（１３３）

　寿美子は、裕二の隣に腰掛けると、裕二の吸っている煙草を取り上げて自分の口に咥えた。

「・・・・・誰だ・・・アンタ？」

　裕二の問いには答えず、更に飲んでいたジントニックを持ち口に運んでいく。

「・・・・・」

　喉に流し込んだ寿美子が、口を開いた。

「貴方、有名人なんだってね。」
「・・・・・」
「ね、私、貴方を飽きさせないわよ。」

　そう言うと、いきなり裕二の唇に舌をゆっくりと這わせた。

「アンタ、飢えてんのか？」
「そう見える？」
「・・・俺は、淫乱で強情な女を絶叫させるのが趣味なんだ。」
「私も、そうされるのが大好きなの。」
「・・・・・・」
「ねぇ、抱いてくれない？」

　裕二は、全く表情を変える事をせず、視線をまっすぐにしたまま暫し考える振りを続ける。
　寿美子は、裕二のＹシャツの上から胸あたりを小指で滑らせながら首筋に息を吹きかけていた。

「・・・・アンタ、本物のセックスをした事あるか？」
「本物って・・・？」
「このまま、死んでも良いという快感を味わった事あるかい？」
「・・・・・どうかな・・・」

　裕二は、適当な思いつきで、プレーの例を独り言のように喋り始めた。
　しばらく聞いているうちに、寿美子は、股間に潤いをもたらして来た。
　何度も足を組替え、落ち着きがないように見える。

　裕二は、喋り終えると、しばらく時間をおき、寿美子に囁いた。

「俺と寝てみるかい？」
「もちろんよ。」
「・・・・・・・・・・・外に出るか。」
「いいわ。」

　裕二と、寿美子は、立ち上がって出口に向かった。
　それを見ていた、課員の女性達が、寿美子に聞こえるようそして、羨望を込めたように、わざとらしく声を上げる。

「ねぇ・・見てよ、私をふったくせに、あの男が女と出て行くわ・・・」
「本当よ、せっかく、ここまで足を運んだのに。」

　寿美子は、そんな声を聞きながら裕二の腕を掴み優越感たっぷりに歩いていった。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

−　フェニックス　−

　亜美は、先程、鏑木から貰った連絡を真央に説明していた。

「ふぅーん。・・・・という事は、何気なく裁判の事を私が口にすればいいのね。」
「ええ。要点は、大川の娘が何処からどうやって、うちの企画総務会議で決定した立案を手に入れたかという事なの。それさえ解れば後は、他の部署の者が動けるから。私は、その会話の内容を録音するだけでいいの。」
「わかったわ。」

　最終打ち合わせをして、亜美と真央は、大川の来店を待った。

　その、３０分後、大川は、女房の麻衣子を伴ってフェニックスに現れた。

「どうぞ、お待ちしておりました。」
「んむ。久しぶりだ、今日も興奮させてもらうよ。」

　真央が、大川夫妻を自分の専用室に案内した。

「今、男性スタッフが来ますのでお待ちください。」
「わかった。元気な男を頼むよ。昨日から、うちの奴の股は、大洪水でな。」

　大川は、そう言って女房の麻衣子のスカートを捲って見せた。

「あなた・・もぉぅ・・・」
「ところで、魔子さん、そちらの女性は？」

　大川は、亜美を指さして真央に尋ねた。

「先日入った新人です。サリーというんです。」
「ほぉぅ・・・ワシ好みのキツイ化粧をしとるのぅ・・んむ、なかなか、ええぞ。」

　亜美は、大川に頭を下げて挨拶をした。
　そこへ、男性スタッフの４人が、皮のブリーフ姿で部屋に入ってきた。

「失礼します。」
「おう、来たか。早速、女房を虐めてやってくれ。」
「はい。」

　男性スタッフ達は、麻衣子の服を脱がし始めた。
　亜美は、真央と共に大川をシャワールームに連れて行き身体を洗い始める。

　そして、男性スタッフの一人は、真っ裸になった麻衣子を妊婦台のような椅子に座らせていた。
　両手を皮製の固定滞で留めると、下半身は、左右に広げて同じく固定帯を装着した。
　麻衣子の蜜壷は、正面を向き、既に濡れきって菊門も小刻みに動めいている。

