（８７）

「香坂です。」
『おう、どうだ。上手くいったか？』
「ええ。しかし、鏑木さん、この薬はいつまで効くんですか？」
『約、２０時間は、継続するかな。』
「そうなんですか・・・実は、肝心な命令ができないんですよ。」
『そうか・・・よし、さっき渡したケースに錠剤があるだろう。』

　裕二は、ケースの中を確認した。

「ええ、有りました。」
『それを飲ませると一時的に発作は止まる。脳も身体も満足できないように調合してあるんだ。奴をゲットするまで片桐節子をお前が操作するんだ。』
「なるほど、解りました。」

　裕二は、電話を切ると、その錠剤を手に持ち節子に近づいた。
　節子は、相変わらず受話器を蜜壷に入れながら喘いでいる・・・

　裕二は、喘ぐ節子の口に錠剤を指で弾きながら放り込んだ。
　特に、吐き出す事もなく受話器の出し入れを繰り返している。

（飲み込んだかな・・・）

　裕二は、焦らずに節子に変化が現れるのを待った。

　数分経った、その時、節子は、瞑っていた目を開けて怪訝な表情で裕二を見つめた・・・・

（・・そ・・そんな・・・きゅ、急に・・・）

「い・・・・今、口に入れた物は・・何・・・・・」
「フッ、効いたか・・・・その薬は、快感を止めてしまう薬さ。」
「・・・な、・・・じょ、冗談じゃないわよっ！」

　節子の額から急激に汗が流れてきた。
　満足度に達せぬうちに強制的に快感を抑制させられ、節子の苛立ちが全身を駆け巡っていく。
　イラつきと不安で、節子の表情は更に険しく変化していった。

「いや、いやよ。冗談じゃないわよっ！　全然、感じなくなっちゃったわ・・」

　節子は、乳首を摘みながら指を蜜壷に入れて刺激を始めた。
　しかし、一向に気持ちよさが伝わってこない。
　中枢神経と思考巡回器官を麻痺させているのだ。

「・・ぁぁ、お、お願い・・・元に、元に戻してよぉっ！」

　果てる瞬間に、快感を奪われた節子は、胸を締め付けられているような苦痛を感じていた。
　痒いところに手が届かず、その痒みが一向に止まらないといった状態であろうか。

「戻してやってもいい。ただし、俺の言うとおりにしろ。」
「する、するわ。何でもするっ！」

　裕二は、不敵な笑いを込めて節子に命令をした。
　その内容は、録音したテープをある場所に一緒に取りに行かせることだった。

「・・ど、どこへ？」
「ＳＭパブの１室に忘れてきたと言え。今夜、客と遊びに行ったと嘘をつき、そして、明日、二人で、そのテープを店に取りに行くよう仕向けるんだ。」

　そのＳＭパブとは、真央の勤めるフェニックスだった。
　そこで、裕二と鏑木が、真央の協力を得てベーカーを監禁・拷問しＣＩＡを辞めさせるまでに追い込もうというのだった。

「・・・あ、あなた・・・いったい、何者なの。」
「そんな事は、どうでもいい。協力しないと、お前は一生セックスで快感を得られない生活を送ることになるぞ。」
「・・・わ、わかった。でも・・でも、明後日まで、こんな状態・・・・た・・耐えられ・・ない・・」
「元に戻りたかったら我慢をするんだな。それから、明後日、ベーカーが来る前にこれを飲んでおけ。その状態をベーカーに感づかれて見破られると面倒だからな。」

　節子は、裕二から錠剤を受け取り問い掛けた。

「こ、これは・・？」
「苦痛を抑える鎮静剤と精神安定剤が混ざった薬だ。１日しか効かないから飲む時間を絶対に間違えるなよ。一応、明日までの２日分を渡しておくが、飲んだからといって快感が戻るわけではない。この薬を服用しないとな。」

