（９７）

「順子さん、本当にいいのかい。」
「ええ、どうせ、また生えてくるし。」
「う、嬉しいよ。」
「でも、例の件、お願いね。」
「ああ、解ってる。あのビルの管理権限は俺に任されているんだ。ここで、経営しても何ら不思議がられる事はない。任せてくれ。」
「助かるわ。秘密クラブの経営は、結構、難儀なのよ。」

　順子は、そう言うと自らの陰毛に石鹸をつけて泡立てた。
　剃刀を持つ大八木の肉棒は、硬さを増している。

「さ、いいわよ。お肌を切らないでね。」
「あ、あぁ・・わ、わかってる・・・・そ、剃るよ、順子さん。」

　大八木は、順子の恥丘に刃を当て、ゆっくりと陰毛を剃り落としていった。

「ァァ・・・オケケが無くなるぅぅ・・・」

　順子の言葉に、更に興奮度を増していく大八木・・・・
　順子の蜜壷からは糸を引きながら泡と共に蜜が滴り落ちていた。

　それを見た大八木の呼吸が、一段と荒くなってくる。
　全ての陰毛を剃り終わると、大八木は、ツルツルになった恥丘に吸い付いた。

「ァァァ・・・気持ちいいぃぃー・・・」

　一方、裕二は、いら付きながらも、あくびを繰り返していた。

（おかしいな・・・・風呂でも入ってるのかな・・）

　ジャケットに盗聴器を仕込んだため二人の会話が途切れている。
　裕二は、イラつきながら部屋のドアに目をやった。

「大八木さん、ベッドに行きましょ。」
「あ、あぁ・・そうしよう。」

　股間部に張り付いた毛をシャワーで荒い落とし二人は浴室から出てきた。

「ビールでも飲みましょうか？」
「ああ、そうだね。」

（おっ、聞こえ始めたな・・・やはり、シャワーを浴びてたか。）

　裕二は、再びイヤフォンに集中した。

「ねぇ、大八木さん、ビルの形態は、どういう風にすればいいの？」
「あくまで経営事務として、会社をカモフラージュしておくんだよ。１階をオフィスとし、それぞれ本物のように部所を設置して、女性全員を座らせておくんだ。そこへ、訪れた客が女性を選び指名という形をとったらどうだろうか。私が紹介する客しか来ないし、外部からも気づかれにくい。ビルの上階は、個室を作り、裏は駐車場にして外から社員が出入りできるようにね。」
「成功するかな？」
「私が紹介する客だけを相手にしていれば大丈夫さ。」
「大八木さんの紹介者は、地位や名誉あるＶＩＰばかりだし助かるわ。」
「ああ、ばれたら自分もやばい人間ばかりだ。口は絶対に割らないだろう。」

　その時、順子の携帯のベルが鳴った。

「はい。・・・あ！　劉さん。」
『順子か。・・・・・いま、真木を始末した。』
「えぇっ・・・・な、何故？」
『何処かの組織に口を割りやがった。』
「え・・・」
『当分、お前は、Ｕに顔を出すな。』
「わかりました。」
『ところで、そっちはどうだ？』
「ええ、上々よ。」
『よし、また連絡をする。大八木をお前の魅力で惹きつけておけ、奴は使える。』
「解りました。」

　ホールに居る裕二が、口元だけで笑みを見せた。

（なるほど・・・そういう事か・・・）

　電話を切った順子に大八木が声を掛けた。

「誰からだい？」
「え・・あ、・・そ、そう、友達よ。」
「そうかい。」

　大八木は、順子の乳首を弄んでいた。

「フフッ、大八木さん、いつものやる？」
「ああ、もう爆発しそうだ。顔の上に跨ってくれ。思いっきり私を虐めてくれ。」

　大八木は、そう言うとベッドに仰向けになって順子をまった。
　大八木は、女性から辱められる事を好むマゾなのだ。
　徹底的に性辱な虐待を受けることで身体が満足する変わり者だった。
　順子は、無毛になった股間を大八木の顔に押し付けると遠慮なく蜜壷を顔に擦り付けていった。

「アァーンッ・・・たまんないぃぃー・・・」
「ンムムッ・・・」
「ほらっ、お口を開けるのよっ！」

　順子が前に倒れこみ、大八木の肉棒を頬張った・・・

「うぉぉぉー・・・じゅ、順子さん・・・・・最高だ・・・・おぉぉ・・・」
「よくも、私のここの毛を剃ってくれたわねっ。どうしてくれるのよっ！」
「すいません・・・お、お許しを・・・」

