７．危険な雨宿り・・・

　火曜日の夜は、夕方にあんなことがあったので、静かに時間が過ぎていった。
　雄太が帰ってくるのは土曜日だから、まだ３日間はふたりきりだった。
　郁夫は杏子の部屋に行き、優しく抱いて寝ることにした。
　杏子は郁夫の胸で涙を流しながら、いつの間にか寝てしまった。

　翌朝は何も無かったかのような明るい笑顔で郁夫を起こし、ふたりで朝食を食べ、和やかな朝を満喫した。
　食後のコーヒーを飲みながら談笑し、郁夫は笑顔の杏子を喜んでいた。
「今日は郁夫さん忙しいの？」
「いや、昨日で片付いたから、今日は杏子の好きにしていいよ」
「うわぁ〜〜嬉しいわ〜えぇ〜〜と・・・今から・・・・・・」
　夢中で想いを巡らす杏子を愛しく感じる郁夫だったが、不安もあった。
（一日中、抱いていてね〜なんて言われたら・・・もう死んじゃうな〜）
　しかし、郁夫の不安は的中したようなものだった。
「今日は一歩も家を出ないで、外界と遮断してふたりで裸で過ごしたいわ〜」
「誰かが来たらどうするんだい？」
「だから、締め切って留守にしちゃうの〜電話もダメよ〜ネッ！」
　可愛い笑顔でウィンクされると、郁夫は何も言えなくなった。
（どうでもいいけど・・・身体がもつかどうか・・・ふぅ〜ぅ・・・）
「じゃあ、早速、戸締りしますね〜近所に分からないように・・・」
　近所の目を気にする用心深さは失ってなかった。

「ねぇ〜一緒にお風呂入って・・・洗ってあげるわ〜ルンルンルン・・・」
　ウキウキしながら郁夫の手を取り、浴室に向かった。
　杏子は郁夫の服を脱がした後、自分もサッサと裸になった。
「杏子・・・一段と艶っぽくなったね・・・腰の括れも色っぽくなって・・・」
「あら、郁夫さんだって、最近、若々しいわよ〜ほら、もう元気になってる」
　お互いの身体を洗いながら愛撫を始めていた。
　湯船で郁夫は杏子の身体を抱いて乳房を優しく揉みながら肉棒を挿入した。
「あぁ〜〜もぉ〜動かないで・・・はぁ、はぁ〜」
　胡坐をかいたところに座るような形で杏子は郁夫の肉棒を淫壷に迎えていた。
「杏子はどんな愛され方が一番好きなのかな？」
「どんな・・・って・・・そうねぇ・・・わたし、郁夫さんだったら、何でも・・・」
「そうなの・・・じゃあ、それ〜！」
　郁夫は湯の中で下から腰を突き上げ杏子の淫壷に肉棒を深く挿入した。
「あぁぁあああ〜〜ん・・・あふっ・・・あうっ・・・あぁ〜あぁ〜あぁあああ〜〜」
　項を舐め乳房を優しく揉み肉棒をゆっくり回転させた。
「あぁぁ・・・ぁ、いぃ〜〜わぁ・・・優しく動くオチ××ンが、気持ち、いぃ〜」
「杏子のオマ×コを締めて〜僕のオチ××ンをキュゥ〜と何度も締めて・・・」
　杏子はお尻の穴を引き締めて淫壷の入り口を繰り返し締めた。
「おぉ〜っ・・・よく締まる・・・あぁ〜いい感じだぁ・・・」
「気持ちいいの？嬉しい・・・杏子、郁夫さんの気持ち良さそうな顔、好きよ」
　ふたりは長い前戯の時間を過ごして、裸のままリビングに座った。

　床に転がりお互いの性器に顔を埋めていた。
「わたし・・・郁夫さんの、しゃぶるの大好き・・・あぁ・・・美味しいわ〜〜」
　郁夫は杏子のクリトリスを優しく舐め続け、指で淫壷を弄っていた。
「あぁ・・・まだ・・・あまり、感じさせないで・・・すぐにイッちゃいそう・・・」
「じゃぁ、こっちのほうを感じてるかい？」
　郁夫は杏子のお尻を撫でながら菊蕾を舐め始めた。
「あぁ〜ん・・・そこは・・・いぃ〜けど・・・はぁ、はぁ、はぁ〜〜ぁ・・・」
　杏子の菊蕾は処女同然だった。
　あまりイレギュラーなセックスを教えると、杏子の淫欲の強さから察して、郁夫は控えていたほうが賢明だと思っていた。
（もう、ここまできたら・・・同じかな？）
　アナルセックスを教えれば、バイブを使って前と後ろを同時に責められる。
　そうすれば、杏子は今以上に淫らに狂うだろうと郁夫は思っていた。
（いいのか？悪いのか？）
　先ずは指でイクようにして・・・様子を見ようと思った。
「ここは、感じやすそうだけど・・・杏子、感じたいかい？」
「はぁ〜〜ぁ・・・あふぅ〜あぁ・・・郁夫さんに任せるわ〜最初から郁夫さんに教えられたんだもの・・・わたしは郁夫さんのものよ〜」
　菊蕾を舐め回し、指で解すように周囲を撫で、少しだけ中に入れて震わせた。
「あぁぁ・・・っ、いっ、いぃ〜〜、はぁ〜、あっわわわわ、あぁ〜〜ぁ・・・」
（本当に性欲が強いんだな・・・身体中、淫欲の塊みたいだ・・・）
　薬指の先を菊蕾に入れ、中指で淫壷の浅いところを押し、手のひらでクリトリスを圧迫するようにして小刻みな刺激を加えた。
「あぁ、あぁ、あぁああああっ・・・あぁ、すごぉ〜ぃ・・・イッくぅううう〜〜」
　前後の穴を小刻みに収縮させ、杏子はイキッ放しの状態で悶えていた。
　郁夫は収縮が弱まると、さらに刺激を加え、すぐに杏子を絶頂へと導いた。
「あぁ・・・ダメ、ダメェ〜〜ッ、あぁ〜〜、あぁ〜やだぁ〜また、イクぅ〜〜」
　杏子はグッタリして意識を失った。
　郁夫は意識の無い杏子を抱え、淫壷に肉棒を挿入し菊蕾に指を挿入して、杏子の揺すって意識を戻し、同時に肉棒と指で前後の穴を責めた。
「あぁっ・・・うっ、わぁああああっ・・・はぅ、あぅ、っ、いっちゃうぅ〜〜〜」
　全身をガクガクと震わせ、一気に昇りつめた。