　そう言って、ケースの中の薬を節子に見せた。
　節子は、唾を飲み込んで裕二が持つ薬に見入ると、今、手渡された内の１錠を口に入れ裕二に呟いた・・・

「わかったわ・・・上手くやるから・・・絶対に・・・・」
「必ず約束は守ってやる。それから来る前に、見つからぬよう店に電話しろ。」

　そう言うと裕二は、節子のマンションを出た。

（さてと、準備は整ったな・・）

　裕二は、車を停めてあるパーキングから車を出しセンターに戻る事にした。

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　センターに到着し地下駐車場に車を入れた裕二は、エレベーターの入り口に向かった。
　その時、奥の階段通路からメアリーが出てきた。咄嗟に柱に身を隠す裕二・・・

（・・・・何やってんだ？）

　柱の影からメアリーを確認すると携帯をポケットから取り出して何処かに電話を掛けるようだ。

（・・・・）

　裕二は、盗聴中継器のスイッチを入れ、イヤホンを耳に取り付けた。

『何よ、ベーカー・・ここではヤバイわよ。』
『朗報だ。実は、おれのウサギから連絡が入り、今夜、太平洋グループの幹部が、国土交通省の職員と会うんだ。話の内容にとっては、脅しで買収しようと思う。』
『本当なの？』
『ああ、太平洋と省庁との繋がりが、詳しく解るし、またとないチャンスだぜ。』
『裏の事前会議ってとこかしら？』
『国土交通省は、前運輸省を管轄しているしな。』
『そうね。そういえば最近、大丸造船がおかしいのよ。上手く機能しないのよ。』

　裕二は、二人の会話から遠藤と香川が、行動をおこしたことを確認した。

（・・・そうか・・・所長たちだな。）

『いずれにしても、こいつらを囲むことが出来れば情報は入りやすい。』
『解ったわ。』
『で、お前の予定はどうなんだ。』
『それが、ヨコヤマが出社してきたのよ。』
『な、何っ？ で・・どうなんだ・・・』
『一度、接触してみるわ。もう一度、薬を打ってみる。』
『妙な考えをもつなよ。あくまで情報提供者と育てるんだ。』
『ええ、解ってるわ。』

