（１２１）

　なんとか、証拠書類を見つけた裕二と洋子は、センターに戻り鏑木と作戦を練っていた。

「これで、拉致計画の証拠の一部はクリアしたな。」
「でも、探すのに苦労しましたよ。」
「それより、裕二君が来なかったら最悪だったわ。」
「ん？何かあったのか・・・」
「まあ、それは家に帰ってから、洋子に詳しく聞いてください。それより、青葉のほうはどうします。尻尾を出していませんが。」
「んむ。大宝グループの専務は、所長自ら処置してくれるそうだ。俺達は、酒井君のガードと青葉にストップを掛けさせる事だからな。で、二つ方法がある。一つは、さっき、亜美君から連絡が入ったが、盗聴を仕掛ける事に成功した。大見の婚約者と関係があることを暴露し、失脚させる。昇格前に会社を辞めさせてしまう方法だ。」
「でも、例の不動産詐欺の関係で手遅れに・・・」
「まあ、聞け・・」
「・・・はい。・・・・・・で、もう一つは？」
「んむ。恐らく、大宝の谷口が、後ろで操っていると思うんだ。でなければ、青葉程度の一社員が仕組めるような計画じゃない。そもそも、酒井君が養子だという事を判るはずが無いだろう。」
「つまり、谷口からの口入れと・・・」
「そういう事だ。谷口はな、うちの太平洋物産を狙ってるんだ。」
「えぇぇーっ。」
「まず、自分に同調する幹部職員を買収する資金、そして、青葉の昇格を大見より早くさせるために実娘まで犠牲にしている。つまり、谷口は、青葉が失敗しても大見に切り替える事が出来るわけだ。その事は、谷口の娘も知らないだろうがな。つまり、二つ目は、大宝グループとの提携を完全に断ち切ってしまう方法だ。」
「しかし、それでは、罪の無い社員や家族達が・・・」
「香坂、そう難しく考えるな。提携ではなく吸収させる。谷口は、既に証拠を隠滅しているが、唯一、酒井君を拉致依頼をするために、橘社に金を振り込んだ書類を手に入れた。谷口父娘、そして、青葉の３人を落とせば、さっき、お前が懸念した不動産関連で手遅れになる事はない。ただ、厄介なのは、この３人が組んでいるという証拠だ。つまり全ての証拠を掴まないと企みを立証できんのだ。」
「脅しても吐かんでしょうね。」
「んむ。俺としては、青葉と芳江の関係をＫＫＩ社全員の前で暴いてやりたい。つまり、言い訳のしようが無いように青葉の線をまず消してしまう事だ。そうすれば手の無くなった、大見の線も奴らは、完全に失ってしまう事になる。」
「んー、しかし、容易ではありませんよ。」
「亜美君の話だと、大見は、今週末まで出張で帰ってこないらしい。大見が帰ってくるまでに、青葉と谷口の娘は、必ず会うはずだ。」
「もしかして・・・・俺に・・」
「そう、二人の痴態を録音録画してほしい。」
「鏑木さん、それは、非常に難しいですよ。何処へ行くかもわからないんですから。」
「まあ、自宅では、絶対に会うはずがない。だが、密会する事は間違いない。つまり、二人は、ホテルの部屋で待ち合わせするしか会う場所は無いんだ。」
「でも、酒井君と一緒じゃないと、いつ襲われるか判らないですし。」
「酒井君を一緒に連れて行けばいいじゃないか。」
「えぇーっ・・・彼女に勘違いされないかな？」
「そんな事、気にするんじゃないよ。」
「・・・でも、仮に盗聴で場所が判ったとしても仕掛けるのに時間が・・・」
「んーむ、せめて１時間前に場所がわかれば、俺が手筈を取るんだがな。」
「ま、盗聴で仕入れる情報に期待しましょう。」
「・・・・・・そうだな。」