　シャワールームでは、大川が亜美と真央の蜜壷に指を入れてその様子を見ていた。

（・・・・へ・・・変な感じ・・・）

　しかし、大川は、二人の蜜壷を触っているものの女房の麻衣子の方に執着している。

「よし、もういい。出るぞ、我慢できん。」

　真央と亜美は、大川の身体を拭きおわると一緒に麻衣子の前に移動した。

「よし、後ろの穴を弄んでやってくれ。」
「はい。」

　男性スタッフは、指にたっぷりとローションを塗ると、麻衣子の菊門に指を入れて刺激し始めた。

「あぅぅーん・・・・・・も、もっと強く掻き混ぜてぇぇー・・・」

　麻衣子の注文に、男性スタッフも応えていく。

「ぁぁ・・・あなたぁ・・・」

　大川は、麻衣子の頭部に移動し肉棒を口元に近づけた。

「ンムムッ・・・ングッ・・・」

　麻衣子は、大川の肉棒を含むと力強く吸引を始めた。

「女房のク○トリスを舐めてやってくれ。君達は乳首を吸うんだ。」

　大川の言葉に男性スタッフ全員が、麻衣子に近づいた。
　一人は、麻衣子の股間に顔を埋め、もう二人は、左右の乳首を口に含んで舌で転がしていく。
　残った一人のスタッフが、菊門から指を抜き電動バイブに切り替えた。

「ンー、、ングググググッ・・・」

麻衣子が、大川の肉棒を口に含みながら全身で快感を表現していった。
　大川は、麻衣子の艶悦な表情をしばらく楽しむと肉棒を抜き、椅子に腰掛けて次の要望を伝える・・・

「魔子さん・・・いつものやつを頼む。」
「はい。」

　真央は、滅菌された医療用のゴム手袋をはめると、ビニールに包まれた尿道カテーテルを棚から取り出した。
　そして、挿入口がついたア○ルプラグも用意する・・・

「さ、あんた達、ちょっと移動して。」

　真央に声を掛けられた男性スタッフが、麻衣子から離れた。
　真央は、麻衣子の股間に近づくと、カテーテルの元をプラグの穴に挿しこみ３、４０センチほど腸にカテーテルを挿入していった。

「ぅぅぅぅ・・・・・ぁぁぁ・・・っ・・」

　そして、先端を慣れた手つきで尿道に挿入していく。

「アウゥッ・・・」

　カテーテルの先端が膀胱に到達した事を確認すると、指で挟んでいた管を緩めた。
　その瞬間、管に尿が流れ始め腸内に入っていく・・・

「フゥゥ・・アァァァァァー・・・・」

　そして、女芯には、透明の小型吸引器をはめ、強力に吸い出すと、赤く染まった突起が急激に吸い込まれていった。

「アォォォォォォー・・・ゥァァァー・・・・・気持ちいぃぃぃぃ・・・」
「おぉっ・・・魔子さん・・・アレも頼む。」
「はい。」

　真央は、プラスチック製の大型クスコを麻衣子の蜜壷に入れ、グリップを握って、拡大するとネジで緩まないように固定した。

「さ、君達、女房の口に突っ込みたまえ。」
「はい。」

　男性スタッフが、麻衣子の頭部に二人づつ並び、口に肉棒を挿入し始める。
　代わる代わる麻衣子の口を４人の男達が激しくピストン運動を繰り返した。

「ンゴッ・・ンブウゥゥゥ・・ンググゥググゥググッー・・・・」

　大川は、そんな様子を見ながら興奮を隠せないでいた。

「き、君、マッサージを頼む。」

　大川は、亜美を手招きして肉棒を突き出した。
　亜美は、真央に聞いたとおり手の平にたっぷりローションをぬると、大川の肉棒と袋部分を包むように丁寧に揉みあげていった。

（・・・・な、なによ・・・このオ○ンチン・・・スポンジみたい・・・）

　亜美は、背中に鳥肌をたてながら平静を装ってマッサージを続けた。

「もっと、激しく突っ込んでいいんだぞ。」

　大川の強い口調にスタッフは頷くと遠慮なく、麻衣子の喉元まで腰を打ちつけた。
　涙を流しながら咳き込むと、それを合図に次のスタッフが交代する。
　目を充血させ苦しみながら肉棒を飲み込むのだが、麻衣子はそれが快感なのだ。