　メアリーは、そう言うとベーカーとの会話を打ち切った。
　裕二は、ほくそ笑みながらイヤフォンを外しメアリーの様子を伺った。

（ちょいと、カマ掛けてやるか・・・）

　裕二は、柱から抜けてメアリーの方へ歩き出した。

「よぉっ、メアリー！」
「・・ぁ・・ユ、ユウジ・・・・」

　言葉は詰まったが、さすがエージェントだけあって態度には示さない。

「誰に電話してたんだ。・・・・友達か。」
「ええ、ま、そんなところ。」

　恐らく慌ててはいるのだろうが、表情には出さない。
　裕二は、メアリーが、横山に接触しやすいよう他に用事があることを告げた。

「ところで、急な任務が出来てな。すまんが今日は、一人で仕事をしててくれ。」
「そう・・・・最近、忙しいようね。」
「まあな・・」

（・・・そう、お前の事でな。）

「じゃ、今日は特に何もないから自由にしててくれ。」
「ええ。」
「隠れて自慰するなよ。」

　裕二は、冗談を仄めかしながら、その場でメアリーと別の方向へ歩き出した。

　メアリーは、裕二が見えなくなると、早速、横山にアタックを掛けるためオフィスに戻っていった。

　一方、裕二は、地下会議室に入っていった。
　ベーカーとの会話、そして、今の裕二との会話を盗聴していたのであろう。
　遠藤と鏑木が、小さな笑いを見せている。

「香坂、上手い事、メアリーを自由にさせたな。」
「ええ、実は、明日、ベーカーが、片桐節子に会いにきます。」
「上手く話をつけたのか。」
「はい。」

　裕二は、先ほど、節子に命令してきた内容と明日の作戦を遠藤と鏑木に説明し始めた。

「そうか。重工の幹部と国土の幹部が会うとブラフを掛けたのか。」

　遠藤の質問に裕二が答えていく・・・・

「ええ、案の定、飛びついてきました。いつも、週末の土曜日しか来ないのに、翌日、早速足を運ぶあたり焦りもあるのでしょう。」

　鏑木が内容を予測した。

「つまり、重工を抑えるチャンスが来たとベーカーは判断したわけだな。」
「そう思います。」
「失敗しても省庁の者を脅せばいいんだからな。」
「ま、その前に事は終わらせますがね。」
「ふむ・・・で、その後は。」
「明日、片桐節子がフェニックスにベーカーと現れるはずです。手筈は、フェニックスの稲葉真央に先ほど車の中で説明をし了承してくれました。一応、今からフェニックスに行って使用する部屋と道具を仕組み打ち合わせしてくるつもりです。」
「よし、頼んだぞ。」
「はい。」
「鏑木、メアリーは、今から横山に接触するはずだ。追い出し証拠を掴んでおけ。」
「解りました。・・・・で、所長は？」
「香川が大丸造船にトラップを掛けに行ってる。俺は企業庁に細工を依頼し本部許可を貰った後、香川と合流するつもりだ。」
「止めを刺すんですね。」
「ああ。亜美君と草刈君が、既にグループ内の半分以上にシークレットインを掛け終わったようだ。カウントもな。今日も徹夜で作業してくれるそうだ。」
「いいペースですね。では、所長、いっきに片付けましょう。」
「んむ。頼むぞ！」

　こうして、ユウジと鏑木は、それぞれ最終準備に取り掛かった。

（８８）

　オフィスに戻ったメアリーは、資料室に入っていく横山を偶然、目にした。

（シメタ！）

　メアリーは、周りを見渡し、誰もいない事を確認すると静かに資料室に入った。
　しかし、それは、鏑木が仕組んだトラップだった。
　今さっき、鏑木からの連絡で、なるべくメアリーが接触しやすいよう一人で出歩けと指示を受けていたのだ。

　メアリーは、資料室に入ると中から鍵を掛けた。
　そして横山に声を掛ける・・・

「ヨコヤマさん。」
「やぁ、メアリー、調べ事かい？」
「ええ。ところでヨコヤマさん、休養されてたようですが病気だったんですか？」
「いや、それが自分でも、よく判らないんだ。気がついたら病院さ。所長がアパートに訪ねたらしくて、倒れてる俺を発見してくれたのさ。遠藤所長が気を使ってくれて、休養を取れと言ってくれたらしいのだがね。」
「そうなの。」

