進が律子のバックを持ち、2人が部屋案内を示す写真の前に立っている。 全ての部屋に在室を示すライトが点いていたが、1部屋だけ、reservedの札が掛かっている部屋があった。 電話を取り、受付を呼ぶ。 「予約してあった、今川だが。」 電話口から中年の女の声が返ってきた。 「今川様、お待ち申し上げておりました。ゆっくりとお寛ぎください。そのまま、お部屋にお上がりくださいます様に。」 そして、一方的に電話が切れた。 310号室が律子を「完全な奴隷」にする部屋である。 部屋の前で、進は律子にキスをする。 「律子、もう引き返せないよ。」 「あぁ、ご主人様。律子はご主人様の奴隷になるために生まれてきたのです。」 律子の微笑みが天使を想わせる。 当然、2日間の主人のため、部屋の鍵は遠隔操作で開いていた。 2人が部屋の中へ入る。 進は結構、本格的なSMルームである事に感心した。 女（いや、男の場合もあるだろうが）を吊るための滑車が4つ程見えロープが天井から垂れている。 白い十字架型の拘束具、大きな檻、中が外から透けて見えるトイレとバス、小物を置く場所には、様々な形状と種類の鞭、バイブレータ。（何故か、これは2種類のみ、衛生上の問題だろうか。） そして、何種類もの太さと色のロープ、ガラス製の浣腸器とイチジク浣腸が1ダース分、首輪にリード、数え上げれば限が無い。 その時、エアーパイプをとおして、請求書が来た。 （12万8770円、まぁ、安いと言えば、言えなくもないな。） しかし、どこをどう押せば、この半端な金額になるのか。 財布から１3万を取り出し、例のプラスチックケースに放り込み、エアーパイプに戻す。 驚愕の表情でこの部屋の佇まいを見ていた律子が聞いた。 「ご主人様。そんなにお高いのですか？」 10数枚の１万円札を送ったのも、目に入れたのだろう。 「そうだな。東京などよりは安いかな。なんせ、2日ぶっ通しなんだから。」 その答えに、律子が暗い表情になった。 「あの・・、ご主人様には、東京にも奴隷がいらっしゃるのですか。」 「今は居ないよ。律子だけだ。たぶんこれからも。」 律子がまた感極まって、目に涙を溜めている。 「律子は、ご主人様に命ぜられた事はどんな事でも致します。律子の体は、ご主人様の玩具で掃除道具です。律子の口はご主人様の便器です。あぁ、何でもお言いつけください。」 「そうさ、律子は私の奴隷でそれ以外のなんでもないことを、この2日間に心と体に刻み込むんだ。」 そして、2日間の監禁調教が始まった。 「奴隷が服を着ているのは、どういうことだ。」 「ご主人様。失礼致しました。すぐに脱ぎます。」 ベッドに横になり、タバコの煙をもてあそびながら自分の手で裸になる奴隷を見ている。 このシチュエーションは、進が好むものだ。 青いワンピースが膝から下に落ちる。 （律子には、青い首輪が似合うな。） ブラジャーは既に外され、後ろ向きでパンティーを下ろしている真白い背中を見ながら、そんなことを進はぼんやりと考えていた。 律子が全裸となり、脱いだものをボストンの後ろに隠し、ベッドの方に近づく。 そして、正座となり三つ指を付き、主人への挨拶を始めた。 「ご主人様。不束者ですが、この2日間、ご主人様の相応しい奴隷となるため、どうぞ律子をお導きください。」 それを聞き、進は命じる。 「律子、昨日とは逆の向きで服従のポーズだ。」 すぐに、律子はベッドの上で仰向きとなり、右手で右足、左手で左足を自分で抱える、女の一番大切な場所、全て曝け出す姿勢を取った。 しかし、今日は進のすぐ目の下に律子のヴァギナ、アナルがある。 進は左手で頭を支えた姿勢で寝転んだまま、右手を伸ばしヴァギナを人差し指と親指で思いっきり開いた。 「ヒィー。」 既に、少し潤んでいるのが見て取れる。 「律子、ここはなんだ。」 「ご主人様のお○んこでございます。」 「どういう使い方をするのかな。」 「ご主人様の手の指、足の指、また、大事なおペニスを入れて頂いて、ご主人様に楽しんで頂きます。それに、ご主人様のお身体をお洗いする時のタオルにもなります。」 また、潤み方が少し増した。 進は不意に人差し指と中指をヴァギナに挿入した。 「アァ、イタイ。」 