　ありがとう。」
　先生の頭をそっとなでながら僕は頷いた。
「ただの風邪だから、大丈夫…　あ、今何時？　アルバイトに行かなきゃ。」
「そんなの無理だよ、先生。」
「でも、やっと見つけたバイトを首になっちゃう。」
「なんのバイト？」　まさか、風俗？
「ふ」先生は少し笑った。僕の考えたことを察したのだろう。
「心配しないで、もうあんなバカなことはしない…　したくない…」
　先生の目からポロポロと泪がこぼれ落ちた。
「私、バカだった。もう、どうにでもなれって思ったの。でも悪いことは出来ないね。すぐみつかっちゃった。」
　先生はぎゅっと僕の腕をつかんだ。
「ううん、高橋君のおかげでもう一度やり直すきっかけをつかめたのよ。」
「私、まさかあんな仕事だとは思わなくて…でも、頑張ってみようと思ったの。でも、やっぱり全然うまく行かなくて。あの日、高橋君にならちゃんと出来るかなって頑張ったけど…なんだか、すごくへんな気持ちになっちゃって…」
先生は思い出したのかぽっと赤くなった。
「わたし、何を話しているんだろう…ばかね。」
「ううん、それで？」
「ちゃんと愛情がなきゃ、やっぱりあんなことはしちゃいけないって思ったの。」
「いくら借金を返すためっていっても、あんな仕事で稼いだお金だったら、お父さんも喜ばないものね。だから今、頑張っているのよ。あなたのおかげよ。」
「お父さんって？」
「うん、借金を残して死んじゃったの。幼い弟と妹がいるからね。ちょっと大変。えへ。」
　先生は無理に笑顔を作った。
「あ、たいへん、仕事に遅れちゃう。」そういって先生は立とうとしたけど、ガクッと崩れ落ちた。
「無理だよ。連絡してあげるよ。」
「だめなの、一日休んだら時給が減るの。」
「なにいってんだよ、先生は保健の先生だろう！」
先生はくやしそうに握りこぶしを作って肩を震わせて泣き出した。
　僕は連絡先を教えてもらい、弟だと嘘をついてバイト先の店長に謝った。
　電話の横のカレンダーには、びっしりとスケジュールが書かれていた
　１時から６時　ファミレス
　１０時から１５時　中華
　１６時から２０時　コンビニ
　２１時から２４時　清掃
　送金の日付とか、返済日といった書き込みが痛々しかった。

「先生、苦労しているんだ。」僕はつぶやいた。
「平気だよ。あの店でのことにくらべたら…」
　僕は先生のそばに座ってそっと肩を抱いた。
　先生はビクッとした。そして僕の顔を見た。
「ありがとうね。」そういって僕の頭に両手を回して頬っぺたに軽くキスしてくれた。
　――あ、あの時と同じ香りがするーー
　僕は先生を引き寄せて唇を重ねた。
　唇の柔らかい感触を楽しむと、先生の手が僕の髪の毛をぎゅっとつかんだ。
　僕はくしゃくしゃになっていた先生の髪の毛をそっと撫でた。
　柔らかい髪の毛からとても良い匂いが漂ってきた。
「だめ、それ以上は…」
　先生は僕を引き離そうとした。
　八重歯の奥をちょんと舌先で突いた。
「あん…」
　あの時と同じだ。
　先生の弱点を責めると、理性がとんでしまうみたいだ。
　ピンクのウェイトレスの制服のボタンをはずす。ブラウスにつつまれていた胸が解放されて軽く揺れる。ブラウスのボタンをはずすと白い胸にうっすらと血管が浮き出ている。そっと撫でるとピンク色に染まっていく。
「はぁ…はぁ…　はぁ…」
　先生の息遣いが激しくなってきた。
　足首を握ると全身に痙攣が走ったのか、先生の小さな身体がピクピクする。
足首からふくらはぎ、そして太ももへと手をはわすと
「あは〜ん」と僕の耳元で大きなため息をついた。
　太ももからパンティを愛撫するとため息はあえぎ声に変わっていった。
「あん、あん、あん…」
　先生の腰が揺れる。じっとしていられないようだ。
　乳首をあらわにすると、やっぱり陥没していた。男性経験が全くない少女のような陥没乳首。唇から首筋、そして鎖骨、胸へと下をはわすと、先生はギュッとシーツをつかんで声を殺した。
　僕は唾液を先生の乳首に垂らした。
　するとそれだけで乳首がぷにゅーっと勃起しはじめた。
　ちょんと乳首を舐めるととても小さな乳首が盛りあがった。先っぽが小さく赤くなっていてはち切れそうだ。
　ピンクのウェイトレス姿で胸だけはだけている先生。その乳首にふっと息を吹きかけた。先生は左手を口元に持っていき、指を噛みしめて声を上げないように我慢している。僕が乳首を軽く噛むと、切なそうな声をついに漏らした。
「あああああああああああ〜」
　あの時と同じだった。乳首への愛撫だけでいってしまった。
　少し乾いたのでエプロンの結び目を解く事が出来た。
　制服を脱がしてストッキングをはずしてポケットに入れた。
　何も身につけていない真由先生が横たわっている。
　可愛らしい小さな顔。生まれつきの薄茶色の髪の毛。シミひとつない肌。柔らかい肩のラインからのびている細い腕。丸みを帯びて長い指。お椀型の胸はこうやって仰向けになっていても崩れていない。小さなおへそ。きゅっとしまったウエスト。薄い陰毛。あそこはぴったりと閉じていてくすみひとつない。
　でも、小さな小さなすき間からこぼれ落ちた愛液が、滴り落ちて陰毛できらきら輝いている。
「え、いつのまに？」先生がきづいた。
「先生、愛している。」僕は先生を抱きしめた。
　でも、先生の急所を責めない事にした。先生の八重歯のウラを愛撫すれば、先生を自由にする事が出来る。でも…そうじゃなくて、愛し合いたかった。
「ごめんね、わたし…　信じないでしょうけど…」
「なに？」
「私、あなたを満足させてあげられないの。」
「え？」
「男性を受け入れられない身体なの。」
「どういうこと？」
「あんな仕事をしようとしたのには、それも理由だったかも知れない。」
「学生の時、恋人だった人とも上手くいかなかったの。」
「多分、他の人よりもあそこが小さすぎるの。」
　――――あの時の強い指の締め付けのことかーーー
「絶対に入らないの。ううん、少しは感じるんだけど、いざとなったら痛くて痛くて…」「でも…」
「なに？先生？」
「あなたにキスされて…感じて…幸せだったわ。」
「あー私も女としての快感を味わう事が出来たんだって。」
「ちょっと感じすぎて気絶しちゃったけど。」
「こんな女イヤでしょ。」
　もしかしたら、先生は…保健の先生のくせに…自分の身体の事を何も分かっていないのかも知れない。
「先生、でも愛している。僕の言う通りにして。」
「うん」なぜか素直に少女のように頷いてくれた。

