（３５）

　１時間程、過ぎただろうか・・・・
　裕二は、ガウンを脱ぐと、まだ気を失っている美貢の横に身体を移した。
　美貢が、裕二の体温で僅かに身体を動かす。
　無意識に身体を捻ると手が裕二の首筋に当たった。

　裕二は、そろそろ眼を覚ますであろう美貢の顔を凝視する。
　そして、美貢が小声で呻きながら、ゆっくりと目を開けはじめた。

「・・・・こ、香坂さん・・・・私って・・・」
「どうやら・・・・吹っ切れたかな？」
「えっ・・・」
「大塚の事さ・・・・」

　裕二は、慎重に言葉を選んで美貢に話し掛けていく。
　また、いつ何時、発作的に暴れ出すとも限らないからだ。
　しかし、美貢は笑みを見せて裕二に答えた。

「香坂さん・・・・・私・・・よく解らないんだけど・・・・」
「・・・ん？　なんだい。」
「あんな・・・あんな程度の低い人間に怯えていたなんて馬鹿らしく思えて・・」
「・・・み、美貢さん、それでいいんだ。その思いを持続させていくんだ。」
「・・・・・」
「いま、君の言った言葉は、奴に屈していないという君の本心の現れだよ。」
「香坂さん・・・」

　裕二は、美貢の首の後ろに手を回して胸に引き付けた。
　美貢は、裕二の抱擁にじっとしている。

「美貢さん・・・・・君の、今のその思いは奴に勝った瞬間なんだ。」

　裕二は、言い聞かせるように、そして思い込ませるように言い放った。

「・・・香坂さん・・・・・・・もう・・・・・・・・・もう・・・あいつは・・私の心には・・・存在しないわ。」

　美貢の熱い吐息が裕二の胸に当たった。
　裕二は、美貢の腰に手を回し優しく引きつける。

　そして顔を近づけると、ゆっくりと唇を合わせていった。
　美貢は、口を半開きにして裕二の接吻を受けた。
　スローモーションのように一滴の涙がシーツに零れていく・・・・・・

「美貢さん・・・・俺は、今から君を抱く・・・」
「・・・・・・・・・・・・・はい。」

　裕二は、美貢の手をとり肉棒に導いた。
　しっとりと濡れた手が美貢の緊張度を表わしていた。

「美貢さん、男と女がいる以上、セックスは大切な行為だ。」
「・・・・・」

　裕二は、美貢を仰向けにさせ乳房を愛撫しながらキスを繰り返す。
　徐々に美貢の体温が上がり耳たぶも紅潮してきた。

　裕二は、下腹部に手を移動していった。
　柔らかい陰毛を過ぎ亀裂に沿って蜜壷周りを撫で上げていく・・・

「・・・ぁぁ・・」

　更に女芯を優しく上下しながら濡れ具合を確認していった。

「・・・ァァァ・・・・・ィ・・・」

　裕二は、唇を合わせたまま指を蜜壷に入れていく。
　その瞬間、美貢は遊ばせていた手を裕二の首に回し、きつくしがみ付いてきた。
　自ら舌を絡ませていく美貢・・・
　ほのかに美貢の額が汗ばんでいる。

　裕二が、上から美貢に覆い被さった。
　美貢は目をあけると下から裕二を見上げる。
　不思議に恥ずかしさはない・・・・
　自ら、閉じていた足を広げ裕二を受け入れるような形になっていく。

「美貢さん・・・」
「・・・・わ・・・私・・・」

　美貢は、そう言うと再び静かに眼を閉じていった・・・
　裕二は、肉棒の先を美貢の蜜壷に当てがった。
　既に裕二を迎え入れるには、十分な湿りを見せている。
　そして、裕二は、ゆっくりと美貢の中に挿入していった。