それには構わず、指の抽挿を始める。 「アァ、イタイ、ン〜アン､アア〜、アン､アン。」 序所に快楽を叫ぶ声に変わってくる。 始めはゆっくりと出し入れしていたが、少しづつ、そのスピードを上げて行く。 「ご主人様。ア〜、気持ちいいです。ア〜、ン〜。」 律子がいきそうになる前に指を抜く。 （ハ〜ン。） 腰がまだリズミカルに動き、指を探すが、もうその指はない。 律子は切なそうな顔で、進にもっと、体を弄って欲しいとばかりに自ら腰を上下させる。 足の支えがないため、その動きは「普通」より淫らなものに見えた。 進はアナルに律子の愛液で濡れそぼった人差し指を約１cm程入れる。 律子は唇を噛んで、その感触に耐えている。 もう１cmほど奥に指が差し込まれた。 「ン〜、ご主人様、キツイ。それ以上は無理です。」 約2ｃｍ間で指をアナル内で出し入れさせる。 「ウンン、アア〜、ご主人様、ウンコが出てしまいそうです。」 「ここで出したら、君の口で掃除させるよ。そんな事より、気持ちいいのか。」 律子の顔は、明らかに快感を示しているようだが・・・。 「ご主人様。変な気持ちです。ンン〜ン、何か、虫が体中這っているように、ゾクゾクします。」 律子のヴァギナの蜜が肛門にまで零れて来ていた。 （よし、アナルもOKだな。律子の穴という穴は、全て私に快楽を与える道具になる。） 指を抜き、進が見ると、愛液の他に黄色い律子の便が付いていた。 ベッドの脇に座った進が命じる。 「下に正座になりなさい。」 反応が早い律子は、すぐにベッドから降り、進の下で正座となった。 「この指についたものは何かな。今まで、律子のヴァギナとアナルに入っていたのだが。」 律子は進の指を見る。同時に口に含み、舐め始める。 「律子のお○んこの汁と、ウンコでございます。ご主人様の指を汚して申し訳ございません。」 進の指を舐め、その汚れを舌で擦り取り、元あった律子の体に戻した。 「ご主人様。汚れは全て取れました。」 「そのようだな。」 指を見ながら、進はボソッと言った。 「律子。私の服を脱がせ汗を拭いてくれ。それと小便だ。そうだなぁ、後、バスにお湯を入れてもらおうか。」 「わかりました。ご主人様。」 律子は豊かな胸の上下させ、プリ､プリ、と尻を振り、バスルームに消える。 と言っても、その動きは全て外から見えるのだが。 湯加減を確かめ、満水で自動停止する装置の確認をしている。 戻って来た律子は1度、ベッドの下に正座し、お湯が入っていることを伝えた。 「ご主人様のお召し物をお脱がせ致します。」 「ご主人様。上のものから失礼します。」 進は夏でも長袖のシャツを着ていることが多い。 そして、ブルーのジーンズに靴下。 これが定番だ。別にファッションにはさほどの興味がないが、半袖の服には何故か馴染めない。 理由はあるのだが、今、説明する必要もない。 律子の手がシャツの上のボタンから外していく。 全てを外し、後ろからシャツの片方の袖を持ち、それぞれの腕から脱がす。 夏の真っ最中、当然、進はその下には何も着ていない。 「ご主人様。おズボンを失礼致します。」 ベルトに手を掛け、留め金を外した後、ジーンズの上のボタンを外し、チャックを下ろす。 この時、進は仰向けの姿勢になっていた。 すばやく、ジーンズを足から抜き取る。 「先にトランクスを脱がしてくれ。」 「畏まりました。ご主人様。」 トランクスがゆっくりと下に降ろされた。 「ご主人様。お小水は先になさいますか。」 律子が、半立ちのペニスにキスをしながら、上目遣いで聞く。 「いや、後でいい。」 進がそう言ったとき、ちょうど、バスに注ぎ込むお湯の音が消えた。 アラームが鳴る。 「ご主人様。お湯の具合を見てまいります。よろしいでしょうか。」 「あぁ、でも、あの装置は大丈夫だ。行く必要はない。」 仕事柄、その電気回路さえ知っている進は律子を止めた。 その言葉で律子は最後に残った靴下を脱がせ始めた。 右を脱がし、左に移ろうとすると、進が付け加える。 「律子、靴下を脱がした後は、主人への挨拶をしなければいけない。」 「申し訳ございません。ご主人様、以後は申される前にそう致します。」 律子は詫びた後、右足の親指を口に含み、汗と汚れを舐め取る作業を始めた。 