「先生、まずキスからね。感じたら我慢しないで声を出して。」
「うん」
　じゃぁ…
　軽いキスをした。それだけで先生の身体がこわばった。
「我慢しないで」
　もう一度、先生の下唇を軽く舐めた。
「あん」
　次は上唇を舐めた。
「ああん」
　胸を優しくもんで乳首をそっと指で撫でた。
　びくっと身体が硬くなった。
「先生、声を出して。」
「はずかしい…」
「先生、愛している。」
　また、先生はこくりと頷いた。
　もう一度、乳首をかるくつまんだ。
「ああああん」
　全身を柔らかく柔らかく撫でた。
　先生は敏感すぎるんだ。だからすぐにいっちゃうんだ。
　強く愛撫したい気持ちを抑えながら、全身を優しく優しく撫でた。
「あん…あん…あん…」
　先生の声にリズムを合わせて愛撫し続けた。
　背中をそっと触れたら、悲鳴に近い声を出した。
「いゃ〜ぁ！」
　僕は手のひらをぴったりと背中に合わせてさすってあげた。
「ううう〜ん」
「ふん　ふん　ふん…」
　先生のみ身元で小さくいった。
「先生、愛している。」
「あん」先生はため息で答えた。
　先生の足を持ち上げて開いた。学生の頃、体操部にいた先生の身体は柔らかかった。「はずかしい…」
「先生、良い匂いがするよ。」
「いやぁん〜」身悶えして顔が真っ赤になった。
　僕は先生のあそこにキスをした。
　ちゅっ
　すると…
　じゅるじゅると愛液がこぼれ落ちてきた。僕はその愛液を口に含んだ。
　官能的な香りがふくらむ。どんなに吸い取っても、次から次と愛液が出てくる。
　そこで、僕は唾液を先生のあそこに送り込む事にした。
　狭く薄いすき間に、僕はありったけの唾液を送り込む。
　先生の愛液と僕の唾液でビショビショになる。
　すると、先生の小さなクリトリスがすこし膨らんだ。あまりにも小さいクリトリスだったので含む事が出来ない。僕は舌先でちょっとクリトリスを刺激した。「きゃぁ〜」また悲鳴に近い声になった。
「先生、我慢して。」
　僕は舌先で先生のクリトリスの皮をめくった。
「くぅ〜う」苦しそうな先生の声が痛々しかった。
「ごめんね、先生。」
「ううん、わたしこそごめんね。こんな身体で…」
「違うよ、先生、もう少しなんだ。僕を信じて。」
　先生が僕の手をギュッと握った。
　――あと少しーー
　僕の股間はギンギンに膨らんでいた。先っぽから先走り汁がでているのがわかる。
　むけたクリトリスに僕の亀頭をちょんと合わせた。
　先生のクリトリスに僕の先走り汁が滴り落ちた。
「あん…」
「なに？　なにしたの？」
「先生、きもちいい？」
「うん、へんな気持ち。」
「声、我慢しないでね。」
「なんか、夢見てるみたい。」
「それは僕の方だよ。先生とこうしているなんて…」
　真由先生は僕の鼻先に、ちゅっと軽くキスしてくれた。