「・・・ぁ・・・ぁぁ・・・・あぁぁぁ・・・・」

　裕二は、慎重に美貢を観察していった。
　表面上に苦痛はないようだ。

（一応、感じてはいるみたいだな。）

　裕二は、優しく腰を上下していく。
　美貢は、口を半開きにして艶やかな声を上げた・・・

「・・・・アンッ・・・・ゥゥゥ・・・」

（よし、大丈夫だな・・・）

　裕二は、もう発作は起きないと確信し、普通に性交を行っていく。
　色々と体位を変えたりしながら責めを繰り返した。

　しばらく続けているうちに裕二の額に汗が滲んできた。

（・・・クッ・・・俺が先にいっちまうぜ・・・）

　裕二は、一旦、動きを止め美貢を腰の上からおろした。

「美貢さん、少し休憩しよう。」
「・・・・香坂さん・・・ごめんなさい。」
「え・・何が？」
「凄く感じてはいるんだけど・・・・なかなかいけなくて・・・・」
「急には無理さ・・・・それより俺のが入ってきた時に怖さはなかったかい？」
「ええ・・・・大丈夫・・・・・・でも、それより・・・」

　裕二は、美貢の不安と不満を感じ取った。

「美貢さん、一日で急に不感症なんて治らないさ。」
「・・・・・」
「美貢さん、心配いらないよ。君は正常だ。ちゃんと濡れるし感じてるじゃないか。むしろ、男性に対する恐怖心が無くなっただけでも、喜ぶべき事じゃないのかな。」
「・・・・ええ・・・・」

　裕二は、座っている美貢を引き寄せた。
　美貢も裕二にしがみ付いていく・・・・・
　裕二は、美貢を寝かせると再たび挿入を試みた。

「・・・ウゥゥ・・・」

　裕二は、腰を動かしながら女芯を刺激し、更にもう片方の手で乳首を転がしていく。
　美貢を見ると、悦びの表情は見せているものの焦相が感じ取れた。

（・・・クッ・・・やはり・・・ギリギリのところで駄目みたいだな・・）

　美貢も必死でいこうと頑張っているようだ。
　しかし、自分では解らない何かが美貢の昇天を邪魔している。
　遂に、美貢は裕二に訴えた・・・

「・・・こ、香坂さん・・・・あの・・・・・イッて下さい・・・」

　裕二は、項垂れながら美貢の蜜壷から肉棒を抜いた。

「・・・・俺だけいくなんて、君を性欲処理のような真似をさせたくないよ。」
「で・・でも・・・。」
「いや、大丈夫・・・・・それより今日は、これ位にしておこう。」
「・・・・ごめんなさい・・・香坂さん。」

　裕二は、美貢の手をとって上体を起こした。
　ガウンを美貢に掛けてやりシャワーを促す。

「先に浴びてきなよ。」
「・・・ええ・・・・」

　美貢は、すまなそうにバスルームに向かった。

　反面、裕二は、我慢の限度がギリギリ止まっていた。
　生理現象がイライラしながら沸騰している。

（くぅー・・・ムラつくな・・・・亜美、起きてるかな・・・我慢できんぜ。）

　裕二は、缶ビールを開けて一気に喉に流し込んだ・・・・

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

「香坂さん、・・・・本当にありがとうございました。」
「いや、男性に対する恐怖が無くなっただけでも良かった。しかし、まだ完全じゃないと思うから徐々に慣れるんだ。」
「ええ、そうします。」
「じゃ、また連絡するよ。」
「はい。・・・・・・・・あ、・・・あの・・・・・」
「ん・・・・何だい？」
「わ、私・・・・香坂さんが相手で・・・・・・・・良かった・・」

　美貢は、そう言うと走って部屋に入っていった。
　裕二は、美貢の言葉よりも今日の作戦が成功し、少なからず目的が果たせた事が嬉しかった。

（おおかた亜美のおかげだな・・・・・・・！・・急いで帰るか・・）

　裕二は、急に亜美を思い出し急いで車を走らせた。

　先程までの美貢との行為で、何度もいきそうになりながら結局、出さずに我慢をしていたせいか、更にイライラが増してきていた。
　１０分ほどでマンションに到着すると裕二は、急いで亜美の部屋に向かった。