　そう言いながらも大八木は、順子の蜜壷の肉襞を左右に引っ張り奥を覗いた。

「勝手に広げるんじゃないよ。馬鹿おやじっ！伸びちゃうだろ・・」

　順子は、大八木の袋部分を強く握り締めた。

「おぉー・・い、いい・・・最高だ・・・」
「ほら、私のク○トリスを摘むんだよ。」
「じゅ、順子さんのク○トリスは、本当に大きいね。」
「優しく吸うんだよ・・」

　順子の女芯は、まるで小指の先ほどの大きさがあり、常に亀裂から飛び出ていた。
　そのため、歩くたびに女芯に刺激を与えてしまい、愛液でショーツの汚れも目立ってしまうため、普段から生理用品を使用しているほどだった。

「大きいから、吸いやすくていいよ・・・」

　大八木が、順子の女芯を口に含み思いっきり吸い始めた。

「あふぅぅぅぅぅぅぅー・・・・もっと、もっとキツク吸うんだよ。」

　順子の蜜壷の奥からは、大量の蜜が流れ出てきた。
　大八木の顔が見る見る濡れていく・・・・
　しかし、所詮、真似事の演技のため、順子もついボロが出てしまった。

「ぁぁ、もう、駄目っ・・大八木さん、入れて・・・オ○ンコに入れてぇぇー・・」

　大八木は、その声に飛び起きると順子を四つん這いにし後ろから肉棒を突き立てた。

「もっと、強くぅぅ・・思いっきりぶち込んでぇぇぇー・・」

　順子の大きなヒップが、大八木の打ち付けで激しく揺れている。
　そして、自ら後ろに手をまわし菊門を指で押さえ始めた。

「はぅぅっ・・・ここ、ここ・・・ここを・・・あぁぁー・・」

　順子の指が、完全に菊門に埋まった。
　大八木が、前から手をまわし巨大な女芯を強く摘むと順子が絶叫をする。

「んっ、はっぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁー・・・・」

　大八木は、我慢できずに順子の声と共に爆発をしてしまった。

「ぁぁ・・熱い・・・大八木さんの・・熱いのが奥に当たるぅぅ・・・」

　ぐったりと順子は、大八木に腹ばいになった。
　大八木は、肉棒を引き抜くと順子の隣に移動すると優しく順子の髪をかきあげながら呟いた・・・・

「順子さん、・・・いつものやってくれないか・・」

　そう言って大八木は仰向けになった。
　順子は、苦笑いをしながら渋々、大八木の開いた股間の前に立つ。
　そして大八木の萎えた肉棒を足の裏で踏みつけながら声を上げた。