（遠藤所長だったのか・・・どおりで見つからないはずだわ・・）

　メアリーは、遠藤が、横山の状態を気遣い皆に気づかれぬよう病院に運んだのだと勝手に思い込んだようだ。

「で、治ったの？」
「ああ、特に治療するわけでもなくて寝てたら身体も楽になってな。」

（２、３回打っただけじゃね・・・でも、今日から再び薬漬けよ・・・）

　メアリーは、メモをとる振りをしてペン型注射器をポケットから取り出した。
　横山は、特に気にするでもなく資料を見ている。

　メアリーは、何気なく横山に近づき、資料を眺める振りをして横山の首筋に薬を打った。

「うぅぅっ・・・メ、メアリー・・・何を・・・」

　しかし、横山は、予防薬を飲んでいた。
　あくまで演技に徹底するため、この後、行う行動も既に反復してある。

　横山は、わざとらしく資料を落として棚に背中をついた。
　呻き声をあげながら、目をきつく瞑り無造作にネクタイを緩めていく・・・

（フフッ・・・・効き目が早いわね。）

　メアリーは、座って棚にもたれる横山の前に立ちすくむ。
　横山は、虚ろな目でゆっくりと下からメアリーを見つめた。

「ヨコヤマさん、判る？　私よ・・・」

　メアリーは、そう言ってスカートをたくし上げた。
　横山は、メアリーのヒップに手をまわし股間に顔を押し付ける。

（クッ・・・作戦とはいえ、立ってしまうところが情けないぜ・・・）

　横山は、そんな事を考えながらメアリーが証拠となりえる命令を口にするのを待った。

　メアリーが、黒いレースのショーツをずらして蜜壷を横山に見せ付ける。

「ヨコヤマさん、私のルビーをお口で苛めて・・」

（ゲッ・・・せめて、シャワーくらい浴びていれば・・・・）

　しかし、横山は、やむなくメアリーの言うとおりに口を近づけた・・・

「ァゥゥゥゥゥゥ・・・イィワァァ・・・」

　押し殺したようなメアリーの喘ぎ声が資料室に響く。
　横山も演技がバレないように必死で堪えた。

「ァァ・・・感じるわ・・」

　そう言うと、メアリーは、横山のベルトを外しブリーフごと膝まで下ろした。
　メアリーは、ショーツをずらしながら怒張した横山の肉棒に腰を埋めていく・・・

「アゥゥ・・・・・・どう、ヨコヤマさん、私のココ、気持ちいい？」
「・・ぁぁ・・・さ、最高だ。」
「いつでも私を抱いていいのよ。ただし約束があるの。」
「・・・・ぅ、・・ぅぅ・・・な、何でも聞く・・・さ・・」
「フフッ・・」

（早く、肝心な事を言えよ・・・）

　横山は、メアリーが証拠となる言葉を口にするのを待った。
　いったん腰を振るのを止めたメアリーが、横山の耳たぶを舌で愛撫しながらゆっくりと喋り始めた。

「ヨコヤマさん、あなたが扱う資料や情報を私に流して欲しいの。」
「じょ・・情報・・・を・・・・・」
「そうよ。」
「・・・・う、うぅ・・・な、何で・・・そ、それを・・・」

　メアリーは、蜜壷に力を入れながら、ゆっくりと答えていった。

「武器輸入よ・・・・」

　メアリーは、そう言うと、もう一度、横山にオビファルビンを打ちマインドコントロールさせるための内服薬を横山の口に押し込んだ。

「私と組めば、お金も私の身体も自由に出来るのよ。もちろん、毎日抱いてもいいわ。アナルもＯＫよ。」
「・・ぅぅ・・」

（・・補佐、ちゃんと録音してるかな？・・・）

「よーしっ、上手い事、喋ってくれたぜ・・・」

　地下オフィスでは、鏑木がメアリーと横山の会話の録音に成功していた。

（さてと、横山、後は楽しんでくれ。）

　鏑木は、そのまま録音状態に設定したまま、笑みを浮かべて地下オフィスを出た。

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「えぇっ、そいつが美貢を・・・・」
「ああ、明日、その女が、ここに連れてくる手はずになっている。」
「で、私は、何をするの？」
「ま、具体的には、言えないが俺が、その男にある薬を打って人間を廃業させる。真央さんは、美貢さんの敵を撃つんだ。ただし、最大の恐怖感を与えて欲しい。」

　裕二の言葉に、真央がサディスティックな冷笑を見せた。

「本当にいいの？」
「ああ、殺さなければ何をやってもいい。」
「・・・・・正直、最近ストレス溜まっていたのよ。楽しみだわ。」

　そう言いながら真央は、恥丘に彫られた蜘蛛のタトゥを指先で撫で上げた。

「まず、部屋に閉じ込めて逃げられないようにしたい。」
「それは、簡単よ。」
「後、特別な拘束道具を用意して欲しいんだ。」
「え、ここに、ある道具じゃいけないの？」
「それが、熊のように大きい男なんだ。」
「へぇー、そう・・・なら、今夜、私の衣装作る専属に頼んでおくわ。」
「すまない。」
「裕二さんの頼みなら、お安い御用よ。」
「その分、思いっきり暴れてくれていいよ。」
「ええ、そうさせてもらうわ。」

