−４−

　夜の侵入者も判明し美人姉妹とも特別な関係になり、弘志の寄宿生活は当初の不安を克服しバラ色の様相を魅せている。
　そのうえ侵入者の残した跡は、弘志の欲望を掻き立てずにはおかない淫なもの。
　何もかもが弘志の周りをピンクに染めている。
　静かな洋館に帰宅した弘志は、今日も自室にこもり机に向かっている。
　コンコン
「はい」
「わたしよ」
　弘志も毎日のこととなると、美人相手の勉強にも臆することなく対応し慣れてくる。
「今日は、だめなの」
　主語もなく思わせぶりな静香。
「なにが？」
　半ば察しはついているが気づかぬそぶり。
「あ・か・は・た」
　はにかんだ口ぶりの静香は、仲のいい夫婦ような睦まじさを感じさせている。
「降参の白旗じゃなくて…」
　弘志も身内としての自然な会話になっている。
「もういいわ、そんなこと…さぁ、勉強よ」
　弘志を問題集に向かわせる静香。

　姉妹の間で打ち合わせされているのか昼の先生は、夜の部も相手をして鉢合わせになることはない。
　夕食を済ませた弘志は、さっそく机に向かっていたが、そこに現れたのは玲子。
「今日はあたし」
　玲子が現れたことに戸惑いをみせる弘志。
「どうして」
「あらっ、聞かなかったの…お姉さん、だめだって」
「聞いたけど」
「いやぁねぇ〜、お姉さんが良かったの？」
「そうじゃなくて…」
「勉強教わるだけでよかったとか」
「う、うん」
「まぁ、いい子ぶってるわ」
　玲子は、先生役もそこそこに弘志を誘う。
「ひさしぶりに、あの部屋へいく？」
「いいよそれは」
「そ〜ぉっ。今日…お客さん来てるのよ」
　玲子の思わせぶりな言葉に弘志は触発される。
「へー、寝室に呼び込むような人が…」
「そうよ。おかあさんも、まだまだ女だもの」
「……行くか？」
「やっぱりっ…もう、いやらしい」
　足を忍ばせて廊下を移動した二人、額を外すとそこにはメロドラマのようなシーン。
　ワイングラスを前にした男女が、動き始めたところのようだ。
「音入れる？」
「いやっ、まだ」
「そう」
「もっと、差し迫ってから…」
　弘志は玲子の服を剥ぎ取っていく。

　薫夫人に迫る男、とくに抗う様子もなく迫られるままにベットへと寄っていく。
　押し倒された薫の胸に手を当てたまま、唇を寄せていく男。
　裸になった弘志は玲子に纏わりついて体温を感じている。
　夫人の身体じゅうを這い回る男の手。

「入れたい」
「まだだめ…舐めて」
　弘志の要求に秘部をおおきくさらすように、股を開いた玲子。
　柔肉を舐めあげては目線を上げる弘志。
「あっ」
　腰を振付ける玲子、薫夫人はうつ伏せで尻を高く掲げさせられて弘志の目にさらされた秘部は濡れて蠢めいている。
「すごっ」
「なに」
「あそこが、パクパクしてる」
　玲子の秘肉に硬くなったものを埋めこんだ弘志。

　男は後ろから繋がろうと筒先を上下に揺すっては迫っていく。
　ゴネゴネとやっと捕らえた秘口に埋没する肉棒を、夫人は身体をビクッと反応させて反りあがる。

「あぁ、いいから突いて」
　玲子の声に、見とれていた弘志は意識をもどして腰を振る。

　腰の動きのあまい男の手は、後ろの蕾に集中している。
　繋がったまま不自由に体をひねって何やら手にすると、菊の蕾にごつい中指を押し込んでいる。
　グリグリと回転される指、極端に背中を反らせると菊の蕾を真上に向けてつらそうな表情で顔を向けた薫夫人。

「音…」
　弘志の声に身体を起こした玲子がボードのスイッチをひねる。
「まあ」
　菊壷を嬲られる夫人の姿に、さすがに玲子も驚いたようすで動きを止める。

「あっ、あぁ〜」
　夫人の身悶えは、間違いなく指に反応しているようだ。
「もういいだろう」
　男はいきり立った肉棒を秘肉から引き抜く。
　テラテラと蜜液で光輝く剛直は、半ば強引に菊壷を埋めていく。
「うっ、いたぃ…」
　呻きを上げる夫人は、先を知っているのか抗う様子もなく受け入れている。

　弘志は玲子を押し沈めると抽送を開始する。
　男の抽送に合わせて収縮を繰返す秘肉の動きに、弘志は目を奪われる。

「あっ、あっ、あぁ〜」
　激しい反応を魅せている夫人の様子は、前の秘肉に埋め込まれたときよりも大きな快感を生んでいるようだ。
　開ききった花びら、蠢く秘口からは乳飲み子のようにダラダラと嫌らしい蜜の雫を滴らせている。

「うぅっ」
　弘志は玲子の様子にかまわず噴射した。
「なに、もうイっちゃったの？」
　怒り顔の玲子。
「まだ、だいじようぶさ」
　抜くこともなく再び抽送する弘志。

　反り返って開いた花びらは、腫れあがった赤い秘肉を覗かせ蠢いて、収縮のたびに全身を痙攣させては喘いでいる。
「すごく感じてるな」
「うん」
　つぶやく弘志、玲子は自分のことだとばかりに返事する。
「…」
「お尻、おんなに良いのか…女は」
「えっ」
（あたしじゃないの……ばか）
「もう、…こっち向きなさいよ」
「どうした…」
「だれとやってるのよ」
　玲子のしらけムード、気にすることもなく抽送をつづけている。

　男が尻の穴に放出し、崩れた薫はまだ閉じきらぬ菊壷から白い粘液を滴らせると、弘志は感極まって玲子の中に２度目の爆発を注入した。
　猫のようにジャレついていく薫、男が満足してもまだ足りない様子。
「前の方はこいつで、やってやる」
　濡れ光る蜜壷に、やけに長い張形をズボッと難なく埋めこむ。
「あぁっ」
　仰向けの夫人は、尻を浮かせたブリッジの姿勢で身悶える。
　弘志には、尻の蕾がギュッと窄まるようすまで見えている。
「あぁ、いぃ…」
　張形の抽送に応えて高い位置で上下する尻は、絶頂のたびにドスンと落とされる。
　何度、掲げた尻は落ちたのか。弘志がそろそろ終わりかと思ったころ、夫人は男の怒張を小さな口で頬張るように咥え込んでいた。
　次の交合は、ノーマルな形で結合され汗だくに乱れて意識をとばした夫人。
「だめぇ〜〜」
　夫人の雄叫びとともに男が腹の上に放出して、やっと終わったようだ。

「すげぇ〜、ああゆうのやってみたいなぁ」
　しみじみいう弘志は、たいした抽送もせず合わせて爆発させている。
「なによ、いつもかってにイっちゃうくせに…無理よ」
　不満足な玲子。
「早漏かなぁ」
「若いからでしょ…そんなもんよ」
　薫はガウンをはおるとシャワーでもするのだろう急ぎ足で部屋をでていった、残った男は満足な疲れの表情で寝そべったままタバコを吹かしている。
　玲子はサービス精神旺盛に弘志の股間に顔をうずめていた。

つづく