　そこへ、調査係の職員が鏑木のデスクに歩み寄ってきた。

「次長、ターゲットの盗聴の周波数キャッチに成功しました。」
「そうか。よし、記録を開始してくれ。」
「わかりました。」

　鏑木が、裕二に声を掛けた。

「香坂、とりあえず本社で酒井君のガードを頼む。詳しい事がわかったら、すぐに連絡を入れる。」
「ええ、わかりました。」

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

−　終業間際　−

　ホールで酒井由香を待っていた裕二に、鏑木から連絡が入った。

「はい、香坂です。」
『香坂、わかったぞ。今夜８時に、ロイヤルクィーンホテルの１０８５号室で奴らは会うらしい。盗聴で入ってきた時間にホテルの予約状況をリアルタイムで確認して照らし合わせた。青葉が、予約した時間と一致したんだ、間違いないだろう。』
「で、仕掛けは？」
『ふっ、例のごとく香川に頼んでおいた。奴の得意分野だからな。何でも１０箇所も取り付けたらしいぞ。つまり全室２箇所とトイレ、バス、ベランダにもだ。完璧と言っていたからな。』
「助かりましたよ、俺じゃ機械系は・・・。で、どうすれば？」
『んむ。よく聞け。奴が部屋を出てくるまで、隣の部屋の１０８６号室に居ろ。そして、奴らが出ると同時に、お前達も部屋を出て、真ん前で鉢合わせてくれ。奴は、お前の顔を知らない。しかし、一緒に居る酒井君を青葉は知っている。』
「・・・・いいんですか？」
『ああ、構わん。そしてだ・・・・奴に、不倫を確認した事を唆す。当然、奴は、なんで知っているとお前に突っかかってくるはずだ。』
「でしょうね。」
『しかし、お前は無視して酒井君と帰ってきていい。』
「は？・・・今ひとつ意味が・・・」
『つまりだ、大宝の専務の谷口は、失敗しても青葉を捨て駒と考えている。しかし、青葉は焦って谷口に連絡を入れる。その時点で谷口は、青葉を見切る筈だから、酒井君を襲ってくるか、偽装した融資担保を強制的に操作しようとしてくる。ところが、その手続きが出来ないように俺が先程、手を打っておいた。さて、香坂、谷口は、どうすると思う？』
「後々の事を考えると・・・・完全な証拠隠滅で青葉を消そうとしますね。」
『その時点では完全な証拠とならないから青葉には手を出さんが、暴露した時点で青葉を消そうと考えるはずだ。いや確実にな。』
「しかし、それを知ってて黙って見てるんですか？」
『心配するな。青葉が殺られる前に、所長が谷口に引導を渡す。』
「なるほど・・・でも、その場で青葉と谷口の娘はどうします？」
『最終的な処理のため事実を立証しないといけないから、二人の関係を録画したテープをＫＫＩ社に流すさ。』
「ハハ・・そりゃ、二人は、最悪だ。」
『二人は、当然クビだ。行き場も失う。ＫＫＩも大宝を相手にしなくなり、結果、太平洋物産は、大宝グループを提携解除通告が出来る事になる。つまり焦った大宝は吸収合併に合意し、ＫＫＩ食品自体も助かるわけだ。』
「なるほど。」
『そして、ＫＫＩも傘下を依頼してくる。』
「くくっ・・うちにとっては一石三鳥ですね。」
『そういう事だ。頼むぞ。奴の脅し方は、お前に任せる。』
「了解っす。」

　裕二が、携帯を胸ポケットにしまうと終業を告げるミュージックが流れ始めた。
　沢山の社員が、ロビーで待つ裕二の前を通り過ぎていく。
　しばらくして、酒井由香が小走りに駆け寄ってきた。

「香坂さん、お待たせしました。」
「やぁ。・・・じゃ、行こうか？」
「はい。」

　先を歩く裕二の後を由香は、心躍らせながらついていった。

「由香君、ホテルで食事をしよう。すぐ近くだから歩きでいいかい。」
「は、はい。」

　ホテルと聞き、由香の顔は、期待なのか興奮なのか一気に赤らんだ。

（や、やっぱり・・・勘違いされてるかも・・・）

　１０分ほど歩くと裕二が、ロイヤルクィーンホテルの中に足を運んだ。

「あ・・あの、香坂さん・・・ここですか？」
「ああ、・・・何で？」
「い、いえ・・・その・・凄いです。私、こんなホテルでの食事は始めてで・・・」
「え？・・・そうなのかい？　てっきり酒井さんとよく出かけてると思ったよ。」
「外食は一切しなかったんです。必ず家で食べていましたから。」
「いや、たとえば彼氏とか・・・」
「付き合っていた彼氏ともこんな高級ホテルには・・・」
「だよな。普通は、こんなところで食事なんてしようと思わないし。」

