（９９）

　真央は、苛立ちを隠せないでいた。

　拒否した大八木の背中から降りると尻を思いっきり突き飛ばした。
　そして、後ろ手の状態で大八木の両手を皮製の手錠で拘束しはじめる。

「おっさん、仰向けになりな。」

　真央は、ゴムの締め付けで赤黒く変色した大八木の肉棒にローションをたっぷり塗り込み擦り始めた。

「うぉぉ・・・・ぉぉぉー・・・・」

　そして、真央は皮のショーツを脱ぐと大八木の肉棒を握り菊門に入れ始めたのだ。

「ゥ・・フゥゥ・・・・」
「くぅぅぅー・・・ま、魔子様・・・・凄いっ！」

　真央は、ゆっくりと腰を落とし大八木の肉棒を菊門に埋めこんだ。
　しかし、悦びも束の間、数分のうちに大八木の顔から脂汗が迸る・・・・

「ううっ・・・」
「フッ、苦しいだろう・・・射精できないんだから。逆流すると、器官障害で使い物にならなくなるよ。」
「や・・・や、やめ・・・・やめて・・・く・・れ・・・・・」
「言えば、ゴムリングを取って私の中に出させてやってもいいんだよっ！」
「ぅぅぅっ・・・・そ・・・それ・・・・は・・・・」

　それでも口を割らない強引な大八木を見据えて、真央は遠慮なく、腰を動かし始めた。
　大八木の苦痛の表情に真央の蜜壷からは、透明な液体が流れ始める。

「ふぅぅ・・・いいわねぇ・・その苦しんだ顔・・最高よぉー。」

　真央は、更に菊門に力を入れ肉棒を締め上げていった。

「うぅぅ・・・は、破裂する・・・・や・・・やめ・・・・」
「言いなよ、おっさん・・・」
「んがぁ・・・ぅぅぅ・・・」

　大八木は、目を充血させ涎を垂らし始めた。
　両手を後ろで拘束しているため自由が利かない。
　呼吸が、不規則になり肉棒の血管は、破裂しそうな勢いだ。
　しかし、真央は、自ら乳首をつまみ口を半開きにして大八木の苦しみ喘ぐ表情に感度が上昇させていく・・・・

「ァァァ・・・タマンナイィィ・・・」
「真央さん、先にいっちゃ駄目だぜ！」

　裕二の声に、我にかえる真央・・・

「・・・ご、ごめんなさい・・・・つい・・」

　真央は、蜜壷から流れる愛液を指で掬い取り大八木の鼻の穴に塗り込んでいった。
　大八木は、真央の蜜の香に、一層、肉棒の充血を増発させる。
　しかし、それは苦痛を倍増させるだけだった。

「どうだい、苦しいだろ。」

　真央の厳しい責めは、更に進んだ。
　何度も嗚咽を漏らしながらも大八木は耐え抜き、口を割る事はしなかった。
　既に１時間、大八木の体力も限界に近づいたようだ。

「・・・ま、魔子・・さ・・・ま・・・・・く、苦しい・・・だ、出させて・・・」
「なら、言うかい？」

　そう言って、大八木の顔をヒールで強く踏みつける真央・・・・

「アガガッ・・・・気持ち・・・いぃ・・・で・・・す。」

　裕二は、この現実を直視できなかった。
　大八木も既に体力は限界のはず。
　しかし、真央の責めに、苦しみながらも悦びを感じているからだ。
　裕二は、真央の依頼した事が、返って逆効果ではなかったかと思い始めていた。