　大川の肉棒をマッサージする亜美の手に兆候が見えた。
　徐々に、固さが増してくるようだ。

「さぁ、１回目の昇天をさせてやってくれ。麻衣子っ、口を開けるんだ。」

　大川の合図で、麻衣子の両手を開放すると、男性スタッフが揃って肉棒を握り上下に扱き始めた。
　麻衣子は、４人の男性スタッフの様子を伺いながら恨めしそうに口を開けて分身を受け止める準備をしている。

　そして、まず一人目のスタッフが麻衣子の顔に勢いよく発射した。
　口で受け止められずに額と鼻に掛かってしまうが、指で掬い取り口に運んでいく。
　更に次から次へと、麻衣子の口に挿入し分身を爆発させていった。

　麻衣子は、それは美味そうに飲み込んでいた。
　出し終わった全員の肉棒を丹念に舌で舐めあげている・・・・

「もっと・・も・・・・・・ぅぅ・・・・」

　麻衣子は、朦朧としながら腰を振っていた。
　大川は、亜美を制すると麻衣子の股間に近づいていく。

「麻衣子、出すぞ！」
「あぁ・・頂戴っ・・・早くぅぅー・・」

　麻衣子は両手で乳首を摘んで股間を覗いた。
　大川は、麻衣子の蜜壷に填るクスコをめがけて放尿を開始した。

「ぁぁぁ・・・・うぅぅ・・・あ、あなた・・暖かぁぁいっ！」

　大川の放つ小水が、クスコから溢れ出してくる。
　麻衣子は、その様子を見て、快感で全身に鳥肌を立てていった・・・

（す・・・凄い事やるのね・・・）

　亜美は、ローションで濡れた手をふき取りながら、その様子を見ていた。

　大川が、放尿を終わり、歓喜の表情で麻衣子に填るクスコを抜くと、中から大量に小水が溢れ出てきた・・・

「ふぅー・・・麻衣子、最高だ。」
「あなた・・・まだ、私、満足できないわ。」
「ふふ、解っておる。わしも、まだいってない。まずは、休憩だ。」
「ええ、・・・・・わかったわ。」
「ところで麻衣子、まだ、もよおしてこないのか？」
「ええ・・・あまり、おしっこが出ないの。」

　まだ、尿が腸内に入る量が少ないようだ。
　大川も、それでは麻衣子が苦しむところを見ることは出来ない。

「魔子さん、ビールでも貰おうか。」

　真央は、スタッフにビールを用意させると麻衣子の足に填る固定滞を外しながら、亜美に振り向きウィンクを送ってきた。
　小さく頷く亜美・・・・
　亜美は、二つのグラスに自白剤と神経緩和剤が混ざったゼリー状の薬をグラスの内部に塗りつけた。
　鏑木が研究所に頼んで作らせた特殊な薬で、無味無臭のため気づかれる事はない。

　真央と亜美がそれぞれグラスにビールを注ぎ大川夫婦に手渡した。

「んむ、すまんね。・・・麻衣子、たっぷりと飲めよ。出るから。」
「ええ。」

　大川と麻衣子は、グラスに注がれたビールを一気に喉に流し込んでいった。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

　裕二は、寿美子とホテルのバーラウンジにいた。

「ねぇ・・・抱いてくれるんじゃないの？」
「慌てるなよ。夜は長いぜ。」

　そういいつつも、裕二は、半ば、焦りを感じていた。
　まだ、亜美が聞き出す情報を得ていない。
　かといって、寿美子の性格上、長引かすと帰ってしまう恐れがある。
　亜美が聞き出しに成功すると、鏑木から内容を連絡してくる事になっているのだが、まだ大川が来店して１時間程経過しただけだ。
　裕二は時計を見ながら、もうすこし粘る事にした。