足の指と指の間に、進の汗の味が濃い。 その部分を特に念入りに舌を這わせる。 小指まで舐め終わり、律子が足の裏に舌を這わせ始めた。 「それは後でいい。左足を脱がせなさい。」 「わかりました。ご主人様。」 左足の靴下を脱がし、再び、親指から汚れを舐め取り始めた。 （ペロ、ペロ、チュル、チュル。） まったく、律子の口は進の体の汚れを全て取る最高級の掃除用具になった。 しかし、この後には身体全体の掃除が待っている。 全ての足の指を舐めきった律子が言った。 「ご主人様。身に付けていらっしゃったものを片付けて参ります。」 進は、頷き了解する。 こういう点で、この娘は躾ができていて好ましい。 律子のご両親に感謝したい。進は少し場違いな事を考えた。 律子の脱いだもののある場所に行き、律子の服も手にすると、部屋のクローゼットにキチンと掛け始める。 進はベッドの前部にある照明装置を操作し、部屋全体の光線が若干ピンク色を持たせるように操作した。 「律子、水を一杯、グラスで持ってきなさい。」 「ご主人様。お飲みになるのですか。」 違う目的で言ったため、律子の言葉で喉の渇きに気付いた。 鮨屋でワインを飲んだきりである。 「ミネラルウォーターと、グラスは2つだ。」 冷蔵庫からミネラルウォーターを取り出し、グラスとともにお盆にのせ、律子がベッドの物置の部分に置く。 ピンク色に浮かんだ律子の乳房が目の前にあり、乳首を口に含んだ。 「アァー、ご主人様。」 ちょうど、進の顔の上に律子の整った乳房が2つ並び、手で揉みしだきながら、ピンク色の乳首を交互に吸う。 「ハア〜、アァ〜。」 律子の喘ぎ声が大きくなっていく。 （この乳首には、やっぱり銀のピアスがお似合いだな。） 進は、今朝11時に繁華街のジュエリーショップで銀のピアスを購入し、その付け方を店員から教わっていた。 耳にするには、少しばかり大きい直径２cm程のピアス。 その金属部は大きくないが、ちょうど、律子にその上品さが相応しいだろう。 それは、いつも持ち歩く、男物の小物を入れるバックに入れてある。 そして、薬局で買った、もう一つの品物も。 喉が渇いて、乳首を口にしても、進は唾が出ない。 律子の体を自分の左にそっと寝かせて、ミネラルウォーターをグラスに入れ、一気に飲んだ。 「律子、喉は渇いているか。」 「はい、ご主人様。」 これから、口での全身奉仕を始めさせるのだから、小便を飲ませるわけにはいかない。 グラスに水を注ぎ、律子の前に出した。 「ご主人様。ありがとうございます。」 律子もグラスを受け取り、一気に飲んだ。 そして、そのグラスを律子の手から受け取ると、残りの水をグラスに注ぎ、ベッドの盆に戻す。 律子の方に顔を向け、進が命じた。 「さあ、身体を掃除してくれ。全部、律子の口でな。その石鹸は律子の唾液だ。でも、丸きり、唾液が出なくなったら、ベッドの上の水を口に含んで続けなさい。上から順番にだ。」 「畏まりました。ご主人様。ご主人様の掃除道具である律子の口でお身体をきれいに致します。」 律子は髪を束ねると左手に持ち、髪が邪魔をしないようにし、進の右隣に正座の姿勢で座った。 最初、顔に舌を這わせ始める。 額、頬、唇、唇の際、進が舌を出してやると、律子は嬉しそうに、舌を吸い、フェラチオをするかのように、ペロ､ペロと舌を舐める。 そして、全部を口に含み、上下に顔を動かした。 まるで、舌の掃除をするように。 （実際に掃除をさせているのだが。） 顔の中の最後に耳の部分になると、長い舌を耳の穴に入れ、汚れをかきとる。 耳のディテェールな作りに合せて、舌を巧妙に這わせた。 仕上げに耳全体を口に含み、舌全体で舐めまくる。 両方の耳が終わると、首筋に舌を移動させた。 その時、進は髪を持つ律子の左手も体重をかけられるよう、その手を自由にさせた。 女の髪が素肌の上を走るのは心地良いし、律子の顔を見たければ、自分の手で、髪をアップさせれば良い。 首筋をキスしながら、舌を伸ばし、進の汗を舐め取る。 次は右手を手に取り、指を一本ずつ、足の指に行なう要領で、口に含み舌をはしらせる。 指と指の付け根の部分は、「チュウ、チュウ。」と音を立て吸う。 律子の口が次第、手の肘から脇の部分に移っていく。 