５．危険な快感・・・

　杏子は郁夫に肉の悦びを教えられた夜、初めて雄太の誘いを拒んだ。
　別に雄太を嫌ったわけじゃ無いのだが、どうしても迎え容れられなかった。
「ごめんなさい、あなた・・・ちょっと、身体が重くて・・・」
「大丈夫か？杏子・・・風邪でも引いたのかな？いいよ〜ぐっすりお休み」
（本当に、ごめんなさい・・・あなた・・・もう少し、待ってて・・・わたしが自分の快感をコントロール出来るまで・・・あなたのモノを感じさせることが出来るまで・・・もう少し、待っててね〜）
　あくまで雄太の為に郁夫と関係してるんだと、自分に言い聞かせる杏子だった。

　翌日、雄太が会社に出かけると、杏子は郁夫の部屋に向かった。
「まだ、寝てますよね・・・昨日はありがとうございました。郁夫さん・・・」
　寝ている郁夫の口唇に口づけをして、主婦の仕事を始めた。
　掃除に洗濯・・・慌しく仕事をする杏子は、気分がウキウキしていた。
（昨日までと何かが違うわ・・・何となく大人の女性になったような・・・）
　自分の身体まで昨日と変わったような気がしていた。
　10時過ぎにやっと一息ついて、ソファでコーヒーを飲みながら想い出していた。
（やっぱり、すごかったわ・・・セックスって、いいわ〜〜今度はお義父さんのオチ××ンを感じさせてあげたい・・・）
　ネットでフェラの方法を勉強して、バナナで何度も試してみた。
（これでいいのかしら・・・？お義父さん、教えてくれるかしら・・・？どうしても、してあげたいの・・・だって、わたしをオンナにしてくれて・・・）
　そう思うだけで、杏子の淫唇から淫液が滲み出て、疼きを感じていた。
（こんなに欲しくなるものだったなんて・・・）
「おはよう〜杏子さん・・・」
　郁夫がソファに座っていた杏子の後ろから声をかけてきた。
　杏子は慌てて立ち上がり、郁夫に挨拶をした。
「おはようございます・・・」
　それだけで顔を紅潮させ、照れくさそうに郁夫を見た。
「どうしたんだい？顔を赤くして・・・後で書斎にコーヒーを頼むよ」
　洗面所で顔を洗い、歯を磨いてから書斎に戻った。

　コンコン・・・
　杏子はコーヒーを運んで郁夫の傍に座った。
「あぁ、ありがとう〜昨日は素敵だったね、杏子・・・」
「えぇ・・・いえ、こちらこそ・・・郁夫さん、ありがとうございます〜初めてオンナになった気分です。もう、驚きの連続で・・・」
「でも、人前では、杏子さんとお義父さんだよ！いいね！」
「えぇ、分かっています・・・まだ、奥が深そうで・・・わたし、どうでしたか？」
「感じやすいのでビックリしたよ〜どうして、今まで感じなかったのか・・・？」
「多分・・・郁夫さんに悦んでもらえるのを待っていたんですよ」
「可愛いことを言うね、杏子は・・・でも、雨宿り・・・なんだよね？」
「えぇ・・・そう・・・そうですよね・・・夕立の・・・一時避難・・・」
　哀しげな表情の杏子を郁夫は抱きしめ、口唇を激しく吸った。
　杏子もそれに応えて舌を絡ませた。
「朝から片付けや洗濯などをしてて・・・早く抱かれたかった・・・」
「杏子・・・それじゃ、雨宿りじゃ無くなるよ・・・もっと、しっかりして・・・」
　そうは言いながらも、郁夫の肉棒は堅く勃起していた。
　杏子はパジャマの上から郁夫の肉棒を触り、優しく擦り始めた。
「あっうっ・・・はぁ〜〜杏子・・・」
「郁夫さん・・・そんなこと言っても、オチ××ンは正直なのね〜ねぇ〜オチ××ンの愛し方を教えて〜わたし、愛してあげたいの・・・」
　杏子はパジャマのズボンを引き下ろし、トランクスも下げて椅子に座らせた。