「だらしない、オチンチンね。よくも私のオ○ンコに勝手に出してくれたわねっ！」
「・・・す、すいません・・・・お許しを・・・ぐぅぅ・・おぉー・・」

　大八木は、これ以上無い満足な表情でのた打ちまわった。
　順子は、蜜壷を広げ大八木の放った分身を垂らしながら肉棒を踏みつけていた。

　ロビーでは、裕二が笑いながら、二人のやり取りに耳を傾けていた。

（・・・笑っちまうぜ。しかし青木もよく合わせるもんだな・・・）

　その時、裕二の胸ポケットの携帯が振動した。相手は鏑木からだった。

『香坂、わかったぞ。』
「そうすか。」
『大八木を調べていたら大変な事が解った。大八木は、青木の愛人の一人に過ぎんのだ。』
「一人に過ぎんって・・・？」
『ああ、８人居るうちのな。』
「・・え・・８人？・・また多いですね。」
『今から順に言う。聞いて驚くな。』
「え、ええ・・・」
『まず、○○党の岩尾代議士、大田会組長の境川、経団連の大見理事、北鉄の副社長林田、Ｆ１レーサーの田所、人気アイドル歌手の江藤、そして大本命の劉富豊だ。』
「・・・凄いですね。」
『どこに青木の魅力を感じているかは、理解出来んが、劉富豊以外の全員が、多額な金を青木に貢いでいる。』
「・・・・」
『が、しかし大体の推理は出来る。』
「え・・・というと・・」
『秘密を握られているんだ。』
「秘密？」
『殺人、収賄、横領、裏取引、レイプ等々だ。・・・・まぁ、劉富豊に協力するために劉富豊自身も青木のそういう行動を許してるんだろう。ただ、岩尾と大田会の組長は、愛人兼協力者だ。劉富豊の配下的人物と言ってもいいかもしれん。奴らも秘密を握っていると思って間違いない。』
「しかし・・・単純過ぎですね。」
『所詮、資金集めさ。ただ困った事にアイドル歌手の江藤駿が内の製薬のコマーシャル起用に決定してるんだ。起案は青木順子だ。既に幹部が採用認可まで取ってしまった。こいつだけは青木のお気に入りでな。』
「というと？」
『青木は、江藤には貢いで貰ってない。反対に小遣いを与えてるくらいだ。』
「ほぉー。」
『まだ１６歳の小僧だが、初体験が青木らしい。』
「プッ・・」
『笑うなよ。江藤も青木を気に入ってるようだぜ。青木は、若い男、それも中学生や高校生のような若い男が趣味で、性奴隷のように扱ってるんだ。』
「それにしても、江藤も変わった小僧ですね。」
『江藤は、異常なマザコンなんだ。青木を母親の用に慕っている。』
「それにしても、変わってますね。しかし江藤に罪はないし気づかれぬよう終わらせないと。」
『それに、江藤がいる芸能プロダクションも太平洋には昔から一流のスターをあてがってくれているんだ。無理は出来ん。』
「まあ・・仕方ないとは思いますが・・・」
『青木も何でも言う事を聞く江藤を相当可愛がってるしな。なんせ、人気絶大のアイドルが自分の手中にあるんだから。』
「んー・・・・・しかし、１６歳の小僧となると・・手が浮かびませんね。」
『とりあえず、大八木を今日中に落としてくれ。香川を今からホテルに向かわせる。』
「解りました。」
『明日の夜、江藤が仕事帰りに青木のマンションに行くんだ。今、既に青木のマンションの全室に盗聴器を仕掛け終わった。』
「さすがに早いですね。」
『江藤駿は俺に任せとけ。奴は、所詮、若造・・・訳も判らず女の身体に狂ってるだけだ。他の女を使うか脅し程度で十分さ。手は幾らでもある。』
「・・・解りました。」

　裕二は、電話を切ると、急いで真央に電話をした。

「真央さん、俺だ。また、手伝って欲しいんだ。部屋を貸してくれないか？」
『ええ、いいわよ。今日？』
「ああ。１時間後くらいかな。」
『わかったわ。フリーにしておく。』
「すまない。」
『裕二さん、何度も言うようだけど遠慮しないで。』
「・・・恩にきるよ。」

　裕二は、そう言って電話を切った。

　部屋の中では、会話は止まっている。
　既に痴態を終了しシャワーでも浴びているのだろう。
　裕二は、煙草を吸いながら二人が出てくるのをじっと待った。

（９８）

　３０分ほど待っただろうか。順子が部屋からそっと出てきた。
　入る時とは違って順子の顔はクールだ。

（ん？　青木だけか・・・・なるほど、部屋で別れたか。こりゃ、ラッキーだぜ。）

　順子がエレベータに向かって歩いてくる。
　裕二は、気づかれぬよう奥の廊下に身を隠した。

　順子は、エレベーターに乗りフロアへ降りていった。
　数分置いて、大八木が満足げな表情で部屋から出てくる。

　ちょうど上がってきたエレベーターに、大八木と一緒に乗り込む裕二・・・
　大八木は、特に気にするでもなく裕二に階数を聞いた。

「何階で停まりますか？」
「・・・・・・・」
「・・あ、あの・・・・何階で・・・」
「・・・・・・地獄で停まってもらおうか。」

　裕二の、これ以上無いクールな声の響きに、大八木の身体が、一気に硬直した。

「え・・・じょ、冗談を・・・・」
「ふっ・・・・１階でいいです。」

　大八木は、薄笑いを浮かべる裕二を横目に無言で１階のボタンを押した。
　１階に到着すると大八木は急いで清算のためカウンターに走った。
　お金を払い、恐る恐る後ろを振り向くが、既に裕二はいない。