「そういえば・・・アンタ、名前聞いてなかったな？」
「名前・・・寿美子よ・・・・姓はいいでしょ。・・・・貴方は？」
「裕二だ。・・・・・姓はいいだろう。」

　寿美子は、そんな受け答えに目だけで笑いを見せた。

「ところで、アンタ、・・いや、寿美子さん・・・どれくらい淫乱なんだ。」
「え？」
「さっき、言ってたじゃないか・・・絶叫させられるのが好きと・・」

　寿美子は、マルガリータを一口飲むと、裕二に向きを変えてスカートをたくし上げた。

「これくらいよ。」

　寿美子の地丘には１本の毛も生えてなかった。
　縦に走る亀裂からは、透明な液体が滲み出ている。

「・・・・用意がいいな・・・いつ脱いだんだ？」
「さっき、トイレで・・・・ねぇ、いつまで待たせるの？」

　寿美子の要求に裕二も返答が出来なかった。
　早く見積もっても、あと３０分は、ここで時間を消化したい。
　裕二は、何とかして、もうしばらく寿美子を待たせる事を考えた。

（１３４）

　大川と麻衣子は、身体に気だるさを覚えていた。
　真央が、男性スタッフを全員外に出させる・・・

　麻衣子は、ベッドに仰向けになりながら目を半開きにしてグッタリとしていた。
　カテーテルから尿が少しづつ腸内に流れているようだ。
　麻衣子の下腹部が徐々に膨張し始めている。

「亜美さん、この薬の効き目は、どれくらい持つの？」
「早くて、１０分よ・・・」
「早いわね。・・・いいわ、今から大川を責めるから質問を開始して。」
「ええ。」

　椅子に座る大川の前に、真央はゴム手袋を装着して膝をついた。
　真央は、大川の菊門に指を入れ前立腺を刺激しながら肉棒を舌で転がし始める。

「ぉ、ぉぉ・・・くっ・・・た、たまらんっ・・・・ま、魔子さん・・」

　目は虚ろになりながらも、快感は得ているようだ。
　普通では、立たない大川であったが、真央の技術で身体の奥から刺激が沸いてくるような感じを受けていた。
　亜美は、大川の隣に移動すると耳元で、ゆっくりと囁き始めた。

「大川さん・・・・・あなた、会社の社長さんなんですってね・・・・」
「ぅぅ・・・あ、ああ・・・そうだが・・・」
「ちょっと噂を聞いたんだけど、大変な事になってるんですって？」

　亜美は、大川の耳に生暖かい息を吹きかけながら、優しく囁く・・・

「・・・さ、裁判の・・事かね・・」

　真央の舌が絶妙に大川の肉棒を絡めていく・・・

「うう・・ま、魔子さん・・・素晴らしい・・・」

　亜美も大川の胸を優しく撫でながら質問を続けていく。
　大川は、目を瞑り快感を露にしていた。

「大変なんですね。たまに、こういう所に来て息抜きするんですか？」
「・・・んんっ・・・・い、いや、・・ワシは、安気なもんだ。・・・・・なに、娘に全て任せてあるんだ・・優秀な娘でねぇ・・・うぅ、堪らんっ。」

（いいわ・・・その調子よ・・・）

「そうなんですか・・・」

　亜美は、少々、間をおき質問を止めた。
　真央も大川をいかさないよう、タイミングを計っていく。

「ま、魔子さん・・・軽く・・・軽く噛んでくれ・・」

　真央が注文に答えながら亜美に視線を送った・・・
　亜美は、目で頷きながら、そろそろ本題に入っていく。

「でも、一審判決では、勝訴しているけど、一つ疑問なのは、相手親会社の立案が、なぜ、漏れたかを審議していませんよね。」
「・・・合併問題とは関係ないからな・・・ふふっ・・・」
「しかし、そこまで遡ると・・・」
「ま、とんでもない事になるさ・・・・・ぉぉおおぉ・・・で、出そうだ・・」
「娘さんが、聞き出したんじゃないですか？」
「・・・まあな・・・・大した女だ。」
「不思議だわ・・・何故、部外者が知る事が出来るのかしら？」
「・・・・ふっ・・・それは、娘の・・・・・」

　亜美は、心の中で、ほくそ笑みながら大川の話に耳を傾けていった。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