　裕二は、由香が勘違いしないように食事前に説明する必要があると考えた。
　既に予約しておいたレストランに入る裕二と由香・・・

「・・素敵・・・・香坂さんは、よく来るんですか？」
「ロイヤルは、俺も始めてさ。確かに凄いな・・・」

　席に案内された二人は、頑強なマホガニーのデラックステーブルに座った。
　裕二は、ワインを注文すると、食事の時間指定をして、由香に今日の行動を説明した。

「え・・・じゃ、プライベートじゃないんですか・・」
「由香君、理解してくれ・・・君を狙う奴がわかったんだ。」
「・・・え、えぇ？・・・・」

　裕二は、曇った表情を見せる由香を何とか説得した。

「わかりました。」
「ただ、部屋には、一緒に入ってもらいたいんだ。」
「え、いいんですか？」

　一気に由香の課をが明るくなっていく。

「ああ・・・でないと君が危ないし。」
「良かった、食事だけかと・・香坂さんと一緒に居られるんなら喜んで。」
「あの・・・・誤解をしないで聞いて欲しいんだが、俺は結婚しているし・・・」

　由香が裕二を制して喋り始めた。

「香坂さん、解ってます。私も、そんな馬鹿な女じゃありません。ただ、前にも言ったように、・・・・その・・・・・つまり・・」
「つまり・・・何だい？」

　由香は、少し間を置いて一気に言葉を走らせた。

「・・・・わ、私、今日は、香坂さんに無理を言って抱いてもらおうと・・・・・そ、その・・・つまり・・・私自身の経験というか・・・男性の・・・その・・」

　裕二は、由香がそれ以上喋る事を丁寧に制止した。

「由香君、君の気持ちはよく解った。」
「え・・・」
「青葉が、いつ部屋を出ていくか判らない。ひょっとしたら泊まるかもしれないし、数時間で出て行くかもしれないんだ。そんな、先が見えない状態で君と接するのも落ち着かないよ。」
「・・・・ぇ・・」
「つ、つまり・・君を抱く事は、嫌と思っていない・・・よ・」

（・・・ゲッ・・・何言ってんだ、俺・・・・）

「本当ですかぁっ！」
「ぁ・・ああ・・」

　裕二は、言った事を少々後悔したが由香の屈託ない笑顔を見て心を踊らされていった。

「私、決して香坂さんには、ご迷惑をおかけしませんので。」
「え・・・迷惑って・・・？」
「・・・あ、あの・・・つまり、決して奥様には・・・口が裂けても・・・」
「ハハ、由香君、仮にばれても彼女は怒らないよ。」
「え？・・・・ど、どういう意味です・・・か・・」
「ま、説明は難しいが、妻と俺は、一心同体なんだ。」
「・・・・・・」
「つまり・・・その程度の事では、俺達の愛や気持ちは壊れないんだよ。勘違いしないでくれよ。お互いが、そんな趣味を持ってる訳じゃないんだ。目標があってね。・・・要するに愛と欲の一線を超えた世界を見たいんだ。」

　由香は裕二の説明で身体全体に奮えを覚えた。
　由香にとっては、裕二たち夫婦の持つ愛と信頼感が神秘的に感じたのだ。

（１２２）

　裕二と由香は、豪華な料理に舌鼓をうった。
　互いの話を交互に話したり聞いたりして、由香は有意義な時間を過ごしていた。
　ワインを口にする裕二をふと由香が見つめる・・・・