　郁夫は杏子の姿態を愛しそうに眺めていた。
「郁夫さん・・・すご過ぎるわ・・・もう、ガクガクよ・・・」
「へぇ〜〜杏子でもギブアップすることがあるんだ〜？」
「もう〜本当にイジワルゥ〜で、大好き〜〜、こんなに感じたの初めてよ」
「また夢中になっちゃうかな〜？」
「うん・・・もう、郁夫さんとは離れられないわ〜本降りになっちゃった・・・」
「困ったなぁ〜僕はそんなに長生きできないぞ〜」
「いいわ！わたし、一緒についていくから・・・グスッ・・・ウッ、ワァ〜ン・・・」
「泣くなよ、杏子・・・冗談だよ〜いつも傍に居るから・・・ネッ！」
　杏子は郁夫の肉棒を扱きながら頬を寄せ、優しく擦っていた。
「すごかったわ・・・もう、おかしくなるかと思っちゃった・・・」
「どこが感じたの？前？後ろ？」
「うぅ〜ん・・・両方かな？」
「じゃぁ、今度は・・・」
　郁夫は杏子を四つん這いにして菊蕾を舐め始めた。
「恥ずかしいわ・・・こんな格好で、お尻を舐めてもらってるなんて・・・」
「いやなの？じゃぁ、止めようか〜」
「あぁん〜またぁ〜イジワル〜」
「いい眺めだよ・・・杏子のお尻もオマ×コも丸見えで濡れ濡れだよ〜」
「あぁ〜〜もう〜感じちゃう〜〜」
　お昼まで郁夫は杏子の菊蕾を開発することに専念した。
　次第に快感に悶える杏子の淫欲に、郁夫は徹底して絶頂感を感じさせた。
「あぁ・・・前より、感じるわ・・・どうしよう・・・わたし・・・変態だわ・・・」
「何言ってるんだ？杏子・・・元々、深い快感が得られるように出来てるんだよ」
「じゃぁ、杏子、おかしくないんだ・・・あぁ〜良かった・・・」

　昼食も裸のまま食べ、再び入浴してから夕方までベッドで汗だくになった。
　前も後ろもすべて感じて、杏子は郁夫の魅力を再確認していた。
　心地良い疲れから少し仮眠した後、三度入浴し、夕食の支度をする杏子をいきなり犯すように感じさせたり、音楽を聴いて憩いでいる間中、ずぅ〜と挿入したまま、ジワジワと長く深く感じさせたりして過ごした。
「もう、郁夫さん、大好きよ〜〜」
「杏子のように感じやすく淫らに悶える女性を見たことが無いよ」
「イヤなの〜？」
「・・・な訳無いだろ〜ハハハハ・・・」
　その夜は挿入したまま眠り、翌朝、目覚めと共に悦びに浸った。

　木曜日、金曜日にかけて、少し離れた人気の無い鄙びた温泉で過ごした。
　温泉の中、森林の中、宿のあらゆる場所で交わり、寄り添いながら帰宅した。
「忘れられない２日間だわ・・・愛してる・・・もう、雨宿りじゃないわ」
「明日には雄太が帰ってくるんだから、また、雨宿りに戻らなきゃ、ネッ！」
　もう、こんなチャンスは２度と来ないかもしれないと思うふたりは、帰宅するとすぐに求め合い快感を貪りあった。
　リビングで前後とも絶頂に達した杏子は、後はゆっくり感じたいと思った。
「ねぇ〜わたしのベッドで入れたまま寝ましょう・・・そして・・・あの人が帰ってくる前に、朝一番にもう一度、感じさせて・・・ネッ！」
「いいよ〜杏子が望むなら・・・」
　ふたりは全裸のままベッドで身体を密着させ挿入して眠ろうとした。

「杏子、ビックリするかな？一日早く帰ってこれたから・・・そうだ！杏子のベッドに忍んで行き、いきなり愛してあげよう〜セックス好きの杏子・・・きっと欲求不満で悶々としてるだろう・・・」

　雄太は静かに音を立てないように玄関のドアを開け、杏子のベッドに向かった・・・。