　真央は、大八木の袋部分を優しく揉みながら静かに呟いた。

「おっさん、もし、話してくれたら、私のオシッコを飲ませてあげるよ。」

（は？　真央さん、何、言ってんだ・・・・）

　裕二は、真央の言葉に疑問を持ったが、大八木から意外な答えが返ってきた・・・

「ほ、本当・に？　わ・・わ・・・・・解・・・・った・・・・・い・・・言うっ！」

（は？　マ・・マジかい・・・）

　裕二の驚く顔に真央がウィンクを投げた。

「・・よぉーし・・・ちゃんと言えばご褒美を上げるわっ！」

　大八木は、苦しみながらも、先ほどの質問に答え始めた。
　激しい苦痛なのだろう。震えを我慢し小声で話を始める大八木・・・・
　２０分も時間を掛けて大八木は、話を終了した。

　大八木の説明では、擬似工作によって多額財産をもつ人間を落としいれ、擬策によって相手を窮地に追い込む方法を取るようだ。
　その後、既に用意してある補填策を持ちかけた後、素人の女をあてがうのだが、契約として、１回に付き２０万単位で青木が報酬を得る事になっているようだ。
　その活動は、龍栄のメイン資金に追加される。
　つまり、日本での活動資金及び組織拡大のためだった。

　そして紹介ルートは、簡単で、現会員が次の会員を紹介し、その報酬は、そっくりそのまま青木順子に渡る手筈になっていたのだ。
　会員になれば脱退する事は、不可能で、過去、契約破棄した１０名近い人間が命を失っているようだ。その事実を会員は理解しており、秘密を漏らすことも脱退する事も出来ないという悪循環になっている。
　つまり、資金が途切れる事が無いということらしい。

「・・・連絡先の大元は誰だ？」
「ぉ・・・お・・大田・・会・・・・組長の・・・さ、境川・・・・隆二だ。」
「なるほどな・・・・会員は何人いるんだ？」
「・・・わ、・・・・私には・・・・わか・・・らん・・・・・」
「だろうな・・・・・」
「裕二さん、もういい？　私が限界よ・・・」
「ああ、これだけ聞けば十分だ。」

　真央は、大八木の手錠を外した。
　そして、ゴムリングも外し、強く肉棒を握ると大八木の顔の真上に腰を下ろした。
　もう片方の指で蜜壷を開くと大八木の口の前に指で開いた蜜壷を密着させる。

「ご褒美よ、口を大きくあけなっ！」

　既に、次の命令を予測しているのか、大八木は、真央が握る肉棒の上から自分の手を被せた。
　真央は、口元だけで笑いを見せると肉棒から手を離し放尿を開始した。

「さぁ、お飲みっ！。」
「んごっ・・・あが・・・んぐっ・・・」

　大八木が喉を鳴らしながら、美味そうに真央の小水を飲み込んでいく。
　そして、肉棒を握って激しく上下し分身を発射させた。
　分身は勢いよく飛び出し真央の背中にまで到達する・・・