（ふぅぅー・・・何なんだ、あの男は。）

　大八木は、ホテルを出ると駅に向かって歩き出した。

　裕二は、ビル間に身を隠し大八木を待っていたのだ。
　大八木が通り過ぎた瞬間、小さく声を掛ける。

「大八木さん。」
「・・・ぁ・・・あんたは・・さ、さっきの・・・何で私の名を？」
「私は、太平洋グループ中央管理センターの者です。」
「た、た・・太平洋・・・・センター・・・」
「お判りですね。なぜ、貴方に声を掛けたのかを。」
「な・・・そ・・・・・・・わ、私が・・・・な、何を・・」
「ふんっ、まあ、いいでしょう。ちょっと付き合ってください。」
「え・・な、なぜ・・・・・わ、私は今から用があるんだ、こ、断る。」
「そうですか。あなたと本社第三企画課長、青木順子の関係をアオイ物産とあなたの家族にお知らせしましょうか？　ここに呼んでもいいんですよ。」

　その時、裕二達に向かって車のライトがパッシングされた。
　鏑木の命令でホテルに来た香川だった。
　裕二達の横に車を横付けしドアウィンドウを降ろす。

「補佐っ！」

　裕二は、頷くと大八木に再度、促した。

「とりあえず、お付き合いいただきましょう。」

　大八木は、裕二の迫力ある雰囲気に声を出す事も出来ず否応無しに車に押し込まれた。
　裕二は、真央に連絡をし今から向かう事を伝える。

「・・・・セ、センターが・・・・私に何の用だ。」
「専務さん、そう簡単には口を割らんでしょうな。しかし、既にあなたが自己資金とは別に、社の交際費をごまかして青木順子に渡している事は判ってるんです。そして、会社名義の貸しビルを自分の任意配下に置き専務権限で単独経営の許可も取っている。しかし考えたものだ。未使用ビルのために、財務の帳簿にリース代金が登録されない。アオイ物産の数ある補填計金に追加されるだけだからな。頭いいよな、大八木さん。」

　見るからに大八木の顔が蒼ざめていくのがわかる。

「知らん、私は、知らん。」
「まあ、大八木さん、そんな事は、喋って貰う必要は一切ないんだ。俺が聞きたいのは、どうやってＶＩＰな著名人を集めてくるかだ。」
「！・・・そ・・・・い、言えんっ！・・・」
「言うと殺されるか？　劉富豊に。」

　大八木の顔は、引き攣り身体も震え出していた。

「・・・・・な、何故・・・劉さんを・・・」
「センターを甘く見てもらっちゃ困るぜ。」
「・・・・・言わんっ・・・・いや、言えん、言いたくないっ！」
「・・・そうか・・・」

　裕二は、それ以後、一切、口を聞かず無言でフェニックスに向かった。
　しかし、大八木にとっては、裕二の沈黙が気になって仕方がなかったのだ。

　香川が、フェニックスの裏口で裕二と大八木を降ろした。

「補佐、私はどうすれば？」
「こいつの秘書の口を割らしてくれ。」
「帳簿とリストを手に入れるんですね。」

　裕二は、ウィンクをすると大八木を連れて、店内に入っていった。
　真央の個室をノックする裕二・・
　中からは、女王ルックで真央が顔を覗かせた。

「裕二さん、待ってたわ。・・・・・・で、この人？」
「ああ、口を割るまで責めて欲しい。」
「フフッ、任せて。」
「な・・・何を・・・や・・・・め・・」
「大八木さん、あんた虐められるのが好きなようじゃないか。彼女は、青木順子と違ってプロ中のプロだ、楽しめるぜ。」