　ドアチャイムを鳴らす裕二・・・・・

（ん？・・・・っかしいな・・・出かけてるのか・・・）

　裕二は、合鍵でドアを開けると中に入っていった。

「・・・・電気点いてるじゃねぇーか。」

　裕二が、奥の部屋に歩くと浴室の電気が点いている。

（お、そうか、風呂に入ってたのか・・・ラッキーッ・・）

　裕二は、浴室のドアを開けると亜美に声を掛けた。

「亜美、帰ったぞー。」
「・・・あ、裕二さん？・・・どうだった。」
「ああ、待ってろ。今から入っていくから。」
「え、えぇーっ・・・」

　裕二は、スーツが皺になることなど関係なく急いで服を脱ぎ捨てるとドアを開けて中に入っていった。

「もぉぅ・・・裕二さんったら・・・・・・ぇ！」

（・・・す、凄い立ってる・・・）

　裕二は、浴槽に浸かる亜美の後ろから湯船に割り込んでいった。
　裕二の固いものが、背中に当たる。

「ど、どうしたの・・・美貢さんと・・・・ぁぁ・・ちょ、裕二さん・・」

　亜美は、後ろから裕二に乳房を揉まれながら声をあげた。

「裕二さん、どうなったか教えてよ。」
「その話は、後にしようぜ。もう我慢できん。」

　裕二は、亜美の股間に手を伸ばして亀裂を開いた。
　亜美も裕二の焦りに最初は戸惑っていたが、次第に身体が反応していく。
　振り向きながら裕二にキスを求めた。

「・・・ァァ・・・ンゥゥ・・・・」

　裕二は、狭い浴槽にストレスを感じた。
　亜美を立たせると後ろから蜜壷に口をつけて舌を伸ばした。

「ウァァァァァァァー・・・・・ィィ・・・アァ・・・感じるぅぅぅー・・・」

　亜美の淫艶な声に裕二は、我慢が限界に来た。
　浴槽に座って亜美を振り向かせる。
　亜美は、すかさずしゃがみ込んで裕二の肉棒を頬張った。

「グッ・・・あ、亜美・・・」

　亜美は、肉棒を握りながら口をスライドさせ巧みに舌を絡ませていった。
　いつもと違い、妙に裕二の肉棒が脈打ち固さが増している。

（・・ん・・裕二さん・・・なにか・・・）

　その時・・・・

「あ、亜美・・・もう限界・・・・出すぞ・・・」
「ンンッ？」

　一瞬動きを止めた亜美の口の中に裕二は、溜めていた爆弾を大量に発射した。

「ンンンーッ・・・ングッ・・・ン・・・・ンンムッ・・・ンンー・・・」

　驚くほど勢いよく、そして大量に口の中に入ってくる。
　最初は、驚いたものの亜美は、裕二の袋部分を揉みながら舌で肉棒の周りを丹念にグラインドさせていった。
　亜美の、その行為で搾り取られるように裕二の弾が抜き取られていく。