　真央は、大八木の鼻を摘みあげた。
　呼吸が出来ずに苦渋に満ちていく大八木・・・

「ぁぁ・・いい、、いい・・その顔いいぃぃぃー・・・」

　真央の放尿が終わった。
　大八木は、真央の蜜壷を舌で舐め回している。

「魔子様・・もっと、もっと下さい。」

　真央は、大八木の顔に全体重を乗せる。

「うぐっぐっ・・」

　苦しそうな大八木の顔を見ると妖しく唇を舐め上げた。
　そして、遂に我慢の限界を迎え絶叫を開始した。

「ウアァァー、イクッ・・イックゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥーッ・・・・」

　真央は、顎を突き上げながら乳首を強く摘み上げる。
　腰を振り蜜壷を大八木の顔全体に擦り付けていった。

（・・・イ、イカン・・・・・立ってきた・・・）

　真央は、荒い呼吸を押さえながら裕二に振り向いた。

「あぁ・・裕二さんが見てると余計に感じちゃうゎ・・」
「・・・そ・・あ、はははっ・・・真央さん、・・・ご苦労さん・・・」

　真央は、にっこりと笑いながら、大八木の顔から腰を上げた。

　そして、ふら付きながら裕二に近づくとスラックスの上から肉棒を握り締めた。

「ま、真央さん・・・な・・」
「フフッ・・・裕二さん、私を見て立っちゃったんでしょう。」
「・・ぇ・・あ・・・いや・・・」
「図星ね。」

　裕二は、なかなか言葉が出てこず、苦笑いをしてごまかすしか術がなかった・・・・

（１００）

　翌日、裕二は、昨日の報告を兼ねて鏑木と作戦を練り終わったところだった。

「香坂、俺は、既にアポはとってあるから、今から江藤と会ってくる。」
「解りました。俺は、大田会の境川の女房に会ってきます。女房の私宅の金庫に顧客リストが入ってるようですので。」
「気をつけろ。そっち系の人間だ、女といえどもハジキを持っているかもしれん。」
「ええ。それから○○党の岩尾代議士は、今、亜美と聖子君が向かってます。」
「流出防止の依頼か？」
「そうです。次期大臣といわれてますし嫌でも承諾するでしょう。」
「そうだな。昼には、所長と西田から連絡が入るはずだ。証拠を掴んだ時点で劉富豊を落とす。そして、最後は青木順子本人だ。全てが終了した時点で、香坂っ、お前が青木に引導を渡せ。本社の幹部以外には知られないようにな。」
「はい。それから鏑木さん、実は、劉ですが、ある人間に任せたいんです。」
「ん？　どういう事だ。」
「実は・・・」

　裕二は、纐纈秀樹の事を鏑木に説明した。

「なるほど・・・・・・その人の婚約者をか。」
「ええ。」
「わかった。しかし、お前も立ち会え。」
「そのつもりです。」
「んむ。じゃ、出かけるか。」
「はい。」

　裕二と鏑木は、早速センターを出て、それぞれ実行に走った。

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−　岩尾代議士　私設事務所　−

「先生に何の用でしょうか？」

　岩尾の秘書が亜美に問いただした。

「先生に直接お話しますので会わせていただけないでしょうか。」

　秘書は、険しい顔で亜美と草刈聖子を睨んだ。

「用件を言ってもらわないとねぇ・・・」
「そうですか。・・・・では、青木順子さんの件でと言っていただければ。」

　秘書の顔が、一瞬引き攣ったのを亜美は見逃さない。
　そして、亜美を一睨みすると、秘書は、無言で奥の部屋へ入っていった。

「先生、太平洋グループの荒尾と草刈という女性が順子さんの事で話がしたいと。」

　岩尾が、顔を顰めながら秘書に怒鳴った。

「何っ・・・・・・・くそったれ。・・・・・井谷、追い返せっ。」
「しかし、太平洋グループの調査となると恐らく本社からの依頼で調べに来たと思うんです。」
「馬鹿もんっ！・・・・俺がやばくなるだろう。それに、所詮は女だ。谷口を呼んで追い返せ。」
「はい。承知しました。」

　井谷と呼ばれた秘書は、２階にいる谷口を呼びつけた。

「はい、何でしょう。」
「下の応接室に女がいる。嫌がらせでもして追い返してくれ。」
「解りました。」

　谷口は、大田会の組員で岩尾の用心棒役を任されている男だ。

　谷口が、亜美のいる部屋に入っていった。

「おいっ、お嬢さん方、先生は忙しくてな。会ってる暇はないんだ。帰ってくれ。」
「馬鹿言っちゃいけないわ。いるんでしょ、その部屋に。」
「ネエちゃん、いきがってないで帰れよ。ぶち込むぞ。」
「アンタに、そんな度胸あるの？」
「なんだとぉっ！」

　谷口は、ソファに座る亜美の背後から近づいた。
　亜美は、動じることなく視線を前に向けている。
　そして聖子も特に気にすることなく平然としていた。
　谷口は、無造作に亜美の後ろからブラウスに手を突っ込み乳房を鷲掴みにした。