　裕二は、全ての作戦を真央に説明し明日に備えた。

「じゃ、俺はこれで・・」
「えぇーっ、裕二さん、久しぶりに来てそれはないでしょっ！」
「は？」
「は、じゃないわよ。私を虐めてってよ。」
「い、虐めてって言ったって・・・・」
「最近、女性客が多くてバイブばかりだから本物が欲しいのよ。」
「バイブ・・・本物・・・とは・・」
「もぉぅ・・・裕二さんのオ○ンチンを私のオ○ンコに入れて欲しいのっ！」
「・・・・・ハ、ハハ・・・で、でも、まだ昼だし・・・」
「ここまで、恥ずかしい事を言わせといて帰るつもり？」

　裕二を睨む真央の怒りの目と濃紺のアイシャドーが、やけに恐ろしく見える・・・
　まさかとは思うが、手に持つ皮製の鞭で叩かれるのではと思うほど迫力があった。

「わ、わかった・・・ちょ、ちょっとだけだぜ・・」

　真央は、笑顔に戻り裕二のベルトを外し始めた。

「ま、真央さん・・その・・化粧を落としてくれないかな。」
「え、何で？」
「ぃ・・・いや・・・・その・・・・・つまり・・・・・・あ、そうそう、真央さんの感じてる表情が判らないから。」
「・・・・・ふぅーん・・・・」

　真央が裕二を疑いの目で見ている。
　裕二は、軽く咳払いをしながら苦笑がこぼれた・・・・

「・・・・・ま、いいわ。」

　そう言うと、さして気にすることなく化粧を落とし裕二の服を脱がし始めた。
　真央の全身からは、甘く刺激的な香りが裕二を包み込む。

「・・・真央さん、前から聞こうと思ってたんだけど・・・」
「え、何？」
「真央さんの付けてる香水は、何ていうんだい？」
「あ、これ・・・ギディー・テンプテーションっていう香水なの。」
「へぇー・・・」
「媚薬が混ざってるのよ。」
「・・・ほう、そうなんだ・・・」

　裕二は、この不思議な香りが心地よかった。

（やっぱ、オビファルビン打つより香りで欲情した方がスマートだな・・・）

　全て衣服を脱がされた裕二は、真央に手を引かれてベッドに移動した・・・・・・

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　真央は、裕二の激しい責めで大きく足を開いてグッタリとしていた。
　菊門には、まだバイブが突き刺さったままである。

　真央の寝ているベッドは、真央自身の小穴から飛び散った愛液でグッショリと湿り激しい摩擦で赤みを帯びた蜜壷からは、裕二の分身に混じって透明な蜜が流れていた。
　既に、服を着終わった裕二は、ベッドに腰掛け煙草をふかしていた。

「さてと・・・じゃ、真央さん、明日は頼むよ。」

　裕二の声に、うっすらと目を開けて小声で答えた。

「・・・・ぇ、えぇ・・・任せて・・・」
「大丈夫かい？・・・・・しかし、叫びっぱなしだったね。」

　裕二の言葉に、下腹部を強く押さえて蜜壷から分身を押し出す真央・・・

「ホント、自分でも不思議よ。裕二さんだと感じちゃうんだもの。」

　そう言って、流れる分身を指で掬い乳首に塗りつけていく真央・・・・
　うっすらと汗ばんだ真央の肌が、オレンジ色のルームライトに照らされ輝いていた。
　裕二は、真央の恥丘のタトゥを軽く撫でると立ち上がって部屋を出て行った。

（ふぅー・・真央さんの相手は疲れるぜ・・・）

　腰を叩きながらフェニックスを出た裕二は、センターに戻る事にした。