「亜美・・・・凄ぃ・・舌使いだぜ・・・」
「・・・ンッ・・・・ハァー・・・・の、飲んじゃった・・・」

　亜美は、裕二の肉棒から口を離すと浴槽に座る裕二の膝に跨いでいく。

「よぉーし、亜美、次はお前を満足させてやるぜぃ！」
「させてやるぜはいいけど、美貢さんはどうなったのか教えてよ。」
「あ、ああ、そうだった。」

　裕二は、亜美のヒップを下から支えながら先程までの美貢との一連の話を亜美に聞かせ始めた。

（３６）

　話を聞き終えた亜美が満足そうに口を開いた。

「裕二さん、私の考えた作戦もなかなかだったようね。」
「ああ、最初は不安もあったがな。」
「私、自分だったらっていう観点から考えたの。」
「ほぉぅ・・・というと？」
「例えば、無理矢理に犯されるっていうのは、恐怖、屈辱、悔しさ、悲惨という非思考範囲を超えてるわけじゃない。何故、そうなってしまうか考えた事ある？」
「・・んー・・・その人間のもつ反心の作用かな？」
「それだけじゃないわ。私が気が付いたのは、まず、美貢さんは処女ではなかったし、そして、付き合っている男性もいたはずよ。性交自体には、恐怖感、心の違和感は、持っていなかったのよ。」
「・・・・・」
「つまり、一番の原因は、美貢さんのお兄さんなのよ。」
「え・・」
「何故、美貢さんは、大塚の所に行ったの？何のため。」
「そうか・・・兄貴の・・・」
「そう、一人で行くんだから、もしかしたら大塚に・・・という考えもあったはず。」
「しかし、それが不感症になった直接の原因ではない・・・・か？」
「そういうこと。つまり、犯された女性が、全て男性恐怖症になるかっていうと、そうではないはずでしょ。美貢さんが男性恐怖症になった原因は、確かに強姦された事も理由の一つかも知れないけど、それより自分をここまで大切に育ててくれた、お兄さんに対して自分が犯された事が申し訳なかったのよ。お兄さんを落とし入れただけではなく、自分まで大塚に屈辱を・・・・という気持ちがね。」
「・・・という事は、不感症になった最大の原因は、兄が自殺した時点なのか？」
「・・・断言は出来ないけど、限りなく確率の高い推測と思うわ。大塚に対する怒りと、兄の死に対する悲しみが混同したのよ。」
「亜美・・・お前、凄いな・・・」
「フフッ・・・でしょ。」
「じゃ、男性恐怖症に限っては、もう大丈夫と考えていいのか？」
「大塚を不能にした。兄の敵もとった。自分が受けた屈辱の過去心も拭い去った。性の必要性も説いたし、そういう意味では、内面的にクリアはしたと思うけど。」
「ほぼ・・いいと？」
「断言は出来ないけど・・・・たぶん。でも不感症は難しいわね。」
「・・ああ・・・これだけは医学的なことだと思うんだが・・・」
「裕二さん、それは違うわ。何かキッカケを作れば・・」
「・・・・・・・・ハァークションッ・・・さ、寒っ・・・」

　裕二は、亜美を腰に乗せたまま湯船に浸かった。

「とりあえず、美貢さんは、ある程度、快感は得てる訳だし、そして、イクまでではないけど、兆候はあるわけでしょ。」
「ああ、その通り。」
「私も、考えてみるわ。」

　そう言いながら、亜美は裕二に舌を絡ませていった。
　その時、思い出したように急に口を離し裕二に呟く・・・・

「・・・裕二さん、まさか、これで終わりでないでしょうね。」
「フッ、フッ・・・不感症になるまで責めてやろうか。」
「もぉう・・裕二さんったら・・・・・・あ、そう、そう、今日は安全日よ。」
「なにっ、そうか！」

　裕二は、湯船から上がると、直ぐに風呂から出ようと促す。
　亜美は、照れながらも股間に熱いものを感じていた。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

「アゥゥゥゥゥゥゥゥーッ・・・・・・こ、壊れちゃうぅぅー・・・」

　裕二は、四つん這いになった亜美の後ろから、これ以上なく怒張した肉棒を蜜壷に打ちつけていた。
　裕二と亜美の結合部は、摩擦で白くなった互いの愛液が溢れている。
　亜美は、限界に来ていた・・・・

「ゥゥ・・・・ゆ、裕二さん・・・・・イキソッ・・・アゥゥゥ・・・」

　裕二は、亜美の訴えに更に打ち突けるスピードを増していく。

「ウアァァー・・・イヤッ・・・ウッ、クゥゥゥゥー・・・・・アァァァ・・だ、駄目ッ・・・ゆ・・裕二・・・・さ・・・ゥッ、ゥッ、ゥッ・・・・・ス・・・ス・・・凄いぃぃぃぃー・・・・・も、もっと・・・ウゥゥゥーィ、イクッ・・・イクッ・・・イキソ・・・・アァァ・・・もうっ・・・イッ・・・イックゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥーッ・・・ゥゥゥゥ・・」

