26日の夜、律子と携帯で連絡を取り合い、二人は街のメインストリートにある喫茶店で午後6時に会った。 進が5,6分、遅れてそこに着き、律子の前に座る。 律子はいつもに増して微笑み、顔を進に近づけ挨拶をした。 「ご主人様、こんばんは。」 うん、進の返事を聞き、ハンカチを自分で落とし跪き、右の靴に5秒ほどのキスをする。 周りには、年末の大勢の客がいる。 体を椅子に戻し、いきなり話を切出す。 「あ〜の〜、私の家に来られる日ですが、27日、つまり明日です。または、年が明けた、４日では如何でしょうか。」 周りの人間が「ご主人様」を省略させた。 「明日、伺おう。」 「はい、わかりました。それでは、明日、どこでも7時に律子がお迎えに上がります。」 律子はうれしそうに笑った。 その明るい笑顔に久美の笑わない顔が重なる。 そうそうに話を切り上げ、牡蠣のあるフランス料理店に行き、夕食を取った。 牡蠣は進の大好物だ。 コース料理を2つと牡蠣を1ダース頼む。 デカンタから、律子が3杯、進のグラスに注ぎいれる間、先に届いた牡蠣を進はライムを搾ってペロリと10個程、食べてしまっていた。 律子は楽しそうに進の豪快な食べ方を見ている。 食べるのに夢中で律子に目を向けていなかった進は思い出したかのように言った。 「悪い悪い。でも、おいしいぞ。律子もどうぞ。」 律子は１つ手に取り、口にする。 海のミルクはそれ自体がほんのりとした塩加減を持ち、口に溶けた。 「おいしいわ。」 「そうだろ、コースは余計だったな。」 正式なフランス料理店ではなく、次々と並べられる料理を見ながら、進が言った。 「私は、牡蠣をもう1ダースもらおうかな。後はサラダ、このステーキで十分だ。」 「この店のガーリック・トーストは、友達の中でも人気です。」 コース自体は大した金額ではないのだが、量はボリュームがある。 これは若い女性には人気がでるだろう。 ガーリック・トーストを口にし、店独特の風味を味わいながら、進が論評する。 「うん、おいしいね。これと牡蠣があればいくらでも、酒が飲めるな。」 結局、進は2本のワイン、2ダースの牡蠣とガーリック・トーストだけで、夕食を締め括った。 運転で酒の飲めない律子は自分の食事より、進のグラスにデカンタから、ワインを注ぐ時間のほうが多かったくらいだ。 もっとも最後の方は、進も「律子、しっかり食べなさい。」と勝手なことを言い、自分でワインを注ぎ足してはいたが。 地下駐車場まで、2人が歩く間に、「あ〜、うまかった。」進が2度ほど言った。 少し、酔ってしまったらしい。 2人が車に乗り込むと、律子が進に言う。 「ご主人様、お小水をどうぞ。」 いつも、この駐車場を出るときは、必ず命じられるので、律子は先に進のスラックスからペニスを取り出し口に含む。 進はペニスが口に含まれるのと同時に、大量の小便を律子の口に出す。 しかし、律子は雑作もなく、それを全て飲み干し、ペニスを舌で綺麗に掃除する。 しばらく、律子は黙っていたが、目的のモーテルの近くまで車が来た時、ふと口にした。 「ご主人様、違う方の味がしました。」 それには、進は答えない。 モーテルに入り、ベッドに仰向けに寝転んで、裸に青い首輪のみの律子に進は服を任せた。 靴下も脱がせ、進の足の指に舌を這わせ奴隷の務めを律子がしている最中、進がぽつんと言う。 「昨日、牝奴隷、いや、家畜だな。それを抱いた。」 律子はその事自体は、既に自分の口で確かめている事なので、もう一方の靴下を脱がし親指を口に含んだ。 「可哀相な女だな。」 進はまた、小さく言った。 律子が足の掃除を終え、進の右に正座をし、その顔を覗き込み驚いた。 進が涙を流している。 アルコールが涙腺をゆるませたのだろう。 次々に涙が零れる。 律子は黙って、顔に舌をやり、涙を舐め取る。 （何が、如何して、久美が可哀相なのか。） 同じことを目の前の女にしている。 進は自分をエゴイストでナリシストだと思う。 「律子、ペニスをもう一度、全て舐めるんだ。主人のために死んでいく律子と同じ奴隷の味を覚えておけ。」 律子は微笑んで頷く。 進のペニスに唾液を塗し、ベロベロと大きな音と共に舐め、その唾液をジュルジュルと飲み込んだ。 睾丸にも、肛門にも、30分以上かけて同じ事を行なう。 それが終わると進は命じた。 「お○んこを使って、自分でまた汚せ。」 律子は、「ご主人様、お情けを頂きます。」と言い、自分から、進にまたがり、腰を上下に動かし始めた。 「ン〜、ア〜。」 最初は声を噛み殺すように喘ぎ声を上げていたが、1度、進が律子の動きに合わせ、腰を突き上げると、歯止めが効かなくなり、大きく腰をグラインドさせる。 そして、腰の動きと共に喘いだ。 「ア〜ン、アン、ゴヒュインアマ、キモチイイ〜イ。」 もう一度、進が腰を突き上げると、１度目の頂点に達する。 「ヒック〜〜。」 しばらく、そのまま動かなくなった律子は再び腰を動かし始める。 3度達した時、ほぼ失神した状態になった。 進は律子を胸の上に抱いて、軟らかい髪をなでってやる。 律子と久美の基本的な違いを考えてはみたが、明確な答えはでない。 時計が9時を回り、律子は心地良さの中で、まだ眠っている。 律子の体をベッドに降ろし、ピンクの乳首についているピアスを口で引っ張った。 ウ〜ン、律子が目を開けた。 「ご主人様、申し訳ありません。」 すぐ正座で、頭をベッドにつけ、律子が言った。 律子の髪が進の胸をサァーと流れる。 「律子、掃除をしなさい。」 「はい、ご主人様、すぐ致します。」 あらゆる場所に付いた律子自身の淫液は瞬く間に進の掃除道具が片付けた。 律子は、まだ、残ってないかと確かめている。 進の目が律子と合った。 律子は了解して、口にペニスを含み、進の今日2度目の小便の処理をする。 （たぶん、答えはこの辺だな。） ふっと、昨日から自分に与えている宿題について、進は少しの回答を得た気がした。 |
| 2011.8.3掲載 |
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