　大八木が、恐怖で顔を顰めながら裕二に振り向く。
　裕二は、大八木を押して部屋に入れ込んだ。

「さて、おじさん。服を脱ぎな。」

　大八木は、真央の言葉を無視し居直る。
　震える手で煙草を取り出し口に咥えようとした。
　しかし、真央の鞭が大八木の煙草を吹き飛ばした。

「おじさん、なめんじゃないわよ。」

　裕二は、冷笑しながら簡易ベッドに腰を降ろして見物する事にした。

「や、止めてくれ・・・・」
「フフッ・・・そういう怯える目で見られると、ここが熱くなるわ。」

　真央は、恥丘に映える蜘蛛のタトゥを鞭の柄で撫でながら真っ黒なルージュを舌でセクシーに舐めあげた。

「早く脱ぎなっ！」

　真央は、大八木に鞭を振り下ろした。

「うぐっ・・わ、わかった・・・わかったから・・・叩くのを止めてくれ。」

　鞭の痛さに大八木は、絶えられずにスーツを脱ぎ始める。

「ふんっ、そうやって最初から素直になればいいんだよ。」

　しかし、大八木の肉棒は、大きく怒張していた。
　目が充血し身体は、赤く染まっている。

「へぇ・・なるほど。・・・裕二さん、この男は、真性Ｍよ。」
「ほぉ、判るのかい？」
「ええ、目を見ればわかるわ。そして、恐怖で怯えているのにいきり立ってるし。」
「・・・なるほど・・・・」

　真央の鞭でマゾの本性が出たのであろう。
　裕二自身、男のマゾは、始めてであり、その後の展開に興味を抱いていた。

「そこの床に仰向けに寝なっ！」

　涙目で真央に従う大八木・・・・
　真央は、とてつもなく長いピンヒールを大八木の腹に押し付けた。

「ぐぅぅぅぅぅ・・・」

　尖ったヒールが徐々に食い込んでく。
　苦痛の表情なのだが肉棒は脈打ち始めた。

「ふふっ・・・やっぱりね・・・・見て、裕二さん。」
「本当だな・・・・しかし、そうなると口など割らんのじゃないかな？」
「裕二さん、ダテにＳをやってないわ。究極は服従させる事なのよ。まあ見てて。」
「あ、ああ・・・」

　真央は、鞭の柄で大八木の顎を突き上げると低い声で命令をした。

「おじさん、自分で両足を抱えて上げるんだよ。」

　大八木は、言われたとおりにすると期待したような視線を真央に送った。
　真央は、大きく足を広げる大八木の菊門にヒールを突き刺した。

「うひぃぃぃー・・・くぅぅぅー・・・」

　真央は、菊門にヒールを挿しこんだまま上下左右に動かし始めた。
　驚く事に大八木は、自ら肉棒を握り手を動かし始めている。
　そこへ、真央の鞭が激しくうなりを上げる。

「勝手な真似をするんじゃないよっ！」
「ひぃぃー・・・す、すいません・・・・」
「おっさん、私を魔子様とお呼び！」
「は、はい・・・」
「四つん這いになりなっ。」

　大八木は、真央の言うとおり四つん這いになり尻を高く突き上げた。
　真央は、真下から手を伸ばし大八木の肉棒を握りしめる。
　そして、鞭の柄を大八木の菊門に挿すと握った肉棒を擦り始めたのだ。

「くぉぉぉー・・・気持ちいいですぅ・・・魔子様ぁ・・」

　大八木は、完全に自分が置かれている状況を忘れているようだ。
　目は虚ろで女性のように声が高くなっている。
　真央は、器用に菊門と肉棒を刺激していた。

　反面、裕二は、口をあけて唖然としていた。

（・・・・・冗談だろう　　マジで気持ち良いのか・・・・）

　真央が、裕二に妖艶な笑みを見せている。

「裕二さん、こいつから聞きだしたいことは？」
「あ、ああ・・・著名人をどうやって連れ込み金を手に入れるか聞いて欲しいんだ。まず、ルートと連絡方法、そして、その目的と真相を。必ず何かあるはずなんだ。」
「解ったわ。」
「・・・わ・・・私は・・・い、言わないぞ・・・・」
「黙っれってんだよっ！」

　真央は、大八木の肉棒を真後ろに引っ張り上げた。

「うぐぅぅぅ・・・」

　そして、射精が出来ないように根元にゴム製のリングを装着した。
　真央は、大八木の背中に馬乗りになり、まさに馬のごとく鞭で尻を叩き上げていく。
　髪の毛を引っ張り頭を強引に引き上げた・・・

「言う気になったかい？」
「・・・ぐぐぐっ・・・ぅぅ・・い、言わんっ・・」

（しかし、この男も強情になったり、責めに喘いだりとコロコロ変わる親父だな・・）

　裕二は、大八木の性格が読めなくなってきた。
　いくらマゾといえども、真央の責めに感じたり奴隷になりきったりするし、かといえば、現実に戻って質問を拒否したりと簡単に性格を変化している。

　裕二は、本当に真央が口を割らす事が出来るのかが不安になってきた。