　亜美の激しく長い絶叫が部屋をこだました・・・・
　亜美の全身に鳥肌がたち下半身が痙攣している。
　まだ果てていない裕二が、ゆっくりと肉棒を抜いた。

　うつ伏せに倒れこんだ亜美の亀裂から透明な液体が流れ出てきた。
　見る見るうちにシーツが亜美の愛液で染みを作っていく。
　亜美の綺麗なヒップラインが、後ろから眺めると美しく放物線を描いている。
　裕二は、まるで山岳から湧き水が谷を辿って湖を作っているイメージを受けた。

「亜美・・・」

　裕二の声に、ゆっくりと上を向く亜美・・・

「裕二さん・・・・凄い激しかったわね。」
「そりゃそうさ。美貢さんの時は、蛇の生殺しどころか、一旦、飲まれてから吐き出されたって感じだったからな。」

　裕二の表現に美貢は笑いながら起き上がった。
　裕二に抱きつきながら胸に頬を当てる。

「暖っかぁーい。」

　亜美は、そう言うと、まだ、いきり立っている裕二の肉棒を擦りながら股間に顔を埋めた。
　淫媚な音を立てながら裕二の肉棒に舌を絡める亜美・・・・
　自らも女芯を擦って腰をくねらせていた。

「亜美・・・」

　裕二は亜美の腰を上げさせて指を蜜壷に挿入しグラインドさせた。

「・・・ンゥゥー・・・」

　くぐもる様な喘ぎ声を出す亜美・・・
　裕二は膝を立てて亜美を持ち上げた。
　そのまま、仰向けに倒れると亜美を上に跨がせる・・・

　亜美は、裕二の肉棒を掴んで蜜壷に導いた。

「・・アンッ・・・」

　根元まで受け入れた亜美が前後左右に腰を振り出す。
　裕二は、亜美の両乳首を摘みながら腰を突き上げていった。

「・・・アゥゥ・・・ァァァァァー・・・裕二さん・・・イィィーッ・・・」

　瞬く間に裕二の陰毛が亜美の液体で湿っていく・・・
　亜美は、裕二の胸に手を当て膝をつくと腰を持ち上げ上下に動かし始めた。

「・・アァ・・・・イィ・・気持ちいぃぃー・・・」

　亜美の潤んだ瞳が悩ましい・・・
　裕二は、亜美が持つ不思議な艶やかさに身体が満たされていった。
　何度も体位を変え、亜美を責めていく裕二・・・
　亜美の絶叫が何度も繰り返され、声も徐々にハスキーな音色に変わってきた。
　そして遂に裕二も限界を迎える。

「亜美、いきそうだぜ・・・」
「・・も、もう、キテッ・・・・私も・・・・限界・・・よ・・・」

　裕二は、亜美の訴えにピッチを上げていった。
　亜美を横向きにすると松葉崩しのような格好になる。
　裕二は、亜美の太腿を抱えて激しく突き上げていった。
　裕二の肉棒が根元まで埋まる度に、亜美の嗚咽を漏らすような淫らな声が響く。

　亜美は、裕二の責めに耐え切れず枕に歯を当てた。

「ウゥゥゥゥゥゥ・・・ングゥゥゥゥゥゥー・・・」
「あ、亜美・・・い、いくぜ・・・」

　亜美は、その言葉で発作のように身体を震わせ始めた。

「ンーッ、ンーッ・・・ウッ・・・ウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥーッ・・・・」

　裕二は、亜美の奥深くにホワイト爆弾を発射していく。
　裕二の放出にあわせて下半身がピクッ、ピクッっと反応していた。

「・・・あぁ・・裕二・・・さ・・ん・・・・熱い・・・熱いの・・・が・・・」

　亜美の奥の壁に裕二の爆弾が当たっているのだろう。
　亜美の全身は目で見て判るほどに鳥肌が立ち、そして蜜壷の収縮を繰り返していた。

　裕二は、亜美の太腿を下ろし横に並んで寝そべった。
　亜美が、裕二の首に手を回し密着してくる。
　裕二も亜美を抱き込むように全身を包んでいった。