（・・・私・・・・どうしちゃったんだろう・・・こんな気持ち・・・）

　裕二が由香の思考を断ち切るかのように声を発した。

「・・・由香君、一つ聞きたんだが、生涯独身を決めていると言ってけど、俺としては、まだ決意が早すぎるんじゃないかなと。もうちょっと・・」

　由香が裕二の言葉を遮って話し始めた。

「いえ、香坂さん、私、安易な気持ちや思い付きで決心したんではないんです。もちろん、これから生きていくうえで最高のパートナーと一緒に居れたらと思った事もあります。でも、でも、それ以上の意志の方がとても強いんです。」
「それ以上の意志？・・・・というと？」
「前も話しましたけど、私は孤児院で育ったんです。とても厳しい施設でした。変な意味ではなく、施設の先生がたった一人でこれから生きていくためには挫けない悲観しない強い人間にならなくちゃ駄目だって。私の生活の基本はここにあります。そして、中学のとき酒井に養子でとられたんです。最初はとても、抵抗がありました。・・義母の酒井は、とても優しかったのですが、厳しくもありました。いろいろな話をしてくれて・・・感銘を受けたんです。」
「君は、尊敬していたといったね。」
「ただ尊敬していただけではないんです。生き方も全て憧れていました。楽しいだけの人生は、苦痛以外の何物でもないって。苦労したり挫折、悲観、いろいろな事があるから面白いんだって。生きていく価値があるんだって。その話を聞いたときに、全身に電流が流れました。」
「結婚観も？」
「それは、私に目標があるからです。達成するためには必ずしも必要な事ではないと。」「どうしても相手の心を疑ってしまうからかな？」
「結婚願望をもった事もありました。私、決して変人なんて思っていません。セックスも好きなんです。でも、付き合う男の人は勘違いをするんです。」
「相手が結婚をしてくれるんじゃないかと・・・・？」
「それもありますし・・・」
「つまり、君自身は、そうは思っていないのに相手を傷つけてしまう事を気にしてるんだね。」
「ええ、そのとおりです。」
「そして更に、自分の生き方、考え方に比例した男性じゃないわけだな。」

　由香は、ゆっくりと頷いた。

「私、さっき香坂さんから聞いた話を俄かにか信じられませんでした。」
「・・・浮気しても女房は怒らないってことかな・・・」
「はい。・・・その程度の事で・・・二人の愛は壊れない。愛と欲の一線を超えた世界を見るためにって言った言葉に。」
「由香君、女房の父親、つまり荒尾常務も未だに夫婦で追い求めてるんだ。」
「え？」
「俺は、女房と知り合う前から荒尾康平という人を心から尊敬していた。何故、あの人が凄いのかという疑問に、やっと終止符を打てたんだ。」
「・・・・・」

　裕二は、優しい笑みを由香に見せながら静かに答えた。

「女性だ。」
「・・ぇ？」

　裕二は、康平の事を由香に話してもいいと思った。
　康平の今までの生きてきた過程と考え方の全てを由香に説明したのだ。

「・・・し、・・・信じられない・・・・」
「君の義母、酒井さんも・・・・常務のそういうところが凄いって言ってたんだよ。つまり、人間には欲がある。欲は捨てきる事は絶対に出来ない。しかし、その欲を一つに絞る事は出来る。仕事も生活するのにも、人は必ず存在する。常務は余分な欲を捨てるため愛を与えてきたんだ。そして最愛の妻と共に、更に超越した愛欲の、向こう側を永遠に追い求めてるんだ。だから、荒尾康平という人間は凄いんだよ。」

　由香は、酒井以外の人間から二度目の感銘を受けていた。
　裕二の話で身体に稲妻が走ったような感覚が襲ったのだ。

「・・・まあ、だから君が愛人と間違えたことも間接的に間違いではないけどね。」

　笑いながら言う裕二に、我に返った由香が再度、質問をしてきた。

「香坂さんは・・・・どうなんですか？」
「・・・もちろん、さっき言ったとおり・・・・俺も追い求めている。」
「・・・・・ぁ・・・あの・・・私も・・香坂さんの・・」

　由香がそう言い掛けたとき、裕二の携帯に鏑木から連絡が入った。

『香坂か。今、青葉と谷口芳江がホテルに入った。』
「解りました。では、時間をおいて我々も。」
『頼むぞ。』
「はい。」

　電話を切った裕二が由香に出る事を伝える。

「ええ、解りました。」

　青葉が、客室へ入ったであろう時間を見計らって席を立つ。

「じゃ、行こうか。」
「はい。」
「あ、そうそう・・・さっきの君の質問・・俺もそうしようと思っているよ。」
「・・・・・！」

　そう応えた裕二は、レストランを出て１０８６号室に向かった。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

「健二さん、早くぅぅぅー・・」
「芳江っ、慌てるなって。」
「だってぇぇー。」
「時間はたっぷりあるぜ。どうせ大見も明日の夜にしか帰ってこないんだろう。」

　しかし芳江は、青葉の上着を脱がせるとネクタイを外し、ワイシャツのボタンを外し始めた。

「まったく、せっかちな女だな。」

　大見は、呆れながらも自らベルトを外しズボンを脱ぐと、ブリーフも下げて肉棒を突き出した。
　芳江も、目をぎらつかせながら急いで衣服を脱いでいく。
　既に、蜜壷からは愛液が流れ出しショーツを脱ぐときには糸を引いていた。