「ほぉー、弾力あっていいオッパイだぜ。それに、かなりの別嬪だな。おい、そっちのネエちゃんも揉んでやろうか？　俺は上手いんだぜ。」

　谷口は、抵抗しない亜美をいいことに、段々と調子付いてきた。
　亜美の前に移動すると閉じている亜美の足を押し広げ股間に手を挿し込んでいく。

「ほぉー・・紫のガーターか・・・セクシーだな。いつもこういうのを穿いて男を誘ってるんだろう。」

　谷口が、亜美のショーツをずらし亀裂に指を這わしていく。
　しかし、全く抵抗をしない亜美に対し、更に遠慮することなく指を蜜壷の中に挿入していった。

「おぉっ・・・締めるじゃねぇか・・・・ん？　震えてるのか、ネエちゃん。」

　しかし、亜美は震えてるのではなく笑っていたのだ。

「お兄さん、私のお汁がついたその指を舐めてみたら？　最高よ。」

　谷口は、陰険な笑みを浮かべながら亜美を見据えて答えた。

「ほぉー、粋な事を言うじゃねぇか。嫌いじゃないようだな。」
「ええ、大好きよ。」
「俺と試してみるかい。」
「そうね・・・でも満足させれるかしら？」
「ふっ、試すか？」

　そう言って谷口は、意味ありげな笑みを浮かべ亜美の蜜液で濡れた指を口に咥えた。

　その瞬間、亜美は、パンプスでおもいっきり谷口の顎を蹴り上げた。
　悲鳴と共に谷口の指が、自らの歯で切断される。
　さらに聖子がテーブルに置いてあったガラス製の灰皿を頭に振り下ろすと谷口は、声を上げて派手に転げまわった。

「グガガァァァァァー・・・」

　亜美は、立ち上がって、転がる谷口を踏みつけ岩尾の部屋に入っていった。
　岩尾と井谷が、亜美を睨んでいる。

「お嬢さん、無断で困りますな。警察を呼びますよ。」
「どうぞ、ご自由に。しかし、呼ぶと困るのは先生、貴方ではないですか？」
「・・・・・・・」

　岩尾は、何度もこういう場面を乗り切ってきたのであろう。
　薄笑いを浮かべて返答した。

「お嬢さん、命は大切にしないと。」
「脅迫ですか？・・・・・・・いいでしょう。なら忠告しておきましょう。近いうちに、貴方のバックである大田会は、完全に潰れますよ。そして貴方の政治生命も、間違いなく終止符を打ちます。その理由は岩尾さん、貴方が一番よく知っているはずです。捜査官にテコ入れして麻薬取引の操作の全貌をある男に流しているんですから。そう・・劉という男に。」
「な・・・・・よ、・・・・よ、要求は何だ。」
「要求ではありません、命令です。劉富豊の所在を教えてください。」
「・・・ゥゥッ・・・・し、知らん。」
「そうですか。では、貴方の逮捕されるところをテレビで見させていただきます。」

　亜美は、そう言うと部屋を出た。
　しかし、指を切断した谷口が、頭から血を流しながらも行方を遮っている。

「ネエちゃん、ただで帰れると思ってるのかっ！」

　谷口の言葉に、亜美の目が据わった。
　先ほどとは違い、全身から鋭い気が流れ始める。
　谷口は、全身が氷つくような錯覚に陥った。

「・・・クッ・・・」

　そして亜美は、谷口の胸に手を当てると軽く突き出した。
　すると、谷口の身体が一気に沈み尻餅を付いてしまったのだ。

「・・・ぁぅ・・・ぁぁ・・ぁぅぅ・・」

　谷口は全く力を入れることが出来なかった。

　亜美の視線に聖子が頷く。
　聖子は、開いていたドアに盗聴器を仕掛けたのだ。

「行きましょう、聖子さん。」
「ええ。」

　亜美と聖子は、何事もなかったように岩尾の事務所を後にした。
　車に乗り込むと聖子が興奮しながら亜美に質問をしてきた。

「ねぇ、ねぇ、亜美さん、さっきの男を手だけで座らせたけど、どうやったの？」
「あれはね、気術っていうの。いま習ってるんだけど凄いのよ。でも、まだ何回も連続では出来ないのよ。凄い難しいのよ。」
「へぇー・・・・でも、亜美さんのさっきの雰囲気・・私も凍りつきそうだったわ。」