　椅子に座った郁夫の太股の間に座った杏子は、黙って郁夫の肉棒を咥えた。
「杏子・・・あぁ〜〜ぁ、こんなこと、雄太にもしたことないんだろ？」
「ダメ！言わないで！それより、どうすればいいのか教えてください〜どうしたら気持ち良くなるんですか？」
　郁夫は下から見上げる杏子の哀願するような表情を見て愛しく感じた。
「男のモノは強めに扱いたり吸ったりしても平気だが、玉の袋は敏感だよ。だから、袋は優しく愛撫して、玉は口に含んで舌で柔らかく舐めるんだ。オチ××ンは裏側を舐めあげたり、その傘のような部分を口唇で挟んだり、後は、感じて欲しいという気持ちでやればいいんだよ〜」
「はい・・・郁夫さんのオチ××ンを愛したいわ〜だって、昨日は・・・わたしのオマ×コやお尻の穴まで舐めてくれたんですもの・・・嬉しかったわ」
　そう言うと、杏子は、今聞いたばかりの浅い知識で懸命にしゃぶり始めた。
　ネットで勉強した舐め方も思い出しながら、袋も肉棒も優しく舐め回した。
　10分ほど経過した頃、郁夫は我慢できなくなってきた。
「杏子・・・上手になってきたね・・・はぁ〜ぁ・・・もう、出そうだよ・・・」
「いいです〜お義父さん、わたしの口の中に出してください〜」
「でも、今まで・・・はぁ〜〜飲んだこと無いだろ？うっ・・・あぁ〜〜」
「えぇ・・・でも、もう、何も言わないで・・・気持ち良くイッてください！」
「うぅっ・・・あぁ〜〜っ・・・あぅ・・・っ、イッ・・・いっくぅぅううう〜〜〜」
　郁夫は杏子の頭を自分の股間に押し付けて、爆発するように射精した。
「ゴボッ・・・ゴグッ・・・ふぅあぁ〜〜っ、はぁ〜〜」
　杏子は郁夫の萎えた肉棒を咥えたまま一滴残らず吸っていた。
　さらに丁寧に濡れた肉棒を舐めていると、郁夫は敏感になっていた肉棒への刺激に身体が痺れるような快感を感じていた。
「あ、ありがとう・・・はぁ〜〜ぁ、杏子のフェラは最高の快感だ・・・一度聞いただけなのに、杏子は覚えが早いね・・・飲み込んだの大丈夫？」
「えぇ〜平気です！郁夫さんが感じて悦んでいるのが嬉しくて・・・」
「杏子・・・雨宿り・・・していくかい？」
「えぇ、また、雨が降ったら・・・」
「分かった・・・でも、雄太とは今まで以上に親密にしてほしい・・・」
「はい、分かっています」
　杏子は今夜は雄太と愛し合おうと思っていた。
　でも、少しでもいいから、郁夫に抱かれて感じたかった。
　郁夫は杏子の表現と表情に妖艶な女の魅力を感じていた。
　杏子も郁夫の肉棒を愛してあげられたことが嬉しく、何かを越えた気分だった。

　お昼の準備をして一緒に食事を済ませると、杏子は欲しくて仕方がなかった。
（お義父さん、もう年だから、無理かしら・・・？）
　キッチンで片づけをしながら、杏子はどうしようか迷っていた。
「あっ・・・あっはぁ〜〜ん・・・あぁ〜〜あぁ〜〜郁夫さん・・・愛して・・・」
　後ろから杏子に抱きつき両手で乳房を揉みながら首筋を舐める郁夫に、杏子は身体を反らせて悶え応えた。
　スカートを外して下ろし、小さなスキャンティも脱がせて下半身を裸にした。
「艶っぽいなぁ〜杏子・・・魅力的なお尻がプリプリして、丸見えになってるよ〜外から見ても分からないけど・・・後ろから見ると、いやらしいなぁ〜〜」
「いやぁ〜もぉ〜郁夫さんったら・・・エッチなことして・・・嬉しいわぁ〜〜」
「やっぱり・・・杏子は、こうすると悦ぶと思ってた・・・」
　郁夫は膝を立てた格好で両手で杏子のお尻を撫で回し、舌を這わせ始めた。
「あぁ、っ、はぁ〜〜はぁ〜あっ、あ、あぁ〜〜いぃ〜〜」
　杏子はキッチンのシンクに手をついて、郁夫にお尻を突き出して愛撫を受けた。
「ねぇ〜ねぇ〜〜おねがい・・・早くぅ〜〜い・れ・て・・・」
　郁夫は求められるままに肉棒をバックから挿入し、乳房を両手で掴んだまま、激しく腰を打ち付けた。

「あぅ、あぅ、あぅうっ・・・はぁ、はぁ、っ・・・あぁ〜〜いぃ〜いぃ〜〜イキそぉ〜〜っあぁ〜〜一緒に・・・一緒に・・・イッてぇ〜〜あぁ〜イクッ・・・あぁ〜〜イッ、くぅううううう〜〜〜〜」
「杏子〜〜僕も、イク、イクぅ〜〜〜〜ッ・・・あぁ〜はぁ〜はぁ・・・ぁぁ・・・」
　ふたりはキッチンの床に倒れ、しばらく呼吸を整えていた。
「前戯が無くてもイクんですね〜」
「それは、杏子が感じやすいからだよ・・・すぐに濡れて滴っていたし・・・」
「もぉ〜それじゃ、わたしが淫乱みたいでしょ〜郁夫さんが上手なんです！」
「ハハハハ・・・可愛いなぁ〜杏子は・・・」
　まるで新婚夫婦のような雰囲気だった。