　さて、これからだ。先生の話が本当だったら、先生は処女だ。
　あまりにも感じてしまうため。あまりにも膣圧が高すぎるため。そして硬い処女膜のため、先生は処女なのかも知れない。

　僕の股間は、今までの人生でいちばん硬くなっていた。
　先生の吐息は甘くて良い香りがして、どんどん興奮させてくれる。
　一気に貫いてしまいたい衝動にかられる。でも、それじゃぁダメなんだ。
　先生をちゃんと心の芯から感じさせなければ上手くいかないはずだ。

　指で先生の花びらを確かめると、ぐしょぐしょに濡れている。
　だけど小陰唇はピッタリと閉じている。
「愛しているよ。先生。」
「高橋君、真由ってよんで。」
「うん、真由、愛している。」
　先生の身体がピクピクと痙攣した。そして真っ白だった肌全体がピンク色に染まった。
「真由、痛かったらすぐやめるからね。」
「うん、やさしくしてね。」
　もう一度、指で小陰唇に触れた。すると、少し開いている。そして暖かい愛液がドクドクと溢れ出てきている。
　僕は亀頭をあてがい、ゆっくりと沈めていった。
　ぐっと侵入を拒む壁にあたった。
　先生の顔が苦痛にゆがむ。
「痛い？」
「ちょっと、でもだいじょうぶ。」
　僕は少し力を抜いた。すると、先生の愛液が溢れ出ているのを亀頭で感じる事が出来た。しばらくじっとしていると、僕の亀頭でふさがれた先生のあそこは、愛液でいっぱいになった。
「もう一度するからね。ちょっと我慢してね。」
　先生は目を開けて僕の顔を見て少し笑った。
「がんばってね。」先生の唇から八重歯がこぼれた。
　―――そうだーー
　僕は唇を重ねて先生の八重歯のウラを愛撫した。
「あああああああああああああ〜ん」
　ふわぁと遮っていた処女膜の壁が緩んだ気がした。
　ぐっと腰を沈めた。愛液がすき間からすごい威勢で飛び出てきた。
　ぎゅううと先生の肉襞が纏わりついてくる。
　ぐいぐいと締め付けて離さない。
「あああああ〜ん」
　先生の爪が僕の背中に食い込む。
　僕はさらに八重歯を責める。
　ビクビクと膣内が痙攣する。
　乳首を弄ると、ぐぐぐぐぐと締め付けてくる。
　先生の細い足がじたばたとしている。
「痛い？」
「あああああ〜あああああ」
　先生の唇の端からヨダレが垂れている。
　白目をむきそうになっている。苦痛にゆがんでいるのか快感をむさぼっているのかわからない。でも、可愛らしい顔がゆがんで、さらに可愛い表情になっている。
「あああん　ああああああああああん」
　僕は腰を動かそうとした。でも、そんなことをしなくても、膣の中の肉襞がザワザワ、にゅるにゅると動いて、さらに締め付けてくる。
　少しでも動かしたらどうなるんだろう。
　僕は腰をちょっと引いた。すると先生は僕に自分の腰を押し当てて逃がさないようにした。
　細いウエストをもって、腰を一気に引いて、すぐにぐっと沈めた。
　先生の身体が弓なりになった。両手両足の指がギュッと握り締められている。
　１回突いただけなのに…

ソファの上の布はグショグショに濡れていた。そこに真っ赤な血痕が滲んでいる。

　弓なりになった先生の乳首を口に含んだ。するとガクガクとふるえた。僕の肉棒をぎゅうううううと締め付ける。痛いくらいだ。でも亀頭が当たる部分がチロチロと蠢いている。
　たった１回突いただけなのに射精しそうになる。
　抜こうとしたけれど、抜けない。精子を搾り取ろうとしているように肉襞が蠢く。「先生、だめだ！」
　先生が目を開いた。ふわぁっと力が抜けて僕の肉棒がズボッと音を立てて抜けた。その瞬間、先生の可愛らしい腹部に僕の白い液体がどくどくどくと飛び散った。

「ごめんね。」先生は涙声で謝った。
「ちがうよ、先生、ちゃんとできたよ。」
「でも、気持良くなかったんでしょ。」
「ううん、最高だよ。」
「でも」
「いゃ、僕が早漏なんだ。あんまり先生が良すぎて…痛くなかった。」
「うん、最初はね。でも、なんか幸せな気分になって…あと、憶えてないの…」
「え？」
「先生、だめだっていわれて我にかえったの。」
「ほんと？」
「本当に気持良かったの？　わたし処女じゃなくなったの？」
「うん、先生は最高だよ。」
「うれしぃ。」先生は僕に抱きついた。とても甘い香りがした。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　終わり