「ねぇ、もう、我慢出来ないわよ。まさか、このまま帰るつもりなの？」

　寿美子が、苛立ちを隠せず、裕二に言い寄った。

「あ、ああ・・・・・・・じゃ、行くか？　部屋をとってくるから待っててくれ。」
「ええ。」

　裕二は、やもえず席を立つとロビーに出て行った。
　各階に設置された、内線フロントの前に来た時だった。
　裕二の、携帯に着信が入る。

（！・・・）

　裕二は、急いで電話に出た。

『香坂、待たせたな。わかったぞ。』
「ギリギリでしたよ。今、部屋をとろうとしたところです。」
『寿美子が本社の立案時からの情報を得ていた手段は盗聴だ。』
「盗聴・・・・」
『ああ、俺たちが使う手だよ。寿美子は、アイワ商会という事務会社の社員を使ったんだ。この会社は、太平洋本社の電気装飾やスクリーンを取り付ける会社なんだが、週に一度メンテに来る。本社のスクリーンはコンピューターを内蔵しているんだ。その内部電池に盗聴器をつけてた。』
「そうなんですか。」
『メンテの度に持ち帰って寿美子に渡してたというわけさ。』
「という事は、裁判の自社進行会議も・・・」
『ああ、筒抜けだ。なんせ、会議室全室だし週一で持ち帰れば、俺の仕掛けた電波傍受やシークレットセンサーに引っ掛からない。つまり、スクリーン自体が、電波を発するから気づかないんだ。』
「・・・・・」
『やはり、寿美子は、切れる。気をつけろ、香坂っ！』
「解りました。・・・鏑木さん、出来る限り彼女の心理分析を・・・」
『もうやってるよ。随時、メールで携帯に入れる。寿美子に携帯を見られるなよ。』
「はい。」

　電話を切った、裕二は、部屋をとると、寿美子が待つ席に戻った。

「取れたよ。　行こうか。」

　寿美子は、吸っていた煙草を灰皿に消し立ち上がると、笑みを見せながら裕二の腕に手を回してきた。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

「ねぇ・・・・私の専属にならない？」

　寿美子は、部屋に入って、いきなりそんな事を裕二に囁いた。

「専属？・・・・何の？」
「セックスのよ。心配しないで、束縛しないわ。私と、貴方の都合がつくときだけでいいから。」
「まだ、やってもいないのに、そんな事を言っちまっていいのか。」
「貴方を見て、わかるわ。セックスだけじゃない様な気がするの。雰囲気が只者じゃないって思うけど。私の見込み違いかしら。」

　裕二は、先に心を読まれている事に焦りを見始めた。

（チッ・・・・俺のペースに持っていかないと・・・・）

　裕二は、寿美子に近づき、膝で足を割って入ると、いきなり股間に手を滑らせた。
　既に、先程トイレで脱いでいたため脱がす必要はない。

「・・・・アァァ・・ン・・・・・」

　裕二は、指を入れ、すぐさま一番感じる部分を探り当てた。

「ゥ・・フゥゥゥゥゥゥゥゥー・・・・・感じるぅぅー・・・」

　寿美子は、虚ろな目で裕二の上着を脱がせネクタイを緩めていく・・・

「壁に手をつけて足を開けよ。」

　寿美子は、裕二の言うとおりクローゼットに手をつくと、足を大きく開き腰を突き上げた。

　裕二は、スラックスのベルトを緩め、いきり立った肉棒を予告なく、一気に根元まで打ち付けた。

「グッハァァァァァァァァァァァァー・・・・・・・さ、さ、最高ぉぉぉーっ！」

　裕二は、下から手をまわし寿美子の乳首を摘んだ。
　既に固く突起し、摘むたびに子宮が収縮していく。

　激しく突き上げるたびに寿美子の身体の前面がクローゼットに近づいていった。

「・・・・だ・・・・だめ・・・・・・イク・・・・先に行くわ・・・」

　裕二は、蜜壷から肉棒を抜いた。

「・・！な・・・何で・・・・入れて・・・・入れてよっ！」

　裕二は、寿美子を振り向かせて頭を押さえ込んだ。
　自分の蜜でたっぷり濡れた、裕二の肉棒が、目の前に飛び込んでくる。

「性器じゃなく脳で感じてみろよ！」

　裕二の地獄の底から聞こえてくるような、低く迫力ある声に寿美子は、身体を硬直させながらも、丁寧に肉棒を咥えていった・・・・