　芳江は、青葉の腰に手を回し飛びつくように肉棒を咥えた。

「ンームムッ・・・ングッ・・・」

　ねっとりと下を滑らせ上目遣いに青葉を見る芳江・・・
　青葉は、芳江の口に腰を打ちつけていった。

「ンゴッ・・ウングッ・・・ングッ、ングッ・・・」
「芳江、いいぞ・・・もっと、もっと舌を使えっ・・」
「ンウゥゥゥゥー・・・」
「芳江っ、ケツを突き上げて嫌らしく振ってみろ！」

　芳江は、青葉の言われたとおり肉棒を咥えたまま立ち上がると、円を描くように腰を振り始めた。
　開いた足からは、愛液が垂れている・・・・

「ふっ、この好き物女め・・・」

　青葉は、芳江を突き放してベッドに押し倒した。

「イヤンッ・・・」
「さぁ、こっちにケツを向けて一人でマ○コをいじってみろ。」

　芳江は、言うとおりに腰を上げた。
　顔を青葉に向けて表情を確認する事を忘れない。
　青葉が興奮するように仕草やポーズまで叩き込まれていたのだ。

「入れて欲しいか、芳江っ・・」
「ぁぁ・・入れてぇ・・健二さんのオ○ンチンを私のオ○ンコにぶち込んでくださいぃぃーっ！」

　青葉は、よしえのに近づき腰に手をかけた。

「うぅぅー・・は、早くぅぅぅー・・・」

　そして、青葉は、一気に肉棒を突きたてていく。

「ンッハァァァァー・・・・・・ギモヂイイィィィー・・・・」

　青葉は、芳江のヒップを平手で強く叩きながら打ち付けるスピードをあげていった。

「アウッ・・アウッ・・・・アォォォォォォー・・・」
「グッ・・・芳江、正座をしてこっちに向け。」

　芳江は、言われたとおりに青葉の方にに向き返った。
　青葉は、芳江の前髪を鷲掴みし右手で肉棒を握った。
　そして、激しく上下すると芳江の顔をめがけて最初の爆発を遂げた。

　芳江は、口をあけて受け入れようとするが分身は顔全体に降りかかり思うように口で受け止めれなかった。
　額や鼻にかけて大量に分身が付着していく。

　芳江は、顔に付いた分身を舌を伸ばして掬いはじめた。
　青葉が、その様子を見て興奮を増していく・・・

　足の指で芳江の蜜壷を摩擦しながら顔面に付着した分身を手の平で顔全体に伸ばしていった。

　青葉が、ベッドに仰向けに倒れこんだ。

「芳江っ、全身を舐めてくれ。」
「うん。」

　芳江は、青葉の全身を舌で愛撫し始めた。
　丁寧に首筋から徐々に下へ移動していく。
　そして肉棒に近づくと青葉の両足を肩に掛け前立腺を隈なく丁寧に舐め始めた。

「オォッ・・いいぞっ、芳江っ・・・」

　芳江は、青葉が喜ぶ事に興奮が倍増してくる。
　肉棒を擦りながら青葉の菊門を丁寧に舐めあげていった。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

　第二センター

「次長、さすがに私も・・ちょっと・・・」
「なんだ、立ってきたのか？」

　鏑木は、笑いながら香川に言い放った。

「次長は、なんとも思わないんですか？」
「・・・いや・・・まあ、確かに興奮するな、演技じゃないからな。」
「でしょ・・」
「香川、彼女に嫌われんようにしろよ。」
「・・・・・そ・・・な・・・」
「ふっ、照れんでいいじゃねぇか。・・・ところで可愛いのか、彼女は？」
「・・は、はぁ・・・ま、私の好みです。」
「そうか・・」
「でも、次長も羨ましいですよ。洋子補佐は、綺麗だし・・プロポーションも・・」
「ふっ、お世辞を言うな。」
「お世辞じゃないっすよ。可憐だし、静粛そうな女性だし・・・・」

（・・いや、洋子は、もっと凄いんだけどな・・・）

「え？」
「・・ぁ、あ、いや・・なんでもない。・・・それよりちゃんと録画をしておけよ。」
「はい。」

　鏑木は、気を入れ替え最終作戦のシュミレートを考え始めた。