　亜美は、照れ笑いをしながら車を発車させた。

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「アンタ、何者？　どうやって、ここへ入ってこれたのよ。」

　シャワーを浴びていたのであろう。濡れた髪を後ろで束ねている。
　背中と肩に、乱れ藤の刺青を施した目つきの鋭い女が、身体を隠す事もせず堂々と、ショーツ１枚の姿で裕二を睨んだ。

「庭から堂々と・・・・」

　女は、大田会、境川の本妻、康代だった。
　康代は、声を荒げながら用心棒で付き人の若い衆を何度も呼んだ。

「どうしたんだいっ！　誰もいないのかいっ？」
「奥さん、無駄ですよ。外で全員くたばってるから。」

　康代が、小走りにカーテンを開けて庭を覗いた。
　芝生の上に４人の男が白目を剥いて倒れている。
　康代は、裕二に振り向くと眉を顰めながら大声で怒鳴った。

「何の真似さっ！　警察かい？」
「俺が警察に見えるかよ。」
「・・・アンタ・・・命を粗末にしないほうがいいんじゃないの。」

　康代は、ホームカウンターが設けられた椅子に座ると臆するでもなく煙草を吸い始めた。
　何も羽織ろうとはせず足を組んで堂々としている。

「ほぉー、子分が全員やられたのに堂々としたもんだな。」
「１５の時から境川の女なんだ。肝は据わってるよ。」
「なるほど・・・しかし、俺の前ではどうかな？」
「・・・・・何の用なんだい。金ならやるから帰りな。」
「金などいらん。アンタの寝室にある金庫の中の書類をいただきたい。」

　康代の顔が曇った。

「アンタ・・・・何故、そんな事を知ってるんだい。」

　裕二は、それには答えず勝手に奥の寝室に足を運んだ。

「な、なに、勝手な真似してんだい。」

　康代は、寝室に向かう裕二を追いかけた。

「ここだな。おばさん。」

　金庫を見つけると康代に開けるよう指示した。

「舐めんじゃないよ。」

　康代は、鏡台の引き出しから拳銃を取り出して裕二に銃口を向けた。
　しかし、裕二は、あっという間に蹴りで銃を弾き飛ばしてしまった。

「ウゥッ・・」

　康代が手を押さえて呻いた。

「しょうがない。荒い真似はしたくなかったが・・・・」

　裕二は、康代に近づくと両肩を握って関節を外した。

「アウッ・・・」

　裕二は、ベッドに康代を押し倒すと両膝を押さえて股関節も外してしまった。

「グギャッ・・・・」
「スマンな、オバさん。ところで金庫の番号を教えてくれないかな。」
「だ・・・だれが・・言うもんかい・・・私を誰だと思ってんだい。」
「・・・・・そうか。なら身体に聞くとするか。」

　裕二は、康代に近づくと薄っぺらいショーツを剥ぎ取った。
　康代の使い込んだ蜜壷の左右の陰唇には、銀のリングが２つづつ填まっていた。
　更に女芯の皮を通して、縦にはピアスが貫通している。

「ほぉー、また沢山付けたもんだな。センスないぜ・・・」

　険しい顔で裕二を睨む康代・・・
　裕二は、表情を変えずに康代と目を合わした。
　その瞬間、康代の全身は鳥肌が立ち、震えにより歯がカチカチと音を立て始めたのだ。
　今まで経験した事のないような恐怖が康代の全身を襲った・・・・

「・・・な・・・なに・・・なにするつも・・・り・・・」
「さて・・・・何して欲しい？」

　康代は、恐怖と戦慄が入り混じり全身から血の気が引いていった・・・・・・