脇の毛も口に含み、その汗を吸い取るように、「ジュウ、ジュウ。」と音を立てた。 長い髪の毛が、進の乳首辺りを刺激し、脇の「掃除」と合わせ、進のペニスに血液が集中し始める。 左手は指の掃除をやらせる時、進の顔を跨がせる格好にさせた。 律子のヴァギナは、異常に濡れている。 右手を伸ばして、クリトリスを刺激してやると、口に中指を含みながら、足をガクガクと震わせる。 指を口から離し、喘ぎ声で告げる。 「ご主人様、そんなにされると、お掃除が出来ません。ンアア〜。」 「だめだ。私の玩具で遊んでいるだけだ。続けなさい。」 結局、その格好で掃除を続けさせられ律子は左手の肘を舐めている最中、（アァ〜）と今までに無い大きい声を上げ、軽くいってしまった。 左の脇の毛を吸う律子は、その行為が終わると、すぐ、身体を進の上に預け、倒れ込んでしまった。 しばらく、髪を撫でてやる。 「さあ、まだ4分の1と言ったところかな。」 「はい、ご主人様、お掃除を続けます。お水を頂いてよろしいでしょうか。」 水を含んで、口が潤った律子は再び、進の右側に移動し、乳首を舐め始めた。 「ペロ、ペロ、チュウ〜。」 口の先端で乳首を吸って、絶対に出ない汗（母乳）を吸い取ろうとする。 次々に掃除を終え、臍（へそ）では、柔らかくも、硬くもなる、後者側の特徴を使ったったドリルのようになった舌で掻き回す。 その後、柔らかい舌でねっとりと舐めまわした。 たぶん、汚れなど、虫眼鏡レベルでは発見できないだろう。 ペニスに律子の口が近づく。 既に柔らかい髪の毛、もっと柔らかい乳房の感触、律子の「掃除の技」で、進のペニスは最高潮と言って良いぐらい反り返っている。 「ああ、ご主人様。」 律子は口にすると、滑らかな肌を持った両手で捧げ持ち、ペニスの先端の割れ目に、舌をそよがせた。 そして、一度、大きく口に咥えると、口内で舌を動かし、唾液塗しつける。 更に、エラの部分を舌で重点的に舐め上げた。 「ウッ。」 思わず、進が声を上げる。 チラと律子が進を見る。 （「ご主人様、１度、律子の口にお出しになりますか。」と言い出そうかと思った。） 進は何も命じない。 行為を止めて、進の顔色を伺っていた律子の尻に平手がとんだ。 （ピッシッ。） 「どうして、勝手に止めている。」 「申し訳ありません、ご主人様。」 初めて、進に打たれた尻がひりひりする。 だが、それは、やがて、熱い感覚と変わり体が燃えた。 （ご主人様。もっと、おしりを叩いて下さい。） トロトロと流れ落ちる律子の愛液が、尻を叩かれた後、増えたことは、律子の ヴァギナが進の目の前にある以上、当然、進に気付かれているだろう。 （恥ずかしい。） 舌を大きくペニスの上下に往復させながら思った。 （後で、お尻を叩いて下さるだろうか。） 律子は新しい自分の性癖を発見した。 その事が、一層、進に忠誠を尽くす気持ちにさせる。 やがて、ペニスの掃除が終わり、睾丸に移ろうとした。 陰毛を舐めている間に、すっかり唾液が無くなった律子が願った。 「ご主人様、お水をお与え下さい。」 「よし、後は肛門と、足の裏だけでいい。律子、小便。」 「はい、ご主人様、律子の口を便器にお使いください、」 ふと、気が付けば、進のペニスはしぼんで半立ち状態になっていた。 律子はペニスを口に咥え、小便が注がれるのを待っている。 進は何か考えていたが、不意にペニスを律子の口から抜き取り言った。 「律子、あそこのビニールマットの上に行くんだ。あ、ちょっと待て。」 モーテルの備品を置いてある棚の方に歩いて行き、首輪を手に取り、選び始める。 最初、黒の首輪を見ていたが、やがて、2cmほどの幅のある赤い首輪と鎖のリードを手にし、ベッドに戻って来た。 「律子、ベッドの下に正座だ。」 「はい、ご主人様」 赤い首輪が律子の首に巻かれ、固定される。 まるで、律子のために置かれていたかの様に、ちょうどの寸法だった。 上を向いて、進の目を見ている律子はこの上なく可愛い牝犬になり、進は美しい牝犬に化けた律子に満足だった。 |
| 2